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31-18

31-18 名前:□■■[sage] 投稿日:2006/05/07(日) 23:22:39 ID:???
 そこに行ってみようと思いついたのは、本当に偶然だった。あの子ども先生
のせいでマスコミに追い回され、一時はどうなることかと思ったが、その後は、
何かとおせっかいなロボ子と別れて、暇を持て余していたのだ。人のたくさん
いるところは嫌いだし、何よりクラスのメンバーと馴れ合うのはかなり苦手な
ので、空いているネットカフェかどこかで適当に時間をつぶすのがいつものス
タイルなのだが、
「一応作るの手伝ったし、どんな感じになってるのか見といてやるか。それに
……私だってバレないようにすれば大丈夫だろ、フフ」
 怪しく丸メガネを光らせると、少女は誰にも見られないように注意しながら、
トイレの個室へと入っていく。手には青いあめ玉が握られていた。

「ねえ見て見て、あれ」
「かわいい〜〜!」
「テレビの子役か何かかな」
 それまで、泣き声やこの世のものとは思えない叫び声ばかりがこだましてい
た3−Aホラーハウスの周りで、黄色い歓声が上がっている。注目の的はまだ
幼稚園ほどの幼い少女。お人形のような洋服をまとい、マシュマロのような甘
い笑顔を振り撒くその姿はまるで地上に舞い降りた天使のよう。視線を浴びる
快感に少女の本性が目覚め、彼女は満足感にだらしなく口元が下がりそうにな
るのを何とかこらえなければならなかった。
「ここって本当に怖いって噂だよ、一人で大丈夫……」
少女の番が回ってくると、近くにいた客が心配そうに声をかけてきた。
「うん、大丈夫!わたし怖いの慣れてるの」
完全に“なりきった”彼女は、いつもとは違う口調で言うと、暗い教室の中へ
入っていった。
31-19 名前:□□■[sage] 投稿日:2006/05/07(日) 23:23:24 ID:???
 少女の顔は引きつっていた。3−Aの脳天気なガキどもがやっている、いか
がわしいお化け屋敷など、怖いはずがないと高をくくっていたのだが、
「うう、あいつらいつの間に作り替えたんだ……」
 自分が作ったものとは明らかに違う内部。首か取れ、血まみれになっている
学園長の人形。ちらちらと目の端に映る黒いマントに不気味な仮面をした“何
か”。なぜだか少女には、あれが3−Aの誰でもないことが分かる。
「ひいっ。もう、いやだ……」
 ぐずっ、と鼻を鳴らした少女はもはや半泣きだった。ついさっきから、誰か
が自分のすぐ後ろを付いて来るような、近づいてくるような気がする。
「誰だ、付いてくんな」
 と精一杯の強がりで振り返ってみてもそこには何もなく、さらに恐怖がつの
った。背中ごしの“何か”の気配はだんだん強くなり、それの吐く生温かい息
を感じられる気さえする。再び振り向く勇気はもはや無かった。
 少女の小さな身体は震え、目には涙をためて今にも声を上げて泣き出しそう
になっていた。あの薬には精神まで幼くする効果はないはずなのに、少女の心
はその幼い容姿のままの年齢になってしまっているかに見える。もう何でもい
いから早く出たい。そう思い歩調を早めようとした瞬間、何かが少女の細い足
首を掴んだ。氷のように冷たい手。
「つ……カ……マ……え……タぁ」
 それが限界。少女はこらえていた恐怖を爆発させると、がむしゃらに走り出
した。
「ひぃ……っ……ぁ」
 目をつむり、ほとんど声になっていない悲鳴を上げながらただ闇雲に走る。
途中で何かにつまずき――それが何かなんて見たくない――膝をすりむいてし
まうが、パニックに陥った少女はそのまま地を這うようにしてひたすら前に進
もうとする。しかしついにどん、と何かにぶつかり、全く前進できなくなって
しまった。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
 何に謝っているのかは少女自身にも分からなかった。ただ、もうどうしてい
いか分からず、目をつむったまま身体をめいっぱいこわばらせて、次の恐怖を
待つしかなかった。
31-20 名前:□□□[sage] 投稿日:2006/05/07(日) 23:24:00 ID:???
 どうしてか、その手が頭に触れたとき、少女は恐怖を感じなかった。優しく、
柔らかい手が、なだめるようにゆっくりと少女の頭をなでると、それまでがち
がちだった身体から少しずつ力が抜けていった。おそるおそる目を開けて上を
見上げると、そこには黒いマントをまとった一人の小悪魔、暗闇の中に浮かび
上がる銀色の髪。
「ザ……お、おねえちゃぁん」
 呼び慣れた相手の名前を叫びそうになるのを、微かに残った理性で何とか押
さえた。正体がばれるのはまずい。
「……」
 相手は何も言わず、少女の身体がまだ震えているのを見ると、おどかしてご
めんねというように、その小さな身体を優しく抱きしめた。暖かさと優しい香
りに包まれ、少女はみるみる落ち着きを取り戻していった。そう言えば、いつ
もは私が慰める役だったなあと思いながら、
「まあ、たまにはこういうのもいいか」
 と言うと、小悪魔は不思議そうに首をかしげた。
 少女が落ち着いたのを確認して、彼女は闇の中に去っていった。その後は、
それまでの邪悪な雰囲気が嘘のように消え去り、何もないまま出口に到着する
ことができた。それまでさんざんおどかされてきた“何か”も、遠慮をしてい
るようにさえ感じた。

