トウマ「ハア・・・ハア・・・や、やった・・・のか?」
光の柱が消えた後にはクレーター状の穴が出来ている。
―DDの消滅を確認。システムリミット通常に移行。―
トウマ「消滅?倒したのか・・・倒せた?俺が?」
ピョオム!ピョオム!コクピットの中に妙な音が響き、通信が入る。
「こちらSAVOR本部、現在の状況を説明願う。」
トウマ「軍の人か?教えてくれ、なぜ街にコンテナが、いやそれよりもこのロボは!?」
「なぜ子供がブレイダーに乗っている!?搭乗者のID確認、急げ!
トウマ「ゥヘア!?」
mission2 偶然に奪われた自由
それから数十分後、東京の軍事施設。
トウマ「なんでこんなところに連れて来られてるのか説明を」
女性仕官「それは司令の口から聞いて貰おう、こちらが司 令(つかさ れい)司令だ」
現れたのは、20歳位の女性。
トウマ「・・・司令?司令っていったらもっとこう貫禄があると言うかその・・・」
司「自分に貫禄がないのは分かっています。それより、何か質問があったのでは?」
トウマ「じゃあ幾つか率直に聞きます。今いるここは何処?」
司「対DD特務戦隊『SAVOR』本部です」
トウマ「あのロボは何?」
司「我々が建造した対DD用特務兵装機・ブレイダーです。
あなたが乗ったのはその二号機、フェンサータイプ」
トウマ「なるほど、ブレイダーね。それが何故いきなり降って来たのか」
司「実は、輸送中にDDの襲撃に遇い輸送艇もろとも異次元にロストしたんです。
異次元を漂っていた所で偶然次元震で空いた穴から出てきた、と考えるのが妥当ですね」
トウマ「・・・じゃあ最後。俺をここに連れてきたのは、事情聴取のため?それとも」
司「刹那 刀間。貴官を現時刻をもってブレイダー2fのパイロットに任命します。」
トウマ「Why?もう一度だけ説明を」
司「民間人はいかなる時でも武装してはいけません、法律として定められているんですよ?
何よりブレイダー起動時に自分自身で登録したのではないですか、 傭 兵 と し て 。」
どうやら決定権はあちら側にあるようだ。コレは逆らうべきじゃないな。
トウマ「・・・分かりました」
司「『了解しました、司令』でしょう?」
トウマ「・・・了解しました司r」
ビイイョオム!ビイイョオム!轟音と共にサイレンが光る。
司「この音は・・・トウマ軍曹、出撃できますか?」
そうか、俺はいきなり軍曹か。無論、ただ頷くしかない。
―登録情報との適合率 99.84% コンプリート オールグリーン ブレイダーf 起動―
目の前のモニターに再び文字が浮かび上がる。
トウマ「ブレイダー・フェンサー・・・出るぞ!!」
「フロッグ3、これ以上は保ちません!離脱します!」
「くそッ、この化け物めえ!!」
「うわああああああああああああああ!!」
「梨崎ィィィィィィィ!!」
そんな通信がスピーカーから流れ出る。
これ以上被害を広げないためにも、早急に倒さなければ。
トウマ「うおおおっ!!」
大振りのパンチを繰り出す!が、DDの手によって受け止められ、建物の瓦礫に叩きつけられる。
トウマ「おい、対次元カッターとやら展開だ!」
―現在の状況では使用不能。別の行動を推奨する―
トウマ「何ィ!?何故思った時に展開できない!何故思った時に展開できない!?」
―そういう仕様だからって言い訳は無しだぜ、トウマ!―
なんだこのおもしろAI。あとで開発班の顔を見たいものだ
グアアンッ!
そんなことを考えている内に、マウントポジションを取られた。
そして胴体への暴打を受ける。コクピット内装がひしゃげる。
プチィ
トウマ「そんなに命を奪いたいか!?そんなに前に出たいかー!?
これ以上暴挙に及ぶと言うのなら・・・俺は!貴様を!薙 ぎ 払 う !!!」
―セーフティーデバイス開放。対次元カッター、展開―
倒された状態から、DDの頭部を消し飛ばす!
トウマ「行けェェェェェェッ!!」
両腕のカッターを胴体にねじ込む!
東京で、その日二回目の光の柱が観測された。
司「あれがブレイダーの性能・・・。ふふ、素晴らしいですね。
単機であれ程ならばさらに期待できるでしょうね、
diver-breaker-zilchには・・・」
最終更新:2009年12月05日 14:34