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異様な空気と深い闇 - (2011/05/21 (土) 19:37:45) の1つ前との変更点

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上空。 先ほどの荒々しい攻撃を乗り切った悟は疲れを感じる体で空を飛んでいた。 敵の攻撃を逃げ切った安堵感と全速力で逃げていた疲労感。 そして何より自分が殺されるかもしれないという恐怖感から悟の体は絶大な疲労感に見舞われていた。 そんな彼の周りにはだれもおらずただ一人。 朱里とは先ほどの戦闘で離ればなれになってしまった。 自分と一緒に逃げていたプリニーとかいう奴も囮に使ってもう一緒にはいない。 「さすがに・・・殺されてるよな・・・あいつ・・・」 自分が囮に使ったがさすがに今となっては心細い。 さっき自分を襲ってきたやつが追ってこないとも限らないからだ。 周りにだれかいるだけでもこんなにも違うものなのかと実感した。 少し後ろを警戒しながらふと前になにか障害物があるのを感じる。 そこには とても大きな塔が立っていた。 それは不気味に悠然とたたずんでいる。 悟はその空気の中で不気味な淀みを感じた。 血のにおいとなにやら邪悪な気配。 それが見事に混ざり合いなんともいえない気持ちが悪い空気を作り出しているのである。 「おいおい・・・ここにきてまた戦闘に巻き込まれるのは勘弁だぜ?・・・うっ!気持ちが悪い・・・下に降りよう・・・」 自分が死ぬかもしれないという恐怖から逃げてきた後の疲労と、先ほどの空気に耐え切れず森の中に降りてくる。 少し歩いた後近くの木に手をつき座る。 まだ息が荒く呼吸も整っていない。 「はぁ・・・はぁ・・・ホント、いやなゲームだよなこれ」 頭を抱えながら自分の心の整理をつけようとしていた。 だがそれができるはずもなく考えは空回りするばかり。 そして浮かんできたのは死んだらどうなってしまうのか?という考え。 だが頭を振ってその考えをすぐさま打ち消す。 「ああああああああ!!!殺し合いはしない!そんなの後だ後!」 少し休んだら多少は疲れが取れた。 あたりを見渡し誰もいないことを確認すると羽を広げ飛び立とうとする。 「とりあえず朱里を見つけないとな、それから・・・て、あれ?あんなところに・・・人?」 羽ばたいている最中にふと目の前に目につく影。 ここからみると死んでいるように見える。 「うわ・・・ここにきて死体見るなんて・・・」 そう言いながらもその影のほうに近づいていく。 ある程度近づくとやはりそれは人だった。 うつぶせに気絶するように倒れている少女。 周りを見ると周辺の木の枝が折れている。 「推測からするに・・・塔から落とされたのか?・・・もしかして死んでる?」 悟は倒れている少女の顔を除く。 ただし、警戒しながらいつでも攻撃できるようにしながらである。 いつどこで敵に襲われるかわからない。 だまし討ちされるかも知れないのだ。 声をかけようとする前にふと周りに散乱してる荷物に目が行く。 そこに写真があった。 それを手に取ろうとしたとき 「・・・・・うっ・・・・」 「うお、生きてたのか!」 少女のほうで反応があった。 あわてて写真をかばんに入れる。 少女がゆっくりと起き上がり悟と眼が合う。 「こ・・・こは?どこ・・・私は・・・たしか・・・」 「大丈夫か?倒れてたみたいだけど・・・」 少女は放心状態からまだ立ち直っておらず少し意識がもうろうとしているらしい。 悟は少し考えた後少女に話しかける。 「お前さ、名前何ていうんだ?」 「え?・・・芳槻・・・さら・・・」 「さら・・・よし、さらな!俺は謳方悟!ここであったのもなんかの縁だろ?よろしくな!」 「え・・・え?」 困惑しているさらに悟は明るくふるまう。 (たぶん、何かあってここに落とされたんだろうな・・・とりあえず連れて行こう。朱里も心配だしこの子も置いていくわけにはいかない・・・) それが彼が考えたことである。 「さてと、さら。ここはいやな感じがするからここから離れよう。とりあえず、歩ける?」 「え?・・・あ、歩けると思う・・・」 「よし、ならいこうぜ」 「あ・・・」 悟はさらの手を引き歩きだす。 危険なにおいのするここから離れるために、朱里を探すために。 だが彼女の闇の深さを 悟は知る由もない。 【場所・時間帯】 F3、朝、塔の近く 【名前・出展者】 芳月さら@パワプロクンポケット10、バットエンドの状態の彼女です 【状態】 心が病んでいる(人間不信が続いてるため近寄るとかなり疑心暗鬼になります) そしてこのバトロワを夢だと思っている 身体中に少し痛みと切り傷(木がクッションになって少し痛みが和らいている)、そして現在気絶中 【装備】 拳銃 【所持品】 剣(奈桜から取った物、一応鞘の中に入れている) 写真(ノワールが死ぬ前に入れた、さらは入っているのは知らない) 【思考】 1.人を信じることはできない 2.もうどうでもいい 3.奈桜を殺したことをどうと思っていない(夢での出来事だと思っているため) 4.だ、誰? 【場所・時間帯】 F3、朝、塔の近く 【名前・出展者】謳方悟@魔王武器職人専門学校 【状態】疲労中(少し回復) 【装備】剣 【所持品】剣・フランスパン・基本支給品一式 【思考】 基本:殺し合いとか今ンとこはその他だその他 1:早く見つけないと…… 2:嫌な予感がする、とりあえずさらとどこかに逃げる。 3:さて、どうするかなぁ 前の話 |043|[[アロハ悪魔]]| 次の話 |045|[[夢を追う君と見守る僕に]]|
