chikugogawa @Wiki内検索 / 「銀世界」で検索した結果

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  • 銀世界
    ... ぎんせかい 【銀世界】 雪が一面に降り積もった景色を言い表す語。白雪に覆われた山野。雪景色。 「一面の―」 しろかね 室町時代くらいまでは 金:黄金(こがね)、銀:白金(しろかね)、銅:赤金(あかがね)、鉄:黒金(くろがね)といっていたらしい。 http //www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_246.htm 港区白金(みなとくしろかね) 白金村と呼ばれるこの地を開いた柳下上総介が大量の銀を所有していたことに由来。 子孫は江戸時代を通じて白金村の名主を務めた。本来にごらないのだが、ここのセレブはしろがねーぜと濁って呼ばれている。 http //www.geocities.jp/pccwm336/sub23.html 銀のさら 宅配すしで店舗数日本一。「銀のさらの『銀』は、「いぶし...
  • 銀の魚
    Teneramenteより愛を込めて イタリア語比較入門 銀世界 魚の銀 銀の魚=エツ 前奏がない 伴奏がない ブレスの位置 滑るように pp pp、またpp 複前打音 楠の木かげ 奇しき佐賀の木 漕ぎ出し方 高い音への跳躍 感嘆の声 あのときの声 ブレスまたブレス たくましい腹板 胸板 厚い胸板 音の高さの記憶 念のため確認 さお 六五郎橋 清らかなうなぎ 棹を入れる 漕~ぎだした --? 対比、また対比 優雅なピアノ オナニーなら一人でやれ 音楽の立体化 mf <-> f あぶってかも 投網 朝 あらためてフォルテ おさない歌い方 不連続な音量 やりきること 暴走特急! さざなみ バタフライ効果 Increspatura 深い川 D7aug 服従するは我にあり a tempo p on mf ブレスするのかしないのか ピアノと入れ替わり アクセント ラップ 小技の小技 鮮度が命 きとき...
  • 自由な世界
    ここまでの私の指摘を読んでみれば、この曲が不自然な拍の上に成り立っていることはだいたい分かって頂けると思う。珍しい拍子、珍しいフレーズ当たりの小節数。それも定式化された2+3のリズムを持っているとかでなく、どことなく、なんとなく。 團伊玖磨は『筑後川』の詩について 「今生まれたばかりの川、とまったく普通の言葉で書いてある。しかも、律もそろっていない。しかしよく読むと詩人の考えたフォルムが底にある」 と語っている。 話すように、語りかけるように自然な音楽。歌は語りと違う定式化されたものとして存在しているもののようにも思うけど、西洋音楽の長い歴史はまるで話しているような抑揚とリズムを持った音楽を生み出すにも至った。そういう音楽は、現代音楽の複雑何とかを目指すわけでもなく淡々と2,3,4拍子が入り乱れる。 すでにオペラ『夕鶴』を書き上げていた團にとって、この自由詩...
  • 五月雨を集めて
     アカペラで音を重ねていく様は、   あまたの地にて生まれきたゆえ 旧約聖書的世界観なら、世界は神の一声に端を発し、 ありがちな宇宙論なら、世界はビッグバンに遡る。 蝶の羽ばたきほどの小さなひとつのゆらぎが、 大きな無数の嵐を生むことも、 描く世界としてはすばらしいかもしれない。 しかし、無数の粒の雨だれが、 やがてひとつの河口を駆け抜ける。 そんなまとまり行く様子も、 感動をもって語るに値することだろう。 はじまりはひとつじゃない。 だけど僕たちは出会った。
  • 然やうなら
    当て字で書くと、左様なら。普通に書くと、さようなら。古めの書き方でさやうなら。 敢えてこんな「然やうなら」なんて書き方する人って泉 鏡花(1873-1939)くらい? 『春晝(1906)』『春晝後刻(1906)』『五大力(1913)』『継三味線(1918)』に出てきます。 鏡花ワールドって、ステキ系っていうか、不思議ちゃんっていうか、ちょっと実写では表現しにくい世界をつくっているから、輪郭が明確でない芸術の世界に持ち込むとちょうどいい感じ。 何年か前、しばらく演劇のお手伝いをしていたとき取り上げた作品が鏡花の『高野聖』でした。 http //www.aozora.gr.jp/cards/000050/card521.html この二十二場で、白痴が出てきて、歌を歌うシーンがあるんです。それがすごくうまい、という設定。文字で書くのは楽ですよね。いや、この歌に、美...
