主人公の隣の家に住んでいる幼馴染。
サッカー部のエースとして注目されている。
ぶっきらぼうで、何事にも動じない冷静マイペースだと思われているが、
実は照れ屋で優しい。
テレ隠しで主人公を罵ったり、褒められても素直に喜ばない。

――思い出の数はNO.1!ツンデレで無愛想な幼馴染


エピソード

+ ...

幼馴染なんだから……

パフォーマンスバトルでダンスに挑戦することになった如月達。あなたはサポーターとして彼達の練習に付き合っているとき、足元にボールが転がってきたため転倒。足を痛めてしまう。平静を装うも如月はそれを見抜いて……

+ ネタバレ

ブロンズ1話

(HRも終わったし……これからどうしよう。サポーターの仕事も、今日は頼まれてないし……)
――おい、[名前]。
今、ちょっといいか? おまえに聞きたいことがあんだけど。
斗真? うん、大丈夫だけど……。改まっちゃって、どうかしたの?
そこまで、たいしたことじゃねーんだけどさ。おまえ、放課後はなんか予定ってあるか?
予定? うーん、今のところは何もないかな。
そっか。良かっ……
いや、そうじゃなくて……。
その……おまえに用事がないなら、これから俺に付き合ってくれねーか?
? でも斗真、放課後は部活があるんじゃ……。あっ、もしかして部活のお手伝い?
ちげーよ。今日は放課後の部活は休み。……俺が頼みたいのは、今度のダンスパフォーマンスのことだよ。
今、新しい振り付けに挑戦することになってんだけど、部活ばっかりであんま練習に参加できてねーんだ。
だから、今から練習して、少しでも遅れを取り戻したいんだよ。
そっか……あれ? だったら私じゃなくて、他のメンバーと一緒に練習したほうが、斗真もやりやすいと思うんだけど……。
た、たまたま他の奴が見つからなかったんだよ。それに、おまえとのほうがいいっつーか……。
おまえには、その……あ、あくまでサポーターとして、俺の練習に付き合ってほしいんだよ。
ふふ、わかった。私でいいなら、もちろん付き合うよ。
……あ、あぁ。ありがとな。じゃ、時間もあんまないし……行くか。

ブロンズ2話

[名前]、いくら俺たちのサポーターだからって、放課後に付き合わせちまって悪ぃな。
ううん、大丈夫だよ。それより、体育館に少しでも空いてる場所があるといいね。……あれ?
ねえ、斗真。体育館の前にいるのってもしかして、北城くんと向井先生じゃないかな?
……そうみたいだな。なんか言い合ってるみてーだし、ちょっと声かけてみるか。
……あの、すみません。もめてるみたいっすけど、なんかあったんすか?
ああ? なんだ、如月と[苗字]か。……チッ。次から次に余計なヤツらが来やがって……。
おい北城、そんなこと言ったら駄目だぞ。
はは……悪いな、ふたりとも。ただちょっと、こいつの練習に付き合おうと話してただけなんだ。
練習って、パフォーマンスのことっすか? ああ、だから体育館の前にいたんすね。
違ぇよ。俺はたまたまここを通りがかっただけだ。そこを向井に捕まっちまったんだよ。ったく、早く帰りてぇのに……。
おいおい、人聞きが悪いぞ北城。……だいたい、おまえはまだ振り付けの動きに慣れてないのに、ほとんど練習をサボってるだろ?
このままだと、ユニットの中でおまえひとりが、上手く踊れないままってことになるからな。先生として、それは見過ごせなかったんだよ。
おい、北城。俺だって好んで次のパフォーマンスに参加するんじゃねーんだ。抜け駆けすんなよ。
向井先輩の言うこと聞いて、しっかり練習しろよなー?
如月テメェ、俺を巻き込むんじゃねぇ! ……クソッ、パフォーマンスなんざ面倒くせぇだけで、俺が参加するわけねぇだろ……!
面倒って思うからやる気がなくなるんだぞ? それに、ちゃんとできるようにならないと、他のメンバーにも迷惑がかかる。
……あの、もし良ければ、私たちと練習しませんか? そのほうが、きっと楽しく取り組めそうですし。
なるほど、確かに大人数のほうが面白そうだな! ほら北城、[苗字]もこう言ってくれてるし、な?
最初は斗真と向井先生の練習を見ているだけでもいいから、一緒に頑張ろう……? ね、北城くん。
テ、テメェ、そんな顔で見つめてくるんじゃねぇ! ……チッ。わーったよ! 見てるだけだからな!
ちょ、ちょっと待て、勝手に話進んでるけど、一緒に練習するのかよ……!? はぁ、せっかくおまえとふたりで練習できると……
……い、いや、なんでもねぇ。ったく、ほんとにおまえは昔っからお人好しっつーか……。
まぁ、俺も練習さえできれば文句ねーけど。……ほら、さっさと体育館入るぞ。

