23 : 五月の超包子繁盛記 2006/11/06(月) 18:04:14 ID:???
五月の超包子繁盛記
今日の超さんは機嫌がいいみたいです。
超「五月。今日はとびっきりおいしい料理を期待してるネ」
どうやらいい食材が手に入ったそうなので確認してみます。
…これはなかなかのものですね。
秋の旬である秋刀魚と松茸、この数を手に入れるのに結構苦労したらしいです。
超さんがそこまで頑張ってくれましたので私も頑張りませんと。
今日の料理は松茸ご飯に焼き秋刀魚です。
まず、米は炊く前に分量のだし汁につけておきます。
これで米の香り出しにも使うのです。
松茸を食べやすい大きさに繊維にそって薄く切って酒、醤油をあわせたものに5分ほど漬け、香りを調味液に移します。
後は調味液のみを加え、炊飯器でご飯を炊いて待つだけ。
残った松茸はお吸物に使うようにしましょう。
秋刀魚は焦げすぎないように焼いて、大根おろしを添えて完成。
ゆーな「にゃ~」
あっ、だめですよ。勝手に食べちゃ駄目…あー。
ゆーな「にゃ~~~」
亜子「こらゆーな。勝手に食べたらあかんて…」
もう食べられてしまいました。塀を飛び上がるあの機敏な動きは見たことありません。
五月「和泉さん、秋刀魚代」
亜子「う~~~~。ゆーーーーーなーーーーーー」
少々ハプニングはありましたが、おいしい秋刀魚とふっくらした松茸ご飯は絶品です。
ぜひご賞味を。
27 : マロン名無しさん 2006/11/06(月) 22:46:16 ID:???
ネギまキャラ別ハンバーガーショップ
椎名桜子のハンバーガーショップ
桜子「いら…わーい♪千雨ちゃんいらっしゃ~い」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
桜子「はーい♪チーズバーカーひとつー。ごいっしょに私をい・か・が?」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
桜子「はーい♪チーズバーカーひとつー。ごいっしょに私をい・か・が?」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
桜子「はーい♪ごいっしょに(ry」
千雨「チーズバーガーひとつでいいんだよ!」ボガッ!
桜子「はーい(泣」
神楽坂明日菜のハンバーガーショップ
明日菜「いらっしゃいませ。」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
明日菜「ごいっしょにポテトはいかがですか?」
千雨「チーズバーガーひとつでいい。」
明日菜「お会計が100円になります。」
千雨「ほら」つ[1万]
明日菜「一万円おがずかりして9900円のおかえし…」
千雨「…」
明日菜「私のバイト料数時間分…」
千雨「返せーー!」
28 : マロン名無しさん 2006/11/06(月) 22:47:57 ID:???
釘宮円のハンバーガーショップ
円「いらっしゃ…なんかよう?」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
円「売り切れました。」
千雨「じゃあハンバーガーひとつ。」
円「じゃあハンバーガーなんて売ってません。」
千雨「ハンバーガーひとつ。」
円「売り切れました。」
千雨「ポテトひとつ。」
円「売り切れました。」
千雨「オレンジジュースひとつ。」
円「売り切れました。」
千雨「…なにが残ってるんだ?」
円「全部売り切れました。」
千雨「…」
柿崎「クギミー!チーズバーガーとオレンジジュースひとつちょうだい。」
円「はーい!チーズバーガーとオレンジジュースねってクギミーってゆーな!」
千雨「おい。なんで売り切れたのに柿崎に売るんだ?」
円「……お前に食わせるものはねぇ!」
超鈴音のハンバーガーショップ
千雨(まだやるのかよ)
超「いらっしゃイ。」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
超「チーズバーガーひとつネ。ごいっしょにワタシはいかがかナ?」
千雨「チーズバーガーひとつ。」
超「チーズバーガーひとつネ。ごいっしょにワタシはいかがかナ?」
千雨「(この店はどんな教育してるんだ?)チーズバーガーひとつ。」
超「チーズバーガーひとつネ。(ry」
千雨「だ・か・ら!チーズバーガーひとつ!お前も他のもんもいらない!」
超「お会計がチーズバーガー3個で300円いただきまス。」
30 : マロン名無しさん 2006/11/06(月) 22:52:23 ID:???
はたして何人が元ネタを知っているのやらw
31 : マロン名無しさん 2006/11/06(月) 23:04:31 ID:???
- つっこみドレミファどん
- ヤオヤノオッスァーニ
- 朝までアップダウンクイズ
- ドラム四人も要らねえ
- 拍手してください!
- アシスタントの紅萬子です
…ええ知ってますとも。
32 : マロン名無しさん 2006/11/06(月) 23:14:07 ID:???
メジャーだと、小市民・替え歌メドレーか
ややマイナーで、あったら怖いセレナーデ・ジミー&ハデー
檄マイナーで、オーマイガー!・同時通訳、他多数だな。
昔、ファンだったんだよな・・
34 : 真名の苦悩 39 疑惑 2006/11/06(月) 23:21:00 ID:???
