中沢 正隆

【生年月日】

1952年9月

【出身地】

山梨県中央市

【肩書】

東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサー
東北大学総長補佐

【学歴】

学部…金沢大学工学部
大学院…東京工業大学大学院総合理工学研究科(工学博士号取得)

【予想授賞理由】

世界中で高速光ファイバー通信ネットワークに革命をもたらしたエルビウム添加ファイバー増幅器(EDFA)の開発に対して。
Emmanuel DesurvireDavid N. Payneと共同受賞の可能性がある。

【受賞歴】

2006年 トムソン・ロイター引用栄誉賞
2010年 紫綬褒章

【著書】


【主要業績】



【研究内容】

線路技術者の夢は、伝送損失のないロスレス(無損失)伝送路を実現することです。ところが、光ファイバーは、どうしても0.2dB/km程度の損失があります。そこで、ラマン増幅を行い、非線形な効果で損失と同じくらいの弱い利得を持たせ、バランスをとることによってロスレスを実現しようと考えました。

ソリトンというのは、もともとは波形の変わらない波です。普通は分散があって、波形の幅が広がってしまいます。ところが、分散とソリトンの非線形光学効果とをうまくバランスさせると、波形が広がらないのです。

光ソリトン通信技術とEDFAの開発により超長距離の光伝送が実現できた。

ソリトンというのは、最初は机上の話でした。それを我々が開発した光ファイバー増幅器を、30kmとか50km間隔で置くことによって、太平洋を横断する距離の伝送が実現出来、更に工夫を加えると100万kmもの超長距離光伝送が原理的に可能であることを世界で初めて実証しました。


【本人HP】


【その他】


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最終更新:2013年11月25日 19:43