  • 美味しんぼ
    なんとなく昨日の話の続き。 美味しんぼの連載開始は1983年。私が大学1年生の頃はずいぶんとはやっていて、みんなで回し読みして馬鹿話をしてました。 よくある意見ですが、主人公の山岡さん。あれほど舌が肥えていると、何を喰ってもまずくて辛いだろうなぁって。実際、日々、凡人には見抜けない問題に気づいて不機嫌そうだし。 アヴェロンの野生児も、もしかすれば汚れた冷たいシーツで眠ることに、それなりの幸せを感じられていたのかもしれないのに、文明社会によって、きれいなシーツでしか眠れない体になってしまいました。 耳が肥えると、どんな音楽もつまんないのでしょうか。 いい音楽を作るには、自分の出している音を思い通りにコントロールできることが必要です。ある意味では、もしちょっと違う音を出してしまったらそのことに気づくことができないとコントロールはできない。紙一重の世界にいるということは、ほん...
  • エラ 鰓 えら
    「もだえて」のときもそうだったけど、同じ意味のはずの言葉にも用法ごとの書き下し方があるようだ。 鰓呼吸でググると、昨日のようにいくつかの俳句や川柳に出会う。しかし、「エラ呼吸」でググると、あまり文学っぽいものにはであわない。   そう死者の頭脳が太陽の記憶をエラ呼吸する人工蟻の   ハイブリッドな肉体線のようにモノクロームの地球に   ギミック少女のカタストロフィックな悲しみを移植する 最初に出てくるのは、このイミフメイな言葉の羅列としての詩?らしきもの。 http //www.hehehe.net/library/lib/E-00036.html  ちなみにこの評価は  http //www2.ocn.ne.jp/~dan/mmm.htm  私は最初の こがゆき さんの冷静なコメントと同意見です。 正確には覚えていない...
  • 蛇の目ミシンはヘビー
    営利、非営利にかかわらず、多くのお客様に喜んで頂けることは嬉しいことだろう。より大きく深い喜びを、大勢の皆様に、できるだけ長い期間にわたってお届けすること。それができるのなら誰もがやりたいことだと思う。 人が持つ先天的な部分に訴求する喜び。人が後天的に得る普遍的ななにかに訴求する喜び。お約束があってこその、その世界にだけ通じる喜び。 期待したとおりのものであるという安心感と、予想外のことが起こる興奮。前置きが不要なこと、普遍的あるいはムラ社会的な前提を利用すること。そういうバランスはどう保てばいいのだろう。 長い期間にわたると、自ずと「お約束」が生まれる。リピーターの一部はマニアやフリークになり、隠語を語り、高い敷居を作る。 先日、話題の二郎(武蔵小杉店)に行ってそう思った。 午後五時の開店と同時に8席のカウンターがいっぱいになり、溢れた客は黙々と後ろに並ん...
  • 雄大vs癒し系
    ピアノパートによるファンファーレのような音楽を受けて、フォルテで「阿蘇外りーん」と歌う。アクセントが付いているからしっかりはっきり歌うという基調はすぐにでも分かると思う。 よくよく見てみるとアクセントは「り」までで、全部で4つしか付いていない。さすがに「ん」にアクセントをつけると日本語の語感としてくどさを感じたのかと思う。そのことをよく考えていると、「阿蘇」という言葉は「あ」の方に言葉のアクセントがあり、音楽的にも拍のおもてにある。「がい」も「が」の方が強いのが自然だし、アクセントは四分音符に一つ付いているだけなので「い」に他と同等な強さのアクセントがあるような歌い方は避けるべきだろう。まず自然に考えて「あそがいりん」のうち、「あ」と「が」と「り」とにはしっかりしたアクセントがある。 問題は「そ」。「い」や「ん」にアクセントがないし、拍のうらであることを思えば、ほかよりも弱く作ると...