「あーあ、何か疲れたけど、面白かったと言えば面白かったか」
 元の身体に戻った少女はそう言うと、外に出るために校舎の玄関に向かって
いた。下駄箱の前に着くと、“長谷川千雨”と書かれた外履き入れをのぞき込
む。
「ん、なんだ……」
 靴の上に何か小さいものがのっている。取り上げてみると、絆創膏が二つ。
「フ、あいつ」
 少女は嬉しいような恥ずかしいような声で言い、絆創膏を両膝に貼ると、靴
を履き校舎の外に歩き出した。

31-29

31-29 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:36:22 ID:???
千雨×桜子X

注:防犯上の都合で一部伏字になってます。

千雨「ケッ、面白くねぇ。おい100円」
桜子「あ、うん」
今日の千雨ちゃんはご機嫌斜めです。煙草をくわえてゲームセンターで遊んでるの。
ゲームの代金もう3000円近く使ってるけど、全部私のお金なんだよね…
原因は分かってるの、私と千雨ちゃんはさっき柄の悪い人たちにナンパされて連れて行かれそうになったの
それで必死になって逃げたんだけど、千雨ちゃんは制服が破れちゃった挙句別の柄の悪い人にガン飛ばして
また騒動になっちゃの…だから今は下手に刺激しないようにしてるんだけど…

千雨「あークソ!帰ぇるぞ!」
桜子「うん」
堂々と煙草を床で踏み潰して帰ろうとしたところに…
千雨「……さっきのムカツク野郎の車ハケーン」
桜子「千雨ちゃん…何をするの」
千雨「ギる」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!

ガチャ

千雨「へっ、鍵もかけてねぇで無用心だな」
桜子「だめだよー。ばれたらシャレじゃすまないよ!それに鍵ないじゃん」
千雨「んなもんキーシリンダーの●●●をドライバーで…(バキッ)…この車の配線はネットで入手済みだ。
   (カチャカチャ)やっぱな、●●●と●●の配線を直結させてっと(バチッ)」
キュルルルルルルルルル ドゥン
31-30 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:37:05 ID:???
千雨「へへへ、楽勝楽勝。乗れよ」
桜子「慣れてる…」
ああああああ〜〜〜〜千雨ちゃんが悪の道に進んでいく〜、そしてそんな千雨ちゃんに付いていく私…(泣)。


山の中
千雨「ふぅ、何とかポリ公に見つからず隠れることが出来たな」
桜子「あわわわわ…どうしよう…捕まったらどうしよう…」
千雨「おっ、このカーステレオ最新のじゃん。ヤフオクで売ろう」
桜子「だめだよ〜これ以上罪を増やさないで〜」
千雨「(ガチャ)おー龍宮か。今から指定する場所に来てくれないか」
千雨ちゃんは全く聞いてくれません。

