544 : 邪教の館2 暴走原理は三人分 2006/11/27(月) 23:25:06 ID:???
邪教の館2 暴走原理は三人分
1/5
超 「昨日の今日だけド、早速改良してみたネ」
ハルナ 「や、やぁ、ちゃおりん。どこがどう変わったのかな?」
超 「ハルナサ・・・どうしたネ!!その傷。誰に犯られたネ!?」
ハルナ 「あはは・・・また千雨ちゃんを拉致ろうとしたらザジさんにね。ザジさん合体しなくても強いわ」
超 「そ、そうだたカ・・・えーと、改良点だだネ。三人で合体できるのと、那波さんを混ぜて合体できなくしたネ」
ハルナ 「んふふ・・それは結構。で、今日は誰を?」
超 「まずは二人でまぐわるネ。一人目はもうカプセルに入ってるネ。二人目はもうじき来るはずネ」
そう言われたハルナは一つめのカプセルをのぞき込みました
するとおそらくは気絶させられたであろう少女が一人、入っています。どうやら何処かの教会のシスターらしいようです
ハルナ 「ねぇ、この謎のシスターって・・・」
超 「ああ、ワタシに悪戯を仕掛けようとしていたところを捕獲したネ。全く馬鹿な・・・おっと、ゲストの到着ネ」
さよ 「あの~、超さんはここですか?」
突然、地下研究室の扉は開き、その向こうから陽炎のような少女が姿を現したのでした
超 「おおっ!!待てたネ、さよサン。こっちネ」
さよ 「それでご用はなんですか?」
超 「さよサン・・・この人と合体してみないカネ?」
さよ 「が、合体?」
ハルナ 「そう、この謎のシスターとまぐわるのよん」
そう言われたさよさんはカプセルをのぞき込みました。確かに少女が一人、縛られて眠っています
さよ 「でも・・・なんで私なんですか?」
超 「ぬふふ・・・幽霊と人間の合体。みてみたいだけネ」
ハルナ 「もしかしたら・・・実体化するかも?朝倉と手を握れるかもよ?」
その一言がさよを決心させたのでした
545 : 邪教の館2 暴走原理は三人分 2006/11/27(月) 23:25:42 ID:???
2/5
ハルナ 「むふっ!!ごた~いめ~ん・・・」
さよさんがカプセルに入ったのを確認すると、ハルナは悪魔の微笑みでスイッチを入れたのでした
二つのカプセルの光はやがて一つに融合して、別のカプセルへと収束されていきました
そしてその光りが収まると同時に・・・カプセルは開いたのです
超 「???」
ハルナ 「なにも・・・無い?」
誰も出てこないので、開いたカプセルをのぞき込む二人。どういう訳かカプセルの中には誰もいなかったのです
超 「もしかして・・・消滅したのカ!?」
ハルナ 「ヤバいじゃん!!!さよちゃんを消しちゃったって朝倉が知ったら・・・とんでもない秘密をばらされるよ!!!」
超 「まあ、朝倉サンを消してしまえば済むだけのお話だガ・・・ん?」
と、そのときでした。超の頭に何かがぶつかったのです
ぶつかった方向をみると、なんと空中にペンが浮かんでいたのです
ハルナ 「空飛ぶペンなんて発明したの?ちゃおりん」
超 「出来なくもないガ・・・作った覚えはないネ」
しばらくそのペンはふよふよ浮かんでいましたが、やがてきゅぽんと蓋が取れ、紙の方向に向かっていったのです
そしてそのペンは何かを書き始めました
”朝倉さんに手を出したら・・・呪いますよ~”
ハルナ 「ていうことはこのペンがさよちゃん!?面白いかも・・・」
超 「いや、もしかすると・・・完全に姿だけが消えたのカモ」
さらにペンは書き綴ります
”そうみたいですね、これじゃあまるで・・・空気!?”
ハルナ 「存在感が完全に消えたみたいね」
”しくしくしく・・・”
部屋の湿度が上がったように感じたのは、きっとさよさんの涙のでしょう
546 : 邪教の館2 暴走原理は三人分 2006/11/27(月) 23:26:37 ID:???
