<クールとナルシー、GRFに入社>
───某所・GRF基地内
ナルシー「もし、クールさん」
クール「何用かな?(グラスを傾けつつ)」
ナルシー「何ですか、この請求書の山は・・・」
バサバサバサバサ・・・・・・
クール「ああ、よろしく頼む」
ナルシー「よろしく頼むじゃありません。
何ですかコレは」
クール「すべてブラストの材料費だ」
ナルシー「それにしても少々予算の使いすぎではありませんか?」
クール「仕方ないだろう。EUSTの連中がかたっぱしから壊していくんだからな。
悪いのは全部アイツらだ!」
ナルシー「では・・・この『新宿つ○八の飲食費・八万三千円也』
というのは何でしょう」
クール「え?・・・ああ、それは・・・・・・交際費だ」
ナルシー「交際費・・・?」
クール「うむ、AE社のディーラーとそこで接触したのだ」
ナルシー「飲み屋でパーツの取引ですと? うそおっしゃい。
そんなものが認められますか!」
クール「あ、やっぱり?」
ナルシー「それにあなた、温泉旅行(社員旅行)の積み立ても滞ってますよ。
早く支払わないと、経理に言って給料から引かせますよ」
クール「フッフッフッフッフ・・・まあ待て。
俺達の収益自体がアップすれば、すべての問題は解決するんじゃあないか?」
ナルシー「む・・・何か策があると・・・?」
クール「うむ、予ねてより進行中の地上げ作戦だ。
マンションの二~三軒も地上げすれば、あっという間に増収入間違いなし。
温泉など・・・月イチで行ける」
ナルシー「ほほぉ・・・それはスゴい・・・!」
クール「だがなぁ・・・なかなかにしぶといアパートが一軒あってな・・・」
ナルシー「邪魔者は叩き潰すのみ!」
クール「そうだ! 見よっ 我らが誇る新鋭メカ・『地上げブラスト』!!」
ギュイィィィィィイイン!!!!!!!!!
がしょーん がしょーん
ナルシー「おおぉ・・・素晴らしい!!」
クール「コレさえあればどんな地上げも思いのままよ。
出動だ、地上げブラスト! あの汚らしい西荻窪の第二○×ビルを地上げするのだ!!」
ナルシー「!?・・・おっ、おやめなさい!
それは・・・私のアパートです・・・」
最終更新:2010年06月06日 18:41