千雨「さてと」
すると千雨ちゃんは私にヤスリを渡し、ボンネットを開いたの。
桜子「やめたほうがいいよ〜、絶対バレるよ〜」
千雨「あ?大丈夫だって、お前はこいつでこの●●●を削れ、あと●●●●と●●●を外して
   ●●●は縦に折ってどこかに1メートルくらいの穴に埋めて、●●は燃やせば証拠は残らないってな
   あっ、指紋は全部拭き取っとけよ」
桜子「…」
千雨ちゃん…どこでそんなこと覚えたの…

そして龍宮さんが乗ってきたストラトス(助手席は千雨ちゃん、私はトランク)に乗って逃げました。
今日ほど千雨ちゃんが怖いと思ったことはありません…

31-32

31-32 名前:ゆーなのアルバイト3[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:42:29 ID:???
ゆーなのアルバイト3

1/4

「ゆーな、ちょっくらカラダ貸してくんない?」
「やだ。あたしのカラダは亜子のものだっての」
 あたしは即座に朝倉の申し出を却下した。どーせまたさよちゃん絡みなんでしょ……。
「違うって。バイトだってバイト! 話だけでも聞いてよ〜っ!」
 尚も食い下がる朝倉。何やら本当に困っているみたいだ。仕方なく、あたしは朝倉の話に耳を傾けた。
「―――でさ、私は撮影もやんなきゃならないから、人手不足で……」
「ふんふん」
 あたしは神妙な面持ちで頷く。この時点であたしはすっかり乗り気だった。けど、相手はあの朝倉だから、
ほいほい話に乗っちゃったら足元見られかねないもんね。
「けどさ、こーゆー役は村上の方が向いてない?」
 あたしは教室でおしゃべりしていた村上の方に目線を送る。演技といえば彼女だもんね。まあ、恐らくは
とっくに交渉した後だろうけど……。ちなみに村上はハカセと二人っきりでラブラブオーラを放ちまくってる。
あーあ、あたしも亜子とおしゃべりしたいけど、亜子はサッカー部のミーティングに出掛けちゃったんだよね〜。
「村上いわく、『カメラの前で演技するなんてムリムリッ!』だそーだ……」
 朝倉はモノマネを交えて説明してくれる。うーむ、イマイチ似てない……。
「つーコトで、後はこのテの番組のノリを理解してて、物怖じしない人を当たってるワケで……」
「―――で、あたしに白羽の矢が立った、と」
「明後日が収録予定日なのよ〜っ! 日当七千円でお願い!」
「昼食付きで八千円なら」
「そこをなんとかっ!」
「あたしキャプテンだから、あんま部活サボるワケにもいかないんだよね〜?」
「ああもう! 八千円でいいですから!」
 おや、あの朝倉があっさり折れた。……しまった、さてはまだまだ予算に余裕があるな。
こりゃ設定金額を読み違えたかな。ま、この条件ならいっか。
「じゃあ、明後日の朝九時に中等部の放送室だからね〜っ!」
 そう言って朝倉はばたばたと駆け出していった―――
31-33 名前:ゆーなのアルバイト3[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:43:36 ID:???
2/4

 それから一週間後の夜。千雨は日課となっているHPの更新を終えた。もうすぐ午前三時だ。ザジの方は
とっくの昔に眠っている。だが、千雨は全く眠気を感じていなかった。
「やべえな……。明日も学校だってのに……」
 仕方なく、千雨はテレビのリモコンを手にした。そして、退屈そうな番組はないか、と適当にチャンネルを
ころころ変えてみる。と、そこで千雨の手が止まった。
「―――なんだこりゃ?」
 やっていたのは通販番組である。だが、画面に映っているのは、千雨のよく見知った顔だったのだ。
チャンネルを確認すると、どうやら麻帆良ケーブルテレビのローカル番組に合わせていたようだ。
「ふん。退屈しのぎに見てやるか」
 画面の中で司会をこなす朝倉を見て、千雨はダメ出しする気まんまんで不敵な笑みを浮かべた―――

