RE:BORN -時を越えし災厄- Day0過去ログ②

「RE:BORN -時を越えし災厄- Day0過去ログ②」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

RE:BORN -時を越えし災厄- Day0過去ログ② - (2019/09/26 (木) 01:22:29) の編集履歴(バックアップ)


黒ウォズ「 (とある真っ黒な背景の空間にて)コツ、コツ、コツ…  …今まさに、彼らの歴史が再び息を吹き返し、再起しようとしている。……これはその、歴史的瞬間である。(本を片手にカメラ目線で語りだす) 」

黒ウォズ「 かつて彼らは、悪の組織…かのフレアチューバーにより、無残にも約束されていたはずの平穏を奪われてしまう事となった。 」

黒ウォズ「 家族、友、体裁……と様々なものを踏み躙られ、地獄とも言えるほどの過酷な歴史を歩まされた彼らだったが、自らの平穏という世界を、自らの手で奪取するに至ったのである。 」



~AM10:24 キュラリア駅前~


ミオリ「やって来ました………  キュラリア~~~~~~ッッ!!!!(両手を広げ、高らかに叫ぶ)」

キルビス「うっせぇなお前、静かにしろって……沢山人いんだぞ?(キャリーケースを引きながら、ミオリの方へ歩いて来て) 」

ミオリ「Σあっ、ごめんごめん、つい…… だって、すっごく嬉しかったからさぁ、ここにキー君と来れる事が……しかも、キー君直々のお誘いだもん、大興奮だよ~。(キルビスに歩み寄って、顔を覗き)ようやく、私の魅力に気づいてくれたんだね?キー君♪ 」

キルビス「あー……はいはい、そういう事にしときましょうかね……(ー ー;) さて、観光の前にまずはホテルに荷物を預けておくか……確か、『フランベルジュ』だったよな、西條さんのホテルは……。(マップに目を通して) 」

門矢士「…ここが『EVOKE』の世界…なのか…?(ビジネスホテルの建物内から現れては外の景色を疑うように見渡しはじめる) いや、何かが違う…この世界は……ん?(ホテル前に並ぶ植木の陰に隠れてキルビスとミオリの二人を観察し始める) 」

ミオリ「もう、照れちゃって……そういうとこも好きだよ?(^▽゚*) ……ホテルか……キー君と二人きりで、ホテル………  これは、ドキドキが止まりませんなぁ……(*゚▽゚*)(いろいろと具体的な事を妄想しながら) 」

キルビス「……お前は性欲の強い彼氏か?(汗)(マップを閉じて)くだらねぇ事考えてないで、さっさと行くぞ!(ミオリの手を取り、タクシー乗り場に歩みを進め 」

ミオリ「あっ……(手を取られ)キー君が、私の手を握って………はぁ………。(頬を赤らめ、かなり嬉しそうな表情で連れて行かれる) 」


門矢士「……面白そうだ。(キルビスとミオリを追跡するべく、陰で颯爽と着替える)ふむ、こっちのほうがよさそうだ。(帽子を目深に被り直し、自らも彼らに続いてタクシー乗り場へ向かう) 」

タクシー運転士(桐生一馬)「……お客様。2名様でよろしいですか。(タクシー乗り場にてタクシーを停車させており、キルビス達に) 」

休憩中にストロングゼロを飲みはじめる運転猫「 頭 す っ き り ☆ 」

キルビス「あ、はい、2名様で……えっと、ホテル『フランベルジュ』までお願いします。(ミオリと共にタクシーに乗って)……お前なんて顔してんだよ、大袈裟な……。(汗) 」

タクシードライバーのアルバイトを始めた桐生戦兎「てぇん↑さぁい↓物理学者の桐生戦兎と、相棒の桐生一馬…最っっっっっ高にベストマッチだ……!(助手席で己惚れている) 」

タクシードライバーのお姉さん「キュケオーンをお食べ、たくさんお食べ。食べたら何処へでも連れてってあげよう 」

ミオリ「だって、ここまで進展してるなんて思わなかったから………(もじもじしながら)………それはそうと、とんでもなく個性派のドライバーさんがいっぱいいるね、流石混沌世界。(窓から他のタクシーを見て 」

