ここは女神が過去に付けていた日記を紹介するところである。
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「○月●日 私にはどうすることもできない。両親は突然姿を消してしまったし、弟妹は謎の病にかかって、どうする事も出来なかった。
あの子たちの看病だけでも精一杯なのに。お願い、誰か助けて。」
(女神の悲しい過去)
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「○月△日 今日、私の目の前に大天王という神様が現れた。彼は家庭のことを知っていたみたいで、相談にのってくれた。そこで私は彼と取引をし、彼の下で働くことを決意した。あの子たちの為に。あの人は私に『混沌の女神』という名を与えてくれた。神になったからには仕事もかなり大変にはなりそうだけど、あの子たちの為にも頑張らなくちゃ。」
(混沌の女神の始まり)
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「○月□日 わたしのほかにも、『混沌の神』という人がいたみたい。彼の名は「
カオス・・・・」。彼に初めて会ったとき、彼はニコッと私に微笑んでくれた。
私も、彼に微笑み返した。その時思った、彼となら、仕事もうまくいきそうって。」
(混沌の神との出会い。「カオス・・・・」のところは見づらくなっているが、本当は「
カオスマスター」と書かれていた。)
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「○月×日 神様の仕事って思ってたより結構大変だった。彼は生き物の「形」を造り、私はその「形」に「命を与える」という簡単そうでとても体力を使う仕事だった。これを毎日繰り返さなきゃいけないから、そう思うと嫌になってくる。だけど彼は「この世界に住人を増やし、いい世界を造ってあげるのです。」と私に言った。私は仕事熱心な彼を少し尊敬してしまい、再び仕事に取り掛かった。」
(神々の仕事)
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「○月★日 ある夜、私は恐ろしい悪夢を見た。それは数年後の世界で私が多くの部下を従えて、人々を虐殺し、世界を滅ぼしたという悪夢を。それからというもの、私はあの悪夢を時々思い出してしまう時があった。忘れようとしてもできず、永遠に私の頭の中で恐怖が回っていた。」
(女神の悪夢。後にこの悪夢が、GAME OVER編で現実で起こることになる。)
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「○月○日 ある日のことだ。私は大天王にある特別な仕事を頼まれた。それは、別の星に訪れて、ある神の手助けをしてほしいということだった。彼と離れるのは寂しいけど、あの人の命令だから仕方がなかった。私がこの世界を離れる際、彼は「元気で」と言ってくれた。少し嬉しかった。これまでにない嬉しさを感じた。そして私は彼に見送られ、別の星へと旅立った。」
(暫しのお別れ)
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「×月□日 あれからどれくらいの日が経ったのだろう。今日、私は久しぶりにカオス界に戻ってきた。早く彼に会いたい、それしか頭になかった。
けど彼は何処にもいなかった。一日中必死に探しても、彼は見つからなかった。」
(行方不明)
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「×月☆日 今日、これまでにない恐怖を私は目の当たりにした。それはいなくなった彼を探しているときのことだ。彼と一緒に行ったことのある広い荒野で、争いをしている人々がいた。
何これ…どうして人間が戦争を…?足がすくんで何も言えない。今私の目の前に広がっているのは、まさしく地獄絵図だった。」
(戦争の始まり)
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「×月★日 違う、私の創りたかった世界はこんな荒れたものじゃない。緑が多く、空や海が綺麗な大自然な世界。人々が仲良く、共に共存し合って生きていく平和な世界。私はこんな世界を望んでいた。なのに、どうして、こんな世界になってしまったの?誰のせい?誰がこんな荒れた世界を創ったの?
その時頭の中に、ある人物像が浮かんだ。彼だ。でも彼がそんな事をするはずがない。だけど、少し彼を疑ってしまった。もしかして彼が…。」
(疑う女神)
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「□月●日 この狂った世の中を変えたい。けど今の私の力じゃ世界を変えることは無理。だから私はこの世界の大秘宝「
カオスエネルギー」の力を使ってこの荒れた世界を元の平和な世界に戻そうと考えた。カオスエネルギーというのは、この世界を動かす源で、それを体に取り込むと壮大かつ究極の力を得ることができる。
だがその代わりに自分の『大切な何か』が失われるというとても恐ろしいエネルギーのようだ。でも私は世界を変える為に、そしてあの子たちの為にもと思い、エネルギーに手を触れた。」
(カオスエネルギー)
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「□月□日 エネルギーのお陰で、元の平和な世界に戻すことができた。だけど私にとって『大切な何か』が、いつの間にか頭の中から消え去っていた。その『大切な何か』というものさえ、思い出すことができない。でも、この世界が元の世界に戻れただけでいい。それだけで満足だ。消え去った『何か』なんて、もうどうでもいいと思った。そう言えば、彼は居なくなったんだっけ。だったら私がこの世界を守らないとね。この世界の、唯一の創造神になってやる。」
(失った心)
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「□月×日 一人じゃこの世界を守りきれない。そう思った私は、世界各地から凄腕の力を持つ人たちを集めた。その人たちは悪魔並みの力を持っており、世間から追い出されたちょっと可哀そうな人たちだった。私はその人たちに誘って、何とか共に手を組むことに成功した。集めたのは6人。だけどそんな時、病で苦しんでいるはずの弟が私の元へ現れた。「僕も一緒に行きたい」と何度も言ってきた。だけど私は否定しなかった。だって、否定したってしつこく言ってくるのが目に見えていたから。融通の利かないのが私の弟の特徴。弟も含み、私はその7人を配下に置いてこの世界を更に良くしていく為に活動を再開した。私はその7人を『
混沌神下七神衆』と名付けた。」
(混沌神下七神衆誕生)
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上記の日記はドラマで判明されているものである。
ここから先の日記は誰にも明かされていない女神のみぞが知る領域である。
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最終更新:2016年10月09日 22:33