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秘密部隊夜鷹 第3話「始まり」



「ようこそ、秘密部隊夜鷹へ。それでは、まずは基地を案内しましょう。不如帰、お願いします。」
「はい、では鶯さん、まずは格納庫に案内します。ついて来てください。 あっ基地の中は広いので、はぐれないように。」
20分後
「まだ格納庫につかないんですか~」
「まだですよ。何せ基地は学区内全域まで広がっていますから。 」
「う~」
10分後
「つきました。ここが弐式可変鳥機の格納庫です。」
「やっとついた~…うっわ~広いんですね~」
鶯たちがついたのは、高さ30m、横幅40mはある空間だった。
「はい、人型形態でもカタパルトまで楽に移動出来るように設計されていますから。では次行きましょう。」
「次はどこ行くんですか?」
「次は、研究室です。 …っと忘れるところでした。これを。」
不如帰が取り出したのは黄緑色の腕時計だった。
「これは通信機になっています。敵が出た時などの緊急事態にはこれで呼び出します。その他にも機能がついてますが、話が長くなるのでまたあとで…では行きましょう。」
「へぇ~小さいのにすごいんですね。」



「鶯さん、つきました。ここが夜鷹の研究室です。新しい装備やエネルギーの効率的運用などを研究しています。」
「…ん?不如帰さん、あそこの機体は…」
「あれが私の機体です。一昨日は助けに行けずにすみませんでした…」
「ううん、もういいです。貴女のせいじゃないですし。ところで、あの機体に名前はあるんですか?」
「…ありがとうございます…あとあの子の名前はウシゴトトフと言います。私がつけたんですが、センスいいですよね。」
「は…はぁ」
不如帰はさり気なく自画自賛をしながらもその後数時間基地を案内して周った。
「…こっこの基地広すぎるぅ~」
「お疲れ様でした。今日はもう疲れたでしょうし、次の満月まではまだ日にちがありますから今日は解散にしましょう。」
「は…はい」
「では、こちらに…」
「へ?校長室に戻るんじゃ無いんですか?」
「校長室はここからだと遠いので、こちらにある地上直通のエレベーターを使います。」ウィィィン ガコン
「さあ、地上につきました。」
プシュゥ エレベーターの扉が開いた。
「ここって、どこですか?」
鶯が周辺を見回して見ると和風の家の中のようだ。


「私の家です。鶯さんの家とは少し離れてますが、歩いて10分ぐらいの距離なので、緊急時にはこちらへ集まって下さい。では、今日はこれで。」
「はい。不如帰さんさようなら。」

その夜

ピーピーピーピー!
「うう~ん何の音?」鶯がベットから起き上がり、周りを見ると昼にもらった腕時計から音が出ていた。
「えっ…緊急通信?」鶯が腕時計を見ると緊急通信の4文字が表示されている。
ピッ
「こちら鶯です、何かあったんですか!」
「こちら不如帰。大変です!また満月でも新月でも無いのに百舌が出現しました!急いで私の家に集合して下さい!」
「はっ…はい」
鶯はパパっと着替えをすますと不如帰の家に向かった。
ガラッ
「不如帰さん!」
「来ましたね。これを見て下さい。」
パッ
居間のモニターには町の上空が映し出された。
「今回のタイプは空を飛んでいます。気をつけて下さい。
本当なら、私も出撃したいのですが…」
「任せて下さい!絶対倒して見せます!」
「心強いです。では出撃を!」
「…あっ!ちょっとまって下さい!…私ウシウグの呼び出し方分からないんですけど…」


「それなら、機動キーに向かって、ウシウグを呼べば来るそうです。こんなこともあろうかと隊長に聞いておきました。」
「機動キーに向かって… はい、では行きます!
来て!ウシウグ!」
シュゴォォォ
鶯が呼ぶと同時にウシウグは現われた。
「ウシウグ、雅鶯行きます!」
鶯は素早くウシウグに乗り込み、機動キーをさすと翼を広げて翔んで行った。

瀬戸町上空

ウシウグが百舌の現われた場所につくが、レーダーの反応は無かった。
「反応が…無い?でも確かにここだったのに…」
と、その時だった。
ズガアアアン!
「キャアアアア!」
いきなり攻撃を食らったウシウグは大きく傾いた。
「くっ、なに?」
鶯が体制を立て直して攻撃された方向を見ると、先程モニターに映っていた敵がいた。 「あいつか!」
鶯が相手にむけてテールスラッシャーを構えると、不意に敵が喋った。
「あら~ん貴女ね~ん私の部下を可愛がってくれたのは。いいわよ、貴女すごく私好み。今日は寝かさないでじっくりたっぷりいたぶってあ・げ・る♪」
「…えっ?」鶯は思った。何で百舌は変態だらけなのだろうと。
だが、考えている暇は無かった。相手が突撃して来たのだ。



「チェェェストォォォ!」
「うわ!」
間一髪で相手の攻撃を交わした鶯は相手の背中にむけてミサイルを発射した。
「フェザーミサイル!」
シュゴォォォ
「ざ・ん・ね・ん♪」ダカダカダカ
敵は近付いてきたミサイルをマシンガンで打ち落とし、また突進してきた。
ドオォォン
爆発で敵が見えず、今度は避けられずに鶯は攻撃をまともに食らった。
「ホラホラ、まだまだ行くわよ~ん♪」
そう言うと敵は体制の崩れたウシウグに向かって何度も突進してきた。
「くっ」 (ミサイルは打ち落とされる、おまけに相手は素早いからガトリングキャノンはロックオン出来ない。ならば…!)
「フェザーミサイル!」
何度か攻撃を受けたあと鶯はちょっと考えるとミサイルを発射した。
シュゴォォォ
「それじゃあ馬・鹿・の一つ覚えよ~ん♪」やはりミサイルは打ち落とされた。
だが…!
シュオン!
「なに!」
ミサイルの爆風に紛れてクローアンカーが敵を絡めとった。
「やっと…捕まえたー!これで…終わりだ!はあぁぁ!」
一閃
ウシウグのもつテールスラッシャーが敵を真っ二つにした。
「ギッギャアアアア!!」
ドッゴォォォン!



「ふぅ」
鶯が息をつくと目の前のモニターに不如帰が映し出された。
「鶯さん、ご苦労様でした。機転が利いていていい戦いでした!」「はぁ…」
「では、今から送るポイントに来て下さい。格納庫にウシウグを収用します。」
「はい、分かりました。」
鶯は通信を切ると指定されたポイントへ向かった。
そしてボソリと呟いた
「これからもよろしくね、ウシウグ。」



「クックック、あれが獲物ですか。いいですね、実に興味深い!」

秘密部隊夜鷹 第3話「始まり」~END~


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最終更新:2010年01月15日 22:01