3/5
ハルナ 「で、次は誰で実験するの?」
超 「まき絵サンとくーなんかが面白いと思わないカナ?」
ハルナ 「なんだかもう結果が見えるような気がするんだけど・・・」
超 「わからないヨ?馬鹿と馬鹿で天才になるかもヨ?」
古 「超?どこアルカ?呼ばれたから来たネ~」
超 「おお!!!待てたネ、あのカプセルの中に試作品の中華まんがあるので食べてみて欲しいヨ」
古 「わかったアル。この中アルな・・・」
まき絵 「ハ~ルナ。ネギ君どこ?」
ハルナ 「ああ、あっちのカプセルにいるよ。あのカプセルの中なら二人きりよん」
まき絵 「もー、ネギ君ったら・・・おませさんなんだから」
超 「どうやら二人が入ったようネ」
ハルナ 「では・・・パイルダーオン!!!」
ハルナは悪魔の微笑みでスイッチを入れます
発光する二人が入ったカプセル。二つのカプセルの光はやがて一つに融合して、別のカプセルへと収束されていきました
そしてその光りが収まると同時に・・・カプセルは開いたのです
古絵(くえ) 「あう~」
カプセルから出てきたのはピンクの髪の古菲さんでした。しかしどういう訳かハイハイしているのです
ハルナ 「ね、ねえ。なんか様子がおかしくない?」
超 「これはまさカ・・・くー、ワタシがわかるカナ?」
しかし古絵ちゃんは不思議そうに超をみると、軽く首をかしげただけでした
古絵 「うぁ?」
超 「たぶん・・・馬鹿×馬鹿は馬鹿ってことらしいネ。うん、きっとそうネ」
ハルナ 「アンタ、鬼畜だわ・・・」
547 : 邪教の館2 暴走原理は三人分 2006/11/27(月) 23:27:45 ID:???
4/5
超 「さテ、気を取り直していよいよ三人合体ネ!!!」
ハルナ 「こ、これほっといて良いの?」
超 「30分で元に戻るネ。心配ないヨ」
ハルナ 「それもそうか・・・で、次誰いっとく?」
超 「ぬふふ・・・それはこのお三方ネ!!!」
超はそう言うと、何もない壁の方向を指さしたのです
と、次の瞬間その壁が崩れ、三人の少女が現れました
高音 「超鈴音!!!学園を混乱に導く悪党め!!!この高音・D・グッドマンが成敗してあげます!!!」
愛衣 「わ、悪いことはしちゃいけないんです!!」
ナツメグ 「えーと・・・成敗です!!」
ハルナ 「この人たちって・・・あの脱ぐ人たち?」
高音 「脱ぎません!!!」
超 「まあいいネ。出動、まじっくはんど~」
超が何か妖しいボタンを押すと、壁には穴が空いてそこから手のついた触手が現れました
そしてその触手はうねうねと三人を捕らえると、無理矢理にカプセルの中に押し込んだのです
高音 「お、お止めなさい!!!聞いているのですか!!」
愛衣 「ああ・・・また・・・」
ナツメグ 「大人しく教授のそばでサポートしていればよかった」
そして三人がカプセルに入ったのを確認すると、ハルナは悪魔の微笑みでスイッチを入れたのです
ハルナ 「まあ、二階級特進ってわけじゃなんだから・・・でも黒い三連星ってたしか・・・」
三つのカプセルは各々に光り輝き、そしてその光は三つのカプセルの中央に集まります
そして・・・
548 : 邪教の館2 暴走原理は三人分 2006/11/27(月) 23:30:07 ID:???
5/5
?? 「不埒なあなたたちに鉄槌を・・・」
なんと中央の光が収まって、中から現れたのは巨大な女神の人形のようなモノでした
どことなく高音さんの影人形に似ているようですが・・・何故かその女神は服を着てはいません
超 「な、なんかイケナイモノを呼び出してしまったようネ・・・」
ハルナ 「わ、私のアーティファクトでよく似たの呼び出せるけど・・・」
?? 「我が名は女神”ヌグー”、我が死命は不埒なあなたたちに鉄槌を・・・」
女神さまの両手はぼんやりと光り始め、そしてその光った掌は超とハルナに向けられました
超 「やるのカナ?”脱ぎ女”サンに倒されるほどワタシは弱くないヨ?」
ハルナ 「わ、私は遠慮したいかな・・・」
ヌグー 「下すことなのです!!!」
女神様の両手から放たれた光は一筋の閃光となり、超とハルナに降り注ぎました
しかし超さんは構えるとこう叫んだのです
超 「超武装兵式77型、前面展開型防御光壁!!!」
一方、ハルナさんは何か防ぐモノはないかと手元を探しますが、見つかったのはスケッチブックだけでした
ハルナ 「え、えーと・・・スケッチブックガード!」
超 「フフ・・・ワタシの防壁が破れるはずも・・・な、ナント!!!」
ハルナ 「やっぱりスケッチブックじゃ防げないよね・・・」
閃光は超の防壁をいともたやすく破り、そして二人の体に降り注ぎました
そして光が二人の服に触れると、超たちの服は威勢よく爆発して四散したのです
超 「わ、ワタシまで”脱ぎ女”に!?」
ハルナ 「ぬぐー!?」
ヌグー 「悔い改める為に脱ぐのです。万民、皆脱ぐのです」
女神様はそう言うと全身を光らせ始め、天井をすり抜けて何処かへ行ってしまいました
この後30分、麻帆良の街は脱げビームに包まれたのは言うまでもありません
完
554 : 五月の超包子繁盛記 2006/11/28(火) 19:44:39 ID:???
