決着 過去ログ

デイリン「……もう、何週間経ったでしょうか…。(ある建物内にて監禁されている) 」

カチャ…カチャカチャ……ギィー…(デイリンの監禁部屋の戸が開かれる) 」

アバラ「(監禁部屋に入ってくる)……デイリン、さん…。 」
デイリン「……!貴方は…。 」
アバラ「……。私、いろいろ考えました。悩んで悩んで、一晩中考えました。……私、もう耐えきれません。デイリンさん、共に一緒に、ここを逃げだしましょう…! 」
デイリン「……!!ぁ、貴方…正気なの?それじゃ…私も、貴方も、命を狙われてしまいますわ…。 」
アバラ「いいえ、大丈夫です。こんなこともあろうかと私は……(デイリンに耳打ちをしながら、両手を縛っている縄を解く) 」
デイリン「……!そんな……。……分かりました。貴方がその道を選んだのであれば、私はそれを、黙って受け入れます。…行きましょう、アバラさん。 」
アバラ「はい……!(デイリンの手を握り、共に部屋を早々と出ていく)



ミシェル「……。(険しい表情を際立たせ、戦場跡地へ訪れる) 」
バベル「……来てくれましたか…。(後ろを向いたままミシェルに) 」
ミシェル「メールありがと、お陰で探す手間が省けたよ。……バベル……。 」
バベル「…そうですか、それはどうもです。…ドサァッ(横に長い鞄を地面に下ろす) 」
ミシェル「……ボクをここへ呼んだ理由は……アレだよね。 」
バベル「ええ…兄上より、貴方の排除を……ミシェル。(鞄からフェンシングに使用するフルーレ(剣)を二本取り出し、その一本をミシェルに投げ渡す) 」
フィリア「 ……とうとう、始まるんですね……(ミシェル達を見て) 」
シン「……ミシェル……(シンもミシェルをみかけて) 」
奏「……! ………(ミシェル達のところへと歩み寄っていき) 」
ミシェル「わっとと…!こ、これって…。(汗(フルーレをキャッチ) 」
バベル「貴方にとっては懐かしいでしょう、ミシェル。……ミシェル、宣戦布告通り、貴方に決闘を申し込みます。(フルーレをミシェルに向ける) 」
ミシェル「……!I see.そういう事かい…!ビュン、フワッ(その場で軽くフルーレを振る)」
シン「……(無言でミシェルたちを傍観する) 」
バベル「………。(無言で様子を伺っている) 」
奏「 ………分からない。貴方達神々が……一切分からない。(険しい表情に険しい表情で) 」
ミシェル「分からなくていい…。これは、ボク(神)の問題なんだ…!(そしてバベルに視線を送る)バベル……一つ、聞くよ?どうして、こんなことを…? 」
バベル「…構えなさい。(応答に応えず) 」
ミシェル「バベル……!!」
バベル「早く構えなさい…!! 」
ミシェル「……。(フルーレを構える)」
レインド「やれやれ…また、見守るしかない…か… 」

バベル「(ミシェルと離れ合って向かいあう)……ラッサンブレ・サリュー(気をつけ、礼。)(フルーレを掲げ敬礼) 」
フィリア「 レインドさん……これはきっと……いい勝負になりそうです♪(レインドに)(そして、ミシェルにウィンク) 」
レインド「そうだなぁ…デイリンの側近か…はたまた風来坊か…どっちに『勝利の女神』さんは微笑むかねぇ… 」
ミシェル「アンガルド。(構え)(構え、フィリアにフィンク返し) 」
バベル「……エト・ヴ・プレ?ミシェル。 」
ミシェル「…ウィ。」
バベル「プレ――――アレ。(軽く前後にステップを踏み、様子を伺う) 」
ミシェル「やぁ…っ!(バベルのフルーレを払って突く)」
バベル「くっ――――!」
ミシェル「一本……!」
バベル「甘いですね。(ミシェルのフルーレを払ってぱっと前に突く)」
ミシェル「うっ――――!(一瞬無防備になる)」
バベル「はあっ!(右脇腹を突く)」
ミシェル「うあ…っ…!」
バベル「一本くらい、すぐに取り返せます。」
フィリア「 これは“フェンシング”ですよ♪ミシェルさんもバベルさんもお上手ですねー。ワクワクしてきました☆(二人を観ながらレインドにそう言い。) 
レインド「…死んだら元も子もないな… 剣術はあまりないが、たしかにわくわくできるな 」
ミシェル「くぅー…相変わらず、腕の方は衰えていないね。(苦笑) 」
バベル「――――――口を動かす暇(いとま)はありませんよ。(背後から突く)」
ミシェル「カキンッ、ガッ…!(カウンターでバベルのフルーレを空に弾き返し、首元に向ける)」
バベル「くっ―――!?」


