乱れ撃ち読書録@chipmunk1984内検索 / 「われはロボット」で検索した結果

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  • われはロボット
    われはロボット 書名: われはロボット 著者: アイザック・アシモフ(小尾 芙佐 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介(内容は1983年早川書房刊『われはロボット』です.) 1996年に製作され、ウェストン家で八歳の少女グローリアの最愛の友となった子守り用ロボットのロビイ、第二次水星探検で活躍したSPD13号、テレパシイ能力を持つRB34号など……たんなる機械にすぎなかったロボットから、人間そっくりの行動と考え方をする優秀なロボットまで、さまざまなロボットの開発史を、<ロボット工学三原則>の生みの親である巨匠アシモフが、ユーモアと論理を駆使して描きだす傑作短編集! 評価(内容は1983年早川書房刊『われはロボット』です.) 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 有名な『ロボット工学三原則』がはじめて提示されたロボットSFの聖...
  • アイザック・アシモフ
    ... 下 夜来たる われはロボット
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  • アンドリューNDR114
    アンドリューNDR114 書名: アンドリューNDR114 著者: アイザック・アシモフ&ロバート・シルヴァーバーグ(中村 融 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 マーティン家に送られてきた家政用ロボット、アンドリューには、いかなる偶然からか、本来ないはずの芸術的才能が備わっていた。一個の家電ではなく一人の友として遇されるうちに、彼はロボットと人との違いを探究するようになる。法的自由を、衣服を、そして人間そっくりのボディを求めた彼が最後にたどりついた結論とは?ロボットSFの傑作「バイセンテニアル・マン」長編版。 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 人間になりたいロボットの物語を突き詰めれば最終的には『人間』とは何か?何をもって『人間』が『人間』となっているのかという問いに答えることになります.この物語は,この疑問...
  • SF初心者これだけは読んどけ!
    ...イザック・アシモフ われはロボット 決定版 ロボットシリーズは基本中の基本だが,ファウンデーションシリーズが無いのは不満. ◎ 鋼鉄都市 ◎ ファウンデーションシリーズ(第1部~第3部)  追加 ダグラス・アダムス 銀河ヒッチハイク・ガイド 順当 ◎ ポール・アンダースン タウ・ゼロ 順当 ◎ グレッグ・イーガン 祈りの海 良作だが短編集2作は多すぎるような気がする.個人的には「祈りの海」<「しあわせの理由」なので「祈りの海」削除. × しあわせの理由 ◎ 順列都市〔上・下〕 ◎ コニー・ウィリス 航路〔上・下〕 じつは未読. - H・G・ウェルズ タイムマシン まぁ元祖SFだし,タイム・シップ 上,タイム・シップ 下読むためにも必要だから ◎ 宇宙戦争 まぁ元祖SFだし. ◎ ジュール・ヴェルヌ 海底二万里 これも元祖SF.月世界旅行と甲乙つけがたいがテンプレを尊...
  • 宇宙の小石
    宇宙の小石 書名: 宇宙の小石 著者: アイザック・アシモフ(高橋 豊 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 のどかな郊外の歩道を歩いていた仕立屋シュワルツは、急にめまいに襲われた。次の瞬間、彼は数万年の時を越え、銀河紀元827年の未来にいたのである!その時代全銀河系はトランターを中心とする銀河帝国に支配され、人類発祥の地である地球は、辺境星域に浮かぶ放射能まみれの小石にすぎなかった……遙かな未来にタイムスリップし、恐るべき陰謀に巻き込まれた男の驚異の冒険を、巨匠がミステリタッチで描いた不朽の名作 評価 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) 1950年の作品でさすがに古いです.描かれる未来像も今となってはセンスオブワンダーを感じさせるには至りません.ただ,アシモフは,晩年,彼の著作が一つの世界にまとまるようにしていますので,...
  • 造物主の掟
    造物主の掟 書名: 造物主の掟 著者: J・P・ホーガン(小隅 黎 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 およそ百万年の昔、異星の自動工場宇宙船がはからずも新星爆発を起こした星をかすめ過ぎた。その影響で電子回路に損傷を受けた宇宙船は、航空図にも載っていない衛星に自動工場を建設した。時は移って21世紀初頭、地球から放たれた無人探査機は、土星最大の衛星タイタンに着陸し、驚くべき映像を送ってきた。それは、異星船の機械が発達、進化したロボット生物の世界だった。さっそく調査のため有人宇宙船が赴くことになった、各人、各組織、各国の思惑を乗せて……。鬼才ホーガンの面目躍如たる傑作長編! 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 進化とは何か,生物とは何かという大きな疑問に一つの答えを出した意欲作.最初は胡散臭かったザンベンドルフが実は....
