<Rubyのインストール>
Rubyをインストールするところからはじめましょう.
以下の流れでRubyをインストールできます.また,「
ワークショップのまとめ」
の「
新しいGMTをインストール」にもRubyをインストールする流れが載っています.
参考にしてみてください.
①
② ここにあるruby-1.8.6-p114-i386-mswin32.zipをC:ドライブに展開します。
③ ディレクトリ名(ruby-1.8.6-p114-i386-mswin32)が長いので、ディレクトリ名をRubyに変更。
(つまりC:\Ruby以下に必要なアプリケーションが格納される)
④ 環境変数の追加
コントロールパネル→システム→詳細設定→環境変数→システム環境変数の変数名Pathの変数値に
C:\Ruby\bin;
を追加。
⑤ コマンドプロンプトで ruby -v と入力して
ruby 1.8.6 (2008-03-03 patchlevel 114) [i386-mswin32]
と出力されれば、インストール成功。
津市の人口のデータを使って
前回インストールしてデスクトップに貼り付けた
EoSMai.Xlaunchのアイコンをダブルクリックします.
すると,Xmingが起動します.
以下のようにコマンドを打ってください.
- pwd 自分は今どこで作業しているのか
- mkdir Workshop 新しくディレクトリを作る
- cd Workshop ディレクトリを移動する
- mkdir Census
- cd Census
ここではGRASSで使うたくさんのコマンドについての説明などが載っています.
今後,コマンドの説明を見るのに何度か参照しますので,ブラウザのお気に入りに追加しておいてください.
Xmingに戻ってください.GRASSを立ち上げます.
GRASS6.2.1 Start upの画面が出てきます.
Project Location→Mie
Mapsets→自分の名前
でEnterしてください.
- d.mon x0 モニターを起動させます.
- g.list vect これでMapset「自分の名前」にある利用可能なベクターファイルを表示
- g.region -p 現在の解析の対象範囲の状態(範囲,解像度など)を表示
- d.vect tsu tsuをモニターに表示させる
モニターにベクターファイルtsuを表示させました.
右クリック→この作業をやめる
左クリック→左を押したまま右下方向にドラッグ(zoomする部分を四角で囲む)
真ん中→zoomしたい部分が固定されzoomされる
失敗したときはまたやり直してください.
- d.erase モニターをクリアする(初期状態に戻す)
- g.region -d 解析の対象範囲,解像度などを初期状態に戻す
- d.vect tsu
- d.where
画像のどの部分でもいいので左クリックしてみてください.
すると,クリックした部分の緯度経度がわかります.
やめるときは先程と同じように右クリックします.
- g.region n=34:49N s=34:38:30N e=136:33:45E w=136:24E
画面に変化はありません.
結果を反映させるために,今モニターに表示されている画像は消してしまってください.
(この画像を消す作業はこのあとたくさん行います)
- g.region -p
- d.vect tsu
- g.region save=Tsu50m 現在の解析範囲の状態をTsu50mという名前で保存(次回から,g.region region=tsu50mを使うことで同じ範囲が選択できる)
- g.list region Tsu50mが保存されているか確認
- g.region -d
- d.vect tsu
- g.region region=Tsu50m
上の3つのコマンドを打っても今までと変化はありません.
津市の各地区がそれぞれカラフルな色で塗りつぶされた画像が表示されます.
- d.vect tsu ty=boundary,area col=red fc=blue
すると,境界線の色が赤で,塗りつぶし色が青の画像が表れました.
各地区に×印のついたノーマルな画像が出ますよね.
- v.info tsu
- v.info tsu -c | less
すると,Xtermの画面内にINTEGERなどさまざまな情報が出てきます.
このままでスペースを押すと(END)と出てきます.
Xtermに表示された表の中でCentroid,allのcountが206になっていたらOKです.
各地区の番号が赤色で表示されました
- d.vect tsu disp=attr attr=JINKO
各地区の人口が赤色で表示されました.
- d.vect tsu disp=attr attr=JINKO lcol=green
文字が緑に変わりました.
- d.erase
- d.vect tsu disp=cat
今までの作業の中で,番号20の地区は,人口が0であることが分かりました.
人口0なのであってもなくても同じことなので(ではなくて、「海域なので」が正解)…
消してしまいましょう!!
- v.extract in=tsu out=tsu_ex list=1-19,21-206 new=-1
20以外を全部抽出して「tsu_ex」に表示されるようにします.
新しくファイルを作ったら,このコマンドでちゃんとできているか確認する習慣をつけてください.
(ラスターファイルの場合は,g.list rastで)
番号20の地区が消えていたらOKです.
- d.vect -c tsu_ex
- d.vect -c tsu_ex disp=attr attr=JINKO where="JINKO>1000"
人口が1000人より多い地区のみ,境界線なしで人口を表す数字と一緒に表示されます.
これを見るとやはり,人口の多い地区は海岸線に近いところが多く,
国道23号線などの主要道路が通っていることが分かります.
- d.vect -c tsu_ex ty=boundary
さっき無かった地区にも境界線が現れました.
- v.delaunay help v.delaunayの説明を見てみます
- v.delaunay in=tsu_ex out=tsu_delaunay
- d.erase
今度は今までとは全く違って,灰色のちょっと複雑な図形が表れました.
- d.vect tsu_ex ty=centroid icon=basic/point size=16 fc=yellow
三角形の無数の頂点に,黄色い四角の点が出てきました.
- v.voronoi help 説明をみます
- v.voronoi in=tsu_ex out=tsu_voronoi
- d.erase
ベクターファイル「tsu_voronoi」を表示させます.
- d.vect tsu_ex ty=boundary col=red
「tsu_voronoi」の上に,津と境界線が赤色の線で表示されました.
- v.extract -d in=tsu out=tsu_boundary list=1-19,21-206 new=1
この場合は上から新しく重ねたいので,消さないように注意してください.
今度は,番号20のところだけ×印がついていて,各地区の境界線はなくなっています.
- v.to.rast in=tsu_boundary out=tsu_boundary use=cat
- g.list rast ファイルがちゃんとできているか確認
- d.erase
今度は明るいピンク色で,津市全体が塗りつぶされた画像が表示されました.
- d.vect tsu_boundary ty=boundary
ピンクの画像に,黒い境界線ができました.
- g.region ns=0:0:15 ew=0:0:22.5
regionの設定をします
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (region.jpg)
これで出てきた表の中の設定が,
今まで決めてきた値と同じであれば成功です♪
ここでもう一度さっきと同じコマンドを打ちます.
すると今度は画像が粗くなっていて,なんとなく津だなぁ…という感じです.
- d.vect tsu_boundary ty=boundary
境界線だけはきれいに表示されましたね.
最後に保存しておきます.
マスクをかける
さきほどの続きから,
- g.copy rast=tsu_boundary,MASK
何も変わらないように見えますよね.
- v.to.rast in=tsu_voronoi out=tsu_pop500m use=attr col=JINKO
- d.erase
- d.rast tsu_pop500m
粗い画像ですが,いろいろな色で各地域が構成されています.
左クリックでモニター上をクリックすると,
その場所の緯度経度がXtermに表示されます.
tsu_pop500m in 自分の名前(○○)
○○はクリックした地区の人口を表しています.
例えば赤色で表された地域はこの中で最も人が多いことになります.
ピンクや紫の地区も人が多いです.
この場合でも,やめるときはモニター上で右クリックしてください.
今回はこれで終わりです.お疲れ様でした.
最終更新:2010年04月07日 13:46