鬼島津の異名で恐れられる薩摩の猛将。
一刀必殺術・示現流を極めし腕前は日本中に知れ渡り、多くの武人の憧れとなっている。
些事を笑い飛ばす豪快さの裏に、伏兵戦術を得意とする策略家としての冷静さを併せ持つ。
自らを古き時代の象徴と呼び、若者が自分を超えて次の時代を切り開くことを待ち望んでいる。
◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
織田が滅び、天下を掌握した豊臣が崩壊し、時代は大きく変わろうとしていた。
薩摩の島津義弘は、いま自分は新しい時代への転換期にいるのだと気付き、
徳川家康と
石田三成の天下を二分する戦いは、
古き時代の終わりを告げる夜明け鳥の鳴き声だと知った。
そして、古きを終わらせ若者達の時代を招くことこそが、自分の最後の役割であると考えた。
島津は、新しい時代の土台を築き、これから台頭する若者の生き方を近くで見守りたいと思い、一人、天下分け目の戦へ
と向かった。
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徳川侵攻:オープニング(第一話) |
徳川侵攻:オープニング(第一話)
島津は、武田軍と徳川軍が激突する戦場にいた。
武田軍劣勢の状況のなか、敵兵士達を倒し悠然と歩く徳川軍の本多忠勝を見つけた島津は、忠勝に向かって突進した。
ぶつかり合った両者は互いに譲らず、拮抗した。
そして、武田軍が撤退を始めても、二人の決着は着かなかった。
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石田三成戦(第五話) |
石田三成戦(第五話)
各地をまわり様々な武将と話をした島津は、何のために天下を奪い合うのか聞いてみたいと思い、石田三成を訪ねて大阪城に
行った。そして、三成は野望もなく希望もなく、ただ徳川家康を殺すことのみが願いだという男だと知った。
できることなら深い傷を負った者の側で、再び立ち上がるのを見守りたいものだと思っていた島津は、三成の生き方を見守
ろうと決め、西軍に参入した。
島津「・・・おまはん、この先、どう生きる?」
三成「何度も言わせるな・・・家康さえ殺せれば、私の命などどうでもいい!」
島津「ふうむ・・・」
「オイは古きを終わらせようと思うとる。若もんが新しきをどう生きるか、見たくての。・・・じゃが、
おまはんには、生きようという気持ちもないようじゃ」
「三成どん、頼みがある。オイは、おまはんの生き方を見守りたか」
三成「余計な世話だ!私に関わるな!」
島津「それでよか。この島津義弘、おまはんに命をあずけよう」
「見守るべき若もんも得た・・・あとは、古きを砕くだけね」
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本多忠勝戦:関が原・最終ステージ(第十話) |
本多忠勝戦:関が原・最終ステージ(第十話)
西軍に参入した島津は、本多忠勝と対峙して大刀を構え、古きの象徴であるオイとおまはんの戦いに、いざ、決着ばつけるど!と
宣言した。忠勝もそれに答え、二人は激突した。
島津「全ての若もん、とくと見い!古き二振の終焉を!」
忠勝「・・・・・・・・・!!」
島津「斬りて語るはオイ達で最後じゃ。今はただ、それが嬉しくて仕方なか!」
「若もんたちがどんな言葉にて話すのか・・・忠勝どん、胸が熱くなってこんか?」
忠勝「・・・・・・・・・!!」
島津「感じるぞ忠勝どん・・・おまはんの生き様全てを」
「ついて来んしゃい、忠勝どん。古きを運ぶんじゃ、遥かな昨日へ」
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(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)
最終更新:2014年09月23日 18:41