366 : 直前のひと時 2006/12/22(金) 20:15:19 ID:???
クリスマスの直前、彼女らは何をしているのでしょうか?
「もうすぐクリスマスやなぁ」
「そうだね~」
「なんか飾りつけとかする?」
「いいんじゃないの~……ぐー」
「もうねとるわ、ふわ~ぁうちも眠くなってきたわ……ぐー」
「フフフ、この薬ができればハルナサンをめちゃめちゃに……」
「ちゃおり~ん?なに作ってるのかな~?飲ませてあげるね~」
「ややめるネ、ハルナサン。だめヨ!う!?うぐぐ~!ごくっ」
「さ~て、ベットの中で確かめてみようか~」
367 : 直前のひと時 2006/12/22(金) 20:15:53 ID:???
「ねえ真名、クリスマスに食べたいものある?」
「そうだな、アキラの作ったケーキが食べたいな(メインはアキラだがな)」
「分かった、作ってあげるね(薬かなんかいれとくか……)」
木乃香「せっちゃ~ん、クリスマスは一緒にローストチキン作ろ!」
刹那「え!?あ、あのお嬢様私は鳥はちょっと……」
木乃香「え~?ええやろ~!お願いせっちゃん!」
刹那「わ、分かりました。作りましょう…はぁ」
368 : 直前のひと時 2006/12/22(金) 20:16:48 ID:???
あやか「明日菜さん?クリスマスにいいバイトがあるんですけど」
明日菜「どんなの?」
あやか「クリスマス一日限りで1時から12時まで。昼食と夕食もついて5万円」
明日菜「ええ!?仕事内容は?」
あやか「私と一緒にいることですわ」
明日菜「あんた馬鹿ね……まあそのバイトやったげるわ」
朝倉「ねえねえ、さよちゃんクリスマスなんだけどさぁ」
さよ「何ですか?朝倉さん」
朝倉「きれいなクリスマスツリー見つけたんだ。見に行こう?
さよちゃんもケーキは食べれないけどツリーは見れるでしょ!」
さよ「は…はい!朝倉さん!」
369 : 直前のひと時 2006/12/22(金) 20:17:38 ID:???
美砂「暇だねえクリスマス……」
円「あんた、彼氏は?」
美砂「補修……」
円「あはは……どんまい」
桜子「ほにゃらばみんなでカラオケ行こ~!」
円「そうしようか?」
美砂「うん!そうしよっか!」
ザジ「クリスマスどうする?……ちう」
千雨「う~ん二人でどっか食いにでも行くか」
ザジ「私、ちうと二人っきりならなんでもいい」
千雨「照れるな」
ザジ「照れさせてる///」
千雨「馬鹿やろう///」
それぞれのひと時に、メリークリスマスを。
372 : バカアスナ 2006/12/22(金) 23:29:24 ID:???
バカアスナ 朝方5時の「富士そば」恵比寿 西口店店員編
超包子
五月 いらっしゃいませ
明日菜「えーと、うどん3人前」
五月 うどん?そばじゃない!?
明日菜「うん」
五月 明日菜さん、うどんを3人分も食べるのですか?
明日菜「まさか、そこまで大食らいじゃないよ」
五月 知ってますよ。後で二人来るんですよね
明日菜「来ないよ。あとさっちゃん、夜の営業で先生たちと顔利いてるみたいだし言っといて
学園前の段差を早く何とかしてって」
五月「???」
学園前
木乃香「なんなんこれ?」
刹那「出前用の入れ物ですね…」
木乃香「うわー。中身全部撒けとるやん、うどん3人分やな」
刹那「きっとこの段差で転んだんでしょう。しかし運んでいる人はどこに…?」
374 : マロン名無しさん 2006/12/23(土) 02:43:46 ID:???
ハルナ×千雨
思い立ったら即スケッチするのが私の信条。
何処に居てもその閃きを逃さない。今日は長谷川さんがターゲット。
今日はどう仕上げようかな?タチっぽい長谷川さんも良いけどたまにはネコも良いかも。
私の中での長谷川さんは眼鏡を掛けていない。ホントはあっても良いけど…。
眼鏡があるとタチの長谷川さんを描くのが難しくなる。そこは私もまだまだね。
逆にネコの長谷川さんを描くのもこれまた難しい……表情が無いってのも辛いのよ。
長谷川さんももっと喜怒哀楽を出してくれればこっちもスケッチが楽なんだけどね。
相手はザジさんって手もあるけど敢えて私に置換する。その場に私が居ればどう振る舞うか?