朝倉「さあ、続いての商品はこちら!」
 朝倉の合図で画面が切り替わる。すると、スタジオに現れたのは裕奈であった。
「け。明石の奴まで引っ張り出したのかよ……」
 千雨は思わずつっこみを入れる。だが、彼女が忙しくなるのはここからであった。

裕奈「HAHAHA。やあ和美、今日はスゴイ商品を持ってきたんだ」
朝倉「まあ! それがウワサの『もっこり真名さん』ね!」
裕奈「これさえあれば女同士のカップルも安心サ! まずは実際に利用したモニターの声を聞いてみようか」

「アホかこいつら……」
 わざとらしい外人口調で話す二人に、千雨はとてつもない脱力感を感じていた。
 画面が切り替わり、見慣れた廊下が映し出される。
「おいおい、これって女子寮じゃねーか。よく撮影許可が下りたな……」
「ちう……?」
 背後からザジの声。どうやらテレビの音で目を覚ましたようだ。
「お、ザジも見るか? バカ共がくっだらねー事やってっぞ」
 こうして千雨とザジは二人で寄り添いながら番組を観る事となった。
31-34 名前:ゆーなのアルバイト3[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:45:06 ID:???
3/4

 画面は次々とモニターのインタビューを映していく。
T宮M名「この薬のお陰でアキラとの仲も安泰だ! この私の百合棒は最高だからな!」
K衛K乃香「これ使こたらせっちゃんがかわええ声で鳴くんよ〜」
C鈴音「我ながら恐ろしいモノを発明してしまたヨ……」

「てゆーか、龍宮には元々付いてんじゃねーか」
「……百合棒?」
「それに開発者自らインタビューされてんじゃねーよ」
「ちう、百合棒って?」
「ザジは一生知らなくていい代物だ」
 千雨の返事は素っ気無い。まあ当然か。ザジに百合棒が生えた場合、その標的となるのは自分なのだから。
 だが、テレビが次の場面を映し出した瞬間、ザジの表情が変わった。

裕奈「どうだい和美? この『もっこり真名さん』があれば一発でステディな関係になれるのサ!」
朝倉「女同士のカップルには必需品ね!」
裕奈「おやおや、和美はすっかり『もっこり真名さん』の虜だね! HAHAHA!」
朝倉「超春館製薬から発売の『もっこり真名さん』! 今なら5回セットでお値段は19.800円!」
裕奈「今回は特別に万能クリムゾン型媚薬『びくびくせっちゃん』もサービスだ!」
朝倉「お申し込みはこちら! 0120−まほら−まほら! 0120−まほら−まほらまで!
深夜ですのでお掛け間違えのないように―――」

「ステディな関係……。必需品……」
「あの、ザジさん? なんで携帯を取り出してるのかなあ?」
「私も欲しい、『もっこり真名さん』……」
「だああっ!? やめろやめろやめろおぉぉーーーっっ!!! そ、その薬はシャレになんねーっての!!!」
 千雨が必死でザジを説得している間も、朝倉と裕奈による怪しげな商品の紹介が続いていたという……。
31-35 名前:ゆーなのアルバイト3[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:46:05 ID:???
4/4

「おい明石」
 あの放送から数日後。学校に来るなり、あたしは隣の席の長谷川に話し掛けられた。
「長谷川から話振ってくるなんて珍しいね。何の用かにゃ?」
「何の用かにゃ、じゃねえっ!! テメーらのバカ番組でやってた商品の事だ!!」
 もの凄い剣幕でお怒りになってらっしゃる。ど、どうしたんだろ。
「あんな不良品よこしやがって……! お陰でこちとら毎晩寝不足だっつーの!」
「あ、あたしは只のバイトだから、苦情なら朝倉に……」
 と、ここで長谷川が何を購入したのか気になってしまった。
「ねえ、長谷川は何を注文したの?」
 すると長谷川は何故か顔を赤くしてしまう。もしかして……!
「まさかもっこり―――」
「その先を言うなあっ! 私が買ったんじゃねえ! ザジの奴が……!」
「え、えーと、何といいましょうか、ご愁傷様です」
「お陰で今朝も腰いてーよ……」
 あの薬を実際に買う人がいるなんて……。長谷川もとんだ災難だね……。
「取り合えず苦情なら番組責任者の朝倉に……」
「あのボケ、超のヤローと一緒に中国の奥地に潜む謎の生命体を追って取材に出掛けやがったんだよ!!」
 うーむ。さすがは朝倉、素晴らしい逃げ足だ。
「まあ、ザジさんの愛だと思って、頑張りなよ……」
 あたしはあさっての方向を向きながら、長谷川に慰めの言葉を掛けてやるのであった―――

