第13話「もう一つの揺り籠」
月面都市ルナドリーム、研究ラボ
花「痛い、放して!」
研究員A「これはいいサンプルが手には入った」
研究員B「早速解剖にとりかかろう、まずは脳から…」
花「いや…、やめて…」その時ゼオが現れる
ゼオ「楽しそうなことやってんじゃん、俺も混ぜてくれよ」
研究員A「204号、なにしにきた?まだ調整の時間ではないぞ」
研究員C「出て行きなさい」
ゼオ「チッ」目にも止まらない速さで研究員達の命を奪う
研究員A「ぐぁぁー!」
研究員B「ヒッ、ヒー!ぐぁ」
研究員C「止めろ、止めてくれ!うぁぁあー!」
ゼオ「俺に命令すんじゃねぇ、あと俺を二度とその名前で呼ぶな」
花「は…、はぁ…」声にならない叫び声を上げる花
ゼオ「さて、どうするか。なぁおい?」
宇宙
賢人「こっ、ここは?」
ディング「真っ暗だな…」
アンリス「ここが宇宙です」
沙耶「うわぁ体が浮く、どうなってんのこれ?」シャオリン「海の中みたいですね」
重蔵「これが無重力というやつじゃな…」
シャオリン「大変です艦の航行が不能です」
アンリス「無理もありません、ここは宇宙です。海とは違い前にも後ろにも進むことはできないんです」
デク「推進系がこちらとは勝手が違うのか」
ギュスト「どうしますか艦長?」
デク「暫くは様子見、というところだ。こればかりはお手上げだ」
重蔵「打つ手無しか…」
賢人「待ってくれ、ダイバーユニットならどうだ?」
ギュスト「そうか、あれならばやれるかもしれん。空中戦闘を主眼に置いたユニットだから推進力と浮力は確保できるはず、サヴァイブシフトを押してなら航行も可能だ」
重蔵「でかした賢人、早速実行しよう」
賢人「おう!
アンリス、その…、俺君の事全然わかってなかったみたいだ。でも君が全部教えてくれて初めてアンリスの事が少しわかった気がするよ、何も力になれなくてごめん」
アンリス「いいえ、私の方こそ秘密にしていてごめんなさい。賢人さんは私が初めて出会った地球の人です。私は賢人さんが初めての人で良かったです、皆さんに出会えた事も私はとても幸せです」とても暖かい空気がブリッジに立ち込める
重蔵「あの二人を見ていると共存も夢ではないように思えてくるのう…」
デク「そうですね、我々大人がしっかり支えなければなりませんな」
宇宙
賢人「ちょっとコツが掴めてきたかも、よしっ行ける!押すぜぇ!!」サヴァイブシフトをBVBが押す
賢人「それで、どうすりゃいいの?」
アンリス『大丈夫です、まっすぐ行ってください。目的地は一目で分かりますから』数キロ先に行ったところで月が見える
サヴァイブシフトブリッジ
マスタ「でっでけえ、なんだありゃ?」
アンリス「あれが月です、そしてあそこに見えるのが月面都市ルナドリームです」
デク「妙だな」
ギュスト「何か引っかかるのですか?」
重蔵「ここまで敵の部隊が出てこんとは、十中八九罠じゃな」
ディング「しかし我々には別の方法が思いつかない、ここは敵の策に乗るしかないでしょう」
デク「うむ、アンリス、どこに艦をとめればいい?」
アンリス「あの一番大きいクレーターの所へ向かってください」
賢人『あのへこんだところだな?』
アンリス「はい」
デク「誘導ありがとうアンリス、回線をオープンチャンネルに繋げ」
沙耶「了解」
デク「お前達よく聞け、これから本艦は月面都市ルナドリームに上陸する。差し当たって残留班と探索班を決める、各員は現在おこなっている作業を中断し速やかにブリッジに集合せよ。
繰り返す各員は現在おこなっている作業を中断し速やかにブリッジに集合せよ。以上!」ルナドリームのチャンバーが開きドッグにサヴァイブシフト入港
デク「残留班は艦を守れ、探索班はバラバラになるな、はぐれたら最後だと思え。行動開始!」探索班のメンバーは賢人、アンリス、デク、ギュスト、ディング、沙耶。
残留班のメンバーは重蔵、マスタ、シャオリン、ジュリア、アレハンド、マージュ、他メカニック数人。
かくしてルナドリームを舞台にそれぞれの物語は始まった
アンリス「ここはルナティック(軍の名前)の施設です、私はあまり詳しくありませんが市街地に入ったら私にまかせてください。花さんはきっと市街地に移動させられたはずです」
デク「ならばまずは市街地を目指そう」
ディング「人が一人もいない、賢人これを持っとけ」銃を手渡す
賢人「こんな物使いたくない」
ディング「そう言うな、用心に越したことはない」
賢人「……」
デク「通路にでるぞ、狭いから気をつけろ。後ろにも目を配れ」
ギュスト「艦長、足音が聴こえます」
デク「まずい、ひとまずあの部屋に入るぞ!」小部屋に入る一同
賢人「話し声が聴こえる、気づかれた?」
ディング「静かに」扉が静かに開く
「ここにおられましたか、皆さん」
サヴァイブシフトブリッジ
マスタ「うへー、しかしへんぴな所に来ちまったな」
シャオリン「怒涛の展開とはまさにこの事ですネ」
重蔵「お前達休める内に休んでおかんか、いつ戦闘が始まるか分からんのじゃぞ」
ジュリア「副艦長、血がでていますよ。先程の戦闘で怪我したんじゃないかしら?」
重蔵「あぁ、これくらいならなんともないわい」
ジュリア「駄目ですよ、さぁ医務室に行きましようね」
重蔵「本当になんともないんじゃよ」ブリッジから出る二人
マスタ「鬼の小佐もジュリアの前じゃ赤子も同然か、骨抜きにされなきゃいいんだがな」
シャオリン「少佐に限って有り得ませんよ」
マージュ「いや~、わかんないよ。あーゆう人に限って女の尻に敷かれるんだよ」
アレハンド『おいマージュ、サボってないで機体のチェックしとけって言っただろう』
マージュ「やべ親方にバレた」
マスタ「お前さんも大変だね、ん?センサーが反応している。これは人か…、こりゃやべーぞ!シャオリン、副艦長に連絡しろ」
シャオリン「はいっ!」
マージュ「うぉー、親方に知らせなきゃ」
10分経過、搭乗口
重蔵「お前達、武器を持ったか?」
アレハンド「久しぶりの実戦か、あの頃を思い出す」
マージュ「親方戦闘経験なんかあるの?」
マスタ「来るぜ」ハッチが開かれる
マージュ「なっ、南無三!!」
ルナティック施設、休憩室
「ここにいらしたのですか、ようこそルナドリームへ地球の皆さん」
アンリス「お父様!」
賢人「おっお父様!?」
続く
最終更新:2010年01月15日 08:14