  • 3拍子
    曲の頭からずっと5拍子という珍しい拍子でやってきたこの歌も、前半のまとめで4拍子を使ったかと思うと、突然軽快な3拍子になる。 3拍子ってどう? 難しいもの。とりあえずそういう印象を持っている人がいる。自分の体に染み付いてないものというか。 歩いていて、右左、右左を繰り返す。これは2拍子。2歩ずつ右左に上半身を揺らしながら楽しそうに歩いてみると、これは4拍子。2拍子や4拍子は体に染み付いている。民謡やポップスや、世にたくさんある初心者向けの曲が4拍子なのはわかりやすいから(たぶん)。じゃぁ、生活の中に3拍子があるだろうか。吉野家に揃っているものは音楽的でなさそうだしw、三三七拍子は休符を数えると実は4拍子だしなぁ。 どこまで本当のことか知りませんが、音楽の世界では3拍子の起源に乗馬が指摘されます。乗馬も競馬も騎馬も縁がないので真偽のほどがわからないのですが、馬の駆...
  • みなかみ
    「みなかみ」関連ページ 五月雨を集めて 今生まれるところの歌 ミレレミファミレドラソ 團伊玖磨のスラー いま生まれたばかりの水 1オクターブの跳躍 部分的な無伴奏 p、mp、mf、mf 何も考えないで 巡礼 縦の線 上昇の中の下降 はじめまして? 持続音 ネット小説における「小鳥の産毛」 羽毛 丹秀ひ 山の光 p.6 天へ 萌えへ続く緑の階段 アホ外人の春 阿蘇外輪山 雄大vs癒し系 誤字? 裏の役割 いま生まれたばかりの川 3拍子 ひとフレーズ 軽快vs繊細 愛 ん? 女声にあって男声にないもの アクセントにテヌート 2小節×5つ×2回 遠い旅行 激しい違和感 初演 予感 かりゅうどの墓を(笑ひ) すばやい掛け合いへ 負けを認めます 森のくまさんを恐れずに 不自然な音量指示 へみおら 敢えて変えてあるということは 筑後川の主要な滝 さあ、いよいよ...
  • 斜腹筋 vs 腹斜筋
    グーグルで 斜腹筋 と入れて検索すると声楽、発声、合唱ネタがたくさんヒットします。 ところが 腹斜筋 と入れても最初の10ページでは声楽、発声、合唱ネタが一つも出てきません。 全般的に見るとその筋肉の名前は 腹斜筋 と呼ぶのが正しいようなのですが、なぜ声楽の人は斜腹筋って言うのでしょうねぇ。 同じ現象は 直腹筋 vs 腹直筋 でも起こります。 ちなみに今、私がこの日記を書くのに使っているIMEは、斜腹筋も直腹筋も期待通りに変換してくれますが、腹斜筋も腹直筋も変換できません。 なぜでしょう。 友人の協力によると ATOK2006の結果 腹斜筋、車幅金 腹直筋、直腹筋 ちなもに前者は一単語ですが後者は二つに分割されてましたw やっぱりそのあたりはATOKのほうが 作りこみがまじめってことなんでしょうかね...
  • 棹を入れる
    中学生の頃は後背湿地というだけでドキドキしましたw 相変わらずのエロネタ日記ってことで。注意報発令中。 ある程度、曲が頭に入ったところで丸山の詩を読み直してみよう。 おやっと思うことは、「しずかに」が繰り返されていること しかし「あたらしい棹」の前には「しずかに」がないこと。まぁそこまではいい。 あと数行に一度「。」がついていること。 では「うなじ」の行までの情景を考えてみる。 「。」が2個。それぞれの「。」までを便宜的にパラグラフと呼ぶことにすると、第1パラグラフでは「川の男」の描写。第2パラグラフでは「川の女」の描写であるととれる。 いや、そうだろうか。 第1パラグラフはあまり違和感のない漁師、あるいは船頭の姿と思えば何の違和感もない。しかし、第2はどうだろう。棹を入れるのは船頭さんの仕事だ。そしてその仕事は古今東西を問わず男の仕事だ。...
