chikugogawa @Wiki内検索 / 「朝日はだめよ」で検索した結果

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  • 朝日はだめよ
    朝日新聞 なんとなく子供の頃から、車はトヨタ、ニュースはNHK、新聞は朝日、って感じの刷り込みがあって、いまでも新聞は朝日をとってます。つまも子供の頃から朝日新聞をとってる家庭で生まれ育ったので、結婚に際して新聞はあっさり決まってよかったです。自分が大人になったからか、ニュースソースが増えたからか、新聞を読んでも書きっぷりを100%信頼してるわけでもなく、ある種の記事はオレのほうがもっと詳しいし、それじゃ誤解させるだろう、とか、まぁあなたはそうお考えなのですね、くらいで読めるから多分朝日でいいんだけど、たまに毎日新聞や産経新聞の社説とか読むと、いくらなんでもそれはないだろうという気分にさせてくれるので金を出してまでとる気にはなれない。地方紙になるともっとひどいよね。読売は拡販員のみならず販売店店長にまで怖い思いをさせられた経験があって、一生絶対とらない新聞と固く誓っているので読まない。...
  • 銀の魚
    ... うぉーーーーー! 朝日はだめよ 複雑な和音 裏で増えていく音 「銀の魚」の山場 シームレスな展開 Requiem 言葉では言い表せない 余韻 4回めだけ強い もうひとつの山 まとめに入る歌い方 フェルマータ アタッカはなかったか
  • 指揮者にあわせるということ
    「みなかみ」最後のページはテンポがややこしい。ページ直前でrit.がかかっているかもしれないし、そこからGrandioso、5/4拍子で1小節演奏したら次の小節がAllegro、2小節あとには2連符という珍しい音の長さ、さらに2小節たつと再びGrandiosoでテヌート基調、しかも5/4。とどめはピアノだけのアクセントだらけのfffだから独自テンポで2小節。 つまり、指揮者なしでは成立し得ないあわただしい音楽だ。 まず大切なのは指揮者を見ること。少なくとも指揮者を視界に入れること。そして指揮者のつくるテンポに慣れること。だけど指揮者って、こういうところのテンポは毎回ちょっと違うことをやったりするし、肝心の本番で、本番のテンションに支えられた、ある意味練習でやったことのないテンポ設定をやったりする。だから見るしかない。 でももうひとつ大切なのは指揮者の指示に従ってい歌うので...
  • p、mp、mf、mf
    最初のページの音量指示で、ちょっと意外なことが起こっている。 Sop, Alt, Ten, Basと順に入ってくるにあたって、だんだんと大きくなるように書いているかと思いきや、Tenがメゾフォルテなのに、Basもメゾフォルテなのである。 各パートは主旋律を歌い終わるとき、「かわ」というのと同時に次のパートが始まっている。 普通なら、主旋律を受け渡すために、最後をむやみに強くしないように注意が必要かもしれないが、ここでは後からくるパートが大きく入るので、つられて大きくならないように注意する程度で、主旋律の受け渡しができてしまう。 と思いきや、そういう気持ちではテナーはベースに、旋律を渡せないのだ。いや、もともとテナーの諸君が一度捕まえた主旋律をみすみす手放すはずがないだろうし、ベースの諸君は、めったにない主旋律を千載一遇のチャンスとしてここぞとばかりに吠えるかもし...
  • とうちゃま
    2月の日記 http //mixi.jp/view_diary.pl?id=91716838 owner_id=1483352 にもちょっと書きましたが、昨夜はつまと有薫の八重洲店に行って参りました。 今回の目的はエツ。何度も書いてますが「銀の魚」のモデルです。 この八重洲有薫は、團伊玖磨が曲想を練るために筑後川での漁を見る上で、そのエツ漁の舟を用意して同乗した酒蔵、有薫の高山社長(当時)が出したお店。現在はお孫さんに経営を譲っているものの、90歳になってもお元気で、来店したお客さんのテーブルを回ってお勧め料理や地元の話題を語り続ける看板「とうちゃま」として店内を駆けずり回っていました。 エツは川魚っぽくなく、歯ごたえのある魚で、皮をむいたきゅうりの薄い輪切りの上に刺身をおいて、ポン酢でいただきました。半分食べたところで想いだして写真を撮りました。 お皿...