(おしまい)

注:某先生を見てない方へ
『もっこり真名さん』とは、百合棒が生えてくるお薬です。副作用としてcv:若本規夫となり暴走します
ようするに発情した真名さんそのものですね

ちなみにハカなつと古×楓はピュアカプなのでモニターから除外しました

31-39

31-39 名前:君とペット[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 00:59:37 ID:???
「ただいまー……」
疲れた顔をして、私は自室の扉を開く。
鬱陶しいことに、佐々木が近くにいないのに大河内アキラのそっくりさん(名前なんつったっけ?まぁいいか)と会ってしまったのだ。
喋って「偽物め!成敗!」とかいうわけのわからない展開になるのは御免なため、言葉を発しないでイケニ……龍宮と引き合わせるのにかなりの時間と労力を費やした。
サーカスの練習があるからと途中で分かれたザジの方が、おそらく早くに帰宅しているだろう。
「………ザジ?」
ドアを開けようとドアノブに手をかけ手前に引くも、向こうが引っ張り返しているのかドアが重くて開けられない。
無理矢理開けてもよかったが、もしザジを怒らせるようなことをしたなら謝りたい。
そう思って、ドアノブから手を離し、ドアの向こうの愛しい人に声をかけた。
「………ちう、怒らないで聞いてね………」怒る?
なんだ?ザジの方が何かしでかしたって言うのか?
「あのね、さっき道端でイジメられてる捨て猫を見たの………大きいし、ちょっと臭うけど、その………」
「ほっとけなかったと」
少し拍子抜けするほどの謝罪に、なんだかザジらしさを感じ思わず口許が緩んでしまう。
31-40 名前:君とペット[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 01:01:44 ID:???
「ま、でも動物の扱いには慣れてんだろ?私のPCや衣装をダメにしないって誓えるか?」
「う、うん!」
ドア越しなため見ることは出来ないが、おそらく頭を何度も縦に振ってるだろう。
頭の中にその光景が浮かび、思わず顔全体がゆるんでしまう。
「私は世話の仕方とかわかんねぇけど、ちゃんと世話できるよな?」
「うん!うん!」
「なら、今回だけは飼ってもいい」
「(*≧∀≦*)」
猫かぁ、鳥だけでもかなりの時間取られるのに、猫まで増えたらさらに二人の時間が減るなぁ。
きっと三日くらいは猫の方にかかりっきりだろうし……あぁ、憎たらしいぜまだ見ぬクソ猫。
「ありがとう、ちう……」
憎たらしいけど、却下できるわけねぇよなぁ。
ザジに嫌われるのももちろんツラいが、なによりザジに悲しまれるのが一番ツラい。
31-41 名前:君とペット[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 01:03:57 ID:???
ご機嫌なザジによってようやくドアが開かれた。
「さぁて、いったいどんな猫なのかな……と」
これから同居する相手だ。気にならないわけがない。
捨て猫だと言っていたため汚いだろうと思っていたが金色の毛並みは美しく、警戒心に満ちた瞳はとても澄んでいる。
予想の数倍も大型で、ハイエナすら仕留められそうな鋭い爪やシマウマを美味しくいただけそうなほど巨大な牙を持つソイツ。
詳しくないため種類まではわからないが、まず間違いなくソイツは虎にカテゴリされる動物だろう。
「これ、猛獣って言わないか?」
「……猫は猛獣じゃないよ?」
ザジはきょとんと首を傾げてる(そしてその姿はたまらなく可愛らしい)が、これはどう考えてもおかしいだろう。
少なくともベッドを丸々占領してやがるコイツは絶対大型の猫なんてものじゃない(ザジの奴、わかって言ってんじゃないだろうかと少し疑いたくなるくらいだ)
「つーかなんでこんなヤバいのが捨てられて……」
そこまで言って、ふと思い出した。
さっき、コイツがいじめられてたとか言ってなかったか?
「なぁ、ホントにコイツいじめられてたのか……?」
31-42 名前:君とペット[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 01:05:49 ID:???
「うん……青い服着たおじさん達が網とか持って追い掛け回してた……酷いよね」
「それ捕獲作戦だろ捨てられたんじゃなくて脱走だぞ十中八九ッ!」
ヤバい。これはヤバい。テレビつけたらコイツのことが報道されてるんじゃなかろうか。
「とにかく元いた場所に返してらっしゃい!」
グルルルル………
「な、なんだよ……おいコラやめッ………」
ギャーーーーッ!

