気が付くと、ロックマン・ロードは狭い部屋の中にいた。
部屋と言えるほどの大きさも無い。ただ天井は高く、目の前には厚そうなゲートがある。
壁も床も天井も、一面真っ白だ。
ここがどこだか、知っていた。
エデンの内部にあるエレベーターだ。
「(俺は…何故ここにいる。確か俺はヘブンにいて、今しがたタナトスを殺した所だった筈…)」
そう思いながら、自分の右目に手を当てる。
ちゃんと、生身の眼球がそこにはあった。そして、右目は見えていた。
そこまで把握した所で、目の前のゲートが開く。
「………」
エレベーター内と同じ、真っ白な廊下。それが続いた先に、やはり同じくゲートがある。
その先に何があるか、ロードは知っていた。
何も喋らず、ただ淡々と彼は歩みを進める。
その表情には、幾分かの怒りが篭っていた。
もう一つのゲートを開け、その先の光景を彼は見た。
円柱形の部屋。
部屋の壁の至る所から延びているコード。
それら無数のコードに接続されたヘルメットと、それを被った一人の、銀色の仮面を被った、純白のアーマーを纏った人物。
その者が、『ロックマン・エナミス』という名の女性である事を、ロードは知っていた。
そして、彼は怒りを込めて言った。
「どういうつもりだ、デウス・エクス・マキナ!!」
デウス・エクス・マキナ。
その存在がどういうものなのか、ロードは既にプロキオンから聞かされ、知っていた。
故に、この『夢』を見せているのがその存在だという事も即座に把握し、だからこそ怒りを露にしていた。今更、己の精神に介入されたという事が、許せなかったからだ。
そんなロードの怒りを受けても、目の前にいるロックマン・エナミスは、変わらぬ様子で言葉を響かせる。
「君がタナトスを殺すまで、干渉するつもりは無かったさ」
その声は、確かにロードの記憶の中にある、ロックマン・エナミスの声だった。
「けれど、今一度問いたくなった。君は、何をしたかったんだ?」
そう言うと、エナミスは銀色の仮面を取り、その翠色の瞳でロードを見る。ロードの記憶では、エナミスは視覚が機能していなかった筈なのに。
ロードは、今度は怒りというよりも焦燥の滲む声で答えた。
「お前の力なら、わざわざ問う必要なんて無い筈だ…!」
「それでも、君自身の口から聞きたい」
ふざけた趣向だ。そう思った。今死にかけている自分に対して、とっくに死んでしまった者が、今更意味なんて無い質問をする。
馬鹿げてる。そう言いたかったが、ロードはあえて己の本心を口にした。
「俺は…粛清官を使い潰し続けるヘブンが我慢ならなかった。だがそれ以上に、俺が何にもなれずに死ぬしかない…そんな人生を変えたかった。だから奴らに反旗を翻したんだ」
そこまで言うと、ロードは自嘲するように続きを紡ぐ。
「結局、ミラージュに殺され、俺は何にもなれなかったがな。まぁ、そこまではいいさ…結局、俺の力不足が原因だったんだから」
そこまで言うと次の瞬間、ロードは凄まじい怒りを含んだ声で、叫んだ。
「だが!!次に目覚めた時、ヘブンは滅び、それでもマザー達は生きていた。そして今度は、古き神々とかいう奴らがヘブンに成り代わろうとしている。ふざけた話だ!!」
そこまで叫ぶと一拍を置いて、尚もロードは言葉を紡ぎ続ける。
「俺はヘブンも古き神々も認めない!軽々しく俺の命を弄んだノアも同じだ!!だから…!」
そして、彼は言い切った。
「俺はヘブンのシステムを掌握し、地上からヘブンも古き神々も全て滅ぼす!!そのために、ここまで来たんだ…!!」
「それは、嘘だ」
ロードとは対照的に冷静な、そして冷徹ささえ感じさせるエナミスの声。その言葉に、ロードの表情が硬直する。