ヒュンヒュンヒュン……ガッ!(バベルのフルーレが地面に突き刺さる)


ミシェル「ラッサンブレ・サリュー。もう、勝負はついた。」
バベル「………ふぅ…そうですね…。(観念したように、その場に座り込む) 」
ミシェル「……バベル、どうしても戦いで決めないと、ダメなのかい?争いからは何も生まれないよ。 」
バベル「分かっています……分かっていますとも…。ですが…ですが……っ!」
ミシェル「……。分かったよ……兄のこと、だろ。 」
バベル「……! 」
ミシェル「兄弟なんだろう?兄に反発するのがそんなに怖い?」
バベル「……それは…。」
フィリア 「 (兄弟と聞いて)……そういえば、アバラさんは………(天を見上げ) 」
ミシェル「もともと、生まれて一人のボクが言えることでもないけど、キミはそれでいいのかい?このまま、兄の思惑通りに動かされてていいのかい? 」
バベル「……。(俯く) 」
ミシェル「………まあ、アバラだって、好きであんなことをしているわけじゃあない少なくともボクはそう思う。彼もまた、キミと同じ気持ちなんだ。誰かに従われ続け、それを恐れている。 」
バベル「……!そんな……。…兄も……私、も……。 」
ミシェル「(しかし話をしている為か、周りの視界が入っていない)……バベル、キミはいい奴だよ。大切な人を思いやるその気持ちを、持つのはいいことだ。けど、時には尖り合うことだって大切だ。アバラにしろ、デイリンにしろ、さっきのボクに対するように……。 」
バベル「……ミシェル、私は―――― 」

デイリン「……(二人を見て心配そうな表情をしてやってくる) 」
レインド「……(ミシェルとバベルを無表情で眺めつづける)(…流石だ…ミシェル……ここまで説得力のある言葉は久しぶりだ) 」
ミシェル「……さあ、行ってきなよ。彼女が帰ってきた(フルーレを地面に突き刺す) 」
バベル「ぇ――――!!(デイリンを見て) 」
アバラ「……。(デイリンが立っているすぐ近くの木の下で、佇んでいる) 」
デイリン「……バベル…。 」
フィリア「 …!!……アバラ……!!!(その時、初めて彼を、“さん付け”せずに呼んだ。) 」
バベル「お嬢……様…。本当に、お嬢様…なのですか…?それに、兄上まで…!(眼から何かが零れ落ちる) 」
アバラ「……!フィリア…さん…!? 」
デイリン「もぅ……困った執事ですわね。私なら、はい、この通り無事ですよ。(微笑む) 」
レインド「……勝利の女神は…ちゃんと微笑んでくれたか…(デイリンを観て安心したように) 」
フィリア「 ……!!(アバラに駆け寄る) 」
バベル「あ……ぁぁ……よかった…。本当に、無事でよかった…。(気を失いかける) 」
ミシェル「………(その場からそっと離れるようにバベルたちとは反対側に歩く)……これで、キミも変われたはずだよ、バベル。(呟いて歩いて行く)」
デイリン「……!もぅ……本当に、困った人ですね…。(微笑みながらバベルをそっと抱きしめる) 」
アバラ「フィリア……さん…。…私、いろいろと考えたんです。やっぱり、私には…世界を破滅におい込む事なんて、できません…。 」
フィリア「 貴方なら……そう言ってくれると思っていましたよ…!!(笑顔でアバラに。しかし片眼にはよく見ると涙が零れてきてしまっている。) 」
バベル「(腕の中で、初めて温かみを感じたように微笑む) 」

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最終更新:2011年07月18日 20:18