真名の苦悩 39 疑惑
1/3
最近アキラの態度がよそよそしくなった。特に仔犬の話題に触れるとなんとなく逃げてしまうのである
アキラ自身も大好きなはずの仔犬の話題、それを私と話さないなんて・・・何かあるな
そう思った私はアキラの後をつけてみることにした
ここは教会の裏、うっそうとした木々が生い茂るいわば林のような所だ
アキラはそこで辺りを伺うようにしている。どうやらこの辺りに何か秘密があるようだ
果たして一体何が?
アキラはしばらくきょろきょろした後、手に持っていた小さな包みを広げた
中身まではわからないが、それは何か小さな固まりのようなものに見える
それを三つ分けて地面に置くと、アキラは小さく口笛を吹いた。すると・・・
がさがさがさ・・・
近くの茂みが揺れ、何かがひょこっと顔を出す。その姿は・・・仔犬であった
アキラ 「ご飯・・・持ってきたから食べるんだ」
その仔犬には見覚えがあった。つい先日ザジに紹介されたあのケルベロスの子供である
あの仔犬・・・地上にまで出てきてしまっていたのか
まったく、困った奴だな。なんて思っている暇はなかった
何せ先日、私はアイツに噛まれ、火傷被わされた上に入院する羽目になったのだ
あいつ自身には悪気はなかったのはわかっているが、アキラにとってはそれはクリティカルになりかねない
はやく何とかしなければ・・・
そう思った私は背後からそっとアキラに意地悪く声をかけた
真名 「アキラ・・・隠し仔犬なんてずいぶんとひどいことするじゃないか?」
35 : 真名の苦悩 39 疑惑 2006/11/06(月) 23:21:48 ID:???
2/3
背後からかかった私の声に、アキラはびくりとすると驚いてこちらを振り返った
アキラ 「ち、違う・・・この子は・・・違うんだ!!!」
アキラはケルベロスの子供をかばうように私の前に立つ
アキラの気持ちがわかっているからこそ、私はアキラを虐めてみたくなった
真名 「何が違うんだ?」
意地悪くそう言うと、アキラは泣きそうな顔で私を見つめる
アキラ 「この子は・・・この子は・・・」
アキラの言いたいことはわかる。アキラのような普通の世界の人間にとってはケルベロスの子供なんて怪物以外の何物でもない
きっと何らかの処分をされてしまうと思ったからこそこんなところで飼っていたのだろう
真名 「わかってる。というよりも、その子のことは私も知っている、隠さなくてもいい」
そう告白した後、アキラはきょとんとした顔になった
アキラ 「知ってる・・・?この子のこと?」
真名 「先日ザジに紹介された。この間入院したのはコイツに噛まれたせいなんだ。危険だからザジも紹介しなかったんだよ」
アキラ 「・・・」
真名 「しっぽには触るなよ?毒があるからな」
しばらくぼうっとしていたアキラであったが、突然に堰を切ったように怒り出した
アキラ 「ひどい・・・仔犬のことで隠し事するなんて・・・あんまりだ」
真名 「ちょっと待て、隠し事をしたのはアキラも一緒だろう?何故私だけ怒られなければならない?」
すると怒った顔は急に元の真顔に戻り、いつものアキラになる
アキラ 「・・・怒ってみただけ」
まったく、こういうお茶目は止めて欲しいものだ
36 : 真名の苦悩 39 疑惑 2006/11/06(月) 23:22:37 ID:???
3/3
アキラ 「でもこの子ってなんなんだろう?」
その質問はもっともだ。いかなるペットショップにおいてもケルベロスなんていないからな
真名 「ケルベロスだ。地獄の番犬、本当はかなり凶暴だ」
アキラ 「でもこの子は大人しい」
そう言ってアキラはケルベロスの子供の頭を撫でた。するとケルベロスの子供は甘えた声で鳴く
真名 「たぶんザジの影響だな。アイツはそう言う雰囲気というものを持っているらしい」
アキラ 「それって動物を大人しくさせるって事?」
真名 「たぶんそういう事なんだろうな。羨ましい限りだ」
ご飯を食べ終えたケルベロスの子供は、アキラにくっついて甘えている。どうやら尻尾の蛇も襲うということはないようだ
真名 「で、この子はここで飼うつもりなのか?」
アキラ 「わからない・・・どうしたらいいと思う?」
しばらくの思案の後、私はこんな提案をしてみた
真名 「私に実家の神社で飼ってみるか?あそこなら広いし隠すところもある」
アキラ 「お願い。この子を助けてあげて欲しいんだ」
真名 「わかった。後、ザジにも連絡しておかないとな・・・」
こうしてケルベロスの子供は私の実家の神社で飼われることとなった
少し大きめのバスケットに入れて私の実家に連れて行く
ケルベロスを放してやると、実家の神社を気に入ってくれたようだ。早速マーキングをし始めて縄張りを作っている
ただケルベロスの子供が一つだけ怖がっているものがあった。それは神社にある狛犬であった
どういう訳か狛犬を見た瞬間、鳴き声を上げて神社の裏へと走り去っていったのだ
地獄の番犬だけあって神社の守り神には弱いらしい
さて、ケルベロスの子供が住み着いて5日目、ある事件が起こった
なんと実家の神社で小火が起こったのだ。原因はケルベロスの子供、ちょっと火を吹いてしまったらしい
その後、ザジのキツい躾で小火が起きることはなくなった
やはり飼われていてもケルベロスなんだなと思った
完
40 : マロン名無しさん 2006/11/07(火) 10:39:54 ID:???
