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秘密部隊夜鷹 第4話「猫?」



地下基地格納庫、二年ぶりに帰ってきたウシウグを調査しに研究員たちが世話しなく動いている。
調査状況が気になった郭公は研究員に聞いてみた。
「あれから数日たったけど、どう?何か分かったかしら。」
「はい、これを見て下さい。二年も戻って来なかったのにほとんど二年前と同じなんですよ。これはどこかで整備をされていたとしか考えられませんね。」
「そう…AIの記録はどうかしら。」
「それがですね、この前、雅鶯とあった時からの記録以外はなにも記録されて無いんですよ。」
「なにも…?それは二年前の記録もですか?」
「はい。 あっ、あとAIのプログラムに一部プロテクトがかかっていて見れないところがあるんですよ。これは誰かが一回プロテクトを破ったとしか…」
「プロテクト… ありがとう、だいたい分ったわ、また何かわかったら教えて。」
「はい。」
一通りの会話をした後郭公は神妙な顔つきをしながら格納庫を後にした。
(当時最新式だった可変鳥機のプロテクトを破れるのはあの人しかいない…でも…あの人はあの時…)


瀬戸学校2年A組

キーンコーンカーンコーン
「ふぅ~、やっと終わった~放課後何しようかな~」

ガラッ
「あの、鶯さんちょっといいですか?」


鶯が帰る支度をしていると不如帰が教室にやって来た。

「不如帰さん、どうかしたんですか?」
「はい、実はペットが家から逃げ出したとお手伝いさんから連絡がありまして…一緒に探してもらえませんか…?」
「別にいいですけど…なんであたしなんですか?」
「実は…逃げた先が地下基地だからです。」
「…え?地下基地って、夜鷹の?」
「はい、夜鷹のです。」
鶯は返答を聞いて見つからない気がしたが、とりあえず地下基地に行くことにした。
「ところで不如帰さん、ペットって何飼っているんですか?」
「えっとですね…猫です。色は頭が白と黒で、体は燕尾服みたいな柄です。」
「名前は…?」
「名前は…衛です。」
「人名みたいな名前ですね…」
「実は母がとあるアニメにハマっていて、衛を見た時に絶対この名前にするって…恥ずかしい限りです。」

などと会話をしている内に地下基地に到着した。

「じゃあとりあえず、二手に分かれて探しましょう。私は南側を探しますから、鶯さんは北をお願いします。何かあったら連絡を。」
「はい、じゃあ」

会話をすますと鶯たちはそれぞれの方向に走って行った。



鶯視点

(う~ん猫…猫は魚が好きだから… そうか!)
考えがまとまると鶯は食料倉庫の方向に向かった。

食料倉庫

ウィーン
「ここが食料倉庫か…広いな~ よし、衛~出ておいで~衛~」

数十分後…
「う~んここにはいないか…いると思ったんだけどなぁ… 他に見つかりそうな場所… ん?あれは…そうか!あそこなら!」

鶯は上を見ながら考えていたが、何かに気付いたらしく、食料倉庫を後にした。


不如帰視点

(それにしても衛の奴はどこに…とりあえずは聞き込みをしよう。)
不如帰は考え終わると周辺の聞き込みを開始した。

「すみません…この辺に猫来なかったですか…?」
「いや、見なかったけど。」
「そうですか…ありがとうございました。」と不如帰は色んな人に聞いて周った。

数十分後…
(う~ん、全滅とは…猫、猫猫猫…猫を見つけるためには…)
「…そうか!なんでこんなことに早く気付かなかったんだ、警備室なら…!」


警備室

タッタッタッタ
*1
「不如帰さんっ?」
「鶯さんもここに…?」
「うん、ここなら監視カメラの記録を見れると思って。」



「私と同じ考えでしたか、では入りましょう。」

ウィーン
「あれ?誰もいないんですね。セキュリティは大丈夫なんですか?」
「ここはAIで制御しています。鶯さんにわたした腕時計ありますよね?」
「これですか?」
はい、それはみんなが持っていて、それがしています。い人をAIが感知するとそのエリアを封鎖して基地内にブザーが鳴り響くようになっています。無くさないようにして下さいね。」
「この時計凄いんですね。」
「じゃあそろそろ記録を見ましょうか。とりあえず四時くらいを画面に出します。」
「…あっここに!」
「これは…格納庫です!行きましょう!」


~格納庫~

「衛ー!衛ー!…出てきませんねぇ。」
「う~んどこに…あっ、あそこ!機体の影にいた!いこう!」
「はいっ!」

「衛~私です。こっちにおいで~」

ニャア~

不如帰が呼ぶと衛は不如帰によってきた。
「やっと見つけました。鶯さん手伝ってくれてありがとうございました。」
「いえ、あたしはあまり役には立ってませんよ。 …あれ?これは…不如帰さんの機体直ったんですね。」



「はい、皆さんが頑張ってくれましたから。 …あっ!鶯さんすみません、連絡があるのを忘れていました!」
「連絡って何かあったんですか?」
「今日は新月の日。即ち百舌が出現する日です。」
「ええ~!じゃあ、もう6時ですよ。準備しなくていいんですか?!」
「百舌は九時以降に出現するので、とりあえずは時間があります。では、今日の八時半になりましたら、準備もありますので、私の家に集合して下さい。」
「はい、分かりました。」
「それでは、いったん解散で…」
「はい」
不如帰の家直通のエレベーターで鶯たちは地上に戻った。


その夜

「そろそろか…」
鶯は身仕度を整えると母親に気付かれないように家を出た。

不如帰邸

「こんばんはー」
「はい、時間ピッタリですね。では基地に移動しましょう。」
「今回は基地に行くんですね。」
「はい、あのときは緊急事態の出来事でしたから。では行きましょう」