ブロンズ3話

よし、始めるか。[名前]、もし俺が間違ってたら、教えてくれよな。
うん、えっと、新しく追加された部分だったよね。とりあえず、最初からやってみよっか。
ああ。……っと、音楽がかかってねーから、いまいちリズムが取りづらいな。
ふふ、わかる範囲でいいよ。……あっ、向井先生。北城くんの振り付け資料って、今持っていますか? 私で良ければ、練習を手伝いますけど……。
ん? いや、とりあえずは大丈夫だ。あとでみんな一緒の部分を練習しようと思ってるから、そのときは動きを見てもらうことになるけどな。
チッ、結局そこまでやらせんのかよ。早く終わらせて、帰りてぇってのに……。
こら北城、文句言ったら駄目だぞ?
……おっ、如月が今やってる振り付けって、この間から練習が始まったやつか?
そうっすよ。でも俺。部活ばっか優先させてたから、まだ上手く踊れてないんすけど……。
はは、同じだな。実は僕も、その振り付けを任されてるんだけど、最近大学のレポートで忙しくてな。
まだちゃんと練習できてないんだ。まさか教育実習生も出演者として選ばれるとは思わなかったよ。
ほんとこの学校、誰に対しても容赦ないっすね。
それにしてもこのステップ、サッカーのドリブルみたいで面白いな。
そうっすね。だから、普通の振り付けよりは覚えやすいっす。
それに、サッカーの基礎練にもなってる気がして、どっちも上達できそう……なんて、ちょっとそれは言い過ぎですけど。
はは、まさに一石二鳥ってやつだな! でも、如月は基礎もしっかりできてるよな。動きからでも、よくわかるぞ。
あ、ありがとうございます。サッカーが上手い先輩にそう言ってもらえると、なんかうれしいっすね。
そうか? はは、なんか照れるな。……あっ、如月。このステップの部分は、こう……身体全体をひねったほうがいぞ。
そ、そうっすか? ……先輩、あんま練習できてないって言うわりには、俺より上手いじゃないですか……。
(あ……斗真、さっきより練習に熱が入ってるかも。ふふ、そういう負けず嫌いなところ、昔と変わってないなぁ……)
……あー、クソッ。こんな練習やってられっかよ。やっぱやめだ、やめ。俺は先に抜けるからな。
あっ! おい北城、どこいくんだよ! 向井先輩、いいんすか? 北城、体育館を出ていったんすけど……。
まったく、やっと練習してくれると思ったら……。ちょっと見てくるよ。おまえ達は練習続けててくれ。