カード
木乃香「はーい。これカードで」
まき絵「いーなー。クレジットカードで買い物って」
ゆーな「にゃー」
亜子「あかんあかん。カードは信用できへん」
アキラ「でもカードって言っても調子に乗ってあまり使いすぎると…」
まき絵「どーなるの?」
アキラ「カード破産とかでお金がなくなるよ」
亜子「そうやろ、特にまき絵の横におる…」
あやか「?」
亜子「お嬢様はプラチナカードばかりで気にせんでえーなー」
ゆーな「にゃー」
あやか「私はプラチナカードではありませんわよ」
まき絵「え?じゃあ何?」
あやか「これですわ」
アキラ「何コレ、表面が黒いよ」
亜子「そ、それブラックカードやんか!」
ゆーな「にゃー」
まき絵「何、ブラックカードって?」
あやか「ブラックカードはプラチナカードよりさらに上のカードですわ。資産家であっても持とうと思っても持てない
金融会社から逆にオファーがこないと作れない、限られた人間にしか持てないカードですわよ」
亜子「ブルジョワめ。ますます金持ちに拍車が掛かっとるやんか」
ゆーな「にゃー」
アキラ「―っていうか何で亜子がその存在知ってるの?」
49 : マロン名無しさん 2006/11/07(火) 18:01:11 ID:???
Red Rose
「あんたにお似合いのタンビなものがあるわね」
あやかの部屋に入るなり明日菜は薔薇の花束が目に入った。
「これですか?知り合いのガーデニングショップから頂いたのですわ」
部屋に飾られた真紅の薔薇、それだけが部屋で一番目立ってしまう。
「知ってますか。赤い薔薇の意味は『真実の愛』という意味ですのよ」
「あんたはそれくらいで動く安い女だとは思わないけどね」
薔薇の花を見て何に見立てたかそんなことを口走るあやかの揚げ足を取る明日菜。
少しは拗ねてくれるかと思ったが、あっさりとかわされた。
「ま、あんたにはお似合いの花じゃないの?」
「…ですが、もっと鮮やかな花がここにあるではないですか?」
後ろから抱きしめてアプローチを試みるあやかだが…
「どーせ私のことしょ、タラシにはもってこいね」
あやかの顔にがーんという文字が出るほどの表情で明日菜を見つめた。
「ひ、ひどいですわ。こんなに一筋ですのに」
「そのまんまじゃない」
あっさり切り捨てるように言い捨て、あやかはその場にへなへなとへたり込む。
凹むあやかを無視して明日菜は赤い薔薇を取る。
「つーか、私のためにダシに使われる薔薇が気の毒になってき…っ!」
顔を歪めて薔薇を床に落とす、その状況に薔薇の棘で指を切ったとすぐさま理解してあやかが明日菜の手を取る。
「アスナさん。手を見せてください!」
50 : マロン名無しさん 2006/11/07(火) 18:01:44 ID:???
明日菜の指は二箇所を僅かに切った程度だがあやかはさらに心配する。
「た、大したことないって」
「何が大したことないですか、跡が残ったらどうするのですか」
明日菜の切った指をそっと咥えるあやかを見て、顔を赤くする明日菜。
「あら、アスナさんは指が弱かったのですの?」
「ち、違っ…あんたがいきなりなめるから…」
片手だけを掴んでいたその手は、いつの間にか両手を掴みベッドへと押し倒す。
「ちょっと!離しなさいよバカ!」
「嫌ですわよ」
押し倒した状態で明日菜の唇をキスで塞ぐあやか、これ以上うるさい口を塞ぐために。
下を絡め、二人の唾液が互いの口の中で混ざり合う。
あやかが口を離したときには、明日菜はすっかり大人しくなってしまった。
それを確認して服を脱ぎだすあやか。
「アスナさん、…してもいいですか?」
「嫌って言ってもやめないくせに、聞かないでよ」
「…そうですわね」
またキスをすると、明日菜もあやかに続くように服を脱ぎだす。
肌蹴た明日菜の素肌にキスをするたびに、明日菜は甘い声を出す。
服を自分で脱いだのだが下着はあやかによって脱がされてしまう。
「ふぁ…あッ………ぅ…」
甘い声に刺激されたかのように、あやかの指は明日菜の胸を掴み、あやかの責めは一向に弱める気配はない。
だが明日菜はもう待てなくなったのかあやかの顔を自分の方向へと向ける。
「いっつも焦らしてばかりで……早くしなさいよ」
「分かりましたわ。覚悟してくださいね」
51 : マロン名無しさん 2006/11/07(火) 18:02:40 ID:???