  • 編集後記
    何を血迷ったか、10ヶ月ほど毎日それは日記じゃないっていう何か書いてきて、『筑後川』が終わりました。 自分用のメモ的な意味が強いんですが、二中の人がもし何か情報を必要としたときに、ネットの世界でできることってことで。 そういうつもりで書こうとすると、何となく知っていることでもそれなりに確認作業を経てから書くので、ずいぶん自分の勉強にはなりました。 ただ、なにかと読みにくい文章で、マイミクさんにはウザイはむやみに偉そうだはな日記が毎夜うぷされて迷惑だったかと思います。ここまでの辛抱ありがとうございます。 某所のwikiサイトをアカウントだけ押さえていて、あとで整理して載せておこうと思ってます。でも、何とかずっと曲の進行順に書けましたので、日記をたどるのでも結構どうにかなるかもしれません。あと、日記の閲覧レベルをすべてに公開に変更しました。 これを読み返したいかという...
  • 1968年
    『筑後川』初演の年、1968年。曲の完成も初演も12月で、作詞の依頼そのものもぎりぎりのタイミングだったと思われる。つまり、詩人、作曲家ともに、1968年の日本にいて、その空気の中で、芸術家がもつ時代の先を読む感性を働かせたと思う。 1968年はどんな年だったのか。詳しくはたとえば http //www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1968.html http //d.hatena.ne.jp/keyword/1968%C7%AF http //ja.wikipedia.org/wiki/1968%E5%B9%B4 をごらんいただくとして、代表的な出来事はベトナム戦争の真っ最中で、 三億円事件、東大紛争、カネミ油症事件、プラハの春、キング牧師暗殺とか。 1950年代半ばから1970年代初頭までの高度経済成長の中で、いよ...
  • アヴェロンの野生児
    1800年頃に南仏のアヴェロンで発見され、捕獲された少年。とある軍医、イタールが推定11~12歳のこの野生児を引き取り、ヴィクトールと名づけて5年間にわたる教育を施した。 ヴィクトールは最初、自分の排泄物で汚したシーツの上で眠ることを厭わなかった。そこでイタールが引き取った初期に行ったことが、ヴィクトールをお風呂に連れて行きぬるま湯を彼に何度も掛けること。そしてシーツを何度も洗濯に出すことだった。するとやがでヴィクトールは冷たいシーツ、汚れたシーツを避けるようになり、社会的な生活に必要な、清潔感を獲得する第一歩を踏み出した。 大学1年生のときに心理学の授業で習ったお話ですので、多少記憶からずれているところもあると思いますが、冒頭はだいたいそんなお話。 彼は冷たいとか臭いとかいう1次的な感覚を失っていたのではなくて、だからどうするどう思うといった高次な感覚が、私たちが隣人に...
  • 何小節フレーズ?
    音楽の捉え方で、フレーズを何小節でとるかという問題があります。 ♪咲いた、咲いた、チューリップの花が をブレスなしで一息で歌うか、咲いた咲いたの後で1度ブレスをとるか、というような問題です。就学前の子供にこれを歌わせると、咲いた、と歌ってからブレス。もう一度咲いたと歌ってブレス。その勢いで、チューリップのの後でもブレスしたりして。そういうのが幼い感じですね。だから、って言うのもなんですが、あまりぶつ切れにしないものです。 ブレスがもつのなら、多くの指揮者は書いていないブレスをむやみに取らせるものではありません。 ♪筑後平野の百万の生活の幸を は、その気になれば一息でうたえます。ブレス記号も休符もありません。「百万の」のあとが問題なんです。気楽に歌ってもらえば、ここでしっかりブレスをとる人が多いです。まるで8分休符があるかのごとくしっかり休んでしま...