「確かに君はそれを目的に、古き神々達を出し抜いて、逸早くヘブンに辿り着こうと画策し…実際、ここまで来た」
今度はエナミスが言葉を紡ぐ番だった。
「けれど結局の所、誰が死のうと生きようと、君にとってはどうでも良かった筈だ。そしてわざわざ殺す必要の無い者を殺そうとも、君はしなかった。違うか」
「違う、俺は…!!」
「ロード、私には君が、全ての人間を滅ぼそうなどと本気で思っているとは、どうしても思えない。そんな人間なら、あの時ここで、私に協力しようとなんて思わなかった筈だ」
落ち着いた声で、諭すようにエナミスは言う。
ロードは反論したかったが、言葉が出てこなかった。
「結局の所、君は…自分が生きているという証を、この世に残したかっただけなんだ」
その言葉が、水面に落ちた水滴が波を作るように、ロードを突き動かす。
「…それでも…俺は…!!」
たとえ、その言葉が真実であったとしても。ロックマン・エナミスの顔で、声で、それを言われる事に耐えられるのは、ここまでだったのだ。
「止まれないっ!!!」
絶叫と共に、彼は鞘から剣を抜き、前方へ向けて刃を突き出した。
剣は、呆気なくエナミスの胸の中心を貫く。
目の前の光景が幻だと分かっていた筈なのに、ロードの手に、その感触が現れる。
そして胸を剣に貫かれたエナミスは、それでも一切様子を変える事無くロードを見つめ続けたまま、言葉を紡いだ。
「それも、知ってたよ。君を止められるのが一人だけだということも」
そこまで言うとエナミスは、僅かに微笑んだ。
「でも…これで君は、自分の本心が分かったろう?」
「…それが目的か…」
そう悟るロードの眼から、いつしか涙が溢れていた。
「そうさ。だから…さよなら、ロックマン・ロード」
その言葉と同時に、目の前の光景が掻き消えた。
「………」
周囲の光景は、元のヘブンの草原へと戻っていた。
酷く体がだるく、五感も辛うじて機能しているとしか言えない。視覚は当然ながら左側しか機能しておらず、その上見えはしても色が褪せているほどだ。
それでも身体は動く。これが、今の自分の身体なのだ。
一瞬後には死ぬかもしれない身体。それでも今は動かせる。その事実だけで、ロードには十分だった。
立ち上がる。平衡感覚も、幸いにも残っている。そこで初めて、彼は前方を見た。
一人の男が、立っていた。
スカーフを風になびかせ。
血に塗れても尚、揺ぎ無い決意を、その瞳に秘めて。
ロックマン・ミラージュは。
クロウ・エリュシオンは。
変わらずそこに、立っていた。
ロックマン・ロードは、その目の前の光景に、声を上げずに笑い。
そして剣を鞘から抜き、クロウへと真っ直ぐ向けた。
クロウもそれに応えるように、刀を鞘から抜き、ロードへと真っ直ぐ向ける。
互いに、考える事は一つだけ。
最早、言葉は要らぬ。
ただ全霊を尽くすのみ。
『今度は、君に問う番だ』
マスターの姿をしたデウス・エクス・マキナは、目の前に立つイデアに向けて、静かに口を開く。
『どのような大儀を以って、私を停止させる気なのかな?』
「大儀なんて無いさ」
しばらく眼を瞑ると、イデアはそう答える。
やがて眼を開いた彼の表情には、決意が浮かんでいた。
「デウス。今回の一件で、十分貴方にも理解できた筈だ。タナトスのように、三千年前の戦いを知っている誰かが、貴方の『力』を利用しようとしてもおかしくはないと」
イデアの言葉に、デウスは黙り込む。
そんなデウスに向かって、イデアは尚も言葉を紡いだ。
「人の脳内の情報を『受信』できる機能を持つ貴方になら、逆に『送信』する事だって可能な筈だ」
『その通りさ』
あっさりと、デウスは肯定した。