五月の超包子繁盛記
今日の超包子は場所を変えて駅前にいます。
超「駅にこれを置いて欲しいネ」
と超さんは『足元注意』の張り紙を渡しました。駅の人にも許可を取ってその張り紙を張りました。
駅の足元には安全のための丸い突起のようなものが並んでいます。
今回の料理はそれを連想されるものを用意しました。
ちなみに超さんはタコと小麦粉を仕入れてきたので今回はたこやきです。
油をしっかり引いて水で溶かした小麦粉を入れて焼きます。
そしてゆっくりと紅生姜と一口大のタコをしっかりと入れます、決してタコを入れないというアコギなことはしません。
しっかりと作ればあとは仕上げとして、250度の油に総て入れます。
すべて揚げタコにします。これで外はカリカリ、中はふっくらとしたタコの香りが漂うのです。
超包子特性のソースと鰹節に青海苔をふれば完成です。
ハルナ「さっちゃーん。タコヤキ3人分」
五月 はいどうぞ
駅越しにハルナさんを確認します、夕映さんとのどかさんが食べてますね。
のどか「おいしい」
ハルナ「おいしいね、このからしマヨネーズが効いてて」 ひょい パク
夕映「あっハルナ!何するですかー!!」
二人が取り合いをし始めました。喧嘩はいけませんよ。
あ、まき絵さん。同時進行で作ってるたいやきを食い逃げしてはいけませんよ。
まき絵「うぐぅ!?」
557 : エヴァ その手に贅沢を 2006/11/29(水) 03:51:58 ID:???
エヴァ その手に贅沢を
1/5
最近の若い者、とは言っても私の周りにいるのはほんのひよっ子共だ
だからこんなことを言っても、それは年寄りの愚痴に過ぎないのかもしれない
桜子 「ねぇ~駅前のクレープ屋、最高だよね~」
楓 「拙者は麻帆良一風堂の黒プリンが最高だと思うのでござるが・・・」
五月 ふふっ、これからの時期は野菜ならお葱、果物なら蜜柑、林檎。魚介類なら牡蠣に鰤ですよ
一番嗜好が近いのは五月であろうか?これはさすがだとは思う
しかしこいつらには一番大切なことが抜けている
そう、本当の贅沢というものの味わい方を
エヴァ 「茶々丸、用意はいいか?」
茶々丸 「イエス、マスター」
もんぺに長靴、麦わら帽子に軍手、さらには背中に竹籠。いつもの洋装とはかけ離れたこの姿が贅沢の序章
こんな格好が出来るようになるには長い年月が必要であろうか?
まあ、贅沢の条件その一、格好など気にしてはいけない
この少しばかり人には見せたくないこの格好をして、私は山の中の獣道を行く
茶々丸 「マスター、一つお聞きしたいのですがよろしいでしょうか?」
エヴァ 「なんだ茶々丸。私は今、結構大変なんだがな」
茶々丸 「目的地までマスターを乗せて飛行していきましょうか?このままでは体力の消耗が激しいと思われます」
そんなことを言うとは・・・まったく、これだから人形なんだ
558 : エヴァ その手に贅沢を 2006/11/29(水) 03:53:37 ID:???
2/5
エヴァ 「つまり貴様は何故合理的に、且つ楽な方法をとらないのかと聞いているのだな?」
茶々丸 「その通りです、マスター。このままでは明日にはマスターが筋肉痛でのたうつ姿が想像されます」
それはちょっと辛いのだが・・・今コイツには私が求めているものを説明せねばなるまい
エヴァ 「・・・私が今求めているもの、それが貴様には理解できるか?」
茶々丸 「旬の食材と思われます」
エヴァ 「少し当たりだがほとんど外れだな。ではさらに問おう、今から採りに行くものはここでしか手に入らないものなのか?」
茶々丸 「いいえ、鮮度を度外視すればすべて金銭で解決できると思われますが」
エヴァ 「その通りだ。故に私が求めているものは食材であって食材ではない」
茶々丸 「それでは何を?」
エヴァ 「贅沢、だな」
常に行動を解析して、もっとも合理的な行動を取っていけるようにする
つまりそれは最適化とでもいうのであろう
常に進化する機械人形の茶々丸にとっては、それが己が根底にすり込まれている。いわば本能とでもいうやつであろう
だが人は、そして私はそうではない場合がある
あえて苦労というような行動を取ってしまうことがあるわけだ
それは感情故の行為。苦労から来る反動の喜びを味わうための愚かしい行動
”だがそれがいい”
もしこれが茶々丸に理解できるようになったら・・・それが人間に近づいた証拠だろう
早くそのようなことを理解できるようになってもらいたいものだ
エヴァ 「贅沢の条件その二、手間は惜しむな、だ」
茶々丸 「・・・つまり贅沢とは苦労の先にあるのですね」
エヴァ 「そうだ。金をかけるのが贅沢ではない。手間をかけた結果、金がかかってしまうだけのことなのだ」
559 : エヴァ その手に贅沢を 2006/11/29(水) 03:55:10 ID:???
