記憶喪失ビルド

記憶喪失ビルド

ロールプレイの難易度を軽減するテクニックのひとつ。
スノウチームが編み出した工夫をプレイヤーが研究・検証することで確立した。

ロールプレイによる強化を最大限受けるには、
「背景を含めたキャラクターの人格を作りこみ」、「設定を違和感なく演じ切る」必要がある。
身も蓋もないことを言えば中二病…というか邪気眼のイタい振る舞いを素面でやるということであり、
当然人によっては拒絶反応が出たり上手く演じられないといったことも起こり得る。

記憶喪失ビルドはこうしたロールプレイあるあるに対する一つのアンサー。
「人格をあえて作りこまない」という打開策である。

本家本元のスノウは「製造直後のアンドロイド」という設定にすることで、
感情が希薄であることや背景を持たないことに説得力を与えている。
ノリノリで演じられなくてもアンドロイドなので違和感がない。
言わば「作りこまれてない人格」をロールプレイしている状態である。

スノウの場合は厳密には記憶喪失ではない(そもそも記憶を持たない)が、
この工夫を一言でまとめるなら「人格作れないなら記憶喪失ってことにすればええやん」であり、
これが記憶喪失ビルドと呼ばれるゆえんである。

さらに、アンドロイド=被造物という設定により裏で操っている教官の存在を明確にし、
「教官まで含めたロールプレイ」が成立。
複数の教官が交代で操作することによる多重人格と、人格切り替えによる姿や能力の切り替えも実現した。

スノウの工夫はロールプレイに取り組むプレイヤー達にとってエポックメーキングであり、
研究と検証が進められたことでテクニックとして確立している。

また、記憶喪失ビルドから着想を得て新たなテクニックを見出したプレイヤーもいる。

例えばテスタ・ヴィ・ルードは人格と能力の相関関係に着目し、
「別のキャラを演じているキャラ」をロールプレイすることで複数の能力を切り替えられるビルドテスターキャラを成立させた。
(ロールプレイしてる奴のロールプレイ)

バルディッシュは「教官を含めたロールプレイ」の手法にヒントを得て、
元ブレイブの教官に師事した」という設定でブレイブの能力を扱えるようになっている。

これらは記憶喪失ビルドの「難易度を下げる」目的から派生し、
「自由度を上げる」テクニックとして使用している例である。

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最終更新:2025年01月28日 22:04