「だ、大丈夫ちう?」
「血まみれのこの姿が大丈夫に見えるのか?あぁ?普通なら死んでるぞ」
「じゃ、じゃれてるんだよ……甘噛みだし……」
「私には殺す気でやったとしか思えないんだが」
「そんなことない………この子が本気出してたら、ちう今生きてないよ……?」
「その話聞いて飼育許可する奴がいると思うのか」
こんな危ない奴置いておけるか!
さっさと通報して引き取ってもらわなくちゃ………
「ま、待って……もう二度と噛ませないから………ほら、とらも謝って」
「いや、もう少し名前捻れよ」
受話器を取ろうとした私の手をザジが掴む。上目使いにやられた私は、あっさり受話器を置いてしまった。
「ひっかくのも無しだ、わかったな」
「………うん!」
ヤバいな、甘すぎるぞ私。
31-43 名前:君とペット[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 01:07:45 ID:???
「………ザジ……」
「ん………ちう………」
抱きついてきたザジの太股に右手を這わせ、激しく唇を貪る。
虎の飼育を許可したんだ、少しくらい欲望を全面に出してもいいだろ。
「ふぁっ……そこは………」
ベッドは虎が占領してるため、スカートの中に手を忍ばせながら床にザジを押し倒す。
「グルルル……」
「あ……噛んだり……ひっかいたらダメ……だよ……ひぁっ」
牙を向き立ち上がる虎をザジが注意する。
大好きなザジをいじめてるように見えるのだろうか。
「ちう……今日はいつもと違って積極的………」
「たまにはいいだろ……?」
虎とはいえ、見られてると興奮するな。
ザジの言うことは聞くみたいだし、噛まれる心配はないんだ。ザジの乱れる姿を見せ付けてやるか。
そういう使い道があるならペットも悪くないかも。
「やッ……ちうダメ……そこはッ………いやぁぁぁぁぁぁッ」







「あ、ザジさん。千雨さん今日お休みみたいですけど、何かあったんですか?」
「………虎に……体当たりされて……怪我を………(T△T)」
「………?Σもしかしてトラックに撥ねられたんですか!?」
「(T△T三T△T)………いじめられてたわけじゃないのに………」
「……………?」
31-44 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 01:17:47 ID:???
ちょwww最後ザジ虎って認めてるwwwww

31-68

31-68 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:05:00 ID:???
ゆえ「ゆえと」
ハルナ「ハルナの」

『ザジちうスレ・傾向分析〜!』
ゆえ「前編です」

ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、7回目になりました。
    実は今回放送室が改装中のため、ある方の協力を――」
エヴァ「……おい綾瀬夕映」
ゆえ「はい?」
エヴァ「貴様がこの別荘にいるのは百歩譲っていいとしよう。だがな……」
ハルナ「やっほ〜エヴァちゃん。別荘持ってたなんてびっくりだよ〜」
エヴァ「これはどういうことだ! 何故『こちら側』に関係のない早乙女がここにいる?」
ゆえ「ちゃんと目隠しして耳栓してダ○スベ○ダーの曲で連れて来ましたですが」
エヴァ「答えになっとらぁぁぁぁんっ!」

