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レグィ「……(頭を掻きながら街を放浪としている)面接、どこもかしこも、落ちてばかりで……参ったな……(歩道を歩きながら資料を見渡す)…今日の申し込んだ分はもう…終わったか……」
~そして現在~
レグィ「面接…………(俯いて手の平を広げ、グッと握りしめる)」
フーナ「う、うん。その人の能力を見たり聞いたりするために、直接職場の人と会って対話するんだよ。その結果を元に、その人を採用するかどうか決めること、それが面接だよ。(ご丁寧且つ大雑把な説明)」
レグィ「……面接…??(眉をよせて疑問そうに)」
フーナ「そ、そう…? ……うん、そうだねー…。まずは面接に受からないと駄目だよね。(紅茶をすする)」
レグィ「…生活に支障はない…(苦しそうな微笑でフーナに)……だ、だが…仕事をするにはまずどうすればいいんだ……(ひと呼吸おいて痛みから解放される)」
フーナ「うん、部屋はまだ余ってるからいつでも使っていい……!だ、大丈夫…?(自身が負わせた傷でもあるので少し罪悪感を抱きながらも心配そうに寄り添う)」
レグィ「……そうか……なら、せめて一人で暮らせる保証が出来るまでここに居させてくれ……流石に職邪魔するワケにもいかないしな……イッツ!(胸部を右手で抱え、痛みにもだえる)」
フーナ「私?うーん…どうだろう…??ごめんね、実は私、職務上結構やること多くってねぇー。><」
レグィ「気に食わない笑顔だなぁ…(ムスっとした表情になるが、すぐに微笑に移る)…なら、仕事宛探して、金貯めて……俺のその出会うべき事に向き合う旅……フーナも付き合ってくれるか?」
フーナ「そ、旅。(小さく頷く)仕事を通じて社会を知るのもいいけど、貴方はそれよりも出逢うべきことがあると思うんだ。…ニヒヒ(微笑み)」
レグィ「……旅?(疑問そうに首を傾げ、体を捻る)」
フーナ「それもいいかもね。(ほくそ笑む)お金がないと旅に出かけるにもちょっと大変だし。(微笑)」
レグィ「………外の世界に出る……仕事…職業か…!」
フーナ「これからその外の世界に出てみて、それからいろんな人と会っていって!外に行けば貴方の知らない事や人とたくさん出逢えるし、自分を見つめ直すのにもいいと思うな。……ど、どうかな…?」
レグィ「…(緩い目付きのままフーナの様子をうかがう)」
フーナ「え……ぁ… う、うん…(きょとんとして若干焦っている)…でも、そんな別に、私の為に動かなくたって―――――!そう、じゃー…(何かひらめいた様子)」
レグィ「人の為になる事…自分の為じゃない…………(少し考えるように静かに目をとじ、硬直していた上半身が少し揺らぐ。しばらくして緩い目付きになり、フーナと目をしっかりと合わせる)………なら、まずフーナの為に俺は動きたい…殺人鬼の俺を…救ってくれたアンタに恩返しがしたい…」
フーナ「うん。
レインド…私もこの復旧活動を共にしてたんだけどね。(またレグィの傍に座る)もしも、本当に自分の罪滅ぼしを考えるなら…誰か、人の為になることをやっていったらいいんじゃないかな、って思う。ほら、レインドの様に…自分の為と思わず、っていうみたいにね。」
レグィ「……俺達
マイテイ人を崩壊寸前にした地球軍だとかの……それの復旧の……だっけ(紅茶に手を伸ばすのをやめる)」
フーナ「(2分くらい経って部屋に戻ってくるが、片手に新聞紙を持っている)これ、知ってる?(新聞紙をレグィの目の前に広げる。そこには、レインド一行が復旧活動に専念し見事それを開花させたという大きな記事が掲載されていた)」
レグィ「……(フーナがいない間に紅茶に手を伸ばすが、ぎりっぎりで届かない)」
フーナ「うーん…(首を傾げ難しい顔を浮かべる)…あ!そうだ。(途端にベッドから降りて部屋を出ていく)」
レグィ「…すまない……(軽く俯いてからフーナに視線を送る)…だけど、生きてるだけじゃ俺は罪を償えやしない……どうすりゃいい…」
フーナ「…そう、だったんだ…。(静かに目を瞑る)…この世には、生きることが罪と定められた人間なんていない。生きる事で人の為にならない人間もいない。たとえ罪の十字架を背負ってきたって…それを降ろすことだってできる。…だから、ちょっとでも元気出して。」
レグィ「……外の世界(アウトサイド)じゃ、俺は生きて行けない人間だ……(ベットの毛布をギュッと握りしめる)外の世界を破壊することしか脳みそにインプットされてなかったんだよ、俺ぁ……涙(後悔)が目からこぼれそうだわ……」
フーナ「(レグィに釣られ窓の方を向く)……ス…(ベレグィの傍に座る)ずっと…そうやって外の世界を眺める事も無かったんだね。」
レグィ「……(フーナが来ても、ボーっと、ほぼ放心状態でずっと窓越しに外を眺め続けたまま)」
フーナ「ガチャ…(寝室に入ってくる)気分は良くなった?(四角形のテーブルに温かい紅茶を二人分置く)」
レグィ「……(フーナ家のベットの上で、ボロボロの上半身を起こし外を眺めている)」
~それは昨日の事~
レグィ「………(追い出されて会社の前で地面に叩き付けられる)…ダメか……これで3件目だ…(頭を掻きながら立ち上がる)」
面接官「ふざけんじゃねェェェェェェェエエエエエエエエ!(テーブルをちゃぶ台返し)なんだよ拠点制圧だとか撲滅だとか!うちは飲食店だぞそんなもん何処で使うんだよ!!冷やかしなら帰れ!(レグィをいそいそと追い出す)」
面接官「……きみ。馬鹿にしているのかね(声:立木文彦)」
デュー「……。(滝汗)(控室の壁に張り付いて盗み聞きしてた)」
レグィ「天を掴む事!!(腕を掲げる)」
面接官「ほーほーほー…足ですか…(汗汗)将来の夢は…なんでしょうか?」
レグィ「足でここまで来てる…(戦闘種族故の脚力)」
面接官「へー、早いですねぇ…車ですか?駅なら何処でしょうか」
レグィ「5分」
面接官「拠点制圧の職をお持ちで……おや、自宅から会社までは3km以上と……何分で着くんですか?」
レグィ「拠点の制圧と敵の残滅を単身で行ってきました…」
面接官「(名前だけ…)……レグィさんですね。今までの職歴等、教えていただけますか?」
レグィ「(超無愛想な顔)いえ、いいっす(ぇ)レグィだ」
面接官「……え、えーっと……おかけになってください(汗)自己紹介御願いします」
面接官「ゴホンッ…(怖そうな人が怖そうな顔で怖そうな咳払い 声:立木文彦)」
レグィ「ガチャリ…失礼(面接室に堂々と入って椅子の前に立つ)」
面接官「次の人どうぞ~(横に長いパイプテーブルの上に整理された資料を手にとり、面接室の扉に向かって声をかける)」
最終更新:2012年11月16日 23:40