  • もうひとつの山
    何日か前に書いたように、p.35の53小節目、一回目の「朝日にはねよ」がこの曲一番の山ではないかと思うのですが、昨日書いたように4番までの構成で、4番だけ1ランク音量が上がることを思うと、最後のページにある「いきのよい魚をとらえるのだ」が構成上一番の山場なのでは、とも思えます。 私見では一回目の「朝日にはねよ」に重くしっかりした山、最後の「とらえるのだ」を軽くて開放的に大きな山、というように見ています。 和音の複雑さ、テンポ設定のルバート感などを思うと、一回目の「朝日にはねよ」での要求がはるかに大きく、つまり重要で、しっかり作らなきゃいけない。あえてどちらが一番の山か、と聞かれれば、この一回目の「朝日にはねよ」になると思う。 その後のハミングでエピローグのようなモードに入ったかと思いきや再び音楽が動き、波が帰ってくる。だけどもう複雑な部分は抱えてなくて、なにか吹っ切れていて、っ...
  • まとめに入る歌い方
    さて「銀の魚」もあと3小節。直前の動きである「とらえるのだ」をデクレシェンドで終えていて、フォルテからの大きくしてまた戻す音量の動きを考えてみると、ちょっと小さくなって、このフォルテに落ち着く。この点でまとめに入っている感がちょっとある。 さらにほとんど同じ動きである1ページ前の山場の「朝日にはねよ」を見てみると、ソプラノが先行する動きと、クレシェンドの有無が大きな差。楽譜上のねちっこさがあきらかに少ない。 そしてさらに最後の「魚」の「お」がデクレシェンドした先でテヌートなしにスタカートなので、音楽的にかなり軽い。 しかしあくまでも音量はフォルテで始まる。 となればこの2小節、2度目の「朝日にはねよ」は解決に向けた開放感を伴って、軽くて大きな音楽でいいってことになる。そこに飛び込むことになるそのまえの「いきのよい魚をとらえるのだ」も、同じ意味で軽くて...
  • オナニーなら一人でやれ
    仮に3/4拍子graziosoからのピアノ4小節が伏せられて、何が書いてあるでしょう、という問題だとしたら? 考えられるのは、 朝、川面、投網、ふくらみ、さざなみ、川魚、川魚漁、舟、楠、木陰、舟漕ぎ、川の男性、胸板、川の女性、うなじ、たくましさ、清らかさ、川の景色、川の流れ、川の深さ、対比される上流あるいは下流の情景、愛、SEX、流域の産業、人の成長 の直接描写か、そこから類推される何かの描写。 楽譜を見て、3,4,5連符で盛り上げてオクターブのE, Dテヌートで切り裂く音はここまでの静けさを背景に凛と立つ何かだろうから、それで描きようがあるものは、 朝の川が持つ清冽さに身が引き締まる思いを重ねてみること、投網がぱっと開く様子、川魚が跳ねる様子、恋愛の駆け引き、SEXそのもの くらいかなぁ。 ピアノの音形を別のところで合唱がな...
  • ブレスするのかしないのか
    43小節と44小節の間、つまり、「あゝ」を終えて「深い川」に入るところでブレスするのか。とりあえず楽譜そのものは女声にはブレス記号があり、男声にはない。 しかし後述するように男声にない理由がわかりにくい。悩ましいわけだ。 「深い川~」の動きは4声が縦に揃った動きだから、直前のブレスを揃ってとる方が自然。直前の「あゝ」でも、ずれて入りはするものの全パートでしっかり伸ばして和音を作り、揃ってデクレシェンドしていく。だからブレスをとるなら揃ってとる方が自然。 でも楽譜にそう書いてあるのだから、やはり男声と女声でブレス位置を変えたいような事情があるのだろうか?改めて楽譜のほかのところを見てみると、たとえば次のページのmでハミングするところは明らかに男女でブレス位置をずらしてある。ただしこれはフレーズも同じようにずれた部分なのでダイレクトな参考にはならない。単にずらす可能性は...