  • 無限アセンブラ
    無限アセンブラ 書名: 無限アセンブラ 著者: ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン(内田 昌之 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 月の裏側で発見された謎の建造物の調査に赴いた一行が、現地でことごとく無惨な死を遂げた!それは異星から来た無数の微少なロボット--ナノマシンの仕業だった。あらゆる物質を原子レベルで解体してしまうこの機会が、もし地球に進入したら?ただちに最高の頭脳を持つ科学者が月に招集され、厳重に隔離された研究所で必死の調査を開始するが……人類が直面した新たな脅威を迫真の筆致で描く、戦慄のSFサスペンス 評価 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) 人類を危機に陥れる微少な存在,南極基地,厳重に隔離された研究施設とくれば,名作『復活の日』や『アンドロメダ病原体』が思い浮かぶ.この名作達に『ナノマシン』という...
  • ロシュワールド
    ロシュワールド 書名: ロシュワールド 著者: ロバート・L・フォワード (山高 昭訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 バーナード星系を通過中の無人探測機は、そこに二重惑星を発見した。わずか80キロの間隔で互いに回転しあう二重惑星ロシュワールド――その調査のため、レーザーにより推進・滅速する恒星間宇宙船が派遣された。寿命延長剤を服用した乗員は、ざまざまな目的に使用できる画期的なロボット“クリスマスブッシュ”とともに、6光年もの虚空をわたるのだ。出発から40年後、ついにロシュワールドに到着した調査隊はアンモニア水の海中で奇妙な異星人に遭遇するが……。科学者ならではの緻密な科学考証、前作『竜の卵』をもしのぐ壮大なスケールと大胆な仮説で描く傑作ハードSF。 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 目的地で止まることのできるレ...
  • 神の目の凱歌 上
    神の目の凱歌 上 書名: 神の目の凱歌 上 著者: ラリー・ニーヴン&ジェリー・パーネル (酒井 昭伸訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 人類を凌ぐ高度な文明を有する異星種属、モーティー。3017年のファースト・コンタクト以来、人類帝国は彼らの侵入を恐れ、唯一のジャンプ・ポイントの封鎖を続けていた。モーティー船は新手を駆使し、艦隊封鎖の突破を試みている。だが四半世紀を過ぎたころ、無人船らしき“張りぼて”ばかりが現われはじめた。異星人は何を企んでいる?『神の目の小さな塵』に続く傑作宇宙SF。 評価 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) (この評価は上下巻をあわせた評価です.) SF界に大きなインパクトを与えた『神の目の小さな塵』の続編.最初の『雪魎』なんてニーヴン流のファウンデーションシリーズみたいでとても楽しめました....
  • タイムスケープ 上
    タイムスケープ 上 書名: タイムスケープ 上 著者: グレコリイ・ベンフォード(山高 昭 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 1988年、世界は破滅の危機に瀕していた。異常気象、食糧難、エネルギー危機……。全ては60年代以降に使われはじめた農薬などの科学部室による環境汚染が原因のだ。過去を変えないかぎり、世界は救えない――そこでケンブリッジの物理学者ジョン・レンフリューは、光よりも速い粒子タキオンを使って過去へ通信を送ろうと考えたが!?タイム・パラドックスに挑む科学者を鮮やかに描く、ネビュラ賞受賞の傑作ハードSF 評価 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) あまりに暗い1998年.状況を変えるべく数々の苦難を克服しながら1963年に時を越えて通信を送ろうとする科学者.1963年で...
  • 失われた黄金都市
    失われた黄金都市 書名: 失われた黄金都市 著者: マイクル・クライトン(平井 イサク 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 コンピュータの性能を飛躍的に向上させる鉱石ブルー・ダイヤモンド。その鉱脈を求めてコンゴのジャングル深く分けいった地球資源開発技術社の調査隊が何者かに全滅させられた。現場から最後に送られてきた映像には、ゴリラに似た動物の姿と奇妙な建築物の影が。実はこの地には、かつて栄えたジャングル文明の遺跡“失われた都ジンジ”の伝説があった。真相究明のため、女性科学者ロスは最新装置の第二次調査隊を組織、手話のできるゴリラと霊長類学者エリオットをともない現地に飛ぶ。鬼才クライトンがハイテクを駆使して描く傑作冒険小説。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) 読みやすい物語ですし,クライトンらしい科学的記述もしっか...
  • 火星縦断
    火星縦断 書名: 火星縦断 著者: ジェフリー・A・ランディス(小野田 和子 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 2028年、第三次有人火星探査隊は赤い惑星に降り立った。だが、彼らのミッションは重大な欠陥を孕んでいた。着陸早々、帰還船に事故が発生。隊員の一人が命を落とし、燃料も失われてしまう。いまや、地球への帰還が最優先事項となった彼らは、新たな帰還船を求めて火星縦断の旅に乗りだした!NASAの現役研究者である作者が、最新のデータを駆使してリアルな火星を構築。極限状態でのサバイバルを描いた傑作ハードSF。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) NASAの火星探査プロジェクトに参加もしている科学者の手による『ハードコア』SF.仕事で得た知見をうまく使って,ハードコアSF好きにはたまらない味を出しています.ただ,短い章が...
