未受精卵が受精せずに発生すること。哺乳動物においては正常には発生しないが、
昆虫、魚類、爬虫類の一部では正常に発生し成体になる。
単為発生を人為的に行う方法。
①受精刺激…針などで未受精卵に刺激を与える。
②エタノール処理…未受精卵を瞬時エタノールに浸し、水洗いする。
③Sr^2+処理…Sr^2+(ストロンチウムイオン)を少量与える。
④電気刺激…弱電流を数回未受精卵に通電する。
なお単為発生のとき、卵割の前には未受精卵の雌性前核(雄性前核)がDNA複製を行い、
卵内のゲノム量を2nにする段階が加えられる。
最終更新:2009年04月20日 19:02