  • 「銀の魚」の山場
    さて、いよいよこの「銀の魚」の山場、53小節めの「あさひにはねよ」。 とりあえず本当に山かどうか確認。まず音量。この曲でフォルテ以上の音量指示を受けているのはここのほか、2度目の「朝の川面に投網がふくらむ」、最後のページの「いきのよい魚をとらえるのだ」と最後の「朝日にはねよ」、の計4回。ffは一度も出てこないけど、フォルテからクレシェンドすることはある。 ある種の形式的な考え方では2度目の「朝の川面に投網がふくらむ」や、最後のページの「いきのよい魚をとらえるのだ」ででてくるようにフォルテから2回クレシェンドしたあとが一番大きいかもしれないし、とくに「ふくらむ」のあとで「さざなみが」の直前にアクセントとスタッカートをつけてぶち切るところは音量が大きくなりやすい。 音の高さで見ると、高声が最高音を出すのは意外にも1ページ目の男声の「川のおとこ」の裏で女声が「あゝ」という最初で...
  • 自由な世界
    ここまでの私の指摘を読んでみれば、この曲が不自然な拍の上に成り立っていることはだいたい分かって頂けると思う。珍しい拍子、珍しいフレーズ当たりの小節数。それも定式化された2+3のリズムを持っているとかでなく、どことなく、なんとなく。 團伊玖磨は『筑後川』の詩について 「今生まれたばかりの川、とまったく普通の言葉で書いてある。しかも、律もそろっていない。しかしよく読むと詩人の考えたフォルムが底にある」 と語っている。 話すように、語りかけるように自然な音楽。歌は語りと違う定式化されたものとして存在しているもののようにも思うけど、西洋音楽の長い歴史はまるで話しているような抑揚とリズムを持った音楽を生み出すにも至った。そういう音楽は、現代音楽の複雑何とかを目指すわけでもなく淡々と2,3,4拍子が入り乱れる。 すでにオペラ『夕鶴』を書き上げていた團にとって、この自由詩...
  • 楽譜に忠実
    つい先日、長らくお世話になった指揮者の先生が亡くなりました。長らく、といっても10年位かな。音楽に大変厳しい方で、かつ初演マニア的な方でした。とある作曲コンクールで「楽譜が変なんだけど、コンクールという性質上、こっちでかってになんかやってあげるというわけにもいかないんだよね」とか言いながら、とりあえず楽譜どおりにふってららした姿が、ある意味非常に印象的でした。 その後、私もとりあえず音が取れてる、気持ちよく歌っている、とか言うことだけではなく、楽譜をまじめに読むようになってきて、昔わかりにくく、でもある意味ただの1,2,3,4なんじゃないの、と良さがぜんぜん分からなかった頃とは違い、マエストロの棒が、実は非常にいろんなことを語っているし、それは楽譜の枠内であるのにもはや誰にも追随できない領域、と思えることがよくありました。マエストロ自身は、作曲家が降りてきて一緒に作っているって感じの言...
  • 警戒せよ
    leggiero (leggeroと同意) 形 英語で言うlight。軽い、軽快な、軽妙な、気楽な、わずかな、軽微な、軽薄な、移り気な、アルコール分の少ない、(味が)薄い、(厚さが)薄い 音楽用語としては:軽く優美に(鍵または弓を軽くおさえて、ノン・レガートで) 一言でメモるなら「軽快に」 ここから数ページ、ひたすらスタッカートが書いてありますが、書いてなくてもつけなきゃいけないぞっていうような指示が最初に書かれているわけですね。 曲の流れと川の流れとを考えてみると、『みなかみ』の「すがすがしいはだかのあいが」のところで3拍子のAllegroを作りますが、そこではピアノパートにスタッカートが少なからず付いているものの、合唱はleggieroともスタッカートともmarcatoとも指示されていない。それがここではAllegro leggiero。一方、川はすこ...
  • あらためてフォルテ
    ありきたり、といってしまうとつまらないけど、よく書けている作品は、演奏してて、違和感なく次のことに移っていける。意外性ということを含めてバランスが取れているという意味で。いい曲、名曲をやっていて、指示に体がついていかなかったら、曲の流れの解釈が間違っていると思ってみたほうがいいだろう。 さて、2度目の「朝の川面に」へ移るところ。直前にはデクレシェンドがあって、すべてのパートが、そのパートにしてみると低めの音に推移する。「ふくらむ。」と文も終わっている。その終わった感のおかげで、小さくまとまってしまいがち。ある意味、自然に音楽を流すと、2度目の繰り返しはこの流れを受けてさっきとの違いを、小さく演奏する方向でまとめたくなる。もっとボーっと歌っている人なら、さっきと同じメゾフォルテで歌ってしまうだろう。  しかしここからはフォルテ! なんでって言っても、明示的にfと書いてある以...