  • 終戦のローレライⅡ
    終戦のローレライⅡ 書名: 終戦のローレライⅡ 著者: 福井 晴敏 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 この国に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器・ローレライを求めて出航した伊507。回収任務に抜擢された少年兵・折笠征人は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潜水艦との息詰る死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌声がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻! 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (今回はⅠ~Ⅳまでのまとめての評価となります.) こういう形のエンターテイメントがあることは否定しません.事実,ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました.でも,それは浪花節,マンガのレベルです.ストーリーの爽快感はありますが感動はありません.人物描写もフォーカスされた人物については,その...
  • プレイ-獲物- 上
    プレイ-獲物- 上 書名: プレイ-獲物- 上 著者: マイクル・クライトン イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 失業中のコンピュータ・プログラマーのジャックは,ナノテク開発に携わるハイテク企業ザイモス社に勤める妻の異変に気づいた.性格などが,まるで別人のように一変したのだ.さらに,末娘に原因不明の発疹が出たり,不審な人影が出現するなど不可解な出来事が相次ぐ.おりしもザイモス社では異常事態の対処に追われていた.軍用に開発したナノマシンが,砂漠の製造プラントから流出し,制御不能に陥ったというのだが……. 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) マイクル・クライトンお得意の『科学小説』.クライトンですから安心して読めますし,ナノマシンの製造工場など素晴らしいリアリティがあります.前半,主人...
  • 虚空王の秘宝 上
    虚空王の秘宝 上 書名: 虚空王の秘宝 上 著者: 半村 良 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 建設会社の設計技師・露木一郎が帰宅すると、何者かが進入した痕跡があり、麻薬と拳銃が隠されていた。父親変わりの伯父・明夫に相談すると、「誰かが連絡する。言われた通りにしろ。これは尋常な事件ではない」と言う。かかってきた電話の指示通りにたどり着いた場所で待っていたのは、伯父だった。伯父は言った。「お前は国家を敵にするのだ。」と。そしてそれは、死んだはずの父親の導きだった。SF長編。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) 半村良によるスペースオペラ大作.何度も書きましたが本当にスペースオペラは難しいと思います.いかにも半村良らしい導入に練馬区ほどの大きさのある宇宙船と大きなスケールで話は進みま...
  • サマー/タイム/トラベラー 2
    サマー/タイム/トラベラー 2 : サマー/タイム/タラベラー 2 著者: 新城 カズマ イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 “プロジェクト”を通して、自分の時空間跳躍能力に目覚めていく悠有。いっぽう、辺里の町では不穏な出来事が進行していた。続発する放火事件と、悠有に届けられる謎の脅迫状―「モウ オマエニ 未来ハ ナイ」。涼、コージン、饗子それぞれの想いが交錯するなか、いつしかぼくは微かな不安に囚われていた―悠有はなぜ過去へ跳ばないのだろう?そして花火大会の夜、彼女はぼくの前から姿を消した……。全2巻完結。 評価 評点:★☆☆☆☆ ( 1/10点) (この評価は1/2巻をあわせた評価です) 作者が何をやりたかったかはよくわかります.もし,この作品が高校生の作品でSF同人誌に載ったのであれば手放しで『面白い』とやっても良い...
  • タイムスリップ大戦争
    タイムスリップ大戦争 書名: タイムスリップ大戦争 著者: 豊田 有恒 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 19XX年、日本全土は震度2の軽震に襲われたが、奇妙なことに、この地震には震源地がなかった。その直後、非常事態発生のニュースが伝えられ在日アメリカ空軍が出動。世にも不思議な自体が判明した。それは、日本だけが現状のままタイムスリップし、太平洋戦争のまっただなかにほうりこまれてしまったのだ。ミサイルやジェット機を装備した日本の出現に、世界中が大混乱!豊田有恒の痛快SF長編。 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) タイムスリップをテーマとしたスラップスティックコメディで,これより数年前に発表された半村良の『戦国自衛隊』とともに,後にブームとなった『架空戦記物』の原型にもなっている.ただし,内容的には『大戦争』の部分はあく...
  • クリスタル・サイレンス 上
    クリスタル・サイレンス 上 書名: クリスタル・サイレンス 上 著者: 藤崎 慎吾 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 西暦2071年、テラフォーミングが進みつつある火星の北極冠で、高等生物と思われる死骸が発掘された。地球外知的生命の遺物である可能性に、生命考古学者のアスカイ・サヤは火星へ向かう。だがそこは、開発先進国と後発国の緊張が高まり、謎の疫病が蔓延する危険な世界だった。採氷基地での調査を開始したサヤら学術調査団にも、何者かの攻撃が加えられる……超大作『ハイドゥナン』の著者による記念すべきデビュー長篇。 評価 (この評価は上下巻をあわせた評価です) 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) 新進気鋭の作品と聞いて楽しみに読んだのですが,残ながら読みやすさ以外には見るべきものはありませんでした.サイバー空間で異形のものを登場...