ベッドが軋む。これになくうるさいほどに。
「…あぁぁ……は…ァん……」
今まで以上に聞こえる明日菜の甘い声。その声があやかにとっては自分をさらにその気にさせる点火剤。
ノーブレーキ、アクセルベタ踏みニトロ全開のあやかを止める者はもういない。
「…あー腰痛い。明日、学校行けるかな~」
ベッドに寝ている明日菜は自分の腰を心配していた横で、あやかは薔薇の花びらを一枚ずつ取って花占いをしていた。
「好き、嫌い、好き、嫌い、好き……意外と花占いも当たる物ですわね」
「もらい物の花をそんな風にしていいの?」
「この薔薇はあなたの指を傷つけたのですわよ、それなりの制裁を与えませんと」
ベッドに散らばった薔薇の花びら。二人を飾っているようになっていた。
そしてその薔薇の花びらだらけとなったベッドの上に二人は横になる。
「いつかこのベッド一面に薔薇の花を一面に敷き詰めますわよ」
「…あんたなら本当にやりそうね」
ここまでされると流石の明日菜も参ってしまう。
「好きな人に薔薇を送るのですからこれくらいはしませんと」
「あんたのロマンスには付き合いきれないわ…」
愛と美の象徴、すべての人を魅了してやまない高貴な花。
「それでも足りないと思うのでしたらバスダブにも花一杯にしてあげますわよ」
愛情というロマンスを内包して君臨する花――
「いらないわよ。バーカ」
明日菜がその言葉を言って、二人はまたキスをした。
終
52 : 会イタクテ 2006/11/07(火) 19:30:47 ID:???
夢を見る。
十五年、何度も何度も見た夢を。
嫌というほど見続けて、それでも見るのが恐い夢。
始まりは、必ず決まってる。
暗い、暗い闇の中、奴が一人、立っている。
夢の中、私は奴に駆け寄ろうとする。
するのだけれど、近付けない。
足をもつれさせながら、私は奴を追い掛ける。
けれど、奴の姿は私からどんどん遠ざかっていく。
―――待って、行かないで。
息を切らせて、泣きながら叫ぶ。
そんな私を哀しげに見つめて、奴は小さく、私に詫びる。
―――悪ぃな、エヴァ。
次の瞬間、奴の体が、溶けるように闇に消えていった。
「・・・・・・ッ!」
そこで目が覚める。
これも、いつものこと。
嫌な汗で冷えた自分の体を抱きながら、乱れた息を整える。
「どうかなさいましたか、マスター」
いつの間にかそばに控えていた茶々丸が、汗を拭きながら尋ねる。
なんでもない、そう言おうとしても、声が出ない。
「マスター?」
心配そうに顔を覗きこむ茶々丸を少しでも安心させようと首を振った、そのとき。
闇に消えた奴の顔がまた、頭のなかに浮かんだ。
十五年、そう、十五年。
ずっと、ずっと待ち続けてる人。
『必ず、戻ってくる』と約束してくれた人。
信じてる、今までも、これからも、ずっとずっと、信じてる。
だけど、ううん、だからこそ。
「うっ・・・うわあああああっ!」
我慢できなくなって、茶々丸の体にしがみついて泣き喚く。
戸惑いながらも、茶々丸は、そっと私を抱き締めてくれた。
53 : 会イタクテ 2006/11/07(火) 19:31:29 ID:???
私は、自分しか信じてこなかった。
だから、知らなかった、知らずにすんでいた。
信じ続けることが、どんなに恐いことなのか。
このまま待ち続けていても、何の意味もないんじゃないか。
どんなに待ち焦がれていても、もう二度と会えないんじゃないか。
信じているつもりでも、そんな不安は消えてはくれない。
むしろ待ち続けるほど、不安はどんどん広がっていく。
いつもは、耐えられる。
けど、力が弱まると心まで弱くなってしまう。
ああ―――やっぱり、今日は新月か。
道理でさびしくてたまらないはずだ。
溶けだした不安が、涙になって頬を伝う。
茶々丸の腕に抱かれたまま、静かに、すすり泣く。
新月のように姿を消した、奴が気付いてくれるように祈りながら。
―――ナギ、わたしはここにいる。
ここでずっと、お前のことを待っている。
だから、早く会いにきて。
私の心が、不安で壊れてしまう前に。
57 : インスパイア 2006/11/07(火) 23:18:18 ID:???
