快天BOOKS内検索 / 「日本人作家:や行」で検索した結果

検索 :
  • メニュー
    ... 日本人作家:ま行 日本人作家:や行 LIST 全作品リスト SEARCH MASTER トノモトショウ LINK ★データベース Books.or.jp ★通販 amazon セブンアンドワイ 紀伊國屋書店BookWeb
  • 全作品リスト
    ...大道/犬の記憶 日本人作家:や行 山田詠美/ぼくは勉強ができない TOP
  • 日本人作家:や行
    TOP 山田詠美/ぼくは勉強ができない 評価 ★★★★ ジャンル 小説 出版年 1996 出版社 新潮文庫 コメント この作品の最も重要な点は、あとがきの中で「進歩しなくても良い領域を書きたかった」と作者自身が語っているように、「気付く」ことが必ずしも「成長」と結びつかないという部分であり、他の様々な青春小説と一線を画す所以だろう。大人は肝心なことは何も教えてくれない。多くの子供はそのことに気付かないでいるが、頭の良い子なら大人の嘘や、その無責任さを見抜いてしまう。肝心なことは自分で学ばなければならない、ということを知るわけだ。この小説は、そういうことを示唆しているように思う。 TOP
  • 日本人作家:あ行
    TOP 阿部和重/ニッポニアニッポン 評価 ★★★ ジャンル 小説 出版年 2004 出版社 新潮文庫 コメント 阿部はよく「ハードな文体」と言われるが、読みにくいわけでもないし、難しいわけでもない。的確な描写と、緻密なストーリーで構成された純文学的な様相を示しながらも、現代的なテーマと、そこから生まれる現代的な空気が不純文学的な印象を与える、という面白い作家だと思う。内容はそこまで突飛なものではなく、三島の「金閣寺」を彷彿とさせる。面白いが、ベタで青臭い。 伊坂幸太郎/ラッシュライフ 評価 ★★★★ ジャンル 小説 出版年 2005 出版社 新潮文庫 コメント タランティーノの「パルプ・フィクション」のような巧妙な群像劇。自分の中でカット割りやカメラワークまで考えてしまうくらい鮮明な映像が広がっていく。エッシャー...
  • 日本人作家:ま行
    TOP 舞城王太郎/阿修羅ガール 評価 ★★★★ ジャンル 小説 出版年 2005 出版社 新潮文庫 コメント 危険な文体だと思うが、見えるもの・聞こえるものをひたすら描写して、なおかつキャラクターの輪郭を作り上げていくという難しいことに成功している。縦横無尽に展開する内的世界。軽快なテンポで物語を構築していて、ちょっと衝撃を受けた。現代的なテーマを、かなりあけすけな感じで描いていて、10年も経てば色褪せてしまうテーマをわざわざ取り上げる潔さが舞城にはあるように思う。 舞城王太郎/みんな元気。 評価 ★★★ ジャンル 小説 出版年 2007 出版社 新潮文庫 コメント 舞城は不思議な作家だ。文体や、用いるテーマは非常に現代的で、ある意味では文学から逸脱している。しかし、そういったアカデミックな側面からは評せない面白...
  • 日本人作家:か行
    TOP 金原ひとみ/蛇にピアス 評価 ★★★ ジャンル 小説 出版年 2006 出版社 集英社文庫 コメント 若い女性だからこそ持ち得る鋭い視線と、主人公の心情を語る上での正確な描写があり、確かに才能を感じさせる。しかし、決定的に表現力が足らず、芥川賞を与えるまでのレベルには達していないと思う。タトゥー、ピアッシング、スプリット・タンといった身体改造には、現代的な病理や差し迫った欲求があるわけではない。しかし、現代の若者だからこそ、ひしひしと肌を刺激する(実際的にも)「何か」が必要とされ、その必要性の本質は誰も把握していない。そういった不気味だが生々しい印象を持つ。 柄谷行人/日本近代文学の起源 評価 ★★★★ ジャンル 評論 出版年 1988 出版社 講談社文芸文庫 コメント 我々が自然なもの、自明なものとして感...
  • 日本人作家:な行
    TOP 中上健次/枯木灘 評価 ★★★ ジャンル 小説 出版年 2000 出版社 河出文庫 コメント 特に難解なテクストというわけでもなく、思っていた以上に読みやすい文体。複雑な血の繋がりがあって、登場する何人もの人間の心情もかなりややこしいのだが、洗練された構築のおかげで小説世界にすんなり入り込める。読後の圧迫感というか、読者から「物語」を奪わせないような印象。つまり「物語」が「現実」を反芻させる力を持っているように思う。 中島らも/ガダラの豚 評価 ★★★★ ジャンル 小説 出版年 1993 出版社 実業之日本社 コメント オカルトを主題にした物語展開が面白く、長編ながら飽きずに読んでいられる。中盤でのケニア探訪のくだりは見事。呪術師バキリとの最終対決にリアリティ・緊張感がないのが残念。主要人物のほとんどが死ぬ...