シルバー2話

斗真、あまり練習してないって言ってたのに、すごく上手に踊れてるね!
そこまで難しい振り付けじゃねーからな。
……それに、おまえに格好悪ぃとこ見せたくねーし。
え? 私が、どうかしたの? ごめんね、ちゃんと聞き取れなくて……。
なんでもねーよ。それよりおまえ、あんま離れて俺の振り付けを見てると。部活中の奴の邪魔になるぞ?
あっ、そうだよね。じゃあ、もうちょっとこっちで……
きゃあっ!
(あ、足元にボールがあったなんて……! いたた、お尻を強く打っちゃった……)
[名前]、大丈夫か!? ったく、周りを見てねーから、そうやって転ぶんだよ!
ご、ごめんね、うっかりしてて……。次からはちゃんと気を付けるから。
(男子生徒)すみません、俺のミスでボールがそっちに行って……! あの、怪我はしていませんか?
はい、大丈夫です。私のほうこそ、心配させてしまってすみません。
はぁ…………。ったく、いつまでそこに座ってるつもりだよ。ほら、手、貸してやっから、早く立てよな。
……ありがとう斗真。じゃあ、お言葉に甘えて……、っ!
(今、足首に痛みが……。もしかして、転んだときにひねったのかも……)
? どうしたんだよ、[名前]。まさか、どっか痛いところでもあんのか?
えっ!? う、ううん、平気だよ。待ってね、すぐに立ち上がるから……。
……。バカ、無理して立ち上がるんじゃねーよ。どうせおまえのことだし、足首でもひねったんだろ?
うっ……。やっぱり斗真には気付かれちゃったか……。
何年おまえの幼馴染やってると思ってんだよ。おまえのことぐらい、言われなくても気付くっての。
ったく、おまえはほんと変なとこでドジっつーか……。ああもう、仕方ねーな……。

シルバー3話

その足じゃ、歩くどころか立つのもつらいだろ。……ほら、乗れ。
えっ!? ちょっ、ちょっと斗真。急にしゃがんじゃって、何してるの……!?
バカ、おまえずっとそこにいるつもりかよ。仕方なく、保健室までおんぶしてやるって言ってんだ。
お、俺だって人前でおんぶするとかハズいっつーの。……わかったら、早く乗れよな。
う、うん。そうだよね、ごめん……。じゃあ、斗真。お願いするね。
ごめんね、斗真。せっかくの練習中に怪我しちゃって。……私、重いよね。
別に、重くなんてねーよ。おまえひとりをおぶるぐらい、なんともねーし。
つか、怪我人がそんなこと気にする必要ねーんだよ。おまえは自分の心配だけしてろ。
うん……。えっと、斗真。もしかして、私が怪我したこと、怒ってる?
別に怒ってなんか……まあ、怒ってねぇって言ったら、嘘になるか。
う……ごめんね。私のせいで、パフォーマンスの練習、中断させちゃったから……。
ちげーよ。むしろそっちはどうでもいいんだよ。あとで、いくらでも挽回できるし。
……おまえ、足首くじいたって気付いたとき、俺に隠しただろ。なんで、すぐ言わなかったんだよ。
だって、ちょっと足をひねっただけだから……。確かに痛かったけど、斗真に迷惑かけたくなくて……。
おまえなぁ、俺がそんなことで迷惑だとか思うかよ。昔っから、おまえはなんでも我慢して……少しは俺の身にもなってみろってんだ。
ご、ごめんね。次からは我慢しないから。……私、斗真に怒られてばっかりだね……。
いや、か、勘違いすんな。怒ってるとか言ったけど、別におまえを責めてるわけじゃねーよ。
ただ、おまえに無理してほしくねぇっつーか……。
その……や、やっぱなんでもねぇっ。
も、もうすぐで保健室に着くから、それまで大人しくしてろよな。
う、うん、わかった……。ふふ、ありがとう斗真。