『今回だって何度かそれを行ったよ。例えばロックマン・ミラージュに。彼の「夢」の中に、私の分身を出現させた』
「ノアもそれを予見してた。その機能を使って、古き神々の誰かとコンタクトを取るだろうと。まさかロックマン・ミラージュが相手だったとは思わなかったけれど」
イデアの言葉に、デウスは頷く。そして彼は言葉を紡いだ。
『他にも、大聖堂を占拠していたデコイの兵士達に。ジーザスとテスタメントの戦いが終わったから、彼らの脳に大容量のデータを送り込んで負荷を起こし、一気に意識を失わせたよ』
このデウスの言葉には、イデアは絶句せざるを得なかった。
すました顔で、マスターの姿を取ったデウスは続きの言葉を紡ぐ。
『こんな使い方ができるんだ。危険だという事は、私自身が十分承知しているよ』
「…それで、他は」
『他にも何回か。けれど、戦いの勝敗に直接結びつくような事はしてないよ。ただ…関わった者達にほんの少し、必要な助力をした。それだけだ』
「…今回はそうでも、次は違うと、誰も言い切れない」
呟くように紡がれたイデアの言葉に、デウスは頷いた。
『そうだとも。だから…君がこれから私を停止させようとしている事に、私も異論は無い』
その言葉に、思わずイデアはデウスを見つめる。デウスは、ただ満足そうに頷くのみだった。
『それに…そろそろ君の身体も限界、だろ?』
デウスの、その言葉に応えるように、イデアの額から汗が滴った。
もはや、体力などとっくに尽き、生命力すらもまともに残っていない。
五感もまともに機能せず、今自分が得物を握っているかどうかすらも分からない。
それでも、ロックマン・ミラージュ――クロウ・エリュシオンは、立っていた。
そしてシリウス――ロックマン・ロードも。
交わす言葉ももう無い。
霞む視界の中、その中央に立つ相手だけに集中し、互いに構えた。
そして同時に、地面を蹴った。
両者とも、奇しくも構えは同一。鞘を捨てて、上段から剣と刀を振りかぶり。
そして、己の持てる最後の力を振り絞って、二人は刃を振り下ろした。
クロウの刀とロードの剣。その二つが、ぶつかり合い、甲高い音が木霊する。
次の瞬間、ロードの剣は砕け。
クロウの刀が、ロードの肩口から胸にかけ、斬り込まれていた。
そしてその刃が心臓に達した時。
そこで役目を終えたかのように、クロウの刀もまた、呆気なく折れたのだった。
ロックマン・ロードは放心したように、後ずさりながら刃の突き刺さった己の胸を眺め、やがてその視線をクロウへと向ける。
やがてその顔に、笑みが浮かんだ。
笑みを浮かべたロードを見て、クロウは全てを悟る。
もう、戦いは終わったのだと。
ロードがそうしようとしているのと同じく、クロウも最後に、言葉を紡ぐ事に全力を注いでいた。
「悪かったな…ここまで付き合わせて」
「いいさ。足掻きたかったのは…俺も同じだ」
そして、ロックマン・ロードはそのままガクリと仰向けに倒れ、呆気無く事切れた。
片手の甲で額の汗を拭うと、事も無げにイデアはデウスに視線を向ける。
やがて彼は、片手に持っていた十字架の形をした剣――オリジナル・シンを鞘に収めたまま前方に掲げる。
「異論は無いと言ったな。それに、僕がここに来るまでに、リーバードを停止させていた」
『ああ、そうだよ』
無表情のまま、イデアはデウスに問う。
「死ぬのが怖くは無いのか」
『データとしてそういう感情は記録に残っている。だが、私自身にそういう感情が生まれているかと問われれば、答えはノーだ』
「何故」
『それは先程言った筈だよ。デウス・エクス・マキナというシステムが存続する事自体が、今後の世界にとってみればマイナスであると』