3/5
茶々丸 「マスター、このあたりがホンシメジの生息地です。ただいま正確な生息場所をサーチいたしますので・・・」
茶々丸の無粋な発言に私は少しあきれてしまった
エヴァ 「止めろ。さっきも言っただろう?苦労して手間をかけるからその反動が大きいのだと」
茶々丸 「失礼いたしました、マスター。それでは・・・私はこのあたりでお待ちしております」
エヴァ 「・・・そうだな、ここで待っていろ」
こうしてコナラ林の中をゆっくりと探して廻る私
おおっと、こで一つ後学のために教えておこう
古来より”香りマツタケ、味シメジ”言われており、ホンシメジの味はキノコの中でも最高の味を持つと言われている
現在、スーパーなどで流通しているシメジはブナシメジであり、それはホンシメジとは異なる
何せ、ホンシメジは国産の松茸の数倍の価格で取引されているのだから、それも当然であろう
これを食ったことのあるのは・・・おそらくは雪広ぐらいのものだろうな
さて、木の根元を探しながら林を散策する内にようやくそれに近いものが見つかった
灰褐色のそれは、特に嫌悪感を催すような容姿はしていない
まさにキノコ、といった感じだ
私はやおらしゃがみ込むと、それにゆっくりと手を伸ばした
そして石突きの部分を掴み、軽く力を入れて上方へと引き上げる
私の掌にはそう、ぼーやの縮こまったアレぐらいの大きさのホンシメジが乗っていた
これを七輪であぶって・・・いや、アルミホイルで魚と蒸し焼きなんてのもいいな
そしてそれを肴に日本酒で・・・
いかん、涎が出てきてしまうではないか
まったくもう、愛いやつだな
560 : エヴァ その手に贅沢を 2006/11/29(水) 03:57:03 ID:???
4/5
しゃく、しゃく、しゃく・・・
気がつくと枯れ葉を踏みしめて、私の背後に誰かが近づいてきた
おそらくは暇になった茶々丸がきたのだろう
もしかすると、アイツはアイツなりに気を利かせてホンシメジを探して持ってきたのかもしれない
まあそういった心遣いは、拒否するのも野暮と言うものだ
つまりは贅沢の条件その三、心遣いを大切に
と、いったところか
そう考えた私は振り向きざま、茶々丸にこういった
エヴァ 「茶々丸、お前はお前で見つけた・・・」
毛玉、そう表現するのが正しいだろう。息の荒い毛玉が私の目の前にいる
茶々丸 「ああっ!!熊さん、その方を食べてはいけません!!」
エヴァ 「ちゃ、茶々丸!!なんだコイツは!?」
茶々丸 「先ほどお友達になった熊さんです。ああっ!!」
不意を突かれたのと、手にホンシメジを持っていたことで私の初動が遅れた
しかし野生にはそれで十分であったらしい
かぷ・・・
茶々丸 「い、いけません熊さん!それはマスターの右腕・・・」
エヴァ 「まったく・・・ずいぶんとひどい目に遭わせてくれたものだな」
血まみれで引き裂かれたもんぺが事の悲惨さを物語っていた
茶々丸 「申し訳ありません、マスター」
幸いにも犠牲は右腕だけで済んだ。いくら私が不死の吸血鬼だとは言っても喰われてしまっては再生が難しい
エヴァ 「苦労はしても良いが苦痛は困る。そのくらいは理解できるだろう」
茶々丸 「はい・・」
少し沈んでいる茶々丸、このあたりの感情は芽生え始めているようだな
561 : エヴァ その手に贅沢を 2006/11/29(水) 03:58:00 ID:???
5/5
エヴァ 「じゃあ、あの熊を何処かにやってくれ。まだ獲物をみるようにこちらを見ているからな」
茶々丸 「わかりました、マスター」
こうして林の奥、おそらくは森の中へと熊を連れて行く茶々丸。これでようやく静かに探せるものだ
やがていくつかのホンシメジが見つかり、丁度私の疲れも良い具合になってきた頃、茶々丸は戻ってきた
茶々丸 「申し訳ありません、マスター。ただいまハカセから通信が入って至急ラボに戻らなければならなくなりました」
エヴァ 「ふむ、それは丁度良い。私も疲れて来たところだ、戻るとするか」
しかしこの後、茶々丸は信じられない、いや、的を外れたことを言い始めたのだ
茶々● 「それでは私は先に戻ります。マスターは手間をかけて来た道を戻っててください」
エヴァ 「は?貴様何を・・・」
茶々● 「それではお先に失礼いたします。マスター」
エヴァ 「おい!!!ちょっと待て!!まてー!!!」
簡単にそう言い残すと、やつは飛び去っていった。こちらを振り返りもせずに・・・
現在の月は新月、とてもじゃないが飛行するだけの魔力はない
そしてなんといっても・・・
おなか空いた
エヴァ 「ちゃ、茶々丸ー!!!かむばーく!!!」
しかし茶々丸は戻っては来ない。爆煙だけが私の周りに漂っている
だが茶々丸の代わりに戻ってきたやつがいた。あの熊が戦闘態勢で遠くから私を睨んでいのだ
最高の贅沢ライフが、いつの間にか生死をかけたサバイバルになるなんて思わなかった
その後、私は楓に救出されるまで、たらふくホンシメジを生のまま食べ続けなければならなかった
しばらくは姿すら見るのも嫌になるほどに
ホンシメジ?ああ、それはとても美味だったよ!!(怒)
完
566 : さよ 小さな知識 2006/11/29(水) 19:38:06 ID:???