  • 燃えるサーキット
    燃えるサーキット 書名: 燃えるサーキット 著者: 高齋 正 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 超能力者・栃岡純一郎は、自動車設計家・矢野勝男を暗殺するためにタイムマシンで15年前の世界に送られた4人組を追って、自らも過去へ翔んだ。そして死闘の果てに4人組を倒したものの、タイムマシンの事故で現在に帰れなくなってしまった。未来から携えてきた資料を武器に自動車評論家として名を知られるようになったが、その栃岡の評論がいつか現実=未来に影響を与え始めたのだ……。長篇傑作カーSF。 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) カー小説の高齋正が贈るライトSF.1980年くらいに日本のレース界の未来を考えたらこんな感じというちょっとした違和感を楽しみながら読める佳作です.後にニューモデルマガジンXあたりでもやっていた自動車評論家界の内幕...
  • 未来からのホットライン
    未来からのホットライン 書名: 未来からのホットライン 著者: J・P・ホーガン (小隅 黎訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 アメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退したノーベル賞物理学者の祖父に招聘され、友人のリーとともにイギリスに向かった。祖父が政府の助けもなく独力でタイム・マシンを完成させたというのである。 半信半疑のまま地下研究室へ降りたロスの前には、DEC社の大型コンピューターを始め、数知れぬ電子機器がもつれ合った電線でつなぎ合わされていた……。SF作家たるもの一度はタイム・マシン・テーマに手を染めなければならない、と語るJ・ホーガンのお手並みやいかに!? 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) ホーガンの傑作の1つ.過去向きに情報しか送れない...
  • 虚空王の秘宝 下
    虚空王の秘宝 下 書名: 虚空王の秘宝 下 著者: 半村 良 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 宇宙船は、長さ10キロ。幅5.5キロ。厚さは3キロ。400人を乗せた船は、独自の意志で飛び、搭乗員を教化する。露木一郎たちクルーは、船を「ママ」と呼ぶのだ。ママは、太陽系からワープし、さまざまな惑星に接近し、そこに進化した生命と構築された文明を観察させる。クルーたちは、蟻の知性体、蜥蜴星、植物の巨大な知性体と出会い、衝撃を受ける。ママは地球人達に、何を伝えたいのか? 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) 半村良によるスペースオペラ大作.何度も書きましたが本当にスペースオペラは難しいと思います.いかにも半村良らしい導入に練馬区ほどの大きさのある宇宙船と大きなスケールで話は進みますが,後半は...
  • 神々自身
    神々自身 書名: 神々自身 著者: アイザック・アシモフ(小尾 芙佐訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 西暦2070年、タングステンと交換に<平行宇宙>からプルトニウム186がもたらされることが判明した。われわれの宇宙に存在しないこの物質は、無公害で低コスト、しかも無尽蔵のエネルギー源として歓迎され、両宇宙をエレクトロン・ポンプでつないでのエネルギー交換が実施された。だが、この魅力的な取引きには、恐るべき陥穽が隠されていた……SF界の巨匠が満を持して放ち、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝いた最高傑作 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) アシモフという作家は科学者でありながら,(もしかすると科学者であるが故に?),実はハードSFが得意ではないような気がしている.彼の得意分野は,社会構造とかそういった世界そのものを描...
  • 千里眼
    千里眼 書名: 千里眼 著者: 松岡 圭祐 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 可憐で心優しい最強のカウンセラー、岬美由紀登場!横須賀基地から最新鋭のミサイルが突如、都心に向けて発射された。着弾を阻止するには十桁のパスワードを解読しなければならない。美由紀は解読にとりかかる……。一方、千葉の南房総では巨大な観音像に魅せられる不審な少女の姿があった。その陰には世界を震撼させる”催眠”の罠が待ちうけていた!予断を許さぬサスペンス、えも言われぬ爽快感。エンターテインメントの粋を尽くし、ベストセラー街道を独走した大傑作、待望の文庫化。 評価 評点:★★☆☆☆ ( 4/10点) すべてお見通しの心理カウンセラーという設定はおもしろいのですが,それは,前作『催眠』で十二分に語られています.それ以外の物語はあまりにマンガチックで薄っぺらいも...
  • ソラリスの陽のもとに
    ソラリスの陽のもとに 書名: ソラリスの陽のもとに 著者: スタニワフ・レム(浅倉 久志 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 菫色の靄におおわれ、たゆたう惑星ソラリスの海。一見なんの変哲もないこの海だったが、内部では数学的会話が交わされ、みずからの複雑な軌道を修正する能力さえもつ高等生物だった!人類とはあまりにも異質な知性。しかもこの海は、人類を嘲弄するように、つぎつぎ姿を変えては、新たな謎を提出してくる……思考する<海>と人類との奇妙な交渉を描き、宇宙における知性と認識の問題に肉薄する、東欧の巨匠の世界的傑作 評価 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) 1961年の作品でやはり古さは否めない.ファーストコンタクトを題材に人間の内面を描く作品なのだがSF的設定がやはり古すぎて古の名作頭感覚となってしまう.タルコフスキーの『...