その答えは、イデアにとっては到底納得できないものだった。
この問答がどこに行き着こうと、自分の目的は変わらない。デウス・エクス・マキナを停止させる、それ以外には無いのだ。
だがそれでも、話したいと思った。時間は限られているのに。その理由は、彼自身にも分からなかった。
「何故、この世界のあらゆる人間の感情をデータとして保持していながら、貴方自身は何の感情も表しはしないんだ」
『公平性の問題だよ。あらゆる人間の感情をデータとしてリアルタイムに取得できるからこそ、全ての人間の感情まで考慮した上で最善の結論を出すためには、その過程で感情を排さねばならない。故にデウスという意思に、感情はありはしない』
「…なら聞かせてくれ」
デウスがどのような思考過程を経て問答をしているのか。それが理解できたと同時にイデアは、ここに来るまで、そして来てからずっと大きくなっていた、最大の疑念に踏み込む決意をした。
「何故、『オリジナルの人間』の繁栄のために作られた筈の貴方が、今のデコイの世界を肯定する。あまつさえ自らの消滅まで受け入れる位に。それだけが…どうしても分からない」
意外にもデウスは、そこで僅かに沈黙し、目を瞑って額に掌を当てた。
『困ったね…本人から口止めされてたんだが』
「…何?」
仕方ない。それだけ言うと眼を開け、『マスター』の姿をしたデウス・エクス・マキナは、イデアに向き合った。
『説得されたのだよ。この三千年、ずっと辛抱強く、地上で生きる生命の尊さを。彼らが紡ぐ生の気高さを。結局その情に絆されて、私もデコイ達に、この世界を託してもいいと思ったんだ』
「それは…まさか…」
デウスは頷いた。
『この姿の、本当の持ち主だよ』
『いずれ私の存在を知る者がここにやってくるだろうと思った。利用しようとする者か、それとも破壊しようとする者が』
言いながら、デウスは頷いた。
それを見たイデアも頷くと、ゆっくりと歩を進め、マザールームの中央へと歩んでいく。
『最初はそのどちらが来ても、受け入れようと思った。最早私を説得してくれたマスターは、私を残して逝ってしまったからね。けれど…地上で戦い続ける者達を見て…彼らに賭けたいと思ったんだ』
イデアが来ると、マザールームの中央の床が変形し、鍵穴のようなモノが現れる。
そこに、鞘に収まったオリジナル・シンを、イデアは差し込んだ。十字架の十字の部分が上となるように。
『だがタナトスは違った。彼は私を利用しようとも、破壊しようともしなかった。ただ私を祭り上げようとした。それは流石に予想外だったよ。オリジナルの人間である彼の思考は取得できなかったしね』
「…あの端末…レノア・エリュシオンを作ったのは…」
『欠けたピースだよ。タナトスを葬るためには、この戦いに関わった全ての者の力が必要だった。マザー・ディエス、ノア、ロックマン・ロード、そしてロックマン・ミラージュのね』
床に差し込まれた十字架の剣が変形し、十字の中央の部分に操作盤が現れたのをイデアは見て取った。
ノアの記憶を持った彼は、この後の工程を知っていた。この操作盤で決められた手順でキーを打つ事でプログラムが動き出し、デウス・エクス・マキナというシステムが消去されるのだ。
「では…レノア・エリュシオンというピースが必要だったということか」
『そう。彼女がいなければ、ロックマン・ミラージュは嵐の夜にビルから落ちた後、自らの命を断っていた。そしてそうなれば、タナトスを打倒できる可能性は無くなる所だったんだ』
そこまで語ると、僅かに自嘲気味にデウスは付け加える。
『ただし、彼女の存在すらもタナトスは利用したがね』
