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戦争は終わったのか?厳密には終わってはいない。しかし終わったも同然だった。
自治権争いで6年間戦争をしてきた地球と宇宙。しかし物資にも限りがある。戦争はこう着状態となった。
既にどちらも疲れきり地球では環境復興活動が行われていた。その活動に地球軍の兵士が参加している始末である。
ほぼ休戦といった状態で月日は過ぎていった。戦争から開放された一時の平和。それも絶望へと変わる。

「この地球!我らが大帝国がいただく!」

得体の知れない化け物が地球へと降りてきたのだ。戦争する兵器でしかない地球のロボットは食い尽くされていった。
人々は恐怖に怯え地球全体が闇に包まれていく・・・。まさに『絶望』であった・・・。

英雄兵器ヴァーンサイク 第1話「英雄大作戦002」



全く人気のない山。鳥のさえずりが響き渡る。その奥にはミスマッチな研究所があった。
その中の一室。テレビのニュースでは日本海の潜水艦が巨大な化け物に沈められたというニュースが映っている。
見羅国「また被害出たのか?」
中年の男性が牛乳を飲みながらつぶやく。この研究所の主である見羅国 進だ。
研究員「はい。潜水艦が二隻沈められたそうです。」
見羅国「大帝国の奴らめついに日本への侵攻を開始しようとしているな。油断を許せない状況だ。早くアレのパイロットをそろえなければ。」

暗い大きな部屋がある。そこには大きなイスに座った仮面をつけた男が座っていた。
ユギオン「抵抗する可能性がある研究所があると?」
兵士「はいそうです。1ヶ月前ほど偵察に向かわせた機怪獣(きっかいじゅう)が謎の爆発により消滅しています。」
ユギオン「我らの機怪獣を破壊できるような兵器でもあるのか?核兵器などかすりもしないはずだ。」
兵士「近くに研究所があります。そこが怪しいかと。」
ユギオン「抵抗分子はいち早く殲滅した方がいいだろう。機怪獣を発進させい!」

森の中をボロのジープが走っている。乗っているのは若い男二人だ。
克哉「大した森だな。迷ったら出れないぜ。」
外に身を乗り出している男。彼の名は如月 克哉である。
チェイン「・・・。」
何も言わず車を走らせる男。彼の名はチェイン=ルーフェイである。
克哉「本当にこんな所に見羅国研究所ってのがあるのか?」
チェイン「情報は確かだ。行ってみなければ分からん。」
克哉「もう4日も探してるんだ。そろそろ見つかってもいいのにな。ん?何だ?」

大空に鷹のような姿をした大きな物体が超高速で飛行している。しかしよくみればまるでロボットのような無機質なボディをしている。
ジャーク「研究所を制圧したら釈放どころか大帝国軍の大隊長にするとな。あのユギオンって奴の下に付くのは気に入らねぇが俺のストレス晴らしには丁度いいぜ。」
それを旋回するロボット。大帝国の機怪獣ジャークフォークだ。レーダーを光らせ研究所の居場所を捜索している。
ジャーク「フン!見つけたぞ。降下!」

ドガーン!見羅国研究所が爆撃された!
見羅国「攻撃か?大帝国め!研究所を狙ってくるとは!ヴァーザス君だけでも出撃させろ!」

ヴァーザス「完璧に人手不足だよな。俺みたいな技術屋すらパイロットに駆り出されるとは。」
メガネをかけたインテリ風の男。彼の名はヴァーザス=ロゥクである。
ヴァーザス「こいつ。ヴァーンサイクの性能なら戦える。」
ヴァーザスは3機並んだヴァーンメカの内二番目の青い機体に乗り込んだ。高速戦闘機ヴァーンフライヤーである。
ヴァーザス「ヴァーンフライヤーGO!」
研究員「ファイター号!フォートレス号!続けて自動操縦で発進!」
フライヤーを先頭に2機の戦闘機が発進していった。
見羅国「しかしやはり3人のパイロットがいなければ力が引き出せんか・・・。厳しいな・・・。」

ヴァーザス「ドッキングサイク!」
ヴァーザスの合図と同時に3機の戦闘機が合体を開始する!フライヤーを先頭にフォートレス、ファイターが連結していく!
ヴァーザス「オープンケルベロスヴァーンサイク!」
さらにヴァーザスの合図によりみるみる装甲が変形し人型の形へとなっていく!ヴァーンサイクケルベロスの登場だ!
ヴァーザス「やってやる!こんな化け物!」
そしてジープに乗った克哉とチェインはヴァーンサイクケルベロスを発見した。
チェイン「あれがヴァーンサイク!」
克哉「待ってやがれよ!大帝国の化け物!そしてヴァーンサイク!」


第1話 完


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最終更新:2010年01月12日 13:08