岸 義人

【生年月日】

1937年4月13日

【出身地】

愛知県名古屋市

【肩書】

ハーバード大学名誉教授

【学歴】

1961年 名古屋大学 理学部 卒業
1966年 名古屋大学 理学研究科博士課程 修了

【予想授賞理由】

海洋産天然物の全合成を通じた有機合成・天然物化学への貢献により。

【受賞歴】

1999年 恩賜賞・日本学士院賞
2000年 文化功労者
2001年 アメリカ化学会賞

【著書】


【主要業績】


【研究内容】

海洋産天然物の全合成を通じた有機合成・天然物化学への貢献が主要業績。神経毒(palytoxin, tetrodotoxin, saxitoxin, batrachotoxin, pinnatoxin A)、ポリエーテル系抗生物質(onensin, lasalocid A, salinomycin/narasin)、アンサマイシン系抗生物質(rifamycin S)、抗腫瘍活性天然物(halichondrins, mitomycins)、発癌プロモーター(aplysiatoxins)、二次代謝物(gliotoxins, sporidesmins)、その他(ophiobolins, Cypridina luciferin)など多数の天然物の全合成を達成。またパリトキシン、海ホタルルシフェリン、マイトマイシンなどの構造決定にも寄与している。
中でも彼が圧倒的なスピードと効率的な合成計画で全合成を完了したパリトキシン・テトロドトキシン・サキシトキシン・ハリコンドリンB・マイトマイシン・バトラコトキシニンなどは、現在の合成技術を持ってしても合成がきわめて難しいものである。

1994 年にパリトキシンの全合成を達成した。パリトキシンは現在合成された天然物の中で最も巨大であり,その全合成は化学史上における金字塔である。

【関連書籍】


【その他】


【本人HP】


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最終更新:2013年12月22日 21:11