元ネタ:SOUND HORIZON エルの絵本 【笛吹き男とパレード】
その虚飾(パレード)は何処からやって来たのだろうか…
ああ、その虚飾(パレード)はどこまでも続いていく
「おぉ友よ!幸薄き隣人達よ、我らはこの年齢(せかい)という鎖から解き放たれた。
来る者は拒まないが、去る者は決して赦さない。現実の終焉…楽園パレードへようこそ!」
虚飾(パレード)は何処までも続いてゆく → 17歳(せかい)の果てを目指して
先頭で兎の女が剣を振る → 沈む夕陽に背を向けて
虚飾(パレード)は何処までも続いてゆく → 17歳(せかい)の果てを目指して
女の長い耳が静かに揺れる → その剣の動きに合わせて
心に深い闇を負った者にとって 抗えない魔性の声…
鯖読みに誘われ 一人また一人年齢(とし)を偽っていく
やがてその虚飾(パレード)は 時間(とき)を裏切り暦を止めていく……
例えば 年増と表現した中年
例えば 無理してると語った青年
例えば 唖然とした顔をした壮年
例えば 無邪気に笑った子供
例えば 引きつった笑みをしたエクスマキナ
誰も兎耳の女ラヴィからは逃れられない
???「あらー、いらっしゃーい パレードへようこそ うふふ」
鯖読みを操って 一人また一人年齢(とし)が止まっていく
やがてそのパレードは 良心(こころ)を染め上げ真実を灼き尽くす……
その虚飾(パレード)は何処へ向かってゆくのだろうか…
最終更新:2014年05月16日 19:45