  • 愛の川
    愛川町なら神奈川県の厚木の北にありますがなにか。  とかいうボケはおいといて 「あいのかわよ」は先行するテナーソロの「かわよ」と同じ気持ちで、大勢の人が歌えばいいだけだから、基本的にはソロについていけばいい。だから多分楽。 テナーとピアノが盛り上げてくれるから、冒頭の「あ」が一番強くて、「あいの」と「かわよ」という小さなかたまりを忘れてしまわない範囲で、でも全部レガートにつなげると思います。 ソロからもらった音楽をソロに返すというやり取りが可能な始め方、切り方を考えてみましょう。多分大雑把なところは簡単です。 「あいのかわよ」という同じ言葉が2度繰り返されますから、2回目は2度目の精神状態を考えてみましょう。 テナーソロのところでも指摘しましたが、ここでも音量は両方f。だから大きな差はつける必要がない。ただ、ソロも主旋律のソプラノも少し高い音で繰り返すことにな...
  • オナニーなら一人でやれ
    仮に3/4拍子graziosoからのピアノ4小節が伏せられて、何が書いてあるでしょう、という問題だとしたら? 考えられるのは、 朝、川面、投網、ふくらみ、さざなみ、川魚、川魚漁、舟、楠、木陰、舟漕ぎ、川の男性、胸板、川の女性、うなじ、たくましさ、清らかさ、川の景色、川の流れ、川の深さ、対比される上流あるいは下流の情景、愛、SEX、流域の産業、人の成長 の直接描写か、そこから類推される何かの描写。 楽譜を見て、3,4,5連符で盛り上げてオクターブのE, Dテヌートで切り裂く音はここまでの静けさを背景に凛と立つ何かだろうから、それで描きようがあるものは、 朝の川が持つ清冽さに身が引き締まる思いを重ねてみること、投網がぱっと開く様子、川魚が跳ねる様子、恋愛の駆け引き、SEXそのもの くらいかなぁ。 ピアノの音形を別のところで合唱がな...
  • ちぃさーくなーるうぅー
    1番かっこと2番かっこの違いは最初の小節の4拍目から。「大きくなる」の「な」の音からってこと。1番かっこのなかで「なる」は不協和音を重ねた厚い音を使いながら属七にとびこむ半終止。2番かっこでは属七から主和音への完全終止。 1番と違い2番はわかりやすく終わるので、特に意識しなければ、つい力を緩めて、気にしていないのにデクレシェンドができてしまう。まぁそれでも悪くはないことも多いと思うが。 たしかに、とりあえず楽譜どおりに歌うことを重視したい段階では、注意したいのは1番かっこ。油断するとフレーズの終わりで小さくなりがちなのに、1番かっこで最後の「る」を3拍クレシェンドしなければならないことに意識を置いたほうがいい。 もしさらに高度なことを求めたいなら、2番かっこの最後の「る」。大きくなる、というテキストでとりあえず「おおきく」まではクレシェンドで大きくしているもののその...
  • 花火のまつり
    日本三大祭といえば、ヤマザキ春のパンまつりと花王ヘアケアまつりと東映まんがまつりですが、花火に限ってみればどうでしょう。 いわゆる三大といってしまうと、大曲の花火大会として知られる、秋田県大仙市(旧大曲町)の全国花火競技大会、質・量で言えば一番とされる茨城県土浦市の土浦全国花火競技大会、一番でかい花火があがるので有名な新潟県長岡市の長岡まつり大花火大会の3大会。 このほか記録に残っている範囲で日本最古なのは、隅田川花火大会。年間実施日数の多さで言えば、洞爺湖ロングラン花火大会、打ち上げ発数世界一なのが大阪府富田林市の教祖祭PL花火芸術。 このほか花火業界と花火ファンを結ぶ季刊花火ニューズペーパー・「花火万華鏡」の冷静な企画で花火百選、50選、best 10を決めたときの http //japan-fireworks.com/news/best100.html のベ...