しばらく歩き回っていると
「あ、あそこやあそこ」
と空いたベンチを見付けた亜子が私の手を引いていく
二人で座る。今までにこんなに密着することが
あっただろうか。いや無かった。緊張しすぎて
しゃべれない。でも、今しかない。
「大事な話があるの」
と私は切り出した。亜子は黙ってこっちを見て聞いていてくれる。
しかし、またそこから言葉が出ない。
私は立ち上がって、座っている亜子に向き合った。
「あのね、私」
とまた言葉が途切れる。バスケの試合より緊張する。と思った
ここで今までの思い出を次々と思い出してしまう・・・
亜子が私の手をギュッと握って
「ゆーな、がんばれ!」
と言ってくれた
「亜子の事が、好きなの」
あの時の勇気以上だった。震えた声だったと思う。
亜子が立ち上がった。私は亜子の顔を見れなかった
「うちもゆーなの事が好きや。だからこれからもずっと一緒にいてくれへん?」
と亜子が言った。
58 : インスパイア 2006/11/07(火) 23:19:35 ID:???
その言葉を聞いたら今までの思い出や苦労が
白くなるみたいになっていって、そしたら頭がぼーっとしてきて
涙がとめどめもなくあふれ出てきた。
そのせいで
「ありがとう」
と
「ずっと一緒にいようね」
を言おうと思ったんだけど、全然言葉にならなくて
繰り返してもうまく言えない。
亜子が前からそっと私の体に抱きついてきてくれて
「大丈夫や、大丈夫」
って何度も抱きしめてくれた。
必死にその思いや苦労を口にしようとしてもうまく言えない。
「周りの人が見てるやん」
と亜子が言う。そうだった。両隣のベンチにもカップルがいるんだ・・・
亜子はぐちゃぐちゃになった私の顔をなでてくれる
「好きってゆうたらもっと好きになってもうた」
と背伸びをして、私のほっぺのあたりに何度か
キスをしてくれた。一瞬時が止まったと思ったら
また涙が勝手にあふれてくる。
それでも声に出さないように歯を食いしばってずっとこらえてた。
「ごめんね、あのさほら・・・」
とか言おうとしても言葉にならない。
亜子は
「ええよ、ええよ」
って言いながらティッシュで私の涙を拭いてくれる。
59 : インスパイア 2006/11/07(火) 23:20:39 ID:???
それからどれくらい経ったんだろうか
ようやく顔をあげると、亜子の目が真っ赤に・・・
「あ・・・」
とか間抜けな声を出しながら亜子の顔を眺めてた
「もらい泣きしてしもうた」
と言いながら、亜子は指でたまった涙をぬぐっていた
私がふと、
「涙でなんにも見えないよ・・・」
と言うと
「うちの顔も見えへん?」
と言って私の方に亜子が顔を寄せてくる
私は見えてるのに
「見、見えないよ・・・」
とつぶやくと
私の首に手を回して接近してきた
「これで見える?」
私は黙ってうなずくしかなかった
60 : インスパイア 2006/11/07(火) 23:22:31 ID:???
この密着状態がどれほど続いたかは私も覚えていない
私も亜子も言葉が出なかった・・・
どのくらい時間がたっただろうか。
しばらくすると亜子が自分の唇に指を触れて
「今度は裕奈からや・・・」
「そ、それじゃ・・・」
深呼吸して、そっと唇をつけた。
多分2,3秒だったと思う。
でも、永遠にも思った。
いつまでもいつまでもこうしていたいと思った・・・
ごめんなさいごめんなさい。
石を投げないで、銃で撃たないで、ネギはやめてええええ!!
すいません、電○男の真似です。
インスパイアです。ああ石を投げないで!
あんまり感動しちゃったもんだから!まじで大泣きしちゃったから!
62 : 古×楓 2006/11/07(火) 23:39:51 ID:???
日が沈み肌寒くなってきた頃に一人の少女が超包子にやってきた。
「いらっしゃ…楓!よく来たアルな!」
「遅くなってすまないでござる。して、今日はくーがご馳走してくれると…。」
「うむ!今日はワタシの手料理を沢山食べてもらうアル!」
古は自分の胸にドンと手を当て自信満々といった顔で答えた。
「ふふふ、楽しみにするでござるよ。」
楓に笑顔で答えると厨房に入っていった。それと入れ替わるようにして五月がやってきた。
どうぞ。温かい烏龍茶です。
「おお、かたじけないでござる。」
差し出されたお茶を口に含む。寒さで冷えた体に暖かいお茶が染み渡る。
くーさん今日のためにすごい練習してたんですよ。「楓のために頑張るアル!」って毎日毎日。
「そんな事を…気付かなかったでござる…。」
「何か言ったアルか?」
厨房の奥からひょっこり顔を出して尋ねる古。
「何でもないでござる。」
クスリと笑いながら答える楓を見て何のことやらサッパリといった表情で古は料理に戻った。
63 : 古×楓 2006/11/07(火) 23:40:25 ID:???