基地作戦室

「あっ、そうだ鶯さん、これを渡しておきます。」
「これは…USBメモリ?」
いえ、それは「インフォメーションユニット、通称IUです。USBメモリでは無いです。」



不如帰が差し出したのは夜鷹のロゴが彫られたUSBメモリににた機械だった。
「では、IUを腕時計に差して下さい。」
「差すってここですか?」
ガシュ
鶯が差すと腕時計の画面が目まぐるしく変化していった。
「これ、大丈夫なんですか?」
「はい、これはデータを読み込んでいるだけです。ほら、すぐ終わりました。」
「あ、ほんとだ。で、どんな機能が追加されたんですか?」
「それは、使って見るほうが早いでしょう。腕時計に向かって、装着!と叫んで下さい。」
「こうですか?装着!」
鶯が言うと腕時計から何かが飛び出し、鶯の体を覆っていった。
「これは…パイロットスーツですか?」
「はい、最近完成した新素材で出来ています。これを着ることにより、耐熱、耐ショック、耐G性能か上がります。」

と、不如帰が説明しているといきなりブザーが鳴り響いた。

「百舌が出たようですね…モニターに表示して下さい。」
不如帰が指示を出すとオペレーターは画面に映し出した。

「これは…コウモリ?」
「みたいですね。では、出撃しましょう!」
二人は会話をすますとそれぞれの機体に乗り込んだ。


二人が機体に乗り込むと、機体を固定していたカタパルトが移動し始めた。
「不如帰さん、何処に向かってるんですか?」
「瀬戸家の私有地で、普段は運動広場になっている所です。」
「私有地って、あの運動広場、不如帰さんの家のものってことですか?」
「はい あっ…そろそろカタパルトデッキにつきます。」
鶯たちがつくと天井が開き、機体が上がっていった。

「こちらウシゴトトフ、瀬戸不如帰出撃します!」
「ウシウグ、雅鶯行きます!」
そう言うと二人は同時に発進した。

町上空


「不如帰さん、あそこ!」
鶯が指差した先には敵が立っていた。闇夜に溶け込むように、静かに鶯たちを待っていた。
「やっと来ましたね…夜鷹の諸君。私はロムオークと申し…」
「先手必勝!」
シュゴォォォ
不如帰は相手が言い終わるのを待たずにミサイルを発射した。

だが、
ドドーン!
ミサイルは例によって打ち落とされてしまった。

「やれやれ…無粋な人ですねぇ…でも、そんなとこが実に興味深い!それではこんどは私から!さあ、この攻撃が見切れますかな?」
シュン…
敵は羽を羽ばたくと、姿を消した。


これは…ステルス!鶯さん気をつけて下さい!これはレーダーにも映らない特別使用です。何処からくるのか分かりま…きゃぁあ!」ドドーン!
「避けないんですか?」 不如帰が喋っているとさっきのお返しとばかりに敵がミサイルで攻撃をしてきた。
「不如帰さん!」
「何とか大丈夫です…ですがステルスを何とかしないと…とりあえず背中を取られないように背中合わせの形になりましょう」
「はい!」(でも、どうすればあのステルスを… そうだ!) 「不如帰さん、ステルスは機体が見えなくなるだけなんですよね。」「はいそうですが…何か方法を思いついたんですか?」
「はい、これは賭けですけど、乗ってみますか?」
「他に方法も無さそうですし乗ってみます。どんな作戦ですか?」
「かくかくしかじか…」
「それは…! はい、分かりました…では行きましょう。反撃開始です!」

「「フェザーミサイル!」」
二人は会話を済ますと同時に全包囲にミサイルを撃った。
「ガトリング!」
するとすぐさま鶯がガトリングキャノンで全て打ち落とし、弾幕を張った。
「めくらましのつもりですか?でもこの機体には利きませんよ?楽にしてあげましょうか。」
そう言うと敵は鶯に向かって突進してきた。



「何?!」
バァン!
敵の突進は2発の銃弾で阻止された。
「マーカー弾相手に命中しました!これでレーダーに映ります!鶯さん!」
そして弾幕が晴れた時敵が見たものは、ガトリングキャノンの咆口であった。
「これで、トドメェェ!」
カッ!
夜空に一筋の光が走った。
「う…うぐ…危ないところでした。まさかあんな戦法で来るとは…興味深い、実に興味深いですが今日はこれくらいにしておきます。では…次の満月まで、さようなら。」
敵は言い切ると羽をはためかせて消えた。
「何とか…撃退出来ましたね。鶯さん、すごいです!あのステルスを破るなんて!」
「あたしより不如帰さんのほうがすごいですよ。あんな光だけで精密射撃をして…」
「じゃあ二人の勝利ということで。 …では帰還しましょうか。」「はい。」


先程の作戦の内用はこうである。
① 2機とも全包囲に向かってミサイルを打ち出す。

② ウシウグのガトリングキャノンで全て打ち落とし、弾幕を張る。

③ この時ウシゴトトフは上空にあがる。
④ ウシウグが胸のライトをつけたまま機体を回転させる。

⑤ するとライトが敵に当たると弾幕の中の光の筋が切れる。

⑥ そこをマーカー弾をつめたスナイパーライフルでウシゴトトフが狙い撃つ。

⑦マーカー弾が当たった相手はレーダーに映るようになるのでそこをウシウグがガトリングキャノンでとどめの一撃を撃つ。



秘密部隊夜鷹 第4話「猫?」~END~


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最終更新:2010年01月15日 22:03

*1 ここなら…ん?