ゴールドSPECIAL

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主人公の台詞
主人公の台詞

隠せない動揺

放課後、友人の彼氏である男子生徒の相談を聞いていたあなた。帰宅しようとすると、少し動揺した如月が目の前にいて……

+ ネタバレ

ブロンズ1話

[名前]。ちょっといいか……?
あ、斗真。 ごめん、ちょっと待ってて。
(男子生徒)あー、いいよ。俺、もう行くから。[苗字]さん、ありがとう。いろいろアドバイスしてくれて。
ううん、私で良ければいつでも。それじゃ、頑張ってね。
(彼女とケンカして落ち込んでたみたい――)
(ちゃんと仲直りしてくれたらいいけど……)
…………[名前]。
あ、ごめんね、斗真……って、怖い顔して、何かあった?
なんでもねーよ。
…………?
……おまえがいたから声かけただけだ。
それより、さっきのって……
あ、見てたんだ……うん。恋愛って、難しいんだね。
(あんなに仲良かったのに、ちょっとしたきっかけでケンカしちゃうなんて)
は、はあ!? 恋愛が難しいってどういう意味だよ。
まさか[名前]……さっきの男と付き合って……
(サッカー部員)おーい、如月。そろそろ練習始まるぞー。
……あ、ああ! 今行く!
えっと、なんの用だったの?
べ、べつに大した話じゃねーから、……気にすんな。
そう……? 変な斗真。部活頑張ってね。
おう……。じゃあな、[名前]。
(……斗真、ちょっと元気なかった。何かあったのかな……?)

ブロンズ2話

(あれ、あそこにいるのって、斗真くんと守部くん……?)
(なんか深刻な雰囲気……。どうしたんだろう……?)
如月くん、最近元気がないようですが……。悩み事があるなら、相談に乗りますよ。
いや、別にいいって。つーか、悩み事なんてねーから。
本当ですか? ……でも顔色が悪いですよ?
学級委員長として、生徒会副会長として、生徒の悩みを放ってはおけません。
もしかして、悩みごとのせいで夜眠れないとか……。僕にできることがあるなら――……
ああああ、うるせーな。おまえは俺の母親か!
で、でも心配で……!
わかった、話せばいいんだろ!?
……これから話すのは俺の話じゃねーぞ。俺が友達から相談されたことだからな?
なるほど。如月くんの友達は、自分の幼馴染と知らない男子生徒が、放課後ふたりきりで話しているのを見てしまった。
そして、ふたりは付き合っているのではないか……と不安になってしまったと。――つまり、恋愛の悩みですね。
なっ……っ!? べ、別にそんなんじゃねーって!
ほ、ほら、そいつらは昔からの幼馴染って言っただろ? だから、変な男に引っかかったんじゃないかって、心配なだけだって!
……? 何故、如月くんがムキになっているんですか? まあ、いいでしょう。その悩みの解決方法ですが……
うーん、そうですね……。
直接、今度の連休の予定を聞くのはどうですか? 幼馴染の動向を探ってみるんです。
ちょ、直接……?
もしも彼氏がいるのなら、予定が埋まっている可能性が高いので、付き合っているのかいないのか、判断材料になるかと。
な、なるほどな。それなら俺の気持ちもバレずに――
え? 俺の……?
い、いや! 少し言い間違えただけだ! ……とりあえず、その方向で伝えてみるか。
なんだか解決できたようで良かったです! そろそろ、生徒会室に向かう時間になってしまったのでお先に失礼しますね。
(今の会話って……。斗真も恋愛相談を受けて悩んでたてことだよね?)
(私も同じ状況だし、気持ちがわかるかも。……よし、ちょっと話しかけてみようかな)

ブロンズ3話

――斗真、ちょっといい?
うわっ!? おま、[名前]!? ど、どうしておまえがここに……!
あ、ごめんね、驚かせて。それより、今の話聞いちゃったんだけど……
なっ……ち、ちげーからな! 別におまえには関係ねーぞ!
え? あ、うん。斗真のお友達の話だよね。所々しか聞き取れなかったけど……。
は? ……あっ、お、おう!
そうそう、そうなんだよ! 俺のダチの話なんだ!
なんだか深刻そうだったね……。
ま、まあな! で、でも守部からいいアドバイスもらったし、おまえが気にするようなことじゃねーよ。
そ、そうだよね……! 解決したなら良かった。
おう……。
……と、ところでさ、お、おまえ次の連休とか予定空いてるのか……?
今度の連休? 特に予定はないけど……。
……あ、もしかしてサッカーの試合があるの? それで、私が応援に来れるか聞きたかったとか。
ちげーよ。そもそも部活休みだし……。
あ、あのさ……せっかくの休みだし、ふたりで遊びに行かねーか……?
そうだね! 斗真も部活がお休みなら、久しぶりにふたりで出かけるのもいいね!
……え、いいのか?
うん! 楽しみにしてるね!
おう。

