概要
島根県は本州西部の日本海側に位置し、東西に長い地形の中に「神話の国」として知られる深い歴史と、豊かな自然が息づく県である。 出雲大社は縁結びの聖地として全国から篤い信仰を集め、旧暦10月の「神在月」には八百万の神々が集うという独自の文化が今なお大切にされている。 世界文化遺産である石見銀山や、現存天守を持つ松江城、さらには足立美術館の美しい日本庭園など、世界的に高く評価される歴史的・文化的資産が点在している。 汽水湖として知られる宍道湖のシジミや、日本海の新鮮な海の幸、さらには日本酒発祥の地とされる歴史など、食の魅力も極めて豊かである。 隠岐諸島はユネスコ世界ジオパークに認定され、ダイナミックな海岸線や独自の生態系が残る一方、石見地方では勇壮な伝統芸能「石見神楽」が地域に深く根付いている。 現在は、ユネスコ無形文化遺産候補の「石州半紙」をはじめとする伝統工芸の振興や、美肌観光(美肌県しまね)の推進、IT企業の誘致による地方創生に力を注いでいる。
基本情報
- 面積: 約6,707.79km2
- 人口: 約632,000人(2025年12月現在の推計)
- 人口密度: 約94.3人/km2(2025年12月現在の推計)
- 県庁所在地: 松江市(まつえし、Matsue City)
- 隣接都道府県: 鳥取県、広島県、山口県
- 県の木・花・鳥: それぞれクロマツ、ボタン、ハクチョウ
観光情報
地方
島根県の市町村は19(8市10町1村)で構成される。このガイドでは、県を以下の3つの地域に分けて説明する。
- 出雲地域(松江市、出雲市、安来市、雲南市、仁多郡(奥出雲町)、飯石郡(飯南町)):出雲大社を筆頭に神話の舞台となる名所が数多く点在し、国宝・松江城の城下町文化や「たたら製鉄」の歴史が今なお息づく、島根の中核エリアである。宍道湖の美しい夕景や安来節、世界的な評価を受ける足立美術館の日本庭園など、豊かな自然と高い芸術性が融合しており、縁結びを目的とした観光客が全国から集まる。
- 石見地域(浜田市、益田市、大田市、江津市、邑智郡(川本町、美郷町、邑南町)、鹿足郡(津和野町、吉賀町)): 世界遺産の石見銀山や「山陰の小京都」津和野など、落ち着いた歴史的景観と日本海のダイナミックな海岸線が魅力の広大なエリアである。伝統芸能「石見神楽」が生活に深く根付いており、勇壮な舞が地域を活気づける一方、三瓶山の自然や美又温泉などの「美肌の湯」も豊富で、静かでゆったりとした時間が流れている。
- 隠岐地域(隠岐郡(海士町、西ノ島町、知夫村、隠岐の島町)): 日本海に浮かぶ4つの有人島からなり、ユネスコ世界ジオパークに認定された断崖絶壁の絶景や、独自の進化を遂げた動植物が息づく神秘的な離島エリアである。隠岐諸島特有の「牛突き」や伝統的な祭事など、独自の島文化が色濃く残されており、透明度の高い海でのアクティビティや新鮮な岩牡蠣・海産物を求めて、冒険心豊かな旅人が訪れる。
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最終更新:2026年01月08日 09:36