上空。 先ほどの荒々しい攻撃を乗り切った悟は疲れを感じる体で空を飛んでいた。 敵の攻撃を逃げ切った安堵感と全速力で逃げていた疲労感。 そして何より自分が殺されるかもしれないという恐怖感から悟の体は絶大な疲労感に見舞われていた。 そんな彼の周りにはだれもおらずただ一人。 朱里とは先ほどの戦闘で離ればなれになってしまった。 自分と一緒に逃げていたプリニーとかいう奴も囮に使ってもう一緒にはいない。 「さすがに・・・殺されてるよな・・・あいつ・・・」 自分が囮に使ったがさすがに今となっては心細い。 さっき自分を襲ってきたやつが追ってこないとも限らないからだ。 周りにだれかいるだけでもこんなにも違うものなのかと実感した。 少し後ろを警戒しながらふと前になにか障害物があるのを感じる。 そこには とても大きな塔が立っていた。 それは不気味に悠然とたたずんでいる。 悟はその空気の中で不気味な淀みを感じた。 血のにおいとなにやら邪悪な気配。 それが見事に混ざり合いなんともいえない気持ちが悪い空気を作り出しているのである。 「おいおい・・・ここにきてまた戦闘に巻き込まれるのは勘弁だぜ?・・・うっ!気持ちが悪い・・・下に降りよう・・・」 自分が死ぬかもしれないという恐怖から逃げてきた後の疲労と、先ほどの空気に耐え切れず森の中に降りてくる。 少し歩いた後近くの木に手をつき座る。 まだ息が荒く呼吸も整っていない。 「はぁ・・・はぁ・・・ホント、いやなゲームだよなこれ」 頭を抱えながら自分の心の整理をつけようとしていた。 だがそれができるはずもなく考えは空回りするばかり。 そして浮かんできたのは死んだらどうなってしまうのか?という考え。 だが頭を振ってその考えをすぐさま打ち消す。 「ああああああああ!!!殺し合いはしない!そんなの後だ後!」 少し休んだら多少は疲れが取れた。 あたりを見渡し誰もいないことを確認すると羽を広げ飛び立とうとする。 「とりあえず朱里を見つけないとな、それから・・・て、あれ?あんなところに・・・人?」 羽ばたいている最中にふと目の前に目につく影。 ここからみると死んでいるように見える。 「うわ・・・ここにきて死体見るなんて・・・」 そう言いながらもその影のほうに近づいていく。 ある程度近づくとやはりそれは人だった。 うつぶせに気絶するように倒れている少女。 周りを見ると周辺の木の枝が折れている。 「推測からするに・・・塔から落とされたのか?・・・もしかして死んでる?」 悟は倒れている少女の顔を除く。 ただし、警戒しながらいつでも攻撃できるようにしながらである。 いつどこで敵に襲われるかわからない。 だまし討ちされるかも知れないのだ。 声をかけようとする前にふと周りに散乱してる荷物に目が行く。 そこに写真があった。 それを手に取ろうとしたとき 「・・・・・うっ・・・・」 「うお、生きてたのか!」 少女のほうで反応があった。 あわてて写真をかばんに入れる。 少女がゆっくりと起き上がり悟と眼が合う。 「こ・・・こは?どこ・・・私は・・・たしか・・・」 「大丈夫か?倒れてたみたいだけど・・・」 少女は放心状態からまだ立ち直っておらず少し意識がもうろうとしているらしい。 悟は少し考えた後少女に話しかける。 「お前さ、名前何ていうんだ?」 「え?・・・芳槻・・・さら・・・」 「さら・・・よし、さらな!俺は謳方悟!ここであったのもなんかの縁だろ?よろしくな!」 「え・・・え?」 困惑しているさらに悟は明るくふるまう。 (たぶん、何かあってここに落とされたんだろうな・・・とりあえず連れて行こう。朱里も心配だしこの子も置いていくわけにはいかない・・・) それが彼が考えたことである。 「さてと、さら。ここはいやな感じがするからここから離れよう。とりあえず、歩ける?」 「え?・・・あ、歩けると思う・・・」 「よし、ならいこうぜ」 「あ・・・」 悟はさらの手を引き歩きだす。 危険なにおいのするここから離れるために、朱里を探すために。 だが彼女の闇の深さを 悟は知る由もない。 【場所・時間帯】 F3、朝、塔の近く 【名前・出展者】 芳月さら@パワプロクンポケット10、バットエンドの状態の彼女です 【状態】 心が病んでいる(人間不信が続いてるため近寄るとかなり疑心暗鬼になります) そしてこのバトロワを夢だと思っている 身体中に少し痛みと切り傷(木がクッションになって少し痛みが和らいている)、そして現在気絶中 【装備】 拳銃 【所持品】 剣(奈桜から取った物、一応鞘の中に入れている) 写真(ノワールが死ぬ前に入れた、さらは入っているのは知らない) 【思考】 1.人を信じることはできない 2.もうどうでもいい 3.奈桜を殺したことをどうと思っていない(夢での出来事だと思っているため) 4.だ、誰? 【場所・時間帯】 F3、朝、塔の近く 【名前・出展者】謳方悟@魔王武器職人専門学校 【状態】疲労中(少し回復) 【装備】剣 【所持品】剣・フランスパン・基本支給品一式 【思考】 基本:殺し合いとか今ンとこはその他だその他 1:早く見つけないと…… 2:嫌な予感がする、とりあえずさらとどこかに逃げる。 3:さて、どうするかなぁ 前の話 |043|[[アロハ悪魔]]| 次の話 |045|[[夢を追う君と見守る僕に]]|

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