<この番組は
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃     ノノ                               .┃
┃   〃 ´⌒`ヽ.                               ┃
┃  Ki ((ハレ))〉  *  『抱き枕から夜のオカズまで   .┃
┃  ノヘ.|l. ゚ ヮ゚リ  ,*   漏らさずカバー』の         ┃
┃  (( ⊂リ.水'||つ  ,*                        ┃
┃   ))  く/_|〉                                ┃
┃      し'ノ                  雪  広  社   ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛と
  『花より大人の味のお団子はいかが?』鳴滝製菓の提供でお送りいたします>
31-69 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:05:31 ID:???
ゆえ「改めて今晩は。今回の傾向分析は放送室が改装中のため、エヴァンジェリンさんの別荘からお送りいたします。
    ちなみに現在こちらの時間は午前1時です」
ハルナ「へ? 『こちらの時間』?」
エヴァ「貴様は知らんでいい事だ。ほれ、さっさとラジオとやらを終わらせてしまえ。私は忙しいんだ」
ハルナ「なんかひっかかるなぁ……まぁいいわ、あとでゆえゆえを問い詰めておくから。
     さてゆえ吉君、新ランキングの説明をお願い」
ゆえ「はいです。今回から『傾向分析』ではランキングのカウント形式を新しくすることになりました。
    具体的には以下の基準からの『ポイント制』で判定するです」

・明確に主役なSS、イラスト等:3ポイント
・明確な主役がいない、複数主役:2ポイント
・名前欄ネタ、セリフなし、AAネタ:1ポイント

ゆえ「ちなみに同率順位の場合は【登場回数の少ない方】を上位とするです」
ハルナ「つまり、回数は少なくてもそれだけ強力な『存在感』を持ってる、って判断するわけね」
エヴァ「下らんな、全く……」
茶々●「早乙女さん、マスターのポイントを20ほど私に」
エヴァ「ごめんなさい調子乗りました空気はやめてください」

ゆえ「……さて、肝心のランキングに移るです」
ハルナ「まずは上位15名、イってみよう〜!」
31-70 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:06:02 ID:???
1位:龍宮真名:71
2位:早乙女ハルナ:54
3位:桜咲刹那:49(24)
4位:長谷川千雨:49(26)
5位:和泉亜子:48
6位:鳴滝風香:47
7位:明石裕奈:45
8位:大河内アキラ:42
9位:春日美空:41
10位:長瀬楓:40
――ここまでスレの中心――
11位:村上夏美:39
12位:Zazie Rainyday:36
13位:鳴滝史伽:31
14位:Evangeline.A.K.McDowell:29(14)
    雪広あやか:29(14)

ハルナ「見えない、隊長が見えない」
ゆえ「実は今回、龍宮さんの登場回数は36回。今までの独走ぶりを考えると恐ろしいほど減ってるです」
ハルナ「むしろ登場回のほとんどが主役、ってことね。なにこの結果ふざけてるの?」
エヴァ「ほう、私と雪広が同率か……あの娘も出世したものだ」
ゆえ「登場回数まで一緒ですね。さて、続いて下位の発表になります。運命の空気は一体誰になるでしょうか」
31-71 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:06:36 ID:???
16位:超鈴音:27(12)
17位:葉加瀬聡美:27(13)
18位:綾瀬夕映:26(12)
19位:釘宮円:26(15)
20位:神楽坂明日菜:25(12)
    宮崎のどか:25(12)
22位:絡繰茶々丸:25(14)
23位:柿崎美砂:22
24位:朝倉和美:21(9)
    近衛木乃香:21(9)
26位:佐々木まき絵:20
――ここからデッドゾーン――
27位:四葉五月:19
28位:椎名桜子:18(9)
    那波千鶴:18(9)
30位:古菲:17

【空気】相坂さよ:14

ゆえ「というわけで、今回の空気は相坂さんとなりましたです。残念ながら2度目ですね。
    後程スタッフから記念品と――おや? なんでしょうか、この小包は」
ハルナ「えーと『親愛なる空気へ愛を込めて シスターM』……まぁいいや、多分記念品でしょ」
エヴァ(何か猛烈に嫌な予感がするんだがな)
ゆえ「それでは続いてキャラ別の分析に移るです」
31-72 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:07:07 ID:???
〜1番:相坂さよ〜