  • 日本人作家:は行
    TOP 灰根子/カミキレ 評価 ★★★ ジャンル 詩集 出版年 2005 出版社 新風舎 コメント 「カミキレ」という言葉は「神切れ」と変換すべきであろうか。「神からの脱却」=「神的なものへの拒否」へと繋がり、それは世界や個人への否定にも結びついていく。むしろ、世界や個人への拒否・否定というのが最初にあって、神や天使といった存在はそのメタファー以上にはならない。そこには宗教的なニオイもないし、無神論的な糾弾があるわけでもない。あくまで私的な視点からの詩が表出している。重苦しいテーマやイメージがあるリズムに縛られることで、詩そのものを読みやすくさせ、それによって読者に良い意味での違和感を与えているように思う。しかし、そのせいで一つ一つの作品に大きな印象を与えにくくさせてもいて、全体を読み終えないと何も見えてこない、といったある種の転倒が起こる。 ...
  • 日本人作家:さ行
    TOP 澁澤龍彦/澁澤龍彦初期小説集 評価 ★★★★★ ジャンル 小説 出版年 2005 出版社 河出文庫 コメント 至極単純な物語だが、澁澤独特の非現実的な文体によって、それが非常なリアルを内包するファンタジーになっている。「物語」の形をした「イメージ」、あるいは意識の発露が現実を裏返す、とでも言うべきか。こんな突拍子もない話があるはずもないと頭では理解できても、そこに潜む強いエネルギーに捉われてしまって、何かしら現実にしこりを残す。パラノイックな方向性があり、それこそが澁澤の素晴らしいキャラクターなのだろう。 TOP
  • 日本人作家:た行
    TOP 高橋源一郎/ジョン・レノン対火星人 評価 ★★★★★ ジャンル 小説 出版年 2004 出版社 講談社文芸文庫 コメント 自分が文学に求めている方法論は、彼の中にあると思う。「構築」の外側にある小説だ。読み終えたあとの喪失感が尋常ではない。物語の大まかな内容は覚えているのに、それまでのあらゆる描写が決定的に残らない。もう一度読まなければならないような義務感が生まれたかと思ったら、消費した物語には二度と触れないようにしなきゃけいないような強迫観念が生まれるという、すごい作品。 滝本竜彦/ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 評価 ★★★ ジャンル 小説 出版年 2004 出版社 角川文庫 コメント 退屈な学生生活を送る少年にとって、チェーンソー男と戦う少女は「非日常」へと脱け出す絶好のチャンスとなる。しかし...
  • 日本人作家:1・A
    TOP iP Project/A BOOK 評価 ★ ジャンル 詩集 出版年 2005 出版社 太陽書房 コメント ネット上で一般公募したアンソロジー詩集。テーマが設定されていないので統一性がない、22人の詩人が参加しているが作品の質がバラバラ。そのため、アンソロジー詩集としてはあまり成立していない。しかし「詩の現状を憂えるのであれば、喚くだけでなく行動に移して是正しろ」という編者の姿勢には好感が持てる。 TOP
  • 外国人作家:N~Z
    TOP Shearer, Alex/チョコレート・アンダーグラウンド 評価 ★★★ 訳者 金原瑞人 ジャンル 小説 出版年 2004 出版社 求龍堂 コメント ブラッドベリ「華氏911」を彷彿とさせる設定だが、禁止されるのがチョコレートというアイデアがよりファンタジーらしくしている。ただ、大人にとっては軽過ぎるし、子供にとっては長過ぎる物語なので、ターゲットとなる読者をどこに設定しているのかわからない。描かれているテーマ(自由を獲得する)を認識させるために平易な文章で書かれているのかも知れない。ラストで「実話」らしくしてしまうのは好ましくないが、全体的な構成は上手い。 Strand, Mark/犬の人生 評価 ★★ 訳者 村上春樹 ジャンル 小説 出版年 2001 出版社 中公文庫 コメント 収録されている...
  • 外国人作家:A~M
    TOP Auster, Paul/偶然の音楽 評価 ★★★ 訳者 柴田元幸 ジャンル 小説 出版年 1998 出版社 新潮社 コメント ニュートラルで静謐な文体。全体としては割と退屈な物語だが、主人公の感情描写が正確であるため、読者をどんどん引き込んでいく。マトモなように見えて、少しだけズレている。だからこそ人間らしいキャラクターになっている。ラスト50ページの展開がスゴイ。「音楽」の要素は取って付けたような感じがするが、石を積み上げていく描写は巧い。 Bach, Richard/イリュージョン 評価 ★★★ 訳者 村上龍 ジャンル 小説 出版年 1981 出版社 集英社文庫 コメント 寓話の中にバックの思想がとことん注ぎ込まれている。思想というよりは、バックが自然と獲得した「真実」なのかも知れない。例えば...
  • @wiki全体から「日本人作家:や行」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

人気記事ランキング
目安箱バナー