タクシー運転士(桐生一馬)「……ホテル『フランベルジュ』ですね。…かしこまりました。(キルビス達に) …………ハエがいるな……(タクシー運転士姿の門矢士の姿をバックミラー越しに見つけ小さく呟く) ……出します。(タクシーの運転を開始する) 」

キルビス「進展って……あぁ、そりゃぁ、この世界にまともな奴が存在すること自体珍しいからな……(ミオリに)あ、はい、お願いします。(運転手に)」

門矢士「………(適当なタクシーに乗り込み、キルビスたちが乗る車体が動き出した頃を見計らい、こちらもゆっくり発進する) 」

キルビス「………?(ふと、後方から何かの気配を察知するが)……気のせいか。(あまり気に留める様子は無く、前方に視線を戻す)」

タクシー運転士(桐生一馬)「(タクシーを走らせながら、追ってこようとしてくる門矢士のタクシーをバックミラーやサイドミラーなどで確認)………お客様、大変揺れますのでご注意ください。(キルビス達にそう一声かけると) ヴ ゥ ン ッ ! ! キュルルルルルルルルルッ!!ヴウウウウウウウンッヴウンッ(突然、急なドリフトを挟んだりして加速していく) 」

門矢士「……!(感づかれたと察知し、こちらもアクセルを踏み同様に加速させる) 」

ミオリ「えっ? ―――――きゃぁっ!?(突然の加速に驚き、思わずキルビスの腕にしがみつく)な、何何何?どうしたの!? 」

キルビス「おわっ……!? ちょ、何だ一体!運転手さん!?俺別にそこまで急げとは言ってませんけど!? 」

タクシー運転士(桐生一馬)「(ぬっ……やっぱり追ってくるか。……受けて立つぜ。)ヴウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!(追跡してくる運転士 門矢士と、それを振り切ろうと加速する運転士 桐生一馬によるカーチェイスに発展していく)……大変申し訳ございません。…事情が少し、変わったので。 」

キルビス「事情変わったって……何だよそれは~~~~~~~~~~~!!!!( ;゚Д゚) 」


ヴウウウウウウウンッ!!ヴウンッ!!ヴウウウウウウウンッ――――――――――(穏やかだった街中に、2台の豪快なカーチェイス音が響き渡る)


門矢士「 チッ…このままじゃ追跡はできないか… ………なら、『アレ』を使うか…―――― ス … (ライダーカードを一枚引き抜く) 」

タクシー運転士(桐生一馬)「あいつ……何をしてくる気だ。 ……おい、お前。…代われ。(助手席にいた桐生戦兎に) 」

桐生戦兎「えっ、天才?(難聴)いいよいいよ~!てぇん↑さぁい↓物理学者のこの俺の華麗な運転と、目的地までの最短ルートがあれば…ベストマッチだ…!(一馬と運転を代わり) 」

門矢士「チャキ…ッ… ! (ネオディケイドライバーを装着)――――変身。 カシャンッ ! \KAMEN RIDE/(カード装填) ガチャン ! (バックル回転) 」

門矢士→仮面ライダーディケイド(ドライブ)「 \ドライブ !/  テーテーテー♪テレーレーレーテー♪ (仮面ライダードライブに変身。それに伴い、自らが運転するタクシーがトライドロンという真っ赤なスポーツカーに変形する)ひとっ走り付き合えよ…!(もはや"追跡"を諦め、キルビスたちのタクシーに猛スピードで迫る) 」

ミオリ「ちょっとぉ!本当に何してんの~~~~!?(車内で揺られながら)これで事故ったら、末代まで祟るからね~~~~!!(゚Д゚#ノ)ノ 」

キルビス「Σ( ゚д゚)(後ろのトライドロンに気付き)何あれ!?もしかして、俺達追われてんのか?何に?まさかあのクソチューバ―の残党じゃねえだろうなぁ!?」

桐生一馬「よし……頼むぞ。(戦兎にそう言うと、窓から出て自身らの乗っているタクシーの車体上へ)ぬっ……おらぁ!(そこから門矢士の運転する車体上へと飛び込む) 」

ミオリ「ええっ!?そ、そんな……  え?何してんの運転手さん、ちょ、何してんのぉ!?Σ(||゚Д゚)(一馬の行動を見て)」

仮面ライダーディケイド(ドライブ)「 !! (トライドロンの車体上に飛び乗ってきた一馬に一度は驚きを示すが)そう来たか…――――バッ ! (自動運転に切り替えたのち、運転席のドアを蹴飛ばして自身も車体上へ飛び移る)―――はぁっ!!(出現するや否や一馬に回し蹴りを繰り出そうとする) 」

