エンプティー編 破滅への序章

新世界・巨大な亜空間~

解析者「只今、戻りました…。」
アーク「(王座に座って少量のワインが入ったグラスを掲げ、くらくらと揺らしながら見上げている)奴らの動向はどうだ…?」
解析者「バイキンマン軍団L.N.R団、秋永軍、D.K.X.、そして西軍を退け、新世界を渡り合っているようです。」
アーク「その報告は簡潔に聞いている。これでケイオスは手を出しにくくなってしまったというのもな。(ぐいと残りのワインを口に注ぐ)」
解析者「では…如何に来訪者に伝えれば?」
アーク「しばらくケイオスは捨て置くぞ。後に来訪者を呼び戻して俺から伝えてやろう。……その後の奴らの動きはどうだ?」
解析者「これと言った動きはありません。エンド・ウォーの終戦以来…各地で起こっていた紛争も沈静し、名を掲げる輩も出没することはないでしょう。政府も動く見込みはございませんし…。」
アーク「そうか。奴等(ルーキー)もどう手を打てば良いか、決めかねているな。」
解析者「では我々は…」
アーク「捨て置け。軍の強化を徹底する。気にとめるほどはない、奴らなど――――殺すのはいつでもできる。(紅い眼光が光る) 」
解析者「御意。(その場から消え去る) 」


続き

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年01月24日 20:45