「で、なんだこの『けいおん!』みたいな題名は・・・気に入らん・・・」
「そんなことより、反戦主義者が
第八回WBRに出たことが気に入らん・・・」
黒い仮面ライダーとそれより一回り大きいゴリラがぶつぶつと呟いてる。
そう、彼らは誰得組織であろうダンキー・ホークスのリュウガと桜木ドンキーである。
「
ひらお軍は辞退予定だったんだ。僕らの軍から出れただけ良いじゃないか?」
そこにおいしいところを取ろうと割り込んだのは、空気新幹線こと、300系こだまだ。
リュウガは彼が嫌いだ。その、反戦主義者とやらの次に嫌いだ。
「貴様・・・ 空気すぎて、ダーレートークゥー。」
「あら、相変わらず『貴様』を使うのがお得意なようで。」
「貴様あぁぁぁぁあ!!!」
内心バカ笑いしてるこだま。リュウガの反応が期待通りだったからだ。
それは誰だって、思い通りに進むほど可笑しいことはないだろう。
「っしゃ!こんな戦い、絶対止めてやる!」
独特の声で気合を入れてる赤いヤツ。彼こそが反戦主義者とやらである。
そして彼こそが第八回WBRに出場する、仮面ライダー龍騎である。
彼は何か勘違いをしている。好戦的なヤツらには迷惑な存在なのだ。
・・・・・・まぁ、負け前提で採用されたのだが。
「チッ・・・反戦主義者ごときに出場枠取られるとかよ・・・」
「クソッ・・・
平沢唯とか出たら潰したのによ・・・・」
「だから鬼神軍からは1号さんと
エイトさんだから。」
平沢唯。別の軍だが、一応紹介しておこう。
あの有名な『放課後ティータイム』のリードギターである。
一人での演奏を好む桜木にとっては彼女らは馴れ合い厨、つまり敵である。
彼女もWBRに出場予定だったが、不安定のことで不採用だった。
折角の宿敵を潰すチャンスを失った桜木にとってはメシマズである。
「あんなガッカリバンドがなんで人気あるんだよ・・・・」
「ググレカス。」
「んだと!?この誰得リュウガがぁ!」
彼らは同じ組織でありながら、仲間割れは日常茶飯事。
ダンキー・ホークスは仲間ではなく、戦友で作り上げた組織だと桜木が語る。
「やはり、無所属って楽だね。組織が原因で相棒とのいざこざも出来ないし。」
こだまは無所属である。このバトロイには様々な組織がある。
が、彼は相棒とやらとのいざこざを避ける為に、無所属である。
ちなみに、彼の相棒とは、読者はすでにご存知だろう。
「ハァ?相棒だァ?貴様は空気らしく引っ込んで、俺のビートで死んでな。」
「そうだ、僕らはWBRの予想しに来たんだっけ。」
容赦なく話を切る。空気新幹線なのに、空気が読めない。
どこぞの空気を読む程度の能力とは大違いだ。
「そんなダーレートクゥーなことしてどうすんだよ。」
「そうだ、しかも予選の時点で予想が相当だるいぞ。」
流された。空気へと逆戻りだ。
「まっ、君達の組織からは誰も出場してないもんねぇ~」
一応、恥ずかしくないフリ。でもバレバレである。
「まっ、油を売りに来たなら、少しは付き合ってやる。」
「・・・・ダーレートークゥーな話題にならない程度にな。」
こだま、ほっと一息。ダンキー・ホークスを舐めた末路である。
そして彼はすぐさま話し出す。
「さて、WBR出場選手について語ろうじゃないの。」
「・・・・フン。」
困ったときのフン。流石は誰得リュウガである。
「えぇっと・・・まずは・・・かみさまで。」
「却下。下位心厨について語ってどうするんだよ。」
「ダーレートークゥー。」
こだま、早速流される。
「じゃあ・・・愁随。」
「皆勤賞のヤツのこと話しても、同じ内容になるだろ。却下。」
「えぇっ・・・
朧月夜。」
「そいつも皆勤賞wダーレートークゥー。」
「それなら、KOBこと
シェゾで。」
「
スピード狂の皆勤とか話しても意味ねぇよ小僧www」
「・・・・日吉 登美恵。」
「ダレトク下位心厨だろバーローwww」
空気新幹線でも、空気は読めなかった。
さて、次は別の方々に語ってもらおうか。
最終更新:2010年10月10日 11:04