  • 渇きの海
    渇きの海 : 渇きの海 著者: アーサー・C・クラーク (深町 眞理子 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 22人の男女を乗せて、観光船セレーネ号は、月の渇きの海を疾駆していた。細かい塵におおわれた、風も波もない月の海原やそびえたつ岩山に、乗客はみな感嘆の声をあげる。だが、その船を突然の地殻変動が襲う。一瞬のうちに船は、塵の海のなかに沈んでしまった!ふたり乗りダストスキー以外に近寄るすべのない塵の海に沈んだ船を、いかにして援助するのか?息づまる救助活動を迫真の筆致で描いた、巨匠の長篇。 評価 評点:★★★★★ ( 9/10点) クラークの初期長編の傑作です.『1987年版への序文』にあるように,このストーリーの根本となる設定は,どうやら否定されてしまっていますが,そんなことは関係なく,素晴らしいSFとして,人間ドラマと...
  • ホンダがレースに復帰する時
    ホンダがレースに復帰する時 書名: ホンダがレースに復帰する時 著者: 高齋 正 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 ホンダがレースに復帰することになった。それは同時に、一度はレースを断念したはずの男が、世界の強豪相手に伝統のグランプリレースに挑戦することでもあった。世界のコースを”走る実験室”として孤独な戦いが始まった。エンジニア達の友情が沸騰し、自動車王国日本の面子と情熱が熱いマシーンとなって疾走する。自動車メカの精緻な知識を駆使して描破するカー小説の先駆的感動編。 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 日本の自動車メーカーが日本人ドライバーを擁して世界の大レースを制覇する.何とも爽快なシリーズの第一弾です.ホンダが長い休止期間を経てF1に復帰する.しかもそのために開発したエンジンにはある秘密が...第一作らしく,荒削...
  • 顔のない神々 上
    顔のない神々 上 書名: 顔のない神々 上 著者: 山田 正紀 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 1971年、夏。中近東を旅行中の久藤は“ひかりのみち教団”信者の女性から、彼女の息子淳一を捜すよう頼まれる。砂塵舞うアフガニスタンの荒野で少年を発見するが、彼は現地で“魔王”と呼ばれ忌み嫌われていた。それから2人の奇妙な旅が始まった。―公害企業主呪殺祈祷を行い逮捕された“教団”統理千装槐二郎は、獄中で国会議員海藤と会い、彼の巨大な謀みを聞く。一方、18歳の教団2代目教祖爽子は槐二郎の息子であった淳一と出会う。石油ショック後の混乱した時代に宗教界を統合し日本支配を狙う海藤の野望が燃える…。壮大なスケールで展開するSF幻代史。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) 山田正紀が得意とする『神...
  • サムライ・レンズマン
    サムライ・レンズマン 書名: サムライ・レンズマン 著者: 古橋 秀之 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 シン・クザク-―別名”サムライ・レンズマン”。ニヒルな白皙は日系アルタイル人の証。束ねられた長い髪。腰に携えられた特製の日本刀。彼は≪第二段階レンズマン≫の制服であるグレーのスーツに身を固めた盲目の超戦士だ。あの生きた伝説のキムボール・キニスンの活躍により撃滅したはずの、宇宙海賊ボスコーンの復活を察知したクザクは、≪ドラゴン・レンズマン≫ウォーゼルやヴァン・バスカークら、お馴染みのキャラクターと共に新たな戦いへ挑んでいく!俊才・古橋秀之が描く超宇宙大活劇。 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 本を手に取った時には嫌な予感.まるでマンガのような本で,いわゆる『ライトノベル』かな?と考えながら読み出しました.しかし,...
  • 終戦のローレライⅠ
    終戦のローレライⅠ 書名: 終戦のローレライⅠ 著者: 福井 晴敏 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が、男たちの、国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐点を駆け抜けた魂の記録が、この国の現在を問い直す。第22回吉川英治文学新人賞受賞。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (今回はⅠ~Ⅳまでのまとめての評価となります.) こういう形のエンターテイメントがあることは否定しません.事実,ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました.でも,それは浪花節,マンガのレベルです.ストーリーの爽快感はありますが感動はありません.人物描写もフォーカスされた人物については,そのと...
  • 終戦のローレライⅣ
    終戦のローレライⅣ 書名: 終戦のローレライⅣ 著者: 福井 晴敏 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へと赴く。第三の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢竟の大作、完結。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (今回はⅠ~Ⅳまでのまとめての評価となります.) こういう形のエンターテイメントがあることは否定しません.事実,ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました.でも,それは浪花節,マンガのレベルです.ストーリーの爽快感はありますが感動はありません.人物描写もフォーカスされた人物については,...
  • 終戦のローレライⅢ
    終戦のローレライⅢ 書名: 終戦のローレライⅢ 著者: 福井 晴敏 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 その日、広島は核の業火に包まれた。人類史上類を見ない大量殺戮の閃光が、日本に定められた敗北の道を歩ませ、「国家としての切腹」を目論む浅倉大佐の計画を加速させる。彼が望む「あるべき終戦の形」とは?その凄惨な真実が語られる時、伊507乗員たちは言葉を失い、そして決断を迫られた。刮目の第3巻。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) (今回はⅠ~Ⅳまでのまとめての評価となります.) こういう形のエンターテイメントがあることは否定しません.事実,ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました.でも,それは浪花節,マンガのレベルです.ストーリーの爽快感はありますが感動はありません.人物描写もフォーカスされた人物については,そのと...