桐生一馬「ぬっ…!(門矢士の回し蹴りに反応して身構え)てめえ……ただもんじゃねぇたぁ思ってはいたが………ふっ……これでようやく五分の力が出せるってもんだ。……来いよ。相手をしてやる。 」

キルビス「やべぇってもう……マジで無茶苦茶だよ!どうして毎回こう不条理な事ばっか起きるんだよ!?( ̄□ ̄;)なぁ代理の運転手さんよぉ!これ無事に到着すんだよなぁ!?そうだと言ってくれよ!今日はマジで大事な日なんだよ!! 」

ミオリ「(*゚ロ゚)ハッ…! キー君、今日のこの日をそんなに大切に思ってくれてたんだね……嬉しい!(キルビスにしがみ付き)キー君と心が通じ合ったまま死ねるなら、私も本望だよ……♡ 」

桐生戦兎「どうだいお客さん?俺の運転…凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?ギュインギュインのズドドドドドドなスピード感!最ッッッッッッ高だ!!!(ハイテンションMAXで全く話を聞いていない)このままアクセルを踏み続けて…振り切るぜ!   バ キ ッ ! !   ………あ……(勢いあまってハンドルを引っこ抜いてしまう)――――――― (・ω<) てへぺろ☆ 」

キルビス「アホか!誰が死ぬって……… ( ロ)゜ ゜ (戦兎のやらかしの一部始終を見て)……最悪だ、やりやがったなテメェ?何がてへぺろじゃぶち殺すぞこのドアホがよぉ!!!(#゚Д゚) 」

仮面ライダーディケイド(ドライブ)「俺は通りすがりの仮面ライダー……一度目を付けたなら、通りすがらざるにはいられない。(拳を握り締め、互いに睨み合う)――――行くぞ。(殴りかかろうとした、その時だった) 」


キキィーーーッ ! ! ! ―――――ガシャアアアァァァアアンッ ! ! ! ! (歯止めが利かなくなったタクシーのスピードが突然変動し、背後からまっすぐに迫るトライドロンと激突してしまう)――――ガシャアアアアアァァァァァーーーーーーン ! ! ! ! (タクシーとトライドロンがガードレールを突き破り、そのまま急斜面を凄まじい速度で滑り落ちていく)


桐生戦兎「はぁ………最悪だ……(´・ω・`)(意気消沈して運転を放棄してしまう) 」

ミオリ「あっ……  キー君、私最後まで離れないからね……。(諦めた様子でキルビスにくっ付きながら) 」

キルビス「…………嘘だろ……こんな、こんな事ってあるかよおおおおおおおっ!!!(空しい絶叫を上げながら) 」

桐生一馬「 ――――――――ぬうっ!? (衝撃により車体上から投げ出される) 」

仮面ライダーディケイド(ドライブ)「づぁ…ッ…!?(一馬同様に車体から投げ出される) 」


バキバキバキバキィッ ! ! ! !(二台の車が次々と斜面上の木々を薙ぎ倒しながら突き進む)―――― バ ァ ン ッ ! ! (車体が大きくバウンドした後、彼らの視界が急に眩しくなる。光が徐々に消え失せると、そこはどこかの広場――――ホテル『フランベルジュ』の駐車場だった。)



~AM10:48 ホテル『フランベルジュ』前・駐車場~


ドゥルルルル……ッ…――――――(やがてタクシーの速度が徐々に低下し、最後には何事もなかったかのように静かに停止。不幸中の幸い、彼らは目的地に到着したのだった)