さよ 小さな知識
さよ 「冬は冬休みがあるから嫌いなさよです」
五月 うふふ、そんなこと言わないで。これ、いかがですか?
さよ 「お気持ちはありがたいですけど、私幽霊ですから食べられないです・・・」
五月 そうですか。突然ですけど今日はちょっと私の知識を披露させていただきますね
さよ 「刀子さん・・・いえ、五月さんの知識、お願いします」
五月 私の知識はさっきさよさんにお出ししたこのお椀の中身です
さよ 「これですか?中身はたら汁のようですけど・・・」
五月 そうですね。鱈(たら)は魚に雪って書くくらい冬に親しまれる魚なんです
さよ 「美味しいですか?」
五月 美味しいですよ。鱈は捨てる部分のないお魚さんで、冬の寒い漁港にあがったばかりの鱈をアラ汁にするともう最高ですね
さよ 「採れたてが美味しいんですか?」
五月 そうですね。鮮度の落ちが激しい魚なので、刺身なんかは産地でないと食べられないって言われてるくらいですね
さよ 「私も食べたいな・・・」
五月 後この魚は大口で、冬に向けて目一杯食べ溜めしてしまうことから”たらふく食べる”の語原なんですよ
さよ 「なるほど・・・」
五月 うふふ、今度いい鱈が入ったら私のくいもん屋で出しますから朝倉さんと来てくださいね
さよ 「・・・お酒はありますか?」
五月 朝倉さんを酔わせて何をするつもりですか?・・・もう、さよさんたら意外と積極的ですね
さよ 「ち、違い・・・介抱したいだけですってば!!!そんな・・・えっちな・・・いやん!!」
五月 でも酔わせても良いですけど捨てていかないでくださいね。でないと・・・
さよ 「え、でないと?」
五月 超臨時収容所に収監されちゃいますからね
さよ 「あわわ)」
完
567 : マロン名無しさん 2006/11/29(水) 20:16:09 ID:???
さよカワイス(;´Д`)さっちゃん黒スwww
574 : 落日哀歌・6 2006/11/29(水) 22:28:01 ID:???
落日哀歌・6
ハルナの表情は、やり遂げた者のそれであった。戦いは終わったのだ。
印刷所から帰還する頃には既に太陽は沈みかけていた。紙一重の入稿であった。
今はただ眠りたい。愛しのベッドが彼女を待っている。
そう、思っていたのに―――
ハルナは動かなかった。
夕映もまた、動かなかった。
ハルナは動かなかった。
夕映もまた、動かなかった。
ハルナは動かなかった。
夕映もまた、動かなかった。
室内を、すきま風が吹き抜けた。その、冷たい風を身に纏い、夕映はがっくりと膝をつく。
限界であった。
扉の向こう。ハルナは落ちてしまったのだろうか。施錠された絶対領域。これでは、入れない―――
何度も、何度も。
夕映は扉を叩き、親友の名を呼んだ。だが、彼女は永遠とも思える眠りの淵を彷徨っていたのだ。
届かぬ思いに、夕映は絶望する。最早、動く事すら叶わぬ。
トイレを前にして、夕映は己が運命(さだめ)を呪った―――
「漏るです……!」
悲しい女の声が、黄昏に消えた―――
(おしまい)
575 : マロン名無しさん 2006/11/29(水) 22:54:35 ID:???
>>574
か、悲しい!w
576 : マロン名無しさん 2006/11/29(水) 22:55:16 ID:???
カモ「ふぅん、成程、寒いのが苦手なのか…」
???「コクコク」
???「コクコク」
カモ「おれっちにまかせな、とっておきの解決法を教えてやるぜ!」
亜子「あれ? 桜子達浮かない顔して、どないしたん?」
桜子「うにゃ~、実はさ、最近クッキとビッケが私たちの下着を引っ張り出して、
布団代わりにするんだよね~」
円 「ヘンな事覚えちゃったなぁ」
美砂「あたしの勝負下着~!」
亜子「…あったかいんかなぁ?」
577 : アキラ 仔猫の望み 2006/11/30(木) 00:05:35 ID:???