  • レオーネが荒野を駆ける時
    レオーネが荒野を駆ける時 書名: レオーネが荒野を駆ける時 著者: 高齋 正 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 四輪駆動車の生産に力を入れてきたスバル本社は、その性能を全世界にアピールするため、カリフォルニア半島を縦断する過酷なレース”ハバ1000”への出場を決定した。レオーネ4WDに荒地走破性を備えたスーパー・レオーネを開発し、オフロードレースに出場したいというテスト・ドライバー、尾島龍一郎の長年の夢がかなうことになったのだ!レースに賭ける男たちの熱い魂を描いた長編シリーズ第六弾! 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) 日本の自動車メーカーが日本人ドライバーを擁して世界の大レースを制覇する.何とも爽快なシリーズの第六弾.ただ,残念ながら今回は点数が低くなってしました.それは,”ハバ1000”というレースがあまりに日本で...
  • 太陽の簒奪者
    太陽の簒奪者 書名: 沈黙太陽の簒奪者 著者: 野尻 抱介 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 西暦2006年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。日照量の激減により、破滅の危機に瀕する人類。 いったい何者が、何の目的でこの巨大リングを創造したのか?――異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが……。新世紀ハードSFの金字塔、ついに文庫化! 評価 評点:★★★☆☆( 5/10点) ハードSFのホープと言われる著者の短編集.確かにネタ的にはハードSFですが,読みながら『無限アセンブラ』とか『宇宙のランデブー』とか『ロシュワールド』とか『銀河旅行』とか過去のSF作品が頭をよぎるだ...
  • クリスタル・サイレンス 下
    クリスタル・サイレンス 下 書名: クリスタル・サイレンス 上 著者: 藤崎 慎吾 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 セーガン生物群の標本からナノマシンを発見したサヤは、地球外知的生命に関する大胆な仮説を提唱する。しかし異常事態は加速していた。火星を発信源とする重力波が検出され、謎の結晶クリスタルフラワーが各国のコロニーを覆いはじめたのだ。一方、惑星間を超えるコンピュータネットワーク内では、サヤの身を守るかのように人工知性体のKTが活動を開始していた…「ベストSF1999」国内篇第1位に輝く傑作ハードSF。 評価 (この評価は上下巻をあわせた評価です) 評点:★★★☆☆ ( 5/10点) 新進気鋭の作品と聞いて楽しみに読んだのですが,残ながら読みやすさ以外には見るべきものはありませんでした.サイバー空間で異形のものを登場...
  • ディアスポラ
    ディアスポラ 書名: ディアスポラ 著者: グレッグ・イーガン(山岸 真 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) ハードSFと言われながらハード設定をガジェットとしてのみ扱ってきた『宇宙消失』や『万物理論』とは趣を異にして,イーガン流ハードSFを突き詰めた作品.訳者はわからないところは読み飛ば...
  • 銀河旅行 PARTⅡ
    銀河旅行 PARTⅡ 書名: 銀河旅行 PARTⅡ 著者: 石原 藤夫 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 前巻では、主に現代の科学技術の範囲で達成可能な宇宙船の推進システムについて述べてきた。本書は、21世紀に向けての本格的な《銀河旅行》時代の宇宙船に使われる未来的推進システムのかずかずをとり上げている。”恒星間ラムジェット”はまさにその一つである。 100光年の《銀河旅行》を目ざす我々の前には、従前にも増して大きな困難が立ちはだかっている。 質量比の壁、エネルギー変換効率の壁、光速の壁……。しかし、「原理的に可能で実現しなかった技術はない」(SF作家、 A・C・クラーク)のである。本書は、来るべき《銀河旅行》の時代に明るい希望を見いだしている。 評価 評点:★★★★★ (10/10点) 大学教授にしてSF作家 石原藤...
  • Twelve Y.O.
    Twelve Y.O. 書名: Twelve Y.O 著者: 福井 晴敏 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省(ペンタゴン)が、たった1人のテロリストに屈服した瞬間だった。テロリストの名は「12」。最強のコンピュータウィルス「アポトーシスⅡ」と謎の兵器「ウルマ」を使い、米国防総省を脅迫しつづける「12」の正体は?真の目的は?圧倒的スケールの江戸川乱歩賞受賞作。 評価 評点:★☆☆☆☆ ( 2/10点) 評価に値しません.同じ作者の『川の深さは』とほぼ同じキャラクター構成.ほぼ同じプロット,ストーリー.ほぼ同じステレオタイプな人物描写と,浅薄な世界の捉え方のみをテーマとして小難しい語り口で説教くさく書いただけの文章,浪花節でご都合主義満開と良いところがまるでありません.しかも,これ,...
