グラススプリンター

アルフヘイムにおける最も一般的な家禽。
その普及率はアヒルやニワトリよりも遥かに多い。

ダチョウとヒクイドリとオオハシが合体したような外見のモンスターで、基本的に野生種は人に慣れない(むしろ人を襲う)が、
卵から孵して育て上げるとよく懐く。アルフヘイムの人々はグラススプリンターを飼育し、乗騎にしたり荷車を曳かせたりと、
様々な用途に利用している。躯体が大きい(ダチョウより一回り程度大きいレベル)ために大量の肉が取れ、肉は味がよく栄養価も高い。
卵もダチョウ並みに大きい上、頻繁に産卵する。骨からはトリガラの良い出汁が取れ、頑丈かつ重い脚部の骨は鈍器として使用することもでき、
しばしばゴブリンなどが棍棒代わりに携行している。
羽毛は保温性と撥水性に優れ、革はなめせばレザー・アーマーとして使用可能。
武器として使われる巨大なクチバシと蹴爪は、加工すれば短剣やナイフにもなる。
まさに『捨てるところがない』万能生物と言ったところだろう。

家禽としてアルフヘイム中の町や村で普通に見かけるグラススプリンターだが、前述した通り野生種は要注意である。
人間の生活に密着し過ぎていて普段はあまり意識しないが、れっきとしたモンスターであり野生種は凶暴極まりない。
太い脚から生み出されるスピードは時速80km/h。体当たりされれば、普通に乗用車に撥ねられる程度の衝撃がある。
また地球のオオハシによく似た巨大なクチバシから繰り出される突き攻撃も強力であるが、何と言っても一番の武器は蹴爪による蹴りであろう。
地球のヒクイドリのように発達した鋭い蹴爪は斬撃の効果を持ち、蹴られれば即死すらありうる。
一般家庭で飼育されているグラススプリンターは安全のためクチバシに革製のカバーを掛けられており、また蹴爪も切られている。

リバティウムのカジノでは、グラススプリンターによる競馬ならぬ競鳥も定番ギャンブルのひとつとして大々的に開催されている。
メインストーリーそっちのけでチケット片手に競鳥に熱中したプレイヤーも多い。
最近地球ではグラススプリンターを擬人化した『トリ娘』なるスピンオフゲームもリリースされたとか。

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最終更新:2021年04月10日 21:11