EH500とは、日本貨物鉄道(JR貨物)が保有する交直流電気機関車。
2車体H型というスタイルは旧国鉄のEH10以来で、東北本線と青函トンネルの急勾配や連続勾配を容易に通過することと、JR貨物は旅客会社の線路を借りて列車を走らせているので、その旅客会社に対して払う線路使用料を1両分で済ますことが目的である。
1997年に試作機である901号機が東芝府中工場で落成、カラーリングは赤を基調とした。その後2000年に量産先行型である1次車が登場し、近鉄マルーンにカラーリングが近くなっている。同年に登場した、前照灯の位置を変えた2次車では、フロント造形は上部の前照灯の有無以外はほぼEF210と瓜二つである。2001年からは3次車が登場し、塗装は赤基調にもどっている。
2010年度は、72号機までが製造される予定。
公式愛称は桃太郎と対照を成す形で「金太郎」となり、また、EH10がマンモスと呼ばれたこともあり、「平成のマンモス」とも呼ばれている。