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第五話「すれ違う心、重なる思い」



焚「ぐはぁー!」
蘭「きゃー!いったー」
蒼「大丈夫か、蘭!」
蘭「大丈夫、頭ぶつけただけ」
バンガル獣ベギオン「キシャー!タオス、タオス!」尻尾でバクザンオーをなぎはらう
蘭「痛!またうったー、もう許さないんだから」
蒼「バンガル獣がこれほどの物だったとはな」
蘭「モニュちゃんとは大違いね、もしかしてモニュちゃんも大人になったらああなるの!?」その瞬間バクザンオーを横切る達郎のフラッド
焚「おっおい、達郎!前にですぎだ」
剛鉄「下がれ達郎!命令だ!」
純平「あんの馬鹿野郎、何考えてるんだ」
達郎「バクザンオーなんかなくても、うぉおおおー」
焚「達郎ー!」

BK10格納庫
焚「どうゆうつもりだ達郎!」達郎の胸ぐらをつかむ焚
焚「あなんな自殺行為をして!死ぬとこだったんだぞ!!」
達郎「………」
焚「なんとか言え!仲間を心配させるようなまねしやがって、何考えてるんだ!」
達郎「仲間か…フンッ、笑わせるな」
蘭「あんたねー!」
焚「何がおかしいんだ!」
剛鉄「そこまでだ」
蒼「待ってください今日ばかりは自分も納得いきません、こいつのこの反省のない態度」
彈「待ちたまえ天王寺君」蒼「指令」

彈「何故牙城君の命令に背いた?何か言いたいことはあるかね?」
達郎「自分はあの時最良と思った判断をしたまでです」
彈「なるほど、その結果みなを心配させるような行動をとったのか」
達郎「……」
彈「処分を言い渡す!風門 達郎、一週間の謹慎とする」
達郎「…了解」立ち去る達郎
純平「まっ当然だな」
彈「牙城君、部下の責任は上官である君にもある」
剛鉄「はい、もうしわけありません」
純平「あいつには困ったもんだ」
剛鉄「まったくだ、何か事情でもあるんだろうか…」
焚「あいつ、まだあの事を」
蒼「あの事か」
彈「何かあるのか?」
焚「はい、あれはバクザンオーのパイロット選抜試験の事です」

一年前焚家
焚「父さん!俺はこの地球を守りたいんだ!」
彈「だっだめだ…」
焚「俺はこの星が大好きだ、この星に住む人達も大好きだ。それを守るためなら命をかけて戦う覚悟が俺にはある!」
彈「……」
焚「父さん!」
彈「…わかった、お前がそこまで言うのならやってみろ」
焚「本当か父さん!?」
彈「だが十万人の中から選ばれるのはたやすいことじゃないぞ、覚悟しておけ」
焚「おう!俺は父さんの息子だぜ」部屋を出る焚

彈「いつの間にかあんなに成長しやがって、なぁ灯志さん」焚の本当の父熱騰 灯志の写真を見ながら男泣きする彈

そして選抜試験の日
焚「十万人か、想像もつかなかったぜ」
蒼「焚ー!」
焚「蒼!お互い頑張ろうぜ」
蒼「あぁ必ず二人で勝ち取るぞ」ドン!焚と達郎がぶつかる
焚「おっと悪いな」
達郎「こちらこそ、少し余所見をしていたようだ」
焚「俺の名前は熱騰 焚だ、よろしく!」
達郎「俺の名前は風門 達郎、こちらこそよろしく」
試験がすすむにつれて激しくなり人数は十人にしぼられた

焚「残り十人か」
蒼「この中からまた三人選ばれるのか」
達郎「この試験で最後か、緊張するな」
焚「誰が選ばれても恨みっこなしだぜ」
蒼「そうだな」
達郎「あぁ…」
試験官「今から最終試験を始める、このシュミレーターの中に入りたまえ。そこで試験の説明をする」

そして最終試験が終了し結果が発表される
試験官「今から呼ばれる者は前に出ろ、秋茜 蘭」
蘭「はいっ!」
試験官「天王寺 蒼」
蒼「はい!」
試験官「熱騰 焚」
焚「はい!」
試験官「おめでとう君達は今日からバクザンオーチームだ。頑張ってくれたまえ」
一同「はっ」
試験官「必要な書類は後ほど送る、以上」

焚「やったぜー!」
蒼「まさか俺が選ばれるとは」
焚「よろしくな蒼」
蒼「こちらこそ」
蘭「あのー」
焚「君も選ばれたんだったな、よろしく!」
蘭「よろしくぅ!あたしのことは蘭って呼んでね!そっちのムッツリ顔のあなたもね」
蒼「よろしくたのむ」
達郎「(そんなばかな)」
焚「達郎…、残念だったな。だけど……」走り去る達郎
焚「達郎…」