  • プレイ-獲物- 下
    プレイ-獲物- 下 書名: プレイ-獲物- 下 著者: マイクル・クライトン イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 ナノマシンには生物の“捕食者‐被食者”の関係がプログラムされていた.以前このプログラムの開発をしていたジャックは,事態収拾のためにプラントへと赴く.しかし,独自に開発されたナノマシンは,ウイルスのように自己増殖し始め,予想を遙かに上回る速度で進化を遂げていた.しかも野生化したそれらは,捕食動物のように群れを作り人間を襲い始めたのだ!人類の未来に警鐘を鳴らすハイテク・パニック・サスペンス. 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) (これは上下巻をあわせた評価です) マイクル・クライトンお得意の『科学小説』.クライトンですから安心して読めますし,ナノマシンの製造工場など素晴らしいリアリティがあります.前半,主人公が...
  • 太陽風交点
    太陽風交点 書名: 太陽風交点 著者: 堀 晃 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 死んだはずの恋人オリビアがヘルクレス110で待っているという。急がなければならない。その彼の目に前に現れたのは、漆黒の宇宙空間に大輪の花を開いたような太陽ヨット--しかも、それはオリビアの待つヘルクレス110から飛来したのだった。愛と死、そして大宇宙の美しさと挽歌を、ハードコアSFの若き旗手が詩情豊かに、本邦SF界の到達点を示す。第1回日本SF大賞受賞作! 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 今や日本ハードSFの大家になってしまった堀晃のデビュー作『イカルスの翼』を短編集.この本が出版されたとき,『やっと日本にもハードSFをかける作家が出てきた』と感じた衝撃は忘れられない.どの作品もサイエンスをしっかりと理解している著者ならではの作品とな...
  • サマー/タイム/トラベラー 1
    サマー/タイム/トラベラー 1 : サマー/タイム/タラベラー 1 著者: 新城 カズマ イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 あの奇妙な夏、未来に見放されたぼくらの町・辺里で、幼馴染みの悠有は初めて時空を跳んだ―たった3秒だけ未来へ。「お山」のお嬢様学校に幽閉された響子の号令一下、コージンと涼とぼく、そして悠有の高校生5人組は、「時空間跳躍少女開発プロジェクト」を開始した。無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験に夢中になったあの夏―けれど、それが悠有と過ごす最後の夏になろうとは、ぼくには知るよしもなかった。 評価 評点:★☆☆☆☆ ( 1/10点) (この評価は1/2巻をあわせた評価です) 作者が何をやりたかったかはよくわかります.もし,この作品が高校生の作品でSF同人誌に載ったのであれば手放しで『面白い』とやっても良い...
  • ゲイトウエイ2
    ゲイトウエイ2 書名: ゲイトウエイ2 著者: フレデリック・ポール (矢野 徹訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 超先史文明を築いた宇宙種族ヒーチー人の“食料工場”が冥王星の彼方で発見された!そのニュースに地球中は興奮した。ヒーチー人の残した超光速船を使って、巨万の富を築いたロビネット・ブロードヘッドもそのひとりだった。彗星ガスから無尽蔵の食料を生産できるこの工場こそ、食料難にあえぐ地球にとって絶好の切り札となるのだ。ブロードヘッドはさっそく、食料工場開発会社を設立し、冥王星の彼方へ調査隊を派遣したが……。 評価 評点:★★★☆☆ ( 6/10点) 佳作ゲイトウエイの続編.巷間言われる様に,ちょっと(皆が期待しているストーリーとは)肩透かしの設定で,物語は進みます.作者がやりたかったことはなんとなくわかるのですが,残念...
  • 日本沈没 上
    日本沈没 上 : 日本沈没 上 著者: 小松 左京 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。現場調査に急行した深海潜水艇の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士とともに日本海溝の底で起きている深刻な異変に気づく。折から日本各地で大地震や火山の噴火が続発。日本列島に驚くべき事態が起こりつつあるという田所博士の重大な警告を受け、政府も極秘プロジェクトをスタートさせる。小野寺も姿を隠して、計画に参加するが、関東地方を未曾有の大地震が襲い、東京は壊滅状態となってしまう。全国民必読。二十一世紀にも読み継がれる400万部を記録したベストセラー小説。 評価 評点:★★★★★ ( 9/10点) (この評価は上下巻あわせた評価です.) 日本に衝撃を与えたSF超大作.2008年の視点...
  • 日本沈没 下
    日本沈没 下 : 日本沈没 下 著者: 小松 左京 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 とにかくその日が来る前に。政府は日本人全員を海外へ移住させるべく、極秘裏に世界各国との交渉に入った。田所博士は週刊誌で「日本列島は沈没する」と発言して、物議をかもしていた。小野寺は極秘プロジェクトからはずれて、恋人・玲子とともにスイスに旅立とうとするが、運悪く玲子は、ついに始まった富士山の大噴火に巻き込まれ行方不明となってしまう。そして、日本沈没のその日は予想外に早くやってきた。死にゆく竜のように日本列島は最後の叫びをあげていた。日本人は最悪の危機の中で、生き残ることができるのか。未来をも予見していた問題作。 評価 評点:★★★★★ ( 9/10点) (この評価は上下巻あわせた評価です.) 日本に衝撃を与えたSF超大作.2008年の...
