誕生編 過去ログ.7

ニッキー「 はあいみんな、ニッキーだよ~♪ 今日は何の日か知ってるよね!?そう… 」

モララー「 マヨネ―――」

ギコ猫「 言わせねえぞゴルァアアアアアアアアアアア(チョコバットでモララーを全力殴打) 」

モララー「 あぎぇぇぇぇえええええええええええ(吐血) 」

ヒロ「バレンタインデーだぁぁぁぁぁぁあ!!!!!(台車から放り出され、ギコとモララーの方へ転がってくる) 」

ニッキー「 そうっ♪今日はバレンタインデーだね♪ もうすぐ終わっちゃうけど、今日はみんなの為にチョコを作ってきたの♪たくさんあるから、みんな受け取ってくれると嬉しいな…♪(ありったけのお菓子袋が詰まれた台車を示して) 」

ガヴリール「 いやこの状況…どっからどう見てもバレンタインデーというより、〝アバレタインデース〟にしか見えないぞ…(コードレスコタツで温々) 」

ヒロ「はい!はい!はい!はい!はい!!!!(勢いよく台車に向けてスライディング) 」

ラム「 まったく、深夜だというのに何この喧騒。(やれやれと溜息をつきながら歩いてくる)あら、この前の。それ、いただいてもいいのかしら。(ニッキーに歩み寄る) 」

ヒロ「僕が先だぞ!!!というのは嘘でお嬢さんいいよ(ラムを見て) 」

モモタロス「 なんだなんだぁ…?どこをほっつき歩いても甘ったるい匂いばっかで胃もたれしそうだぜ……おっ、ラムじゃねえか!いい加減この俺と契約を結びやがれ!(ずかずかと歩み寄ってくる) 」

ニッキー「 あっ!この前会った人たちだね♪(ヒロやラムたちを見て嬉しそうに微笑む)はいっ、どうぞ♪(それぞれにお菓子袋を両手で手渡していく)あ!鬼さんも来てくれたんだね♪よかったらこれ、どうぞ♪(モモタロスにもおすそ分けする) 」

らむ「 悪いわね。それじゃあありがたくいただくわ。(ヒロに一言断りを入れてニッキーからお菓子袋を受け取る)あ、いつかのモモタロ"ウ"じゃない。契約って何の話よ……あ、そうだ。この前助けてもらったお礼…というわけじゃないけど…――――んっ。(懐から小箱を取り出しモモタロスに素っ気なく差しだす) 」

ヒロ「あざーっす!(お菓子袋を受け取る)バレンタインデーはたくさんお菓子が食べれるからいいなぁ~!……これはたくさんもらう様なリア充の感想だぞ(ジト目) 」

モモタロス「 ああん?なんだぁ…?(受け取ったお菓子袋を顔前まで上げて匂いを嗅ぐ)んおっ…!?あの甘ったるい匂いの正体はこいつかぁ!!人間はこんなものを口にしているのか?(不思議そうに首を傾げながら袋の中身を覗きこむ)ばっかやろう!契約を忘れるとはおめぇ…ん?なんだ?お前も俺にくれるってのか?(バレンタインデーと言う行事に無知な為、戸惑いながらもとりあえず小箱を受け取る) 」

モララー「 そういやギコは今年もしぃの奴からチョコもらったのか(マヨネーズボトルをちゅうちゅう吸いながら) 」

ギコ猫「 とりあえず感覚でマヨネーズ吸うのやめろゴルァ。ああ、まあな。(しぃから受け取ったと思われる桃色の小箱を見せつけながら) 」

ラム「 勘違いしないでよね。あくまでお礼なんだから。…中身は私のお得意料理、蒸かしイモをスライスしたものをチョコでコーティングして、塩で味付けしたチョコポテトチップスよ。お口に合うかどうかは分からないけど、よかったらどーぞ。 」

モララー「 ほーん…ま、俺にはマヨがあるから羨ましいとは思わねえがな。(チュウチュウ) 」

ガヴリール「 おいおい……これみんなそれ目当てなのか……!? ……うーむ……バレンタインはともかく、この手を使えば人間の徴集には使えそうか……(しめしめ(コタツ温々、独り言) 」