  • 今生まれるところの歌
    西洋音楽に不可欠なものとして、テンポ、がある。 休符ですら音楽の一部だと思うと、テンポの存在は音楽を作る様々な構成要素の中でよりプリミティブなところにあるように思える。 しかし、テンポは元々あるものではない。演奏会場の中にあらかじめテンポがあるわけではない。何もないところからテンポがあらわれるのだ。一度鳴り始めた音楽は、常にその前の音響として起こったことの影響下にあるべきだし、たいていそうなっている。だけど、曲のど頭は、別だろう。だって、その前がないのだから。 いま、この世界、この宇宙には時間が流れている。でもビッグバンの前に、時間はなかったんだよね。だから、音楽の始まりは、まるでビッグバンのようだ、と思うことがよくある。曲全体を生み出すような音楽の始まり方。 でも、音楽が生まれる瞬間、そこには何もないのかというと、そうではない。お客様がそこにいて、何かを...
  • 負けを認めます
    この筑後川という詩。 阿蘇外輪、筑後平野、有明の海の3つ以外、地域固有の名前は出てこないので、特に気にすることなく歌っていると日本国中のどこでもありそうな自然をうたっているようにも思える。逆に楽屋裏をのぞくようなまねをしてみれば、個別の言葉がかなり具体的な何かを語っている。ダムも銀の魚も河童の祭も白い工場群も。 そこまでくるとこの、なんとなくわかりそうでわからない言葉、「けものの白い骨」と「狩人の墓」にも答えがあるような気もしてしまう。 そこでぐーぐる、あるいはネタ本。 この数日、この言葉を捜して、とりあえず違うこと書いて。 すみません。挫折しました。答えは出ないです。 筑後川流域の町、柳川出身の文豪、北原白秋の同地を描いた作品にも出てくる 「さうして歩むにつれて、その水面の随所に、菱の葉、蓮、真菰、河骨、或は赤褐黄緑その他様々の浮藻の強烈な更紗模様のなか...
  • バタフライ効果
    真夜中に書いた手紙は、せめて朝、読み返してから出せって言われますが、今夜はそんなことお構いなしに書かせてください。 初めてお会いしたときから素敵な人だなぁと思っていました。ずっと気にかけてはいたのですが、なかなか一歩を踏み出せないままの日々が続いています。それでも、日増しに想いが強くなってきて。 唐突ですけど、バタフライ効果ってご存じですか。去年映画のタイトルにもなっていたから多少有名な言葉だとは思います。複雑系とかいう妙な学問の世界でのたとえ話で、「中国での蝶の羽ばたきが、ときにはアメリカで嵐を引き起こすことがある」、とかいうのです。自分では何をやろうにも、どこに届くわけでもなく霧散する経験ばかりを繰り返しているとにわかに信じがたい話です。ですが、あなたの小さな仕草に心を動かされている自分を思うと、なんだここにも転がっているような話なのかと苦笑してしまいます。 た...
  • 持続音
    たとえばカラオケなどで、学校の音楽の時間以外ではこれといって音楽を学んだことのない人の音楽に接したときに感じる差。 それが音符の長さの処理だ。 クラシックの世界の人にとって、音符を何拍伸ばしているかということは、一般の人が思う以上に重要だということだろう。 ピアノがようやく出てきたところで、合唱は2+8拍「わー」と伸ばしている。 細かく言えばフォルテシモで始まり、それから2拍クレシェンドして、 アルト以外は音を変えてフォルテシモ+αの音量で5拍伸ばし、 残り3拍デクレシェンドして、切る。 ここで親切な指揮者は、ピアニストを放っておいてでもこの指示を出し続けてくれる。 だが、ただなんとなく系の合唱をすると、 まぁまぁ大きく入り、クレッシェンドせず、3拍目で音の高さを変えたときに大きくなって、それから力尽きるようにただなんとなく小さくなり、さみだ...
  • 32分音符
    ここで、合唱部分としては一番短い音符の32分音符がソプラノだけに出てきます。これに近いのは「銀の魚」のアルトにあるコブシ。それより短いし、速い。 ここではAllegroとテンポも速いので難易度はその分あがっていますが、アルトのコブシに比べるとまったく解釈の別れようのないわかりやすい楽譜なので、その分安心して歌えるはず。 リズム重視の音楽ですし、重く力強い音楽が求められる傾向にはありますが、この音符だけについて言えば重視されるリズムというよりも、やはりコブシの一種で、一番上のパートだけに許される軽やかな動きと見るほうが自然。 こういう場合、一つのテクニックとしてこういう細かい音の一つ一つについてのどを閉じてから開く(色っぽい「あー」というときに喉に息をためてから声を出しますよね、そのことです)ことで中途半端に音がつながってしまわないようにするってのがあります。ですが、...
