前田慶次

「前田慶次、まかり通る!」

前田家の風来坊と呼ばれ、自由を愛する粋な男。
武士として名を上げ天下を目指すよりも、大切な人と寄り添い恋をすることが最も幸せであると考えている。
剣の腕前は一流なのだが、型にはまる事を嫌う性格の為、武芸の稽古は苦手。
利家、まつの夫婦とは非常に仲が良く、度々利家に悪戯をしかけてはまつに叱られている。

◆台詞集

+  戦国BASARA2、外伝
 戦国BASARA2、外伝
「命短し、人よ恋せよ!」
「男は女に恋してこそ強くなれるんだ!」
「俺は全てを大切にしてえ!俺は捨てない!過去も未来も人の気持ちも!」
「惚れた女は死んでも守れ…それが男の役目だ」
「俺は秀吉を信じてる…あいつは絶対に死にはしねえってな」

+  戦国BASARA BH
 戦国BASARA BH
「なぜ分からない!お前が一番、過去にこだわっている事を!」
「無力がお前の罪ならば、あの日、お前を止められなかったのが俺の罪…。なぜ時間は戻らないんだろうな、秀吉」

+  戦国BASARA3、宴
 戦国BASARA3、宴
「元気だよ…あの空くらいに俺は元気だ」
「まだ自分の罪を後悔させていなかった!あいつは、生きなきゃいけなかったんだ!もう二度と会えない!ぶん殴る事も、謝らせる事もできないんだ!」
「いい夢だった…そうだな、秀吉…」
「悪いけど、今の俺は強いよ~。なんせ、守る人ができたからね。それじゃ二人まとめて…説教いたしましょうかね!」
「女とケンカは俺の花、ってね」


◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
天下を掌握した豊臣秀吉が配下の徳川家康に倒され、世は再び乱世を迎えた。
かつては秀吉の親友であり、ある事件が元で袂を分かった前田慶次は、秀吉の死をきっかけに前田の家を出ることに決め、
兼ねてよりの友である上杉謙信のところへ仕官した。
武田信玄が病に倒れてから後、戦場から遠ざかっている謙信のもとで、慶次は、剣を取ることもなく穏やかな日々を過ごして
いた。しかし、拭えない空虚感とやりきれない心の傷をずっと抱えたままだった。

+  小田原の役:オープニング(第一話)
夕闇が差し迫る頃、慶次は小田原城付近にたどり着いた。
豊臣軍と北条軍の戦が終わり、陥落した小田原城を見た慶次は、遅かったかとつぶやいた。
慶次は虚しい気持ちで小田原城を見ていた。その近くを戦帰りの雑賀衆が通りかかったが、城を眺め続ける慶次は、雑賀衆に
気付かなかった。

+  雑賀孫市戦(第三話)
 雑賀孫市戦(第三話)
慶次の心中を察している謙信は、慶次を気遣い、途中前田の家に寄りしばらく休むようにと付け加えて、雑賀への使いを慶次
に頼んだ。
慶次は、謙信の心遣いを嬉しく感じながら承諾し、雑賀に向かった。
旅の道すがら、前田家で前田利家とまつに会い、励まされ世話を焼かれた慶次は、次にすべての記憶を失くしたお市と出会う。
あんたみたいに、忘れられればな・・・とつぶやく慶次だったが、これではいけないとやけっぱち気味に気を取り直し、そして
雑賀の地を踏んだ。
この気持ちをパアッと吹き飛ばすような景気のいいことはないのかねという慶次の前に、モデルのようにスタイル抜群で
美貌の雑賀孫市がいた。

慶次「あ~あ、なんか景気のいい話が転がって来ないかなァ、こう、ババァンと・・・」
  「ババァン・・・と・・・」
孫市「・・・ん?」
慶次「け、景気のいい・・・ねえさんが・・・っ!」
  「あっ、あっ、あのっ!あんた、名前は!?」
孫市「我が名は雑賀孫市。誇り高き雑賀衆とは我らのことだ」
慶次「孫市っていうんだ!覚えたよ、孫市!」
孫市「お前の名は知っている・・・前田慶次だろう?」
慶次「知ってるのかい?うれしいなあっ!」
  「こっ、好みの男を教えてくれないかなあ?」
孫市「知りたいか?フフ・・・頼りになる男だ」
雑賀衆A「名前知ってるも何も、悪い意味でだよな」
雑賀衆B「だよな」
慶次「いやあっ、今日は景気のいい日だなあ!」
孫市「フフ・・・お前はおもしろい男だな」

雑賀衆A「本当に連れて行くんですか?」
孫市「フフ・・・あの目を見ろ。本気で恋をしている目に見えるか」
  「あれは虚勢だ。己に嘘をついている目だ。おおかた、
   私に惚れたというのは口実だろう。・・・何かから逃れるためのな」