  • 小島のかれんな小鳥たち
    中州って、島ですよね。ちっちゃな。川の中にあるから州っていわれるだけで。 いや、ねたのためにそういってみたかっただけです。すみません。地理とか地学とか苦手で、砂州とか砂嘴とかクロネッカーのデルタとか習ったような気がするのだけど、いまいちわかりません。っていうか忘れただけか?江ノ島は島でいいんでしたっけ?川中島とか中の島とかは島でいいんでしたっけ?もうわかりません。 中州の可憐な小鳥たちって、中洲川端駅から徒歩5分くらいのところで、夜の蝶とかと一緒にいるきれいなお姉さま方の呼称かと思っちゃいますよね。えっ、おれだけ? じゃぁ、皆さんにきれいなお姉さんは好きですかってイメージを持ちやすくするために、絵を載せてみました。 いや、おいらはそんなに胸でかくなくていいです。皆さんとは音楽を通じてのお付き合いなのだから、見た目じゃなくてどう聞こえるかですよね。でも曲作りも大切だけど...
  • アヴェロンの野生児
    1800年頃に南仏のアヴェロンで発見され、捕獲された少年。とある軍医、イタールが推定11~12歳のこの野生児を引き取り、ヴィクトールと名づけて5年間にわたる教育を施した。 ヴィクトールは最初、自分の排泄物で汚したシーツの上で眠ることを厭わなかった。そこでイタールが引き取った初期に行ったことが、ヴィクトールをお風呂に連れて行きぬるま湯を彼に何度も掛けること。そしてシーツを何度も洗濯に出すことだった。するとやがでヴィクトールは冷たいシーツ、汚れたシーツを避けるようになり、社会的な生活に必要な、清潔感を獲得する第一歩を踏み出した。 大学1年生のときに心理学の授業で習ったお話ですので、多少記憶からずれているところもあると思いますが、冒頭はだいたいそんなお話。 彼は冷たいとか臭いとかいう1次的な感覚を失っていたのではなくて、だからどうするどう思うといった高次な感覚が、私たちが隣人に...
  • 編集後記
    何を血迷ったか、10ヶ月ほど毎日それは日記じゃないっていう何か書いてきて、『筑後川』が終わりました。 自分用のメモ的な意味が強いんですが、二中の人がもし何か情報を必要としたときに、ネットの世界でできることってことで。 そういうつもりで書こうとすると、何となく知っていることでもそれなりに確認作業を経てから書くので、ずいぶん自分の勉強にはなりました。 ただ、なにかと読みにくい文章で、マイミクさんにはウザイはむやみに偉そうだはな日記が毎夜うぷされて迷惑だったかと思います。ここまでの辛抱ありがとうございます。 某所のwikiサイトをアカウントだけ押さえていて、あとで整理して載せておこうと思ってます。でも、何とかずっと曲の進行順に書けましたので、日記をたどるのでも結構どうにかなるかもしれません。あと、日記の閲覧レベルをすべてに公開に変更しました。 これを読み返したいかという...
  • いま生まれたばかりの川
    いよいよ一曲目前半のまとめに入る。 冒頭と同じ音形を使っているのはだれでも気づくことだけど、念のため。冒頭は#ひとつのト長調だったのに、ここは#が2つのニ長調。入りの音で言えば、冒頭はHでここはFis。すぐに気が付くことだけど、音取り段階でちょっと気をつけたいのは、ソプラノとテナーが遅れてCisから入ってくるのが、自分が冒頭とまったく同じフレーズなのではなく、低声が冒頭と同じことをやっているその調で5度上からかぶって入るってこと。大きな違いは「いまうまれ」の「れ」の音。DじゃなくてEになっています。 mfスタートでffまで持っていくので直前の休符などで十分体を柔らかく準備することが大切。クレッシェンドが始まった後で遅れて入るソプラノとテナーに楽譜上mfと書いてあっても、少し大きいところからはじめる場合と、楽譜どおりmfからはじめる場合とがあります。 冒頭では、ある意味、な...
