100点


言わずと知れたジブリ作品でも名作中の名作。と思っております。公開から10年たつんですねぇ。
引越しにより両親とともに新たな町へやってきた千尋。父のひょんな気まぐれから森の中の不思議なトンネルへと足を踏み入れる。そこには広い草原と朽ち果てた歓楽街。一体ここはどこなのか。千尋は嫌々ながらも奥へ進んでいくのだった。
公開当時映画館で見たなぁ。いやもぅ百点ですね。そりゃここちょっとおかしいんじゃないとか、そんな伏線なかったジャンとか思うところはありますが、全部がきれいに納得できました。そして情景がとても好き。千尋の表情が好き。そして話に関係ないところでこまごま動いてるものが好きです。
列車のシーンで駅で待つ子供の影がいいですね。メインにはなんら関係がない(と思う)んですが、何故か気になる。ストーリィを考えてしまう。そんなところがいいです。
少しずつ立派になる千がいいです。あえてだと思いますが、ほかの大人が欲を追いかける中で、それらを拒否し続ける千の姿が際立ち、だからこその主人公に感じます。釜爺が言う愛がまさにそれなんですねぇ。
坊ネズミのコミカルな動きや、手を振るランタンなどメインに関係ないのによく動く。だからこそ観客が飽きない。アニメっていいなと改めて思いました。
最初から最期まで実にいい。10年たっても、おそらく今後何年たっても名作として残ると思います。面白かったです。

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最終更新:2011年04月09日 22:20