桐生戦兎「…… …… …… ……そう!これが天才が編み出した究極の最短ルートだったのさ…!(汗) 」

キルビス「………えっ?……俺達、助かって………  えっ?(窓から周囲を見渡し)ここは………あっ!あそこにあるのはレミさんのホテルじゃねぇか!(駐車場の少し離れた先にあるホテルを見つけ) 」

ミオリ「えっ?(窓の外を見て)はぁ……何か、いろいろあったけど………無事に目的地に着けて良かった~!運転手さんも分かってたならそう言ってくれれば良いのに~。(安堵の笑顔を浮かべて) 」

桐生戦兎「勝利の法則は、決まった!( ー`дー´)キリッ 」

キルビス「いや、絶対想定してなかったよな?さっき完璧に死を覚悟してた顔してたもんな?そうだよな?(╬ಠ益ಠ)(鬼のような形相で戦兎に)……そういや、運転手さんとさっきの追手は? 」

桐生戦兎「追ってはともかく、彼(一馬)なら大丈夫だ。あれくらいのことでくたばるような男じゃない。それに彼は…このてぇん↑さぁい↓物理学者の「桐生」戦兎と同じ名前を持つベストマッチなパートナーだ。俺は彼を信じている。さ、君たちも早くいきたまえ。お代はあの追手の人に慰謝料で払ってもらうからね。 」

黒ウォズ「 ――――――――祝え!新郎新pゲフンゲフン…たった1組のお客様による、奇跡的なる生還を。…まさしく、刻まれし歴史的瞬間である。(キルビス達の到着を見計らったように出てくる) 」

キルビス「……そう、大丈夫ならいいけど……そんじゃ、一応礼は言っとく……ありがとうございました。(戦兎に)じゃ、行くぞミオリ。(タクシーを降りて、ホテルに向かう) 」

ミオリ「う、うん!じゃぁ運転手さん…ここまで乗せてくれてありがと!これ、一応お礼に受け取って!(戦兎にイチゴ味のマシュマロを渡し)……あ……誰か分からないけど、ごめんなさいね?うちの彼ちょっとノリが悪いとこあるから……(キルビスにスルーされた黒ウォズに)待ってよキー君!ちゃんと手を繋ごうよー!(キルビスを追いかけていく)」

黒ウォズ「 Oh… おや…少年のほうはつれないようだったが、私は今、少女のさり気ない気遣いを受けた。『清空 美緒理』……その名は生涯、後世へと語り継いでいくことと致しましょう。(そう言って去っていく)」



~AM10:52 ホテル『フランベルジュ』~


西條レミ「(ホテルの玄関口に立って)……お、来たわね…… おーい!2人共、待ってたわよー!(キルビスとミオリに向けて手を振って)」

ミオリ「Σあっ…… レミさ~ん!久しぶり~!(レミに向けて手を振り、明るい声で返す)」

キルビス「悪い、待たせちまって……ちょっと、いろいろあったもんでね……。(汗)」

西條レミ「久しぶり!元気だったかしら?(ミオリに)いろいろ……確かに、顔がちょっと疲れてるわね?まぁ、この世界は何処に行っても不条理な事が頻発するからね……とりあえず、無事でよかったわ。 」

ミオリ「はい、おかげさまで……あの時は、本当にありがとう!レミさんに助けられて無かったら、今頃私はこうしてキー君と一緒に居られなかったかもしれない……感謝してもしきれないよ。(レミの手を握って)」

キルビス「俺からも、礼を言わせてくれ……ミオリの事、あのクソ共から守り抜いてくれて、本当にありがとう!(レミに頭を下げ)……つー事で、今日から2日間宜しく頼むよ。」

西條レミ「そんな、私は当然の事をしたまでよ……それに、デートの時に握るのは私の手じゃ無くて……彼の手でしょ?(2人の手を取り、ミオリの手にキルビスの手を握らせ)ふふ……それじゃ、2人共入って頂戴、案内するわ。」

ミオリ「あっ……(キルビスの手を握らされ)………えへへ、そうだったね、私ってば……。(嬉しそうな表情で)」

キルビス「………(頬を赤らめ)………分かってますって、エスコートすりゃ良いんでしょ……。(ミオリと共にホテルに入っていく)」



続き?