  • あぁ岸辺の役立つ虫たち
    昆虫は、非常に多様性に富んだ生物で、しかも今なお手付かずの領域を数多く残している学問分野でもあり、有用生物資源という観点では宝の山ではないかともされていたりします。宝の山かもしれない、という胡散臭い話では、議員さんたちを口説き落としてCOEという大型ばら撒きプロジェクトに、ただの斜陽っぽい研究機関だった蚕糸昆虫研が選ばれたりしましたが、そんなことももうずいぶん昔の話なんですね。ちょっと懐かしいです。 http //www.nias.affrc.go.jp/newsletter/agribio/agribio_3.pdf で、そういう話じゃなくて、地に足が着いた産業という意味で、昆虫は種類が豊富であっても世界的に探してみても2種類だけが役に立っています。ミツバチが支える養蜂業と、お蚕様が支える養蚕・絹産業です。特に、蚕は日本の産業化黎明期の貴重な輸出品目として重要だった時期もあ...
  • 激しく強いp
    合唱指揮者が練習中にやってみせる定番の演技にこういうのがあります。 「おかあさん」という言葉を使って、なにやら深刻な感じで、呟くように「おかぁさん」、少し大きく「おかあさん」、かなり大きく「お かあー さーぁぁぁん!!!」と叫んだ後、全身の力をこめて か細く「お かぁ さ ん ....」。 人によっては別の言葉でやったりもしますが、大筋で同じ。これをやって見せた後、「一番気持ちが強いのは何回目ですか」とか、そのままずばり「最後のちいさな『お母さん』が一番強いですよね」って。ピアノって言うのは音量の大小をゆるく指示する記号ではあるけど、ピアノだから力を抜いて、へなちょこな発声をしていいのではない、とか、音楽の流れで、非常に精神的緊張感の高いピアノやピアニッシモの演奏法を、まず日常的な話し言葉レベルで理解させるためにやります。 人間の動物的というかプリミティブな感情に素直に従...
  • Increspatura
    どうでもいいけど、イタリア語だと、さざ波を立てるのもしわが寄るのも髪が縮れるのも同じincrespaturaなんですよね。ここでその連想はまったく不要でしょうが。 練習で何度も指摘されていることですが、この「さざなみがわく、さざなみがひろがる」と歌っている間、ピアノパートは細かくトリルやってます。まぁ團ちゃんなりに漣を描いているんでしょう。音楽的にはピアノがあっちの世界に行っちゃって、ある意味伴奏はしてないので、合唱は合唱でうまく作んなきゃいけません。 構成を眺めてみると、まず低声だけで入ってクレシェンド、遅れて高声が入ってデクレシェンド。もう一回、今度は高声だけが入ってクレシェンド、遅れて低声が入って、今度はさらにfからクレシェンド。伸ばしている音にトリルをやめたピアノパートがフォルテ基調からアクセントやテヌートを伴って広い音域でクレシェンドの上昇音形。 テキスト...
  • ああ
    邦人曲嫌いの友人が、とくに標的にするのが、最後で「あー」っていって終わるんだろ、ってこと。 そういえば、筑後川の河口なみに定番合唱曲である大地讃頌も、最後はフォルテ3つであー! 2,3年にNコンの自由曲を集計したところ、中高ともにトップだったのが「聞こえる」だったけど、これも最後におまけ的なハミングがあるものの最後は「あー」。 定番どころなら「季節へのまなざし」。校内合唱コンクール用とかなら「友よ 北の空へ」「Let s search for Tomorrow」。 このほか、「若人のうた」佐藤眞、「白い木馬」萩原英彦、「うたうべき詩」信長貴富、「ゆうやけの歌」湯山昭、「天へ昇った川」新実徳英、「あの素晴らしい愛をもう一度」加藤和彦(編曲 吉岡弘行)、「Mai」Reynald Hahn(北村協一編曲)、「ニルスの不思議な旅」タケカワユキヒデ(猪間道明編曲)、「Over ...