  • 和太鼓という出し物
    何年か前、仕事で出席した国際的な200人規模くらいの立食パーティで、余興として地元の子供たちによる太鼓の演奏がありました。記憶にはすでに乏しいのですが、小学校の高学年か中学生くらいの女の子が10人くらいで、一人一つの太鼓を大きな振りをつけながら叩くという最近よくあるスタイル。こういった演奏がどのくらいの歴史があって、どのように広がっているのか、とかさっぱり知らないんですが、所々で目にします。どういうツテなのか、夜のお酒の席に借り出されるというのもどうだろうと思いつつも、太古が持っている本来の音量と、よく揃った動き、その万国共通語的な要素がよかったようで、大抵こういう余興はパーティ会場の角で(っていうか壇上だけど)一部の人の注目を集めるだけで、いろんなコネクションを広げたり深めたりしている多くの人たちに相手にされないケースが多いのですが、徐々に海外からの参加者も壇のそばまで詰め寄って様子を食...
  • 愛の川
    愛川町なら神奈川県の厚木の北にありますがなにか。  とかいうボケはおいといて 「あいのかわよ」は先行するテナーソロの「かわよ」と同じ気持ちで、大勢の人が歌えばいいだけだから、基本的にはソロについていけばいい。だから多分楽。 テナーとピアノが盛り上げてくれるから、冒頭の「あ」が一番強くて、「あいの」と「かわよ」という小さなかたまりを忘れてしまわない範囲で、でも全部レガートにつなげると思います。 ソロからもらった音楽をソロに返すというやり取りが可能な始め方、切り方を考えてみましょう。多分大雑把なところは簡単です。 「あいのかわよ」という同じ言葉が2度繰り返されますから、2回目は2度目の精神状態を考えてみましょう。 テナーソロのところでも指摘しましたが、ここでも音量は両方f。だから大きな差はつける必要がない。ただ、ソロも主旋律のソプラノも少し高い音で繰り返すことにな...
  • あぶってかも
    團伊玖磨は長期連載した「パイプの煙」で、掲載開始間もない1965年に、「あぶってかも」と題したエッセーを残している。團伊玖磨の祖父、團琢磨は和洋2度の朝食を摂る習慣があったようで、和食として「あぶってかも」などを食べていたらしい。 http //www.med.kyushu-u.ac.jp/cclm/tetubun/tetu6.htm また、團伊玖磨をしのぶ本である『團さんの夢』では …福岡公演が終わった同夜の酒席で、團さんの所望によって「あぶってかも(スズメダイ)」を食べたことがあった。博多名物のあぶってかもは祖父琢磨の大好物で、祖父にかわいがられ、祖父の膝に乗って、食べさせてもらったことが忘れられない。哀しい味をかみしめると涙が湧いてくる、とおっしゃっていた。 とあります。 昨夜、某マイミクさんと九州料理店にいって、このあぶってかもを食べてきまし...
  • 部分的な無伴奏
    今日のリハーサル。(筑後川ではない別の曲) そう長くない無伴奏部分で、音が下がり始めた。 そういえば昨日のリハでも何か音がぶれてたし、今日はオケもなんか音がテキトーだし。 昔はもっと怖い人だったんだけど、マエストロは振りながら指を上に上げるしぐさ。今日は協力的だ。オケが戻ってくるところで、いったん小さく入ってください、という昨日の指示が役に立っちゃいそうだなぁ、と。 下げにかかってくるソロを合唱がもちあげて、、、ん?あがってないか、とか。 先日の友人の日記にあった事態が見事に勃発。 まぁうちの場合、リハでこういうことがあると、本番で同じミスはしないから、今日のうちに洗い出せてよかったのかも。 こういうことが起こる曲。 たとえば、ティオの夜の旅のなかのローラビーチ。 ブルックナーのミサ2番のサンクトゥス。ヴェルディのレクイエムのリベラメ中間部とか...
