「なぁ、前から聞きたかったんだけど…お前、何でボーダーになったんだ?」
「え?…うん、強く、なりたくて…」
「強く?」
「僕、元々身体も弱くて…子供の頃はいつも病気がちだったし、顔も女の子みたいだからってずっといじめられてて…。
だから、ずっと強くなりたいって思ってた。そうすれば、母さんも守れるから…。」
「…お前…。」
「でも、君と出会えたお陰で僕、本当に強くなれた気がする!誰かが支えてくれるから、人って強くなれるんだよね!
本当にありがとう!」
「…支え、か…。ははっ、そうかそうか!なら、そうだな…今日から俺がお前の兄ちゃんになってやる!」
「へ?兄ちゃん?」
「そうだ、そうすればいつだって一緒だぞ?なんたって、兄弟なんだからな。
一人でいることが辛くなっても、心で兄ちゃんって呼べば俺がすぐに飛んで行ってやるからな!ほら、言ってみろ!」
「…兄、ちゃん。」
「ど、どうだ?」
「…あははっ、変な感じ!…でも、ありがと…兄ちゃん。僕、嬉しいよ!」
「そうかそうかぁ!お前は、俺が守ってやる!絶対だ!」
「兄ちゃん、大好き!」
超絶にクサくなったけどもこんなの合いそうだなぁと。
少年が完全にやんちゃ化しちゃってますがご容赦をば。
最終更新:2009年12月13日 18:12