  • うぉーーーーー!
    46小節目、「いきのよい」以降5小節の細かい確認。 まず、これは冒頭で「かわのおとこのたくましいむないた」と男声が旋律を歌い、そのあとで、「かわのおんなのきよらかなうなじ」と女声が旋律を歌ったところとほぼ同じで3回目。男声が旋律。ちなみに最後のページで終わる直前に同じ動きの4回目で女声が旋律。 細かい違いでは、前2つでの合いの手は詩にない「あゝ」だったのに、今回の3回目と、次の4回目では「おゝ」になってます。音色の差は顕在化させてよいと思いますが、考えすぎて妙にこもった暗い音を作ってしまうようならちょっと考え直したほうがいいかもしれません。この言葉を和音の補強程度に思うか、喘ぎ声だと思ってみるか解釈は勝手だと思いますが、一つの演奏では首尾一貫して何かを順次描いていくべきです。 違いではありませんが、「うおを」という言葉は楽な子音がない分、作りにくい言葉です。もともと...
  • あのときの声
    意外性があるなら、そこは多分何か隠してあるところ。たぶん、もっと深く。 「銀の魚」6小節目。そこまでだんだん大きくなる流れにそむいてなぜ女声だけがpなのか。なぜ歌詞にない「あ」をわざわざ持ってきたのか。男声主体のフレーズの脚色に過ぎないと思うのは少し芸がない。感嘆の声と思ってみるのはすこしまじめすぎないか? 以前にも書いたけど、作曲家、團伊玖磨は初演プログラムにこの曲の紹介として 晩春の筑後川に遡る銀の魚・エツを朝靄の中に漁る人達。静謐の中に息衝 く男女の暮らしの美しさ、大切さを歌う「銀の魚」 という言葉を寄せている。 前半の、漁る人達、までは昨日の「感嘆の声」の話でいいだろう。ただ、この歌の裏に描かれた「静謐の中に息衝く男女の暮らし」について大人の解釈をすると… ヨーロッパの低予算ながら映像の美しい映画とかを見ていると、以前の日本...
  • リトミック
    去年のNコン全国大会の放送を見ていて思ったことですが、全国大会に出てくるような学校だからか、日頃の活動としてミュージカルみたいなことをやったり、踊りながら歌ってみたりという練習を取り入れたりしているところが不思議と多かったですね。不思議、というようりも、ははぁ、なるほど、と思いました。 合唱の演奏をよりよいものに仕上げるには、音やリズムが正確であることや、楽譜から表面的にすぐ読み取れるようなことを一通りやることは大切です。コンクールですからそういうことはかなり大切です。でも、フレージングをうまくまとめるとか、ひとつひとつの音にTPOに応じた緊張感や空気がのっていることが必要です。 ピアノのコンクールなら、小学1,2年生くらいのクラスで、都道府県大会の上位に入るには、”楽譜どおり”を越えた雰囲気を持っていて当然って感じですね。ノーミスで弾けても、技術的には良かったね、で終わる。そうい...
  • フライングブラボー
    ずいぶん以前は2ちゃんねるのクラ板が、フライングブラボー逝ってよし、だった時代の住人でした。 もともと私は、友人と演奏会を聞きに行っても、わざわざ別のところに座って、演奏直後にむやみに話しかけられないようにしているような性格ですから、静かに終わった曲が、余韻なしにかき乱されるのはちょっとかんべん、って思うほうです。 でも同時に、良いものはよい、とはっきり客席から示すべきだとも思っていて、そういうノリじゃなさそうでも、十分感動したときはブラボーっていいます。 で、拍手はどのくらいのタイミングで出すべきかというと、静かに終わる曲は、指揮者が素に戻ったあと。ただ、大抵私は他の人よりかなり遅く拍手し始める。大して理由なし。 一方大きく終わったとき。音楽の性質によるけど、余韻を楽しむとかじゃなくて、その勢いで割れんばかりの拍手に突入すべきなんじゃないかなって思うところもありまして、こ...
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