ゆえ「ええと、いきなり今回空気に決まってしまったさよさんです」
エヴァ「登場回数8回。クーフェイと同率だが、ポイント差が出たようだな」
ハルナ「これはキツイわ〜。スレ立てしたときの危惧が図らずも当たっちゃったわけね」
ゆえ「皆さん、新たな活躍の場を少しづつ開拓してますからね……」

〜2番:明石裕奈〜

ゆえ「登場回数22回。まぁ、順当なポジションだと思うです」
ハルナ「すっかりにゃんころりんで定着したなぁ。安定期ってカンジ?」
エヴァ「和泉とともに、か。全く仲のよろしい事だ」
茶々●「……。」

〜3番:朝倉和美〜

ゆえ「このかと同率です。前回かなりの登場数を誇っていただけに、この急落下はどうしたのでしょうか」
エヴァ「相坂とのつながりも今回はあまり見られなかったようだな……」
ハルナ「空気となったさよちゃんともう一度会うため、必死にウィルスの原因を探す和美!ああ、絵になるなぁ……」
ゆえ「……妙な現実感が出てきましたね」
31-73 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:07:43 ID:???
〜4番:綾瀬夕映〜

ゆえ「登場回数は12回。円さんにぎりぎり勝ってる状態ですね」
ハルナ「回数だけ見ると結構危険だけど、ポイントで逆転できちゃうのが新ランキングの恐さかな」
エヴァ「主役を多く張るか短編に多く出るか……ということか」

〜5番:大河内アキラ〜

ゆえ「登場回数21回。一時に比べるとずいぶん勢いが落ちて来ましたね」
エヴァ「あの美空と1ポイント差だろう? やはりMの存在が大きいのかもしれんな」
ハルナ「そういえば龍宮さんに頼んどいたエクスカリバー、まだかな〜」

〜6番:柿崎美砂〜

ゆえ「登場回数11回で22ポイント…一番コンスタントなポイントの取り方をしてるです」
ハルナ「逆にいえば、主役SSが殆ど投下されてないってことでもあるかもしれないけど」
エヴァ「とりあえずウチの酒を返せ。話はそれからだ」
茶々丸(半分は姉さんがこっそり持ち出してるんですけどね……)

〜7番:神楽坂明日菜〜

エヴァ「タカミチにフラれて以来、すっかり雪広に夢中らしいな」
ゆえ「のどかと同率ですか…そういえば前回はかなりの高位にいたはずなのですが」
ハルナ「いいじゃない、今回も図書館組は全員デッドゾーン脱出達成よっ!」
31-74 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/08(月) 21:08:16 ID:???
〜8番:春日美空〜

ゆえ「登場回数実に25回。通常の回数ランキングならなんと4位にランクインしてるです」
ハルナ「え、嘘…ああっ、おねーさんと1回差じゃない!」
エヴァ「やはりウィルスの影響か…? いや、むしろ回数の割にポイントが伸びていないな」
ゆえ「端的に言えば、やはりポイントのロスが多いのですよね」

〜9番:絡繰茶々丸〜

ゆえ「登場回数14回。ポイントだけ見ればのどかたちに並ぶのですが、これがランキングマジックです」
エヴァ「14回ということは…ふむ、少し回数は落ちているようだな」
ハルナ「ネピアの季節も過ぎちゃったしねぇ」
茶々●(つまり私がマスターの代りに主役になるネタを見つければ……)

〜10番:釘宮円〜

ゆえ「登場回数15回。マジカルボマーなどでの活躍が目立ちますが、あまりポイントが伸びてませんです」
ハルナ「ふーん、でもまだまだ伸びていきそうよね。マジカルボマーの投下開始はスレの後半からだったし」
エヴァ「しかし爆破されても爆破されても蘇るあの2体……真祖並だぞ?」

ゆえ「……といったところで今日も放送時間が来てしまいましたです」
ハルナ「エヴァちゃん、出演した感想は?」
エヴァ「全く、疲れるだけだ。さっさと放送室の修繕を終わらせる事だな」
ゆえ「……下手したら次回もここからの投下になるわけですが」
エヴァ「な、なんだtt(ry」

<この番組は『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と
  『花より大人の味のお団子はいかが?』鳴滝製菓の提供でお送りいたしました>

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最終更新:2007年07月29日 02:25