  • アクセントにテヌート
    速いテンポで16分音符が続いた細かい音楽から、同じテンポながら開放的な音楽に入ってきた。「さあ」という感動詞にふさわしく歌いたい。 さて、楽譜をよく見るとフォルテで、アクセントが付いて、さらにテヌートが付いていて、おまけにスラーが付いている。 テヌートは「その音の長さを十分に保って、丁寧に演奏する」こと。打ち込み系のMIDIをちょっとでも手がけるとわかるけど、普通の音符は、時間いっぱいその音符を鳴らしたりせず、次の音符に行ってしまうタイミングよりもある程度手前で鳴らすのをやめる。単純にいえばテヌートはその、早くやめてしまう、ということをせず、時間いっぱい鳴らそうとすること。自由に音楽を動かしている、テンポ感のゆるい音楽なら、テヌート記号があればその音符を長く鳴らし、次の音符に移る時間までたっぷりとってしまうこともある。自発的にtempo rubatoってやつですね。しかし、こ...
  • じゃぁ
    以前、少しの間フランスの田舎町に滞在していたとき、いつもの昼飯メンバーから、おきまりの展開で、何か日本語を一つ教えてくれという話になって、とっさに「じゃぁ」という言葉を教えました。 フランスのお昼時の挨拶はボナペティ。朝はぼんじゅーる、さばさばとか言い合っている展開が、昼飯時は通りすがりの人とボナペティボナペティと言い合っている。私がフランス語を話せないので、テーブルに着くとグッドアパタイトとか言われるんですが、いや、それは英語でもボナペティでいいんですけどって。だいたいそれじゃ芸能人は歯が命になっちゃうでしょ。 日本での食事時の言葉は、いただきます。ごちそうさま。一応、さぁ召し上がれ、お粗末様、という言葉もあるけどマイナーな部類。つまり日本では食べる側の人の言葉中心。でもボナペティは、テーブル上で言えば「さぁ召し上がれ」に相当するから、いつものタイミングで何か言葉を発しようとして...
  • 熊本の「もだえ」
    何となくいつものように、大して何も期待せず、というかいやらしい展開を予想しながらググってみました。 意外や意外! 「もだえて」で検索すると、普通に痛いほうの意味でもだえるページがいっぱい引っかかります。「もだえる」でやってもいっしょ。 ですが、「悶えて」「悶える」ではエロエロ全開!です。 今日の結論:エロいときは漢字を使おう! いやいやそんなことじゃなくてw とりあえず辞書で確認するかと手を伸ばすととりあえず古語辞典しか部屋になかったので 悶ゆ (動詞・下二段)悩み苦しむ もだえる    「少将の袂にすがって、(中略)悶えこがれり給いけり」(平家三・足摺) ん?それだけか? やっぱ国語辞典を引いてみる。 もだ・える 【▼悶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 もだ・ゆ (1)苦しくて身をねじり動かす。 ...
  • ちーくーごー
    昨日は書きませんでしたが、「河口」での動きと違って、「ちくご」にはテヌートが付いています。なぜテヌートが付いているのでしょう? ここでのテンポはAllegroと書いてあります。もちろん、この「ちくごへいや」でちょっとテンポをゆるめてみる手はありますが、この後で歓喜の声をあげて走らなければならいとか、Grandiosoでゆったりたっぷり演出の「河口」とはどうしても作りが違ってきます。とにかくどうあってもここは速いということです。 大きな音、というか壮大な音楽と人が感じさせるには二つの要素があります。音量が大きいことと、その音が鳴っている時間です。大きな音を長い時間鳴らせば壮大な感じになるのです。そして時間をかける方法は2つ。テンポを遅くすることと、音符の時間分たっぷり歌いきること、つまりテヌートすることです。 そう。アップテンポでもテヌートすれば壮大さが演出できるわけ...
  • その1音のため
    『筑後川』一番の山場。それが「有明の海へ」の「り」の付点四分音符。 フォルテ3つ。Grandioso。少し長めの音で和音を形作るソプラノに課せられる責任は重い。 日頃 健康な体を維持 よい姿勢 よく歩く 規則正しい生活 快食快眠快便 十分にストレッチする 肩こり、首のこり、腰の張りなどを残さない 気持ちほがらか 腹式呼吸の反復訓練 どならない、吠えない 鼻呼吸を心がける 鼻づまりがない 事前 音取りに不安がないようにする このあたりくらいは暗譜している この音の和音感がなじんでいる この5拍子に違和感がない 三度音程の跳躍訓練が十分できている このあたりを何となく鼻歌で歌える 言葉の意味を理解 自分と周りの実力を把握 本番で自分がどの程度化けるか把握 前日 よくストレッチ 日頃からの訓練or鼻歌 よく寝る...
