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ジーン「―――――自分の体重で潰れてろ。(穴を見下ろし、不敵に笑む) 」
怠惰の鎧熊「お、の、れェェェェェエェェェエェエェエエェい!!!!!(力強く床を蹴り、駆け出そうとした、が。火災によって建物が脆くなり、床が抜ける)――――っ(ぽかんと口を開け、総重量1トンの怠惰の鎧熊は次々に床を抜いて8階から1階へと落ちていった) 」
ジーン「天ぷら作ってる時に、水だけは入れるなって教わらなかったか?このボケ老人(自分の頭を人差し指でトントンと叩く) 」
怠惰の鎧熊「ドッ ぅぅうあがあああっぁああぁああっぁああ!!!(目を押さえ、よろける。点火されたライターが身体の油に引火し、一気に炎が全身を包む) くそ、くそォォォ!!(水蒸気を操り火を消そうとする、が――)バチィッ!!(炎(油)が弾けとび、床や天井に引火していく)―――!? 」
ジーン「――――"そんなんじゃ遅せぇよ、デブ。" バァンッ!!(点火されたライターを撃ち、鎧熊の目にライターごと銃弾を撃ち込む) 」
怠惰の鎧熊「――――(拳銃には目もくれず、走りながら水蒸気を操ってライターの火を消そうとする) 」
ジーン「スッ、カチッ―――ブンッ(懐からライターを取り出し、点火してふわりと投げる。そしてなめらかで、流動的な動きで銃口、ライター、鎧熊の"目"が一直線上になるよう照準を合わせる) 」
怠惰の鎧熊「スンッ…(この臭い……糞、無駄な足掻きをぉぉおお!!)ガァン!(手でバケツを払いのける。その時、油が大量に身体にかかる) 」
ジーン「突っ込むしか脳がねえのかよ、クソジジィ!!ガンッ!(足元のバケツを蹴り飛ばす。中には油が入っており、中身を撒き散らしながら一直線に鎧熊の元へ飛んでいく) 」
怠惰の鎧熊「黙れ、黙れい!!潰れろぉぉおおおおおお!!!(ダンッ、と床を蹴って駆け出す) 」
ジーン「―――よう。デブの割には中々のスピードじゃん(バケツを足元に置いてあり、フロアの奥に仁王立ちをしている) 」
怠惰の鎧熊「糞、無駄な小細工を……!(階段に張られたバリケードをぶち壊し、8階のフロアに入ってくる) 」
――無人ビル 8階――
怠惰の鎧熊「(動きが…小僧、ワシの能力に気がついたか…!ワシの能力は『水を操る』。今の高速移動も、デスクを高速で投げ飛ばしたのも、空気中の水蒸気に"押してもらって"いたもの…!だが、今更何を企もうが遅い。ワシが一瞬で潰してくれる!!)待てェい、小僧ぉぉぉぉぉぉおおおお!!(ジーンを追い、高速で駆けあがって行く) 」
ジーン「ッ!(スライディングで滑り込み、鎧熊の股を潜り抜ける。その時、床を手で触る)(やっぱり、濡れてる…!こいつ、水をなんかのカラクリに使ってやがる!)そうと決まれば―――!(油と、バケツ!普通の会社ビルだ、それくらいどっかにあんだろ!)(そのまま駆け出し、フロアを出て階段を上っていく) 」
怠惰の鎧熊「むぅぅぅううおおおおおおおおお!!!!(タックルでジーンを砕こうとする) 」
ジーン「(何で水が…血?いや、血じゃない、べたべたしてねぇ。そういやブリーフィングじゃあ、得体の知れねえ超能力を使う可能性があるっつってたよな―――まさか) HEY!!俺とかけっこしようぜ、デブ!!(パンパンと手を叩き、挑発する) 」
怠惰の鎧熊「ちょこまかとッ……!!(フロア内に置いてあるデスク、椅子、パソコン等の障害物を無視(身体で吹き飛ばし)して一直線にジーンの方へ駆け出す) 」
ドゴォォォォォオオオンッ!!!(デスクがビルの壁を突き抜け、轟音と砂煙が上がる) 」
ジーン「―――ッッ!!(鎧熊がデスクを掴んだ次の瞬間には回避行動に移っており、隣のデスクを飛び越える)―――ピッ(鎧熊が投げたデスクがジーンの横を通り過ぎた時、水がジーンの頬に当たる)…!?(水………!?) 」
怠惰の鎧熊「ワシの声を聞かずに済むよう、今すぐ殺してやる…ゆくぞッ!!(フロア内に置いてあるデスクを掴み上げ、ジーンに向かって放り投げる。これも尋常な速度ではなく、ゆうに200km/hを超える速さ) 」
ジーン「うるせぇ、黙れ!!(ンだよ、今のは…!?あり得ねぇ、あのクソデブが、あんな速さで動けるワケがねぇ…!) 」
怠惰の鎧熊「なんだ、恐れておるのか小僧。(掴みがスカり、ゆっくりと、力強く空を握りしめてジーンの目を睨む) 」
ジーン「(は…そんな、嘘だろ……!?)うおッ!!(咄嗟にしゃがみ、鎧熊の掴みから逃れて5mほど距離を取る) なんだ、テメェ…!随分足が速いな、オイ!!(拳銃を両手で構え、鎧熊の眉間に照準を合わせ叫ぶ) 」
怠惰の鎧熊「―――ドドドドドドドッ(その体系からしてはあり得ない程高速で移動し、手を伸ばしてジーンの顔を掴まんとする) 」
ジーン「ダイエットしやがれ、デブ!!(風に目を細め、鎧熊の胸目掛けて3発発砲して横に駆け出す) 」
怠惰の鎧熊「(手をかざし、銃弾を弾き飛ばす。鉄板が仕込まれていた) ワシの名は怠惰の鎧熊。総重量1トン、だ。くれぐれも気をつけい、一瞬でスクラップになるぞ(かざした手を一振りし、オォォンと風が吹き荒んでコートがはためく) 」
ジーン「いや、人違いならいいんだ。俺の知ってるジジィじゃねえっつーわけだろ、お前は。…まァいいや。今な、
イルミナティっつー組織でエージェントやらせてもらってんの。ッつーワケで――――なあ、八大罪って知ってる?!(弾丸を発砲する) 」
怠惰の鎧熊「――――何が言いたい、小僧(血に塗れた身体で、薄暗いフロアで男に声を投げかける) 」
血の臭いで噎せ返る、無人ビルにて―――
最終更新:2013年03月21日 23:30