  • スタークエイク
    スタークエイク 書名: スタークエイク 著者: ロバート・L・フォワード (山高 昭訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 2060年6月21日GMT06時50分06秒、中性子星<竜の卵>の調査を無事完了したドラゴン・スレイヤー号は、母船セント・ジョージ号に向け帰還準備を開始した。予想もしなかった中性子星の生物”チーラ”とのコンタクトに成功した彼らは、はかり知れないほどの科学知識を得たのである。だが帰還を目前にしたまさにその時、流星体が誘導ロケットの一つを破壊し、強力な重力潮汐力から船を守っていた補償体群が制御不能となった!恐るべき潮汐力によって彼らが八つ裂きにされるまで、残された時間は5分しかなかった……フォワードが『竜の卵』に続いて贈る傑作ハードSF! 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 『竜の卵』の直後におこる事...
  • 老人と宇宙
    老人と宇宙 書名: 老人と宇宙 著者: ジョン・スコルジー(内田 昌之 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊に入った。しかも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民をはじめた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方も全く異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる防衛軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いた『宇宙の戦士』の21世紀版登場!2006年ジョン・W・キャンベル賞受賞作。 評価 評点:★★★★☆ ( 8/10点) 紹介にあるようになかなかに面白い設定で,SFガジェットもうまく使われていてミリタリーSFとしても雰囲気をつかんでおり,スムースに読める佳作です....
  • 闇の中の系図
    闇の中の系図 書名: 闇の中の系図 著者: 半村 良 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 しがない一工員・浅辺宏一には類まれなる才能があった。それは“嘘”をつくこと。自らを嘘で飾り、世間を渡っていく彼の前に、秘密組織「黒虹会」が現れる。それは日本の歴史を裏から操りつづけてきた謎の一族・嘘部の集団であり、浅辺にもその一族の血が流れているという。黒虹会の一員として、浅辺は国際的な陰謀の渦中に巻き込まれていくのだが…。「嘘部シリーズ」の第一弾。 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 半村 良の奇伝小説の中でも高いレベルを持つシリーズの第一作.何より素晴らしいのは『嘘部』という職業(?)の発想で,『嘘部』浅辺宏一その人とそれを取り巻く人間模様が実に生々しく現実感を持って描かれています.分量も手頃で,是非読んでいただきたいシリ...
  • 沈黙のフライバイ
    沈黙のフライバイ 書名: 沈黙のフライバイ 著者: 野尻 抱介 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 アンドロメダ方面を発信源とする謎の有意信号が発見された。分析の結果、JAXAの野嶋と弥生はそれが恒星間測位システムの信号であり、異星人の探査機が地球に向かっていることを確信する――静かなるファーストコンタクトがもたらした 壮大なビジョンを描く表題作、一人の女子大生の思いつきが大気圏外への道を拓く「大風呂敷と蜘蛛の糸」ほか全5篇を収録。宇宙開発の現状と真正面から斬り結んだ、野尻宇宙SFの精髄。 評価 評点:★★★☆☆( 6/10点) ハードSFのホープと言われる著者の短編集.確かにネタ的にはハードSFで,読んでいてそれなりに理解はしているなとは思えるのですが,それぞれのネタ/ガジェットを消化して新しい世界を切り開いているとは言え...
  • イルカの島
    イルカの島 : イルカの島 著者: アーサー・C・クラーク (小野田 和子 訳) イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 密航したホヴァーシップが沈み、ただひとり海上にとり残された家出少年のジョニー。彼を救ったのは、なんと一群のイルカたちだった。彼らに運ばれていった先の孤島では、科学者たちがイルカ研究のために暮らしていた。しかも、所長はイルカ語を解し、このイルカたちも人間と意思を通わせることができたのだ!名匠が、大海原の神秘と景観をあますところなく描いた海洋SFの傑作。 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 『宇宙島に行く少年』と並ぶクラークのジュヴィナイル.ただ,ジュヴィナイルといっても手抜きは一つもなく,最初から最後までクラークらしい近未来の世界が丁寧に描かれています.読後感は非常に爽快で,大人の鑑賞にも十分堪える...と...
  • エスパイ
    エスパイ 書名: エスパイ 著者: 小松 左京 イメージをクリックするとamazonに進みます 紹介 ”エスパイ”--それは、人の心を読み、物体を透視し、意志の力で物体を動かす超能力を持つものたちの諜報集団である。ソ連首相暗殺計画の阻止を命じられたエスパイの一員・田村良夫は早速行動に移るが、彼の前に現れた敵も超能力者の集団だった!ニューヨーク、バルセロナ、イスタンブール、ウイーン、ついには宇宙へと繰り広げられる国際的陰謀の首謀者・ミスター”S”の正体とは果たして何者なのか? 評価 評点:★★★★☆ ( 7/10点) 巨匠の怪作.サーヴィス精神たっぷりの娯楽巨編です(18禁だけど...).悪のりする小松節が冴えわたり,楽しく読めます.ただ,何よりこの作品の凄いのは,1969年の作品とは思えない,今でも新鮮味のある内容に加えて,名作『復活の日』の直...
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