ニッキー「 鬼さん、もしかしてチョコレートを知らない…?とってもあま~いお菓子なんだよ♪よかったら食べてみてね♪ 」

ヒロ「…んー、うまいな!(早速ニッキーから受け取ったお菓子袋のお菓子を食べる)」

モモタロス「 「ちょこ」だぁ…???(渡された袋と小箱を交互に見比べ、スンスンと匂いを嗅ぐ)まー食ってやるかぁ。(そういいラムの小箱を無造作に開け、中のチョコチップスを豪快に口内へ流し込む)バリッバリバリ……ング… ……ふぃ~…まあ、なかなかイケるじゃねえか。悪くねえな、人間の食うお菓子?ってのもよォ。(腹を摩りながら) 」

ラム「 ちょ……何よその食べ方。(モモタロスを見て思わずふふっと噴き出す)お気に召したみたいで何よりよ。じゃ、ラムはそろそろ屋敷に戻らないといけないから。さよなら。(僅かに口角を上げながら別れを告げ、その場を後にした) 」

モモタロス「 ングング…こっちのもなかなか……あっ!?(ニッキーのチョコに夢中になってる間、去っていくラムを見てはっと我に返る)おい待てラム!俺との契約は……チクショウ…また逃げられちまった。……まあ、今日のところはこの「ちょこ」とやらに免じて引いてやるか。おう、小娘。お前のも悪くなかったぜ。あばよ。(ニッキーに礼を告げ、ラムとは正反対の方へと歩いていった) 」

ガヴリール「 ……!?あいつ、口が動かないのに全部平らげた……どういう仕組みしているんだろうか。(ぇ(モモタロスを見て) なぁ、ちょっといいか?それなんだが、ひょっとして、全部お前の手作りだったりするのか…?(ニッキーに) 」

ニッキー「 いえいえっ!みんな喜んでもらえて何より♪ それじゃあ私もお家へ帰ろうかな。」

ニッキー「 ほわっ!?…う、うん!そうだよ♪よかったら、まだあまっているからお一つどうぞ♪(そう言ってニコニコしながら彼女にもお菓子の小袋を差し出す) 」

ガヴリール「 驚いたな……かなりの量だろうに。手作りか…… ………。。。{ま……今月はかなり苦しいし……腹の足しぐらいにはなるかな…} お、おぉう…これはこれは…わざわざご苦労なことで。(お菓子の小袋を受け取る)」

ニッキー「 みんなが喜んでくれるなら、ニッキーはどんなことでも頑張るよ♪それじゃあ、また会おうね!ばいばいっ♪(ニコニコと微笑みながら去っていった) 」




― とある島 ―


ザザァーン……(夜のさざ波が心地よく聞こえるとある島。その島の中心に、一本の石柱がそびえ立っていた)


×××「ザッ…ザッ…(何者かがその石柱の元へと歩み寄っていく)」


BGM♪



石柱の表面はデコボコしている。その正体は、何かを示す文字…即ち、点字だった。


×××「ス…(石柱の前に立つ男は、その表面に刻まれた点字に静かに触れる)」


ひかり かがやく ふたつの いし


ひとつわ あかく ひとつわ あおく


ふたつの ちからで かこが つながり


ふたりの ちからで ひかり かがやく


そして あたらしい せかいが みえてくる


つぎの せかいを つくるのわ あなただ


もー はじまっている


×××「……ある世界の"消滅"により、この世界が"誕生"した。」

×××「二つの世界は相応して存在する。」

×××「そして、それらがいつか繋がった時… 誰も目にした事のない新世界が生まれ出ずる…か…」

×××「……なら、この俺が、その隔たりを壊してやる。」

×××「俺は…――――― 世界の『 破 壊 者』だ。」


ニタリと不気味に笑む彼の目には何が映っているのだろうか…


彼は何を目指しているのだろうか。


以後、注意深く観察することとする。


報告者:アコール



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最終更新:2019年02月18日 20:26