シルバー2話

うーん、いい天気! 今日は晴れて良かったね。
ああ、そうだな。最近雨降ること多かったし。
でも、私と出かけて本当に良かったの? せっかくの連休だし、サッカー部の友達とも遊べたでしょ?
駄目なのかよ? 幼馴染と久しぶりに遊んで。
……いや、そうじゃないけど、なんか珍しいなぁって。とりあえず、今日はいっぱい楽しもうね!
うれしそうな顔だな。
ふふっ。だって楽しみだったんだもん。
そうだな……! 時間ももったいねーし、出発とするか。
えああ、あのワンピースかわいい! あ、でもこのブラウスも捨てがたい……!
あっ、ごめん、斗真。私の買い物ばっか付き合わせちゃって。……つまらない、よね?
あ? 何心配してんだよ。せっかくの休みなんだし、好きなところ見ていけよ。
本当!? ありがとう!
ほら、とっとと行くぞー。
うん! ……あっ! ちょっと待って。斗真、これ見てみてくれる?
……革のジャケット? 男物じゃねーか。これがどうかしたのか?
男の子って、こういう服は好きかな。斗真はどう?
は? 急になんだよ。……もしかして、誰かにプレゼントする気なのか?
え? ううん、特に深い意味はないんだけど……ちょっと、男性視点の意見を聞いてみたくて。
深い意味はないって……それ、本当か……?
うん、そうだけど……って、斗真? どうかした?
……なんでもねーよ。
(さっきまで楽しそうにしてたのに、急にどうしちゃったんだろう……?)

シルバー3話

(斗真、さっきから黙り込んだままだけど……)
ねえ斗真、もしかして疲れちゃった? ごめんね、私の買い物に付き合わせたから……
ちげーよ。ただ……。
ただ……?
なんっでもねーよ!!! つーか、おまえの用事は済んだのか?
あ、うん! 私は大丈夫。斗真は? 行きたい場所があれば付き合うよ。
(んー……。どうしたんだろう、斗真。私に何かできることがあればいいんだけど……)
なんだその顔……。あー……俺に気、使ってんのか?
え、そういうわけじゃないけど……。
……はあ。おまえって、ほんと嘘つくの下手。
おまえに気を使わせたことくらいわかってるから。
何年幼馴染やってると思ってんだよ、バーカ。
(斗真、少し微笑んでくれた。良かった)
……おい、ぼーっとしてんなよ。そろそろ帰ろうぜ。
あ、う、うん! そうだね!
(……最寄り駅についた途端に雨が降るなんて、ついてない……)
――悪ぃ、待たせた。ちょっとコンビニが混んでた。
おかえり、斗真。……って、あれ?
えっと……傘、1本だけ?
しょ、しょうがねーだろ。1本しか残ってなかったんだよ。
急に雨降ってきたし、仕方ないか……。
……あっ。ということは、その……
おう……。…………相合傘でも、いいか?

