"スノーフェイス”
ケイオス西部——極寒地帯 雪山
AM 07:22
”アオ”
ケイオス義勇兵
サンサン(ゆったりと降り続ける雪や、大きく傾いた白い樹などが並んだ雪山)
レインド「……(火のついたタバコを口に運び、一服したところでポイ捨て)…いくぞ(いつもとは違う、ドスの利いた重低音トーンでアオに問い、傾いた樹が並ぶ崖にハーケンを突き刺し、昇り始める) 」
「 あー…わかった。…命綱もないなんて…こりゃサイコーだよ(崖を登り始めるレインドを見て、ひとつため息を付いて手に握っているハーケンを突き刺し、徐々に崖を登っていく) 」
レインド「こちらレインド、返答願うオーバー(ハーケンで移動しながら器用に話し出す) 」
ウィリアム(無線)「OK、極寒地帯での回線は良好だ。ちゃんと声が聞こえるぞ(レインドに無線越し) 」
ウィリアム(無線)「助っ人(アオ)にも聞こえるはずだな。今回の任務はブリーフィング通りだ。そこからあと30m程昇った所から北東に400m程離れた所にレスターの隠れ家があるはずだ。そこからデータを抽出、C4設置から脱出までが任務だ 」
レインド「わかった。脱出地点は後で送ってくれ 」
ウィリアム(無線)「それと、敵には見つかるなよ。かなり厄介だからな 」
「シミュレーション通りに事が進んでくれれば良いんだけど…ああ、やっと登れた。早いよレインドさん…(雪が舞う空を捉える視点から変わり、眼前には雪原――また、雪に白く染められた針葉樹――が広がる。同じくハーケンからサプレッサー付M21に持ち替える) 」
レインド「銃器の扱いはお前の腕を信用して任せた。視界に何人か人影見えたろう?スコープを覗いて殺れ(中腰態勢になってM21を構え、アオに指示) 」
兵士「(極寒地域の服装で銃器を持ってウロウロと巡回している) 」
レインドに親指を立てて返答をし、しゃがみ状態になってスコープを覗こうとするも一瞬戸惑いを見せる。その後、深呼吸をしてスコープを覗いて人影の頭を捉う。そして引き金に指を添え、一気に……引き絞る。
ピシュン!(人影が音を立てずに倒れる)
レインド「グッキル…ここから400m先だ、急ぐぞ(立ち上がって敵兵が倒れた方向へと走り出す)
「…ああ、了解(前進しながら立ち、レインドの後を追って駆け出す)」
レインド「止まれ(樹林地帯を抜けた所で軽く手をあげ、とまれの合図)…スクラップ場か、こんな雪原地帯にあるとは思わなかったな…アオ、お前はあのドラム缶がバカみてーに大量にある場所まで迂回してC4を仕掛けろ。俺は逆サイドから敵兵の注意を引きつける。その間に出来るならスクラップ場の中の工場手前にある小屋に入ってパソコンからデータを抽出しろ。何かあったら連絡する。行ってこい(一回のみ、作戦内様を言い渡すと自身が雪原地帯の彼方へと消える) 」
「 (合図で止まり、作戦を聞く)…うん、わかった。ドラム缶に設置すればいいんだね……了解、データ抽出まで頑張ってみるよ。幸運を(レインドが雪原へ向かうと、ドラム缶の山までのルートを目視し姿勢を低くして迂回していく) 」
兵士は自然とアオとは別の方向へと進んで行き、やがてドラム缶置き場に到着
C4爆弾の設置が完了すると、工場手前の小屋を視界に入れる。姿勢が低いまま小屋へと向かい始める
レインド(無線)「首尾はどうだ?(唐突にアオに無線が入る)
「 !(突然の無線に驚く)…うん、C4爆弾の設置は完了。今…っと、小屋に到着。これからパソコンからデータを抽出する作業に移行するよ。ええっと…パソコンは…あった(無線。小屋の中を見回し、一台のPCを発見し近づいていく) 」
「 レインド(無線)「データをアップリンクしたらそこからすぐに出ろよ?敵さんが来たら話にならないからな 」
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最終更新:2013年07月21日 10:59