しばらくすると美味しそうな料理が次から次へと運ばれてあっという間にテーブルが埋め尽くされた。
「おおー!これは美味そうでござるな!」
「へへ…さあ!たっぷり食べるアル!」
店に出してもいいくらい美しく盛られた料理に箸を伸ばす。そしてそのまま口に運んだ。
「美味い!この口の中に広がる絶妙なはぁもにぃ、そして何より愛が篭ってて本当に美味い。」
楓の賞賛に照れ笑いを浮かべる古。そんなほのぼの空間に乱入者が…。
「なんだ…楓達か。」
「真名か。なにか用でござるか?」
「またアキラと喧嘩してな、ヤケ酒してたらいい匂いがしたんで。…古の手作りか?」
「その通りアル!」
「ほう…なあ楓。私にもひとk―」
「駄目。折角くーが作ったでござる。これは拙者の物。お主には一つもやらんでござるよ。」
「…お前意外と独占欲が強いな。」
「好きな物を独り占めしたいのが人間の心理でござる。」
「楓…///」
楓の言葉に古は顔を真っ赤にして俯いている。微笑ましい光景だが今の龍宮には不快でしかない。
「クッ…みんなしてイチャイチャしやがって…。古、テクニックなら私の方が上だぞ?」
隊長の魔の手が古の引き締まったお尻へと伸びてゆく。しかしそれは途中で止まった。
見れば楓の分身が龍宮を囲んでいる。それぞれが人体の急所にクナイを突き付けて。
64 : 古×楓 2006/11/07(火) 23:41:21 ID:???
「それ以上動くと温厚な拙者も黙ってないでござるよ?」
楓の鋭い目が見開かれる。普通ならびびってしまうが相手は龍宮、伊達に色んな修羅場を潜り抜けていない。
「フフフ、障害は多いほど愛は燃えるものさ。行くぞ!」
今まさに戦いが始まらんとする時、ある人物達の乱入で止まった。
この店での争い事はご法度だよ!
「真名…また浮気?…サイテー!」
「あらあら。駄目よ、二人の邪魔しちゃ。少しお仕置きが必要ね?」
五月が、アキラが、千鶴が。それぞれ龍宮の両手と襟を掴んで暗闇に引きずっていった。
「ち、違うんだアキラ!誤解だ!てか五月何故私だけ…って那波そのネギだけは勘b…アッーー!」
龍宮の叫び声が空しく響く。しばらくの静寂のあと楓が口を開いた。
「………さて、くーも一緒に食べるでござる。」
「うん。」
以後何事もなかったかのように二人で仲良く夕飯を食べた。
翌日、龍宮が休んだ。そして超が新作の肉まんを作ってた。
「今日は珍しい肉入ったヨ!今だけの限定品ヨ!」
二人は深く考えないようにした。
おわり
65 : 裕奈 誘い 2006/11/08(水) 00:04:18 ID:???
裕奈 誘い
あれは中学に上がったときのことだったかな?
私のクラスにはいろんなクラスメートがいることがわかりました
小学生みたいな双子、ロボット、おっぱいが異常に大きいおば・・・
ふにゃぁぁぁぁぁ!!!
危機が去ったので話を戻します
そんな中、とっても運動神経のいい留学生がいました
名前は古菲といいました
私はバスケがしたかったんだ。それで強くなって全国大会で優勝したかったの
だから・・・その古菲って子をバスケ部に誘おうかなって部活の見学に誘ったの
で、その古菲を体育館に連れていってバスケットを見せたの
するとこう言ったの
古 「早くみんなに教えてあげた方がいいアル。あの輪っかに付いている網の袋の底、抜けているネ。だからボールが落ちてくるネ」
たぶん、勉強ならこの子に勝てるって思いました
完
69 : 真名ちゃんもっこり日記127 2006/11/08(水) 10:54:01 ID:???
真名ちゃんもっこり日記127
今日もアキラの写真を眺めてデートする所をシュミレーション(妄想)している。
そんなことをして休んでいると刹那とザジが現れた。
どうやら偶然そこで出会ったらしく一緒に休むことにした。
「龍宮。お腹すかないか?」
ほう、刹那は食いしん坊だな。
「くだものならある」
ザジは果物を持っているらしい、適当にリンゴとか齧って食うか。
とか思っていたがこれは、ホースにチューブに…なんだこりゃ?
「管ばかり、だから管もの」
「25点」
「くだらん」
…………
「刹那、お前今何つった?」
「すまん!今の言葉は忘れてくれ!!」
残念だが今の会話は私の脳内にしっかりとインプットされたぞ、はははははは
71 : 嘉門ネタでふと浮かんでしまった 2006/11/08(水) 13:38:34 ID:???
誰も知らない素顔の那波千鶴
72 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 13:55:49 ID:???
>>71
一説には超 鈴音もすらも勝てないと言われてる3―A最強の女
那波 千鶴か…
後、ザジも最強らしいな
73 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 16:21:09 ID:???
