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「ほう…若いな。覚悟はあるか?」
小隊長の鋭い目線の先には、気弱そうな少年がいた。
震えながら、少年は呟く。
「はい」
もう後には引けない。大切な人のために。
少年には母がいた。
幼くして父を亡くした彼にとって、母だけが温もりだった。
その母が、ニュード汚染に倒れた。
突きつけられた莫大な治療費。
自身の矮小さを嘆く暇はなかった。選択肢は一つ。
少年は傭兵の道を選んだ。
「いいだろう。俺が小隊長だ。よろしく頼む」
武骨な手に握手を求められ、少年は戸惑いながらもその手を握る。
「新人だ。仲良くしてやってくれ」
「わ!歳が近い子初めてだよー!よろしくー!」
「おおっ!ちっちぇーな!一緒に頑張ろうぜ!」
「…よろしく頼む」
「あら…可愛い。共に頑張りましょうね」
「新人さんですか。理論を組み直さなくてはいけないようね。よろしく」
「よろしく!こんな小さいのに…大丈夫?」
「ふふ、戦場では歳は関係ないでしょう。よろしくお願いしますよ」
小隊は八人。少年を含めて九人。
命を預ける仲間。
「よ、よろしくお願いします!」
精一杯の声で応えた。
そして少年は戦場に降り立つ。
火花と生命が飛び散る刹那の世界に。

少年のOPストーリー妄想。
全キャラ分書けたらいいなぁ。


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最終更新:2009年12月13日 13:15
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