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思春期の女の子に起こる甲状腺腫の半数に橋本病が隠れている

中学、高校くらいの女の子を調べると、かなり多くの人に首のはれ(思春期性甲状腺腫)が見られます。
外から見ると、首の甲状腺の部分が全体的に「びまん性」にはれています。
甲状腺のホルモン機能は正常な場合が多く、特に治療は必要ありません。

甲状腺のはれの多くは一時的なもので、成長するうちに自然に消えていきます。
しかし、思春期甲状腺腫がある女の子の半数くらいに、慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いがあるものが含まれることがわかってきました。

思春期性甲状腺腫の人を長期観観察すると、途中で突然、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値が高くなり、甲状腺がかたく大きくなって、慢性甲状腺炎の症状があらわれてきます。
症状は一定の状態が長く続かず、軽い症状が現われたり消えたり、繰り返し起こることが多いようです。

あまり心配する必要はありませんが、家族が注意して、経過を見守ってあげることは大切です。

異常の原因がはっきりしない場合は、甲状腺の専門医を受診してみましょう。
そして原因が甲状腺の病気とわかれば、あとは気長に、治療の経過を見守ることです。
 

最終更新:2012年03月24日 17:30