このスレで千鶴さんに勝てる奴ぁいねぇ……
ザジはごくふつーの甘えたさんだな、ここでは。でも、確かに
勝負に負けたとか、けちょんけちょんにのされたとか、そういう目に
遭うこともないよな。酷い勝ち方もしないが。
千鶴→攻撃型最強、ザジ→防御型最強、といった感じか。
74 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 16:43:26 ID:???
あらあらw
79 : 刹那 暗闇 2006/11/08(水) 22:21:10 ID:???
刹那 暗闇
暗闇の中、私はもがく
ここはどこなのだろうか?目を凝らしてみても何も見えない、というより何も感じられない
いや、それよりも私は目を開けているのであろうか?
天地も左右もわからない。感覚がないのだ
ただわかるのは・・・全身に何かが絡みついているということだけだ
その絡みつくものの正体が何かわからない
手足は上手く動かず指先までの感覚はない
ただ、全身を何かが這い回る感覚だけあるのだ
耳たぶ、首筋、乳房、へそ、脇の下・・・私のあらゆる部分をそれは這い回る
だが私は抵抗できない。沸き上がるある感覚だけが私を支配してゆく
そう・・・快楽が私を支配してゆくのだ
刹那 「はぁっ!!!」
布団をはねのけ飛び起きる私、吐き出す息は荒れる心音と同じリズムで出続けていた
寝間着を触ってみる。それはしっとりと汗で濡れていた。寝間着だけではない、その下の下着も同様だ
しかし下着を濡らしていたのは汗だけではない。それは・・・
真名 「・・・どうした?うなされていたようだが?怖い夢でも見たのか?」
突然かけられた声に私は戸惑う。声のした方を見ると、ドアの方に龍宮が立っていた
そして龍宮は淫猥な笑みを浮かべながら、濡れた指先を舐めていたのだ
完
80 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 23:09:02 ID:???
はいはいパル同人パル同人……
( ゚Д゚ )
81 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 23:17:08 ID:???
こっちを見るなーっww
82 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 23:22:36 ID:???
( ゚Д゚ ) …
( )
83 : マロン名無しさん 2006/11/08(水) 23:43:22 ID:???
考え方
まき絵「ん~。このキャンディ飽きちゃったな~」
あやか「なら私のと交換しませんか?」
まき絵「わーい。ありがとー」
亜子「あんなに口の中に入れたもの同士を交換するなんて…」
パル「んふっふ~。あの二人、どこまで行ってると思う?」
ゆーな「にゃー」
アキラ「どこまでって…」
亜子「そらいいんちょの言葉攻めで強引にたゆんするんちゃうん?」
パル「いいんちょって案外、×××でまき絵の××して××に強引に××しちゃったりして」
アキラ「そんな!二人ともそこまで大っぴらじゃないよ」
ゆーな「にゃーにゃーにゃーにゃー、にゃにゃにゃにゃー」
亜子「え?ゆーなはまき絵が積極的に行ってする」
パル「なるほど、亜子の通訳がそのままならまき絵の誘い受けに一票だね」
アキラ「みんな二人に失礼だよ。あれだけ純情そうなんだからきっと…」
まき絵「あーやか」
あやか「あらまき絵、本当に甘えん坊なのですね」
―抱きしめあったときに感じる心臓の鼓動。柔らかい髪、温かい体温。
こうしてるだけで…幸せいっぱい。
アキラ「とかこんな感じで…ちょっとみんな何笑ってるの!」
まき絵「みんなあそこで何してるの」
あやか「知りませんわ」
84 : マロン名無しさん 2006/11/09(木) 00:27:47 ID:???
三分後投下~
久しぶりなので登場人物紹介
真名 このお話のカオスの中心、不幸属性が付いてしまった。せつなからは”ちちうえ”と思われている
せつな 千鶴に抱擁されて精神だけ幼児化した刹那、言葉使いが幼女
ねこ裕奈 千鶴に抱擁されて精神だけねこ化した裕奈、人の言葉はわかるらしい
千鶴 カオスの元凶。本人にはたぶん悪気はないのだが、抱擁は止められないらしい 。せつなからは”ははうえ”と思われている
85 : 真名 高級料理 2006/11/09(木) 00:30:56 ID:???
真名 高級料理
1/4
いつになく私の部屋の雰囲気が危険になっている
私を睨むせつなの目、裕奈の目、そして那波の何かを含んだ微笑み
もうこんなのはたまらない
事の発端はテレビの番組であった
”発見、麻帆良の名店”
これを皆で見ていたのだ
これに映っていたある光景にせつなはショックを受けて、私にこうせがんだのだ
せつな 「お寿司食べたいよぅ。廻っていないお寿司~」
裕奈 「うにゃぁ~」
私の服を掴んで引っ張るせつな。その姿は可愛いものであるが、言っている内容が困ったちゃんだ
何をわがままを言っているのであろうか、この娘たちは
廻っていないお寿司ですと?そんなのは40を過ぎてから行くもんだ
幼いウチから贅沢させているとろくな事にならない、そうだろう那波。と声をかけようとしたとき
千鶴 「あら、それは良いわね。私、行くの久しぶりだわ」
それは戦前のお話か?と聞いてみようとしたがそれは止めておく
たぶん、葱をぶっ刺された上に連れて行かされることになるだろう
不幸の上塗りはゴメンだ
だから私ははっきりと断ることにした
真名 「あのな、廻っていない寿司は山葵がいっぱい入っていて危険なんだ。子供が食ったら死ぬぞ」
嘘が入っているが、こういう嘘はいいものだ
86 : 真名 高級料理 2006/11/09(木) 00:31:32 ID:???