  • 團先生の『筑後川』を歌いに来ませんか
    いつぞやの日記 http //mixi.jp/view_diary.pl?id=57050583 owner_id=1483352 に書きましたが、團伊玖磨の遺志をついで、筑後川を下る企画。その企画の最終回。場所は終章「河口」の舞台、福岡県大川市。 昨年の2005in佐賀には510名が参加したそうです。 指揮はいつもどおり、かなフィルの現田先生。現田先生は神奈川つながりで團伊玖磨とは縁があるらしい。私も神奈川県民なので、イベント的ステージではときどきご一緒している。今度は年末にとあるコンサートをやることになってるなぁ。 要項は 開催日時: 2006年10月22日(日)13:00開演(18:00解散) 参加資格: 本番前日(10月21日)の合同練習に参加し、当日は暗譜で歌える人 参加費: 1000円 参加を希望される方は下記実行委員会か團伊玖磨...
  • がまだす!
    私が生まれ育った町は、お祭り、それも秋の大祭を中心に動いています。日付が決まっていて、2+α日間開催されるので、当然頻繁に平日とぶつかるのですが、市内にあるすべての市立小中学校はお休みですし、結構驚かれるのですが、市内にある2つの県立高校もこの日はお休みです。盆と正月に帰省しなくてもこの日には実家に帰りたい、と言ったら相手のご両親に驚かれた、という話をよく耳にします。神輿を担いで市内を練り歩く系のお祭りですが、午前2時くらいから日暮れすぎまで、ずーっといりこを肴に日本酒を飲みながら市内を移動する、というのを2日間行うので、町の中心部に酔いつぶれたおっさんや子供が多数転がっているという、よそ者には理解できない感満載のやばい祭りです。 うちの地元では、かなりの人がこの日のために生きてるみたいです。 さて、楽譜冒頭の記号、energico。 説明するまでもないくらいわかりやすい...
  • 棚機神社
    今日はたなばた。棚からバター飴を出して食べる日ですね。 ソレハオヤジギャクナノカ? アジアン的にはバレンタインよりもより恋人たちのための節句と思っていいし、ちょうど花金(死語)ですし、さぞかしラブホも大入りなことでしょう。 七夕のことは、このサイト http //www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/afmain.htm がありえないくらい詳しいです。 七夕といえば、織姫。日本では、縄文時代の終わりから弥生時代の初めころに織物生産がはじまったと言われています。そして織物を作るのは女性の重要な仕事だったようです。衣食住の衣なのですから、生きていくうえで非常に重要ですよね。だから、神格化すれば織姫。七夕の織姫と牽牛の物語では、織姫が恋にうつつをぬかして機織をさぼったから怒られて、年に一度の逢瀬になった。 そんあお茶目な織姫で...
  • さようならの歌
    クラス合唱とかのレベルだと、 『さよならは言わないで』(作詞作曲:三浦真理)、 http //momo-mid.com/mu_title/sayonarawa_iwanaide.htm 『さよならと言おう』(作詞:西 世紀、作曲:加賀 清孝) http //momo-mid.com/mu_title/sayonarato_iou.htm あたりが定番なんですかね。 そんな曲が作曲される10年以上まえだったからか、私は中学校のとき、校内コンクールとかじゃなかったですが、クラス合唱で 『さよなら』(作詞作曲:小田和正) http //momo-mid.com/mu_title/sayonara.htm を歌いました。 パナムジカのトップから「さよなら」といれても、「さようなら」をいれても検索するとhit数は偶然51件。しらない曲だらけなんだけど、「...
  • さよならの唄
    とりあえずDAMの楽曲検索で、「さよ」で始まる歌を検索して、ゴミを整理してみました。 どのくらい歌えますか? さよならなんかは言わせない,B’z さよなら文明,BAKUFU-SLUMP さよなら、そしてありがとう,BEGIN さよならは踊る,CHAGE&ASKA サヨナラ,CHARCOAL FILTER SAYONARA,Dreams Come True さよならを待ってる,Dreams Come True さよならが言えなくて,F.O.H さよならより永遠の中で,Favorite Blue さよならの歌,FREENOTE Sayonara,Gackt サヨナラ,GAO 「さよなら」とたった一言で...,GARNET CROW Sa Yo Na Ra,globe さよならの向こうに,HOUND DOG さよならの雨,...
