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趣旨説明

 ブラックカーボンの生態学 -そのブラックボックスに迫る-

 

 ブラックカーボン(Black Carbon) は、有機態炭素が燃焼過程を通じて生成した黒色化合物の総称です。

ブラックカーボンは、バイオ炭、スス、エアロゾルなどと名前を変え、形を変え、土壌学、生物地球化学、森林生態学、環境衛生学など様々な分野でその機能が注目され始めている物質です。

その構造的な安定性から多様な生態系をまたいで移動し、長期間とどまりその機能を発揮します。例えば、炭素含有量が他の有機物に比べて高く土壌中に長くとどまるといった特徴は、炭素循環を考える上で重要視されています。

また、炭に代表されるような多孔質な構造や、黒色であるがゆえの機能がある。地球環境におけるBlack Carbonの重要性を理解するためには、その循環量とともに、様々にめぐる多様な生態系における機能を総合的に理解する必要があります。

 

Qどれだけのブラックカーボンが、どのような機能を果たしているのか?

 

本企画集会では、大気-陸域生態系におけるBlack Carbonの循環とその機能に注目し、近年行われている研究をReviewするとともに、最先端の研究成果について紹介します。

広くブラックカーボンという物質のおもしろさ、重要さ、そして厄介さを認識していただくとともに、普段はブラックカーボンに関わらない研究者の方々との議論を通じ、あらたな視点からの研究の可能性を探って行きたいと思っています。

 

最終更新:2009年12月06日 15:06