ゴールドSPECIAL

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本気で向き合うもの

居眠りをしている如月を起こすあなた。最近いつにも増して居眠りが多くなったことを注意すると、サッカー部にとって大切な練習試合が近いと聞いて……

+ ネタバレ

ブロンズ1話

起きて、斗真。もう授業は終わったよ。
早くごはん食べないとお昼休み終わっちゃう……!
ふぁ……。なんだよ……昼休み?
…………えっ? うわっ! マジかよ!!
あ、起きた……。
……っ。今日は絶対寝ねーって決めてたのに。
あー、くそ。また授業中に居眠りしちまった……。
……まあ、真山の授業じゃなくて助かったけど。
そ、そういう問題じゃないと思うよ……!
でも最近、いつにも増して居眠りが多いよね?
ん、ああ……、このところ部活の練習が大変でさ。
もうすぐ他校との練習試合があるから……それに向けて、練習にめちゃくちゃ力入れてんだよ。
そうだったんだ……。
でも、練習試合ならそこまで練習しなくても……。
いや、そういうわけにはいかねーんだよ。
練習試合って言っても相手は地区の強豪校だからさ。
全国に行くためには絶対に避けて通れねー相手だし、ここでばっちり勝って、チームに勢いをつけたいしな。
……そっか。サッカー部にとっては、すごく大切な試合なんだね。
(だから斗真、そんなに頑張ってるんだ……)
(練習試合……、納得できる結果を残せるといいな)

ブロンズ2話

日曜日
(サッカー部、今日も練習頑張ってるなぁ……)
おい、逆サイドがら空きだぞ! パス、回せ!
ったく、練習だからって気ぃ抜いてんじゃねーよ! ほら、もう1回! 周りの動きしっかり見ていくぞ!
(斗真、さっきから声を上げてる……)
(なんだか斗真がチームの中心になってるみたい)
練習、お疲れ様。これからお昼休憩?
おう。……って、えっ、[名前]?
なんだ、練習見に来てたのかよ……!
うん。斗真、すごかったね。
先輩たちに負けないくらい活躍してて驚いちゃった。
みんなから頼りにされてるのも伝わってきたし、斗真がエースって呼ばれてるの、わかる気がするよ。
そ、そんなに持ち上げんなっつーの。
まぁその、周りに期待にはちゃんと応えたいしな。エースって呼ばれてる分ぐらいの仕事はしねーとさ。
うん、ちゃんと応えられてると思うよ。
授業で居眠りしてる斗真とは別人みたいだったし。
う、居眠りのことは今はいいだろ……!
……ところで、おまえは何しに学校来たんだよ?
今日は日曜だし……ああ、図書館に用でもあるのか?
ううん、今日は斗真の練習を見に来たんだ。
え……?
あと、これを渡したくて……。
これって弁当……だよな?
えっ! も、もしかして、差し入れか……?

ブロンズ3話

はい。どうぞ、お弁当。
! お、おう……! あ、その、サンキュな……!
せっかく作ってくれたんだし、大事に食う……ん?
……? おかしな顔して、どうかしたの?
いや、気のせいかこれ、俺の弁当箱に似てねーか?
? 似てるというか、斗真のお弁当箱だよ?
おばさんに忘れたお弁当を届けるように頼まれたんだ。
……え? おまえの差し入れなんじゃ……!
差し入れ……?
……あっ! ああいや、なんでもねー……。
……弁当、届けてくれて助かった。ありがとな。
う、うん……? どういたしまして……。
(気のせいか、急に元気がなくなったような……?)
……でも、差し入れかぁ。うん、そっか、そうだね、それもいいかも……!
今度、斗真に何か差し入れを持ってきてあげるね。
! ……な、なんだよ、急に?
サッカーのことはよくわからないけど、斗真が真剣に頑張ってるなら、応援したいんだ。
そんなことぐらいしか、私にできることってないけど。
[名前]……。ぐらいって……それだけで充分だっつーの。
え? 何か言った? 小声でよく……?
ああ、いや、なんつーか……おまえがくれるっていうなら、もらってやるよ。うん。
その、はちみつレモンとか差し入れにはいいと思うぜ。