現在の指令部
剛鉄「そんなことがあったなんてな…」
蘭「なにそれ、ただの逆恨みじゃない。男のジェラシーなんてみっともないわね」
焚「しかしあいつは、その後フラッドのパイロットになった。それはすごいことだと思う」
蒼「落ちたものの多くは燃え尽き症候群になり、再起不能になったそうだ」
純平「それを考えればあいつはまだ頑張ってるほうだな」
彰「バクザンオーのパイロットは心・技・体、それぞれのバランスがとれており尚且つ三人の心が一つでなければなれない。その条件を君達は見事クリアしたんだ、後ろ目たくなる必要はまったくないぞ」
焚「しかし達郎の気持ちも考えてやろうぜ、俺達は仲間なんだから!」
蒼「これはあいつの問題だ、あいつが変わろうとしなければ何も始まらない。ずっとあいつは負け犬のままだ」

彈「なんにせよこのままでは士気に関わる」
焚「俺がなんとかしてみせます、あいつが立ち直るまで」
剛鉄「焚、達郎の事を頼んだぞ」
焚「はい!」
二日後、BK10反省室
達郎「……」一年前の試験を思い出す
達郎「俺は…」
焚「達郎、入るぞ!」
達郎「…?何のようだ」
焚「ちょっと話したいことがある」
達郎「フンッ」
焚「達郎この一年間ありがとう」
達郎「何?」
焚「あまり話す機会がなかったけど、俺はお前に感謝してるんだ。いつも助けてもらってるからな」
達郎「何を言ってる、俺がいなくてもお前達はいつも勝利しているじゃないか。ましてや助けてなど…」
焚「そうゆうことじゃないんだ、敵を倒すとか倒さないとかじゃなくて。想いだ」
達郎「おっ想い?」
焚「そうだ、お前が俺達と戦うことで俺達はお前の想いをもらう事ができる、そうすることで俺達は想いが重なるんだ」
達郎「想いが…重なる……」
焚「俺達は心はつながっていないけど想いがつながってる、想いが重なった俺達に敵はない!」
達郎「焚、俺は……」ウィーン、ウィーン、ウィーン
焚「敵襲!?」
達郎「くっ!」反省室から出る達郎
焚「まて!達郎!!」追う焚

東京上空
敵パイロット「くぁーっくぁくぁ今日こそこの俺が倒してやるぞバクザンオー!」ドカァ!ミサイル直撃
敵「ぐぁー!何者だ!」
達郎「俺が相手だアクガーン!」
謙三『引き返したまえ君は謹慎中なんだぞ』
達郎「このままいきます」
敵「ちっバクザンオーじゃないのかお前に用はない!」
達郎「お前みたいな雑魚にバクザンオーがでる程の事じゃないんだよー!」
敵「すばしっこいやつめ、これでも食らえ」ネバネバする液体をフラッドに当てる敵ロボット
達郎「くっ!」フラッドが不時着
敵「くぁーっくぁくぁ終わりだ!」
焚「それはどうかな」バクフライヤーのダイナミックミサイルが直撃
敵「ぐぁー!次は何だ!?こいつはバクザンオーの片割れか」
焚「達郎!無茶しやがって、今助けるからな。バクフライヤーファイティングモード!」人型に変形しネバネバをとるバクフライヤー
達郎「焚…」
焚「何も言うな、さぁ俺とお前であいつを倒そうぜ」
達郎「ああ!」
焚「いくぜ!ジャイロアーム!!」二人のコンビネーションで敵を圧倒する
敵「ぐぎゃー!そんなばかな!こんな奴らにこの俺のジュランが押されているとは」
焚「よしとどめだ!いくぞ!」
達郎「わかった!うぉー!」

敵「ばかなー!」ミサイルとジャイロアームが炸裂、ジュラン撃破

BK10指令部
彈「よくやった二人とも」
純平「フラッドとバクフライヤーで倒すなんて無茶苦茶だぜお前達」
蘭「でも見直しちゃった、案外やるじゃん」
蒼「確かに操縦技術はなかなかの物だったぞ」
焚「あぁ!俺達を誰だと思ってるんだ?なぁ達郎?」
達郎「……フンッ」
剛鉄「またお前という奴は」
達郎「(想いが重なるか…)」
彈「何はともあれ、謹慎中の外出はいかんな。もう一週間追加!」
純平「まっ当然だな」
一同「ははははは!」
彰「ははは!ん?アメリカから通信?こっこれは…」


終




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最終更新:2010年01月03日 16:33