アキラ 仔猫の望み
私を好きになってくれる子が出来た。近所に住むようになった黒猫さんだ
この子はまだ幼く、よろよろと歩く姿がとても可愛い
だがこの子には変な癖がある。どういう訳か木に登りたがるんだ
特に木の上に小鳥とかがいるわけではないんだけど・・・どうしてなんだろう?
でもある日突然、その理由がわかった
裕奈 「そうだったのか、じゃあ頑張るにゃ」
ふとある日、その仔猫と裕奈が遊んでるをの見かけたんだ
そう言っているのが聞こえたんで私は聞いてみることにした。なんでこの仔猫は木に登りたがるのかって
裕奈 「えーと・・・言っていいのかにゃ?」
アキラ 「危ないことなの?それとも・・・」
裕奈 「そんなことじゃにゃいんだけど・・・いわば目標なのかにゃ?」
アキラ 「目標?」
裕奈 「えっとね、あの子アキラに抱っこされたいから胸ぐらいまで登れるようになりたいんだって。だから木登りの練習してるにゃ」
アキラ 「・・・かわいい」
胸の奥がきゅんってなった
また今日もあの子が遊びに来た。小さな鳴き声を上げてそっと私のほうにやってくる
アキラ 「・・・おいで」
仔猫は私が膝をついて座ったのを確認すると、仔猫はその上に登ってきた
そして太ももの上を通り、お腹に手を当てる。肉球の感触がぷにぷにだ
でも仔猫の進軍はそこまでだった。後ろ足で立ち上がろうとした次の瞬間、ころんと後ろに転がったのだ
私は最後まで落ちないようにその仔猫を抱き止めると、地面へと下ろしてあげた
今日もあの仔猫は木登りの練習をしている。でもその光景が見られるのはあと少し
もうすぐ抱きしめてあげられるだろう。そのときまで私は見守り続けたい
完
584 : レイニーブルー 2006/11/30(木) 00:55:05 ID:???
レイニーブルー
どうしてこうなっているのか分からない。
大雨の中であやかは急いで帰るが間に合わずにびしょ濡れになってしまった。
「まったく…天気予報もあてになりませんわ」
服を乾かすために下着姿になるが、生憎下着も濡れてしまっていた。
どうやら下着も取り替えないといけない。
ピンポーン
こんな時に誰かが尋ねてきた、下着姿ではまずいのであやかは仕方なく居留守を使うことにした。
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
あまりにも連続で鳴らしてくるため、仕方なくバスタオルを羽織って出ることにした。
当然だがあやかの機嫌は悪い。
「誰ですの。そんなに鳴らしても…」
そこに現れたのは傘も差さずに同じくびしょ濡れの明日菜がその場に立っていた。
「あ、アスナさん!?」
「あ…あはは、あんたと帰ろうと思って門で待ってたんだけど…」
あやかははっとした、自分は日直の仕事が残っていたせいで明日菜のことをほったらかしにしていた。
しかも明日菜がいつも待ってくれていた門前は避けていた。雨が降って別ルートを使わざるを得なかった。
「と、とりあえず早く上がってくれます」
あやかは明日菜の手を引いて部屋に連れ込んだ。
「服、脱いでいい?」
決していやらしい意味ではない、長い間待っていたのか体が震えていた。
「えぇと、拭くものと温かいもの……あっ、その前にシャワーを浴びてくれます!?」
「ごめん、早くしてくれる」
585 : レイニーブルー 2006/11/30(木) 00:55:35 ID:???
折角待ってくれていた明日菜が自分の気まぐれでこんな目に遭っていた。
すまない思いでいながらも、慌てて対応に追われるあやかは濡れた下着姿のままで右に左に走る。
すぐに体を温めるためにバスダブにも湯を入れながらあやかは明日菜のことを考えていた。
水で透けた制服、密着した体が綺麗に映っていた。
「…いけませんわ、あんな姿を見てしまうと…すっかり臨戦態勢ですわ」
こんなところで興奮するなんてどうかしてると思いながらも違うことを考えていた。
するとそこへゆっくりと現れる明日菜の姿。
あやかがその存在を確認した途端に明日菜はあやかを湯の入ったバスダブに押し倒す。
「ぶっ…な、何をしますの!」
「あんたのせいで…こんなに寒い思いをしたのよ、その分のツケを払ってもらおうと思ってね」
明日菜はあやかにそっとキスをした。
二人とも下着姿だが、いつの間にかその下着もバスダブの中に浮かぶ状態となってしまう。
このまま明日菜ペースかと思われた途端、あやかは明日菜にキスをしてそのまま体を持ち上げる。
そしてシャワーのホースを両腕に撒きつけ動きと封じる。
「ちょっと何するの!」
「バスダブは狭いですし滑りやすいでしょう、その防止策ですわ」
「どうせあんたの趣味なんでしょ!!」
怒鳴る明日菜だが両腕を封じられ、足蹴りだけではあやかは動じない。こうなるとあやかは止められない。
「あっ……ああああああ…はぁ…」
あやかの必用な攻めに思わず甘い声を出してしまう。
「その割には…いつもより腰が動いていますわよ」
「そ、そんなこと言ったってぇ…」
やればやるほどあやかのテクニックは冴え渡る、それに引き換え明日菜はやるたびに変化していくあやかの攻めに対応できず。
「はっ…はぁっ…あぁ……」
明日菜はあっという間に達してしまう。
586 : レイニーブルー 2006/11/30(木) 00:56:07 ID:???