+  最上義光戦:関ヶ原乱入ルート(第三話~)
 最上義光戦:関ヶ原乱入ルート(第三話~)
慶次が孫市と身の振り方を話していたとき、血相を変えた利家が駆け込んできて、まつが東軍に人質に取られたと言った。
利家は、卑怯な手を使う東軍への怒りで震えながら、前田は東軍に下れと要求された、慶次がこのまま西軍にいてはまつの命が
危ないと言った。
このまま西軍にいて孫市を守るか、西軍を抜けてまつを助けるか、どちらを取るか悩んだ末に慶次はまつの救出を選んだ。そして
孫市と別れて、東軍に所属する最上義光のもとへ向かった。
最上は上機嫌で、家康さんに頭を下げる気になったかね、それはよい傾向だと言った。慶次は、頭でも何でも下げる、敵意はない、
前田は東軍に下る、だから人質を返すよう家康に伝えてくれと、最上に土下座をして頼んだ。
そこに別れたはずの孫市が現れ、家康に取り入るためまつを攫った張本人はこの最上だ、と言った。

+  徳川家康戦(第七話)
 徳川家康戦(第七話)
慶次は、親友だった秀吉を倒した家康に会う決心をした。
家康に会って秀吉のことを聞き、秀吉が何を思って死んだのか、自分の目と耳で確かめるために。
そして、家康から秀吉の最期の様子を聞いた慶次は、穏やかに涙を流した。

慶次「家康・・・なぜ秀吉を、と聞いてもいいか?」
家康「ワシは恐ろしかった・・・豊臣の作る未来が」
  「豊臣は戦火を広げようとしていた。ワシはそれが、震えるほど怖かったんだ」
慶次「お前の言っている事はわかるよ・・・。俺も、そう思うから・・・だけどな・・・」
家康「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
慶次「・・・家康ッ!どうしてなんだよぉッ!」
家康「け、慶次・・・!」
慶次「まだ自分の罪を後悔させていなかった!あいつは、生きなきゃいけなかったんだ!」
  「もう二度と会えない!ぶん殴る事も、謝らせる事もできないんだ!」
家康「慶次、すまない・・・すまなかった!」

慶次「教えてくれ・・・秀吉は・・・最後になんと言っていた?」
家康「『半兵衛よ、次は何を目指そうか』・・・そう言っていた」
慶次「半兵衛の・・・事を・・・?」
家康「ああ」
慶次「どんな・・・様子だった?」
家康「昔を懐かしむように・・・微笑んでいた」
慶次「弱音・・・吐かなかったか?」
家康「ああ」
慶次「悔やんでいたか?」
家康「いいや・・・最後までワシに屈することなく、己の意思を貫いた」
慶次「そうか・・・あいつは自分の命を生きたんだな・・・」
  「そうか・・・」
  「いい夢だった・・・そうだな、秀吉・・・」

+  関が原乱入ルート:エンディングデモ(第十二話)
 関が原乱入ルート:エンディングデモ(第十二話)
家康と三成の戦いに乱入し、二人をまとめて説教した慶次は、自分と共に関が原に来て一緒に戦って
くれた雑賀衆頭領の孫市に感謝して礼を言った。真剣な様子の慶次に対して孫市は、軽く笑い
ながら何を言っている、これは我らとの契約だ。お前は我らを雇っただけの事だ。と言った。
孫市の言葉をすぐに飲み込めなかった慶次は、一瞬ぽかんとし、事態を把握すると大いに慌てた。
身振り手振りを交えながら、契約なんてしたっけ?俺、金ないよ。とあわあわする慶次に、孫市は
わざと眉を顰め、契約金が支払えないのかと聞いた。即答で払えないと答える慶次。すると孫市は、
ならばこうしようと言って雑賀衆で働くことを提案した。孫市の意図を知った慶次は、喜んでその
提案を受け入れた。

慶次「あのイタズラ小僧達にはお仕置きしてやったし・・・これでしばらく静かになるだろう」
  「孫市・・・あんたがついてきてくれた時は本当に嬉しかったよ。もう二度と、会えないと思っていたから。
   ・・・ありがとう」
孫市「何を言っている?これはお前と我らの契約だ。お前は我らを雇った、それだけのことだ」
慶次「えっ!?そ、そうなの?契約!?いや、俺はてっきり・・・あは、あははは・・・っていうか、契約なんて
   したっけ!?それに俺、金ないよ!」
孫市「まさかとは思うが・・・契約金が支払えないと?」
慶次「いやいやいやいや、払えません!」
孫市「ならばこうしよう」
  「一生、雑賀衆で働くことだ。三食付き、ただし昼寝は無い」
慶次「ああ・・・ああ、そうするよ!是非そうさせてくれ、孫市!」
孫市「フフ・・・契約成立だ」


(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)



最終更新:2014年10月02日 05:08