「…それでも奴を、その肉体を滅するところまで追い詰める事はできたさ」
疲れたように溜め息を吐くと、イデアはそう言った。
その表情を、穏やかな顔でデウスは眺める。
『これで知りたい事は全部、知れたかい?』
「ああ。これで、心おきなく死ねる」
イデアは、最後にデウスの顔を見た。
デウスは、この部屋に入ってきた時と変わらぬ、穏やかな微笑を浮かべたまま、頷いた。
そして、イデアは最後の操作を行った。
十字架を背に、イデアはその場に座り込む。
酷く眠そうな顔で、それでも目の前に立つデウスを見上げて。
そのデウスの姿には、僅かな歪み――ノイズが走り始めていた。
「それにしても…マスター、か…やっぱり彼には、誰も敵わなかったな」
『そうだね。私もさ』
「…あぁ…ゼゼに会いたい」
『きっと会えるよ。またどこかで』
「そう…だね……」
『…おやすみ』
やがてその場には、十字架を背にした遺体だけが、ポツンと残っていた。
自然に、折れた刀を手放し、その場に両膝をつくクロウ。
全て、終わった。
だがクロウの心に浮かんだのは、達成感や幸福感とは程遠い思いで。
そんな思いを抱えたまま、彼は朦朧とする意識をやっとの事で繋ぎ止めていた。
「…アラン」
そんなクロウの視界に、レノアが現れる。
彼女はクロウの正面に腰を下ろすと、その眼を真っ直ぐに見つめた。
「ごめんね。あなたに声をかけたかったけど…一瞬でも気を取られたら、あなたが先に死ぬと、分かってたから」
「…いいんだ」
ようやくそれだけを言うと、クロウはレノアの瞳を眺め、言う。
「レノア…俺は、俺にできる限りの事を、やったつもりだったんだ」
「…うん」
クロウの言葉に、レノアは僅かに哀しそうな表情で頷いた。
「けれど…結局、救いたかった人も救えなかった…誰かを守ることも、できなかった」
きっと、こんな事を言ったって仕方の無い事だ。それはクロウ自身にも分かっていた。
けれど、レノアの瞳を前にして、本音が止められなくなっていたのだ。
「レノア…教えてくれ。俺が戦った意味は…生きた意味は、あったのかな…?」
そんなクロウの言葉を聞いているうち、次第にレノアは泣きそうな表情となっていた。それでも彼女は決意を込めた瞳でクロウを見つめ、言葉を紡ぐ。
「アラン…人一人ができる事は、そんなに多くない。あなたが精一杯頑張ったのなら…それでも救えなかった命は、仕方ない…哀しいけど、そう割り切るしかないの」
そこまで言うと、レノアはクロウの頬に手を添える。
変わらぬ表情で、彼女は言葉を続けた。
「でも…確かに命を救えなかった人はいたけど…あなたの行動で、心を救えた人は、確かにいた筈よ」
そこまで言うと、レノアはクロウを抱き締める。
「意味があったかどうか、答えを出すのはあなた自身。でも…あなたが自分にできる限りの事をやったのは、私が…憶えてるから」
彼女の言葉は、最後の方には震えが多分に混じっていた。
クロウはそんな彼女の言葉に、応えようとしたのだが。
既にそこまでで、彼は意識を繋ぎとめているのが難しくなっていた。
故に彼は、最後に言うべき言葉だけを紡ぐと共に、気を失った。
「あり、がとう…レノア…」
クロウが意識を失った事を察して、レノアは彼をその場に寝かせる。
そして立ち上がると、クロウを見下ろし、呟くように言った。
「大丈夫…夢で、会えるよ」
やがて一歩、二歩と後ずさり、最後にクロウを見つめ、彼女は言う。
「さよなら。そしてありがとう。私を…レノアと、呼んでくれて」
そして振り返り、彼女は歩いて行った。
自らの死期を悟り。誰も知らぬ場所へと向かって。
そうして、彼女はこの世から姿を消した。
最終更新:2015年03月08日 22:36