「いつもより反応がいいですわね、そろそろいいですわよね」
あやかが耳打ちをすると明日菜はそっぽを向くようにして呟いた。
「そんなことで焦らさないでよ。私だって…ずっとあんたのこと…」
その内容を伝える前にあやかはお構いなしに明日菜を抱いた。
「ン!…あっ…ああぁぁぁぁ!!」
「力を抜いておかないとまた腰を壊してしまいますわよ」
そんな言葉を投げかけても明日菜は体を重ねることをやめない。
今も雨は止まず、そして服は依然として乾いていない。
乾燥機が鳴る音を聞きながら、二人はベッドルームでベッドを揺らしていた。
「雨、まだ止みませんわね」
「そうね、服もまだ乾かないし」
「服が乾くまでの間なら、私と一緒にいてくれますわよね」
そんな確認をするあやかだが、明日菜はそんなあやかをそっと抱きしめキスをした。
「もう帰るの面倒になっちゃった。明日休みだし、朝までやる?」
「…その前にあなたの腰が確実にイきますわよ」
勝ち誇ったような笑いをするあやかだが、その顔はイヤミという意味ではなく、愛する者のための笑顔。
悪態をついてけん制しあって、いつもこんな毎日。
「うるさい黙れ。どうせ言わなくても寝かさない気でしょ」
この二人は磁石のようにいつでもくっついたままだ。
終
589 : 『One More Sweet』 傍観者 2006/11/30(木) 02:55:46 ID:???
『One More Sweet』 傍観者
1/4
「ふむ……」
昼休み。くるくるとシャーペンを器用に回しながら、早乙女ハルナは退屈そうに息をついた。
「なんというか、刺激がないのよね」
彼女の視線は先程から一組のバカップルに注がれている。亜子の頭の上にちょこんとあごを乗せたまま、
裕奈は今日も今日とて下らないちょっかいを掛けている最中であった。
先に視線の主に気付いた亜子が助けを求めてくる。
「パル~、そないじろじろ見とらんで助けてえな!」
「だが断る」
あっさり断ると、ハルナは堂々と二人の前にやって来てかぶりつきで観察する始末である。ますます亜子は
赤くなる一方で、裕奈の方はというと、調子に乗って亜子の耳元で息を吹き掛けた。
「ひゃああっ!?」
「おー、照れてる照れてる」
かなりテンパってる亜子とは対照的に、ハルナは冷静にスケッチブックにペンを走らせた。
すると、裕奈の興味の対象はそちらに移行したようである。亜子にしがみついたまま身を乗り出してきた。
「なになに、あたしたちをモデルにすんの?」
「んー、たまにはガチ百合でもやろうかと……。ちょうど目の前に美味しい表情した人がいるコトだし」
「やーめーれーっ!!」
何やら亜子の苦情が聞こえるが、当然スルーする。
「けどさあ、アンタらじゃ円満夫婦すぎてつまんないんだよね~。たまには浮気とかしてみない?」
傍観者の勝手な言い草に、裕奈も亜子もこれには苦笑するしかない。
「浮気ってもさあ、誰と?」
「例えば、ここに絶世の美女がいるじゃない」
裕奈の問いに、ハルナはにやりと笑って自分を指差す。バカップル二人は即座に、真顔で、周囲を見渡す。
「アンタら鬼か。……まあ冗談はおいといて、焼きもちとか妬いたりしないの?」
この質問には一人が苦笑し、もう一人はやや気恥ずかしそうに顔を伏せてしまった。
590 : 『One More Sweet』 傍観者 2006/11/30(木) 02:56:18 ID:???
