G5の昼下がり。バトロワで言えば昼過ぎ。
ミアさんこと
ミアージュマリアウェル=Åмは、森ですやすやとお昼寝……ではなく、
朝に闘った相手―アレン・ローズクォーツ―に眠らされていた。
彼女は、夢を見ていた。
「あゎぁわ~。。。白夜く。。。てぃあら~。。。。。すぴー」
いったいどんな夢を見たかは想像に任せるが、アレン・ローズクォーツと闘った表情とはまったく違っていた。
どっちかって言うと、『いつものあわあわ慌てのミアさん』みたいな、そんな感じだ。
そして、そんな彼女に放送が飛び込んできた、……が。
「あゎぁわ~。。。うるさいです~。。。ですー。。。。。。すぴかー」
相変わらず、寝ていた。
そんな彼女がやっと起きたのは、近くの町から何かが焼ける匂いがしたときだった。
「んー。。。何か臭い。。。」
元々ポケモンの血を引き継いでいるだけあり、嗅覚は人間よりはいい方のミアージュは、この臭いでやっと起きたのだ。
「あ。。。あの人は。。。どこに。。。。。。」
どうやら彼女は朝に闘った青年、アレン・ローズクォーツを探しているらしい。
「――あ、」
と、いきなり何かを思い出したかのように一言。
「放送聞き逃しちゃった」
やっと、今の状況が把握できたらしい。
そして――……
「あ。。。あ。。。あゎぁわあゎぁわどうしよぉおおおおっっっ!」
…普段の彼女に戻った、瞬間であった。
「あゎぁわ~!!むむむむ向こうってか近くの町は火事みたいだし。。どどどうやって逃げればいいんだろ。。。だろっ!!」
彼女の混乱は尋常では無く、完全に普段の慌てまくりの“ミアさん”に戻っていた。
「こ。。。こっから逃げよう!人にあってもどう対処すればわかんないし。。。それに。。逃げればなんとかなる。。。なる!。。。かも」
普段の彼女は本当に慌てもので、かなりの臆病だと言うことは、これで誰もが分かるだろう。
そして。
「気づかれないうちにたいきゃくうううううぅぅっっっ……――」
ここまで慌てていれば、誰もが気づきそうだが、ミアージュはそれでも慌しくその場を逃げるように去っていった。
行く所は北――G3の街。
彼女が探していた青年、アレン・ローズクォーツが居るとは知らずに……。
【場所・時間帯】G5森→(現在位置・移動中)→G3街 昼過ぎ
【名前・出展者】ミアージュマリアウェル=Åм@空婿(分かればいいじゃない分かれば
【状態】健康・慌ててる(彼女に慌てるってことは日常茶飯事だし戦闘に支障はたぶんない
【装備】巨大ハンマー
【所持品】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ゲームには乗って願いをかなえる
1:とりあえずここから逃げなきゃ
2:何であそこまで寝ちゃったんだろう
3:あの人(アレンのこと)、どこに居るんだろう
前の話
次の話
最終更新:2008年11月27日 18:24