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mission1 全てを薙ぎ払いたいと願う少年



「発信の準備が整いました!」
「うむ、では任せたぞ諸君。本部までの無事を祈る」
「了解!4番ゲート開け、発進する!」

ここは東京湾に浮かぶとある軍事施設。
常に新型の兵器が開発されているが、その矛先は人間ではない。
もはや人間に力を向ける暇など無かった、軍事力は全て奴等に向けられていた

5年前の事件以来突如として現れた奴等は・・・高エネルギー体、発電施設などを次々に襲った
奴等にはいかなる武器も通用しなかった。詳しくは分からないが、調査によって驚くべきことが分かった
空間を、飛び越える。いや、その時の身のよじらせ方から「潜り込む」といったほうが正しいかもしれない

学者達はこう呼んだ―――――DD、ディメンショナル・ダイバー、次元の潜行者と。

DDを見逃しておく訳には行かない。このままでは深刻なエネルギー不足となるのは時間の問題だ。
その為に俺達は今日までこれを作ってきたんだ――――この積荷を。

ビーッ!ビーッ!

「司令!次元震を確認!DDです、DDが現れました!」
なんだってこうタイミング悪く現れやがる、DDって奴は。
「総員、対ショック姿勢!コンテナブロック切り離せ、急いで・・・」

その瞬間、東京湾で輸送艇1隻の消滅が確認された。





同時刻・東京

不良「よおトウマ君、金貸してくんねえかなあ?」
トウマ「あんた達にあげる金は持ち合わせちゃいないんでね」
不良「あ~ん?何だって聞こえねぇなァ」
不良「よそうぜ、そんな一匹狼気取り相手にすんの」
不良「そうだな、やっぱりよすかこんな奴。なんせ友達一人もいない奴だもんなァ~?
ホントお前は名前通りせつない奴だぜ、トウマ!」
不良「ハッハッハ、そりゃいい事言うなお前も」


トウマ「・・・だから何だって言うんだ?」
いつからだろうか、友達と呼べる存在がいなくなったのは
それは自分の性格のせいと自覚してはいる。だが、変えようという気はさらさら無い
俺がこうなったのも社会の影響だ、大体なんだこの社会は。
こんな社会いっそ俺が―――――

ビーッ!ビーッ!
この警報は、まさか!?
「先程、気象庁が東京湾にて次元震を確認。DD出現の可能性アリ、直ちに地下シェルターへ避難して下さい」
このアナウンスももう聞き飽きた。だが俺は避難なんてしない。DDを見るためだ。
写真でしか見ることの出来ないDDだが、俺は実物を見てみたいと思うのだ。
避難を誘導する軍の連中も出払っていて少ない、すなわち、チャンスなのだ。

ゴゴゴゴ・・・
次元震が始まった、そして通称「ポーン」と呼ばれるDDが這い出てきた。だが、変だ。
ポーン以外にも何かが這い出てくる。どうやらコンテナらしい。
…街中にコンテナが落ちてくる。やばい逃げなければ!


ズズウウゥゥゥゥゥン

「う、うおお・・・!」
間一髪、50センチの差で助かった。が、事態はさらに深刻になった。
ポーンが、こちらへ向かってくる。どうやらこのコンテナ、高エネルギー体を積んでいるようだ
気付いた時には俺はコンテナの中へ飛び込んでいた。

目の前にあるのは、巨大なロボット。だがこれは何かが違う、俺の知っている軍用機とは何かが。
ズガオンッ!
コンテナが凹む。ポーンが敵意を示しているのは確かだ。
トウマ「くそっ、コクピットに逃げ込むしかないのか!」
ハシゴを駆け上り、コクピットに飛び込む。
トウマ「こういうのにはセーフティーシャッターみたいな代物が付いてるよな、多分」
だが飛び込んだ瞬間コクピットハッチは閉じ、ディスプレイに文字が現れた。

―登録パイロットとの情報と不適合。新規登録を実行してください。名前は?―

本当に軍用機なのか?随分親切なインターフェイスだ。とりあえず入力してみる
トウマ「刀間!刹那 刀間(せつな とうま) だ!」
―データベース内に該当名ナシ。認められません 再入力をお願いします―
ゴガァンッ!
再びポーンからの攻撃。
トウマ「だから俺の名前は!刹那 刀間だ!」
―データベース内に該当名ナシ。認められません 再入力をお願いします―
ゴシカァンッ!
ついにコンテナに穴が開いた。ポーンはその丸い頭でこちらを見下したように見ている

プチッ
トウマ「くそ、何もかもが俺を馬鹿にしやがるのか・・・そう何も!かもだ!!どうせ俺が必要とされてない世界だ・・・

こんな世界も・・・お前も!!何もかも!!

薙  ぎ  払  っ  て  や  る  !!!」

―コンプリート オールグリーン ブレイダーf 起動―

トウマ「だああああああああ!!!」

鋼の拳が丸い頭にめり込む!

トウマ「うおおおおあああああああああ!!!」

両足で容赦ない蹴りを叩き込む!

ポーンは半壊の状態で異次元に逃げ込もうとしていた。

トウマ「逃ぃぃぃぃぃぃがァァァァァすかァァァァァァァッ!!!!」
―対次元カッター展開。―

両腕から光剣が出現し、十文字に切り裂く。

その時東京に天に伸びる謎の光柱が確認された。

これが刹那 刀間が体験する戦いの幕開けであった・・・。



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最終更新:2009年12月05日 14:24