2/4
せつな 「ちがうもん!!きっとおいしいんだもん!!」
裕奈 「ふにゃぁぁぁ!!!」
二人が抵抗し始めた。どうやら嘘は通じないらしい
真名 「那波、お前からも何か言ってやれ!!」
千鶴 「ではお出かけするから着替えましょうね。せつなちゃん、裕奈ちゃんこっちに来てね」
なんで行くことが確定しているんだろう?ていうかもしかして・・・
真名 「支払いは誰が?」
千鶴 「うふふふふ・・・」
那波は両手を合わせて手の前で拝むようなポーズをとると、私の方を向いて笑い始めた
鬼だ、鬼ガイル
いかな私とはいえこのような悪鬼を相手に生きていられるとは思えない
つまり・・・敗北ということらしい
夜の麻帆良の街、裏もあれば表もある。夜の歓楽街はまさに鵺の住むところといったところであろうか
なんて所に行くはずもなく、私はせつなたち三人を連れてあるところにいった
せつな 「ろ●そん?こんびにだぁ!」
裕奈 「にゃ?」
ここはいつも来るコンビニだ。奴らの要求したのは廻っていない寿司、ならばここの事だ
真名 「さぁ、どれでも好きなのを選べ!!」
冷蔵の棚に並んだいろいろな手巻き寿司、納豆にシーチキンにカニカマ
さらに下の段にはパックの詰め合わせ。これ最強!!
真名 「どうした?遠慮はいらないぞ?いっぱい食え。これが廻っていない寿司だ!!!」
那波にコンビニの裏に連れて行かれ、ネギを刺されそうになった
87 : 真名 高級料理 2006/11/09(木) 00:32:07 ID:???
3/4
ここは五月の口利きで来ることになった高級寿司店、店構えからして高級そうで入りづらい
せつな 「とつげき~」
裕奈 「にゃぁ~」
勢いよく扉を開けて入っていくせつなと裕奈。行儀が悪い
さて、高級寿司店のカウンターに女子中学生(そう見えない奴もいるが)が四人並んでいる姿は寿司屋の大将にも奇異に映っただろう
大将 「い、いらっしゃい。さっちゃんの紹介の人たちだね、何から握ろうか?それともお任せが良いかな?」
そう、コースならお金の算段がしやすい。そう思っていたのに奴らと来たら
せつな 「うに!!」
裕奈 「にゃ!!」(カニを指さしながら)
千鶴 「中トロ」
言葉も出なかった。いきなり高いものからですか?裕奈については何を言っているのかわからないが・・・
もう諦めるしかないらしい。そして腹をくくった私も負けずに注文する
真名 「かっぱ巻き」
せつな 「ねぎとろ!!」
裕奈 「にゃ!!」(ぼたんえびを指さしながら)
千鶴 「えんがわ」
真名 「卵焼き」
せつな 「いくら!!」
裕奈 「にゃ!!」(ヒラメを指さしながら)
千鶴 「大トロ」
真名 「サラダ巻き」
88 : 真名 高級料理 2006/11/09(木) 00:34:05 ID:???
4/4
悪夢の時間はどのくらい続いたであろうか?お腹をぱんぱんに膨らませたせつなたちガイル
彼女たちがいくつの寿司を頼み、それを食っていたのかはもう覚えてはいない
千鶴もせつなも裕奈も満足そうにお茶をすすっている。こっちの気も知らないで
私のお腹もいっぱいだが、それ以上に心が不安でいっぱいになっている
はたして・・・お会計はいくらなんだろうか?
大将 「じゃ、これ。さっちゃんのお客さんだからキリの良いところで!!」
¥60,000ー
はうぁあ!!!
こ、これ中学生の払う金額じゃないと思うんですが・・・那波さんどうですか!!!
千鶴 「ごちそうさま。せつなちゃんたち、喜んでいるわ」
千鶴は私に向かって再び両手を合わせて手の前で拝むようなポーズをとり、お礼を言った
その笑顔は菩薩のようだ
もう・・・もうお寿司屋さんなんて嫌いだ!!!
その日から一週間、私の食事の質が下がった事を付け加えておく
水ご飯、お湯ご飯、氷掛けご飯
それが主食になった
完
最終更新:2008年10月26日 02:17