シルバー2話

(いよいよ今日はサッカー部の練習試合……)
(試合が迫って、選手の人たち緊張してるみたい……)
よう、応援に来てくれたのか、[名前]。
う、うん。……あの、斗真は大丈夫? 緊張してない?
ん、緊張? 別にしてねーと思うけど? 強豪校との勝負が楽しみで、落ち着かねーけどな。
……そっか。ふふ、なんだか斗真らしいね。
あ、そうだ。今日のためにお守り作ってきたんだよ。良かったら、受け取ってもらえるとうれしいな。
おまえ、わざわざそんなのまで用意してくれたのか?
だって、斗真の大事な試合だもの。実力を全部出せるように、お守りに気持ちを込めたんだ。
……そっか。マジでありがとうな。
ふふ、そんなに大したものでもないけど……あれ?
ん? 素っ頓狂な声出して、どうした?
それが、鞄の中にお守りが入ってなくて……。
……あ、そう言えば、机の上に置いたままだったかも!
……おい、俺のありがとう返せよ。
ご、ごめん。忘れないように気をつけてたんだけど……。
はぁ……。おまえって時々そういうところあるよな。
ま、いいや。おまえの気持ちだけもらっといてやるよ。
う、うん……。
ほら、試合前にへこむなって。縁起が悪いだろ。
痛っ!? な、何するの……?
何って、デコピンだよ。そんなこと気にすんなって。
大体、俺の一番のお守りはもうここにあるっつーの。
? それって……?
……っと、そろそろ行くわ。じゃあ、応援よろしくな。
うん、頑張ってね、斗真……!

シルバー3話

(試合時間はあとわずか……)
(接戦だけど、相手のチームがリードしてる……)
最後まで集中していくぞ! まだ諦めんな!
……あ! 斗真にボールが回った……!
これが決まれば藤城の勝ち……! お願い……!!
…………!!
(……あれ? 今、斗真と目が合った……?)
おめでとう、斗真! 勝てて良かったね!
おう。結構ぎりぎりだったけど、ま、なんとかな。
最後の斗真のシュート、すごかったね! 逆転が決まって、応援席も大盛りあがりだったよ!
はは、いつになくテンション高いな。
おまえがそんなに興奮してるってことは、見応えのあるいい試合ができたってことだよな。
ま、藤城のエースとしてはこれぐらいが当然だけど。
ふふ、斗真ったら。
……あ、ところで、試合中に目が合わなかった? 最後のシュートの前に目が合った気がするんだけど。
ああ、応援席に必死に祈ってる奴がいるなと思ってさ。
なんだか、おまえのほうに目が行っちまったんだよ。
う、だ、だって大事な場面だったから……。
はは、わかってるって。……つーか、おまえに感謝しねーとな。
え……?
あのとき、必死に祈ってくれてる[名前]を見て、おまえの応援を無駄にはできねーって思ったんだよ。
このシュートだけは意地でも決めてやるって、自分でも信じられないほど、気合いが入ったんだ。
斗真……。
なんか、昔っからおまえってそうだよな。傍にいるだけで力をくれるっつーか、なんつーか……
まあその……応援してくれて、本当にサンキュな、[名前]。

ゴールドSPECIAL

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決意の週末

先日試合を観に来てくれたお礼に、どこか出かけないかと如月に誘われたあなた。しかし週末の天気は良くないらしく、如月の家に行くことになって……

+ ネタバレ

ブロンズ1話

ブロンズ2話

ブロンズ3話

シルバー2話

シルバー3話

ゴールドSPECIAL

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スキンシップ

+ ...
あたまなで
ほっぺぷに
めがまわる


おはなし

+ ...

カレ会話

カレ会話

二択会話

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ボイス

ボイス


アクション会話

+ ...
考えごと?
椅子におすわり
うたたね
すやすや
チラチラ
首かしげ
へそ曲げ
ぱちぱち
考え中
指をふりふり
しずかにっ
バキューン!
うとうと
ガッツポーズ
筋トレ中
ぷんすか
やった〜!
はにかみ
がっくし
びっくり!
こまったなあ
手をふりふり
おねがい!
うたの練習
はい、どうぞ
床におすわり
読書中
床でくつろぎ


ひとりごと

+ ...
つぶやき よし!





最終更新:2019年04月24日 20:23