夜、それは暗黒の時間。夜、それは邪悪な時間。だが忘れないでほしい。影が強ければ強いほど光は輝きを増すことを…
秘密部隊夜鷹 第1話「出会い」
主人公鶯は叫んでいた、そんなの、そんなの嫌だぁぁぁ!
それは一時間前の出来事であった。
学校に宿題を忘れた鶯は学校に宿題を取りに忍び込んでいた。このような時のために学校の鍵はダビングしているのである。
そして、鶯が帰ろうと校庭に出たその時だった。
ズッガアアアン
「きゃああああ!」
突然何かが目の前に着地したのである。
「なにこれ…」
鶯が驚いて言葉をしゃべった瞬間である。目の前の物体から声が聞こえてきた。
「ほほぅ…これはこれはいい生け贄ですねぇ」
そう言うと目の前の物体は起き上がった。
ヤバい、と感じた。何がヤバいか説明出来ないが、鶯は直感で危険を感じた。そして鶯が校門に向かって走り出した瞬間である。
後ろでドッと音がした。間一髪である。鶯はギリギリで相手の攻撃をかわし一目散に逃げた。
そして鶯の予想通り大きい物体は妙に甲高い声をあげながら追いかけてきた。
「ほっほっほっほ、待ちなさいあなたはもうにげられませんよ~」
鶯は考えた。(この近くは人通りも無く、家も無い。じゃあどうする、どうするどうするどうするどうする)
鶯は考えながらも逃げるしか無かった。
そして、何度かヤバい物体の攻撃を回避しつつ逃げたが、遂に追い詰められた。
「ほっほっほっほ遂に追い詰めましたよ~やっと貴方を早贄することが出来ますよ~それでは…さようなら~」
(も、もうダメなの?あたしの人生もう終わっちゃうの?…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!)「そんなの嫌だぁぁぁぁ!」
鶯が叫んだその時である。
ドッゴォォォン!
目の前の物体を何かが吹っ飛ばした。
「巨大な…鳥?」
鶯が呆気にとられていると物体を吹っ飛ばした巨大な鳥が近寄って来た。
鶯はたじろぎながらも鳥に近寄っていった。
そして鶯が巨大な鳥に触れようとした時。 キュィィィンガシャン
さっきの物体が起き上がって来た。
ヤバい、と感じたとき、不意に目の前の鳥の胸が開いた。
「ここに乗るの…?」「ふっふっふ…鳥の分際で我等を邪魔するとは…いいでしょう…貴方も八つ裂きにしてあげましょぉぉぉう!」そう言うとヤバい物体は突撃してきた。
「あぁんもう!乗るしか無いじゃない!」
鶯は言い終わるとさっと乗った。
「これが…貴方の中、えっ?何これ、操縦方法が頭の中に…貴方の名前はウシウグって言うのね。うん、わかったウシウグ。とりあえず、あいつを倒そう!」
そう言い終わる瞬間ウシウグは人型に変形し、尽かさずテールスラッシャーを手に取った。
グワキィィィン!
ウシウグがテイルスラッシャーを構えたと同時に敵が切りかかって来た。
だが、ウシウグは受け止めていた。
「くっこのぉ」
鶯は力を入れ、相手を弾き飛ばした。
だが、敵の力は強く、ウシウグのテールスラッシャーも弾き飛ばされていた。
「他の武器は…ええとええと…これだ!」
そう言うと鶯は背中に背負ってあった巨大なガトリングキャノンを取り出した。
そして相手にむけ照準を合わせる。
ピピピピピ…ピー!
OKの二文字がメイン画面に出ると同時に鶯は引き金を引いた。
「これで…終わりだあぁぁ!」
ドゥッッ!シュゴォォォ!
ガトリングキャノンの中央から緑色の太い光が出て、敵を飲み込んだ。
「ひっ…ギャアアアアア!」ドゴオォオン
敵は悲鳴とともに爆発した。
「ふぅぅぅぅう」
鶯はため息をついた。「よしじゃあ聞かせてもらうよ!貴方の事…あの敵の事を!」
だが、ウシウグは答えずコクピットを開いた。そして鶯を落とした。「えっ!?行っちゃうの?あたしに説明してよ~!」
だが、ウシウグは何もリアクションせずに鳥形態に変形、飛んで行った。
ポツンと一人になった鶯はしばらくぼーっと立っていたが、ハッとなり帰ることにした。
コツン
「ん?…なんだろこれ」
鶯は足にあたった物を拾いあげた。
「これは…鉄の羽?」鶯は一瞬考え込んだが宿題の事を思いだし、帰った。
次の日
「うう~ん昨日は全然寝れなかったなぁ…はぁ」
三時間ほどしか寝てない鶯はため息をつくと準備をし、学校に向かった。
瀬戸高校
キーンコーンカーンコーン ガラッ!
「この中に雅鶯と言う方はいますか」
教室に入って来た人物は呆気に取られながらも手を上げていた鶯の前に来た。
「あの~あたしに何のようでしょうか」
鶯が控え目に聞くと教室に入って来た人物は答えた。
「昨日の夜の事、そして…ウシウグのことについてです。」
「えっ…」
鶯は言葉を失った。
秘密部隊夜鷹 第1話「出会い」~END~
最終更新:2010年01月15日 22:03