こんばんは。クールです。本日のゲストはイラストレーターの風間雷太さんです。
「こんにちは。よろしくね」
風間さんは俺たちアバターキャラのデザインをされています。
「今日は創作物である君たちに対して創作者である僕が精一杯答えようと思います。何でも聞いてください」
じゃあまずは俺のデザイン考えた時の話を教えてください。
「えと、クールさんはね、『言葉数の少ないイケメン』を想定して作ったんです。他のアバター達は濃い味のイメージが強いんです。でもクールはいるだけで魅力があって絵になる。そんなこと考えながら作りましたよ。」
それってつまり目立た無いとか空気ってことですよね(語気を強めて)
「まあそうなんですが。言葉数の少ないところにミステリアスな魅力があるんですよ。」
そうなんですか。ありがとうございます。さて、ここでおハガキを紹介します。ラジオネームお嬢さんから
{私のデザインを考案した経緯について教えてください}
「えーと…お嬢さんはね…その。」
どうしたんですか?
「あ、いや。実はちょっとわけありでして。あれは今はなきセガの親会社の会長さんの娘さんの遺影なんですよ。」
ほう、それはまた複雑そうな話だな
「この会長さんの親戚筋からボーダーブレイクのために資金提供を行うという話がありまして。
その際の条件が娘さんを出演させるというものでした。お嬢さんがあのようなデザインなのは、彼女を忠実に再現した結果です。」
なるほど。だそうだ。入っていいぞ。
「え??」
{風間さん、あなたのお話し、ミキサーブースで逐一聴かせていただきましたわ。}
「あ、お嬢さん。」
{あなた、その社長令嬢とやらはこういうプロポーションをしてらしたのかしら}
「と、言いますと?」
{その娘さんもむ、胸は膨らんでなかったのですわね?}
「ああ。もうぺったんこだったです。ガキかと思うくらい平坦でね。本当によく印象に残ってるよ。」
{そして、風間さんはその娘さんの体のラインを再現して私を作ったと}
「え、ええ。」
{つまり、私がこうして自分の体に悩む理由はこのくだらない裏取引にあるということですわよね。ちょっと来ていただけるかしら}
「え、あ、はい。あ、ぎゃあああああ(耳を引っ張られ連れて行かれる)」
バタン(扉が勢い良く閉まる音)
えー。お二人は諸般の理由により出ていかれました。今日はとても有意義な時間を過ごせましたね。
本日の
サワードパラダイスもそろそろお別れの時間です。
お相手はクールでした。
【補足】
えーと。もちろんこれはフィクションです。
実在する会社や人物には一切関係ありません
最終更新:2010年03月25日 23:12