第五天魔王と祭り上げられる、
織田信長の妹。
儚くも妖艶な雰囲気の女性であり、その言動に惑わされる者も多い。
兄と同じ魔王の血が流れている事に怯え、自虐的な発言を繰り返し常に誰かに付き従い生きていたが、兄や夫を亡くした事で一人きりになってしまう。
辛すぎる現実から逃避する為に虚ろな世界を彷徨い、様々な記憶や自我をも失っている。
◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
浅井家滅亡の後、織田家に連れ戻されたお市は、兄・織田信長に命じられるまま、戦へ駆り出される日々を送っていた。
お市は、大勢の人の命を奪う罪に耐え切れず、自分を責め、泣き、精神を病んでいった。
やがて本能寺の変が勃発し、信長が死亡したため織田家は滅び、幸か不幸か戦火を逃れたお市は、ただ一人生き残った。
その後、今なお信長の威光を崇める織田軍残党により、お市は、意識の崩壊を引き起こしたまま、第五天魔王として祭り
上げられていた。
ある日、光色と闇色が辺りをどんどん巻き込んでいく情景を見たお市は、自分も光色と闇色を直に見るために歩き出した。
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徳川侵攻:オープニング(第一話) |
徳川侵攻:オープニング(第一話)
お市はふらふらと歩きながら、武田軍と徳川軍が激突する戦場に現れた。お市の発する異様な気配に怯みながらも、兵士達は
お市に向かって斬りかかった。しかし、お市の足元から立ち上るように現れた巨大な黒い手によって、瞬時に一掃されて
しまった。
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徳川家康戦(第六話~) |
徳川家康戦(第六話~)
お市に会った家康は、お市の心が壊れていることを知り、愕然とした。
そしてお市を保護し、城に連れ帰って休ませた。
家康「なんということだ・・・」
「織田が滅びてから今まで、こんな状態で各地をさまよい歩いていたというのか・・・?信長公の後を継ぐ、第五天魔王として・・・」
「よし・・・今日からワシがお市殿を預かろう。戦によって不幸になった者を見捨てるなど、人として生きるに値しない」
お市「あなただあれ・・・?お友達になりたいの・・・?」
家康「ワシは徳川家康。あなたは覚えていないだろうが、ワシはあなたを知っている。
・・・お市殿、これからはワシと一緒に行こう」
お市「本当・・・?一緒ににいさまの敵を倒してくれるの・・・?」
家康「・・・いいや、違う。もう戦わなくていいんだ。武器を置き、城で休むといい」
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天海戦(第七話、第八話) |
天海戦(第七話、第八話)
死んだ誰かにそっくりな影が目撃されている、という不穏な噂が広まっている頃、自分を呼ぶ声を聞いたお市は、各地を転々と
彷徨いながら、その声の主を探した。
行く先々で制止され、捜索をやめるよう懇願されたお市だったが、歩みを止めず、ついに声の主のもとへとたどりついた。
天海だった。
天海は、お市を呼び水にして信長を復活させようと目論んでいた。
そしてお市に襲い掛かりお市を殺そうとした。しかしお市は死を逃れ、天海に痛手を与えた。天海は、失敗かと悔しがったが、
お市を殺し損ねたけれど十分な血は流されたと満足して、その場を去った。
ぼんやりと天海を見送っていたお市は、突然激しく震えだし、にいさまが戻ってくると慄いた。
市が生きる意味をこんな形で思い出すなんてと怯えるお市だったが、やがて、それが自分の生きる意味なら行かなければなら
ないと、復活した信長の気配を頼りに、本能寺へ向かった。
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(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)
最終更新:2014年09月06日 06:20