2/4
「えー、あれはアキラの誕生日前日の事です。たつみーのプレゼント探しに付き合ってたら浮気と誤解され、
その日は一晩中クチ聞いてもらえませんでした」
「ゆ、ゆーな! そないなコトまでバラさんといて~っ!!」
亜子は真っ赤になって抗議し、裕奈の背中をぽこぽこ叩いている。すると裕奈もハルナも実にいい表情で
目線を交わした。何やらよからぬ事を企んだようだ。
「にゃるほどね~♪ 確かに亜子は独占欲強そうだわ」
そう言ってハルナはうんうん頷きながら、わざとらしく裕奈に抱き付いて見せる。
「ねーねー、たまには私にもゆーな貸してくんない?」
普段の亜子なら呆れ返る所だろうが、今回ばかりはそうもいかなかったらしい。
「むーっ、ゆーなは渡さへんもん!!」
と、亜子は頬を膨らませながら裕奈の腕にしがみついたのだ。両手に花状態の裕奈はお気楽そうに笑う。
だがしかし、もう一人の仕掛け人はというと、
「やばっ! こ、これはクオリティ高いって!!」
きゅぴーん! と目を輝かせ、ターゲットを亜子に変更していた。そのままハルナはがばあっ! と
亜子に抱き付く。そして、これでもか、といわんばかりに亜子の頭をなでなでする。
「こりゃゆーなが夢中になるのも分かるな~♪ この子マジ可愛いんですけど!」
「ちょっ、パルやめっ、恥ずいっちゅーに!!」
しきりに嫌がる亜子の様子に、ハルナはすっかり満足しながらちらりと裕奈の顔色を窺った。
すると裕奈は怒るでもなく、呆れた様子もない。ただ一言、
「あはは……、そうきたか……」
と、ぽつりと呟いたのだ。この反応は想定外だったのか、ハルナはきょとんとしてしまう。
その隙を突いて、亜子はようやくハルナの拘束から逃れた。
「ゆーな、どないしたん?」
心配そうに尋ねる恋人に、裕奈は我に返った様子であはは、と頬を掻いた。
「や、パルも食い付くくらい亜子ってばカワイイからね……。こんなカンジでライバルがどんどん増えたら
とうしよう、って思っちゃって……」
思わず顔を見合わせる亜子とハルナ。そして、くすくすと笑い出した
591 : 『One More Sweet』 傍観者 2006/11/30(木) 02:56:50 ID:???
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「えへへ。ゆーなかてかわええトコあるやろ?」
「うんうん、こりゃおねーさん油断してたわ。ゆーなは嫉妬するよりヘコむタイプなワケだ」
「笑うなあっ!!」
頬を染めながら抗議する裕奈に、二人はにやにやするばかり。
「もう……。いつの間にかあたしがターゲットになってんじゃん」
ばつの悪い表情で裕奈が呟くと、亜子はすっかりご機嫌な様子で再び裕奈の腕を取った。
「心配せんでも、ウチはゆーな一筋やから!」
「亜子……」
ちょっぴり拗ねていた裕奈も、みるみる笑顔に変わっていく。そして、傍観者は一人頷くのであった。
「ああもう、このラブ臭びんびんバカップルめ! こーなったらアンタらの甘々っぷりを描きまくるしか!」
何やらハルナの中で完全に火が付いたようで、彼女のペンは恐るべき速さで疾り出した。
「―――お二人さん、どうせならちゅーの一発くらい見せてくんない?」
「もう、アホなコトゆわんといて」
調子に乗ってリクエストまでしでかすハルナに、亜子はやんわりツッコミを入れる。と、裕奈はこっそりと
ハルナの耳元で何やら囁いた。
「―――りょーかい」
ハルナはにこりと笑顔で答える。すると、
「何ゆうたんか知らんけど、ウチもええやろか……?」
亜子もまた、ハルナにごにょごにょと注文する。これにはハルナも大笑いしてしまった。
「あん、そない笑うコトちゃうやん!」
「や、ちょっとね。もうね、アンタらはずっとラブラブでいてね!! おねーさんとの約束よ!!」
二人は何それ? といった顔をする。と、その時昼休み終了のチャイムが鳴った。
「んじゃ、完成したら見せてね~」
「ほなな~」
裕奈も亜子もぱたぱたと自分の席に戻っていく。ハルナもまた、作業を中断して席についた。
592 : 『One More Sweet』 傍観者 2006/11/30(木) 02:57:22 ID:???
4/4
「……しっかしまあ、見事に息ぴったりだったね~」
先程の注文を反芻し、ハルナは穏やかな笑顔を浮かべるばかり。何故なら―――
「あたしはどうでもいいけど、亜子はとびっきり可愛く描いてね」
「ウチはともかく、ゆーなはめっちゃ気合い入れて描いてな~」
二人にそう言われてはハルナも笑うしかない。お陰でハルナのラブ臭センサーは完全に振り切れてしまった。
「ここで期待に答えてやんなきゃ、パル様の名がすたるってモンよねっ!!!」
そして、ハルナは午後の授業を完全に放棄したという―――
数日後。完成した作品を一読し、裕奈はただただ苦笑している。そして、亜子はというと……。
「こ、こんなんマトモに見られへん……!!」
今にもぶっ倒れんばかりに、真っ赤になっていた。
「まあ、パルだもんね……。こーなるのは目に見えてたとゆーか……」
「やー、ついつい筆が暴走しちゃって……」
「で、コレどーすんの?」
「漫研で売り捌いちゃマズいかな?」
「シャレにならんコトゆわんといてええええええっっっ!!!」
完全18禁仕様で完成した同人誌を前に、亜子の絶叫が響いた―――
(おしまい)
最終更新:2008年10月26日 02:44