  • 河口夕映
    作詞家丸山豊が『筑後川』の詩を書き終えたとき、5つめ、終章は「河口夕映」という標題だったらしい。ところがこの詩を受け取った作曲家團伊玖磨はこの「夕映」の削除を求め、現在のようになったそうだ。 夕映えといえば、合唱曲ではタダタケの富士山が有名。でも、終曲から「夕」を排除したことで言えば池澤夏樹/木下牧子の「ティオの夜の旅」で、最終楽章「ティオの夜の旅」から原詩にある「夕方 環礁の残照/犬はティオをにらんでうずくまる」という2行を作曲家がカットしたことの方が妙な一致を感じる。 ティオは木下牧子の初期の作品で、池澤夏樹の『塩の道』という詩集から、一見脈絡なく5つの詩を選んで作曲したように見えるもの。詩が、謎解き的な意味で難解で、何をどう言葉遊びしているのかとっさにはわかりにくい。しかし完成された組曲としてその構成を見てみると、1番の「祝福」が混沌とした未明、2番の「海神」が朝(わか...
  • 水天宮と河童
    久留米にある水天宮の総本山と河童を結ぶ由来は2つの説があります。 ひとつは熊本県八代の球磨川にいた河童がわけあってその地域を追われ、水天宮に来たという説、もう一つは平家の落ち武者のことだという説。 球磨川経由の河童のお話はこう。 このサイトでは http //www1.odn.ne.jp/muraoka/kappa/tabirakp.htm 妙に詳しすぎるくらい詳しいのでかいつまんで言うと、中央アジアから球磨川へ仁徳天皇の時代にたどり着き安住していたものの、小姓を殺したことで河童一族は、当時の肥後城主加藤清正公の怒りに触れ、球磨川を追放された。その後一族は筑後、久留米の有馬藩主を頼って筑後川へ移住し、久留米水天宮の守護の役に就いた。その後、一時期有馬のお殿様と江戸に出たがそこでもまた悪さをして追放され、全国に散らばったとさ。 なのだとか。ところどころ妙に具体的...
  • どこかに向かう音楽
    今日は2度目の「さようなら」の後ろに、デクレシェンドではなくて、クレシェンドがあるぞって話。 っと、その前に、曲全体の構成を見直してみましょう。 『筑後川』で一番のサビといえば、「筑後平野の百万の~」ってところですよね。 この旋律は「II ダムにて」でほとんど同じバージョンがやや軽めに演奏されて、「V 河口」で本物がより壮大な形でやってくる。このp.48の「ちくごへいやの」のffへは、同じページのあたまにある、pの「さようなら」からの3回あるクレシェンドで、「川はうたうさようなら」と歌いながら到達する。ここと同じ形が書かれているのが、いま問題にしているpp.45-46の「さようなら、さようなら、川はうたうさようなら」。 蛇足っぽいけど、さらに遡れば2度繰り返すpp.43-44での「かわは、(かわは)、かわは、(かわは)おおきくなる。」が、同じ形。 『筑後川』...
  • 浪の底にも都のさぶらふぞ
    今日、四月二五日は旧暦でいえば三月二四日。八百二十一年前の元歴二年に山口県下関市、当時の長門国間関壇ノ浦で治承・寿永の乱最後の戦いが行われた日。 いわゆる源平合戦の壇ノ浦の戦い。 わずか二歳で即位した安徳天皇は平清盛の孫。清盛の死後、滅んでいく平家の象徴として、最後の戦いである壇ノ浦で最期を迎えられた。この第八十一代天皇は、記録上最も幼くしての崩御。祖母にあたる平時子(清盛の妻で、出家して尼になり二位殿と呼ばれていた)に抱きかかえられ壇ノ浦で入水する様は、平家物語の中でも非常に有名な涙を誘う場面。 平家物語にはいろんな本があります。 http //www.j-texts.com/ 流布本と呼ばれる本ですが、読みやすいよう、漢字を当てはめてみましたので、肝心な部分をべったりと。 主上、今年は八歳にぞならせおはします。御年の程より、遙かにねびさせ給ひて、御形...
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