悪霊山
遥か昔のことである・・・。
その山は当時「供養山(くようやま)」と呼ばれていた。災害等で人里や町が苦しんだ時、人柱として
犠牲になった少女達や、戦争・そしてその徴兵などで命を奪われた女子供を供養し浄土へ導く神聖な霊場
であった。
しかし・・・激化する戦況・古代兵器の導入・
カオスソードや変体刀の流出そして、純粋な力と力のぶつかり合いにより
更なる犠牲が増え、最早供養山としての本来の務めをはたせぬほどの量となっていた。
その結果、供養山には無限に近い御霊が巣食い、そこを穢そうものなら魂の髄まで呪いなぶり殺すほどの呪われた山となった
そして、このやまの反魂師以外は最早彼女等の親族の者ですら受け付けぬほどの場となり果ててしまった・・・・。
こうして、人々から『悪霊山』と呼ばれるようになったのだ。
最終更新:2012年04月21日 03:14