私の脳内で長谷川さんは何回笑った事だろう、しかし現実は……ザジさんの前でも笑う事は少ない。
朝倉に見せてもらった長谷川さんが笑ってる写真はとても眩しい物だった。
私が知ってる長谷川さんじゃないみたい…どうして笑ってる所を見せないのかな。
クールに振る舞いつつも胸の中で思う事は山ほどある。それを引き出せるかは私の腕次第。
長谷川さんを狙うライバルは多いけど私は諦めた訳じゃないよ。
「障害があればある程燃え上がる」とは言ったモンだわ。いやエライ。
夢中で手を進めていたせいか気付けばスケッチが出来上がっていた。
今日のスケッチも長谷川さんが笑っている絵だった…本当の笑顔を未だ拝めないまま私のアルバムに絵が刻まれる。
絵が増えると同時にもどかしさもまた増えるのだった。
あぁ、どうやれば自然と笑ってくれるのかなぁ…想像だけでは私の心は満たされない。
377 : マロン名無しさん 2006/12/23(土) 19:16:49 ID:???
ハッピーハッピークリスマス第三話
それは携帯の着信音からだった
ベッドで眠る美空、円、シャークティ。その寝室に円の携帯の着信音が鳴った
「はい・・・何だ美砂か。どうしたのこんな早くに?」
ほぼ同時に目覚めた美空たちは、円の電話のやり取りを見ていたが
「えっ、ちょっと何よそれ!。待ちなさいって・・・あ・・・」
円は携帯を切るとうなだれた
「どうしたの?」
美空の問に円は申し訳無さそうに
「ごめん、明日駄目になった」
明日とはクリスマスイブ、この日ミサの終了後にささやかなパーティーを開く予定だった
みんな予定を空けて大丈夫と思った矢先の思わぬ一言
「何か急用ですか?」
シャークティが心配げに話しかける
「実は美砂が彼と予定が無くなって、年末のライブハウス出演繰り上げちゃって」
残念そうな円だが、その年末のために亜子も居残っていたので断れない
そんな円にシャークティはキスをして
「いいんですよ、また機会があったらで。私たちも大事ですが友達も大事ですよ」
「でも・・・楽しみだったのに」
「練習していたのでしょう?。だったらそちらを優先なさい」
円は頷くと身支度を始める、程なくして円は身支度を終え出て行った
「円、残念そうだね」
「私たちに縛ってばかりでは彼女の為になりませんから」
そう言ったシャークティの横顔はどこと無く寂しげだった
続く
382 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 00:38:39 ID:???
特にラブホ付近はすごい
私は相坂さよです、しばらく影の薄い毎日を過ごしていましたが朝倉さんと一緒にいるようになってからは
朝倉さんの報道のお手伝いをしています、別名、報道部の幽霊部員。間違ってませんよね。
今日も朝倉さんと一緒に部活のインタビューです。
朝倉「―それじゃあ最後に座右の銘を教えてください」
真名「ふむ、入部したときに気合を入れる一言でいいのかな?」
さよ「それでもいいですよ」
龍宮さんは基本的に魔眼を使って会話しているので、私の姿が見える数少ない人です。
真名「…『虎穴入らずんば虎子を得ず』かな」
すごいです。何事も危険を恐れずに突き進む覚悟を常に持っているのですね。
流石は学園きってのスナイパー…
朝倉「なるほど~、アキラとの情事がたつみーの精力源なんだね(*´Д`*)ハァハァ」
真名「はっはっは、全く持ってその通りだ。アキラの柔らかいボディはたまらんぞ~(*´Д`*)ハァハァ」
朝倉「みんなエロいねー。アスちょにあこゆな、このせつ、はかなつ、楓クー、パルチャオ、双子に…と
いつか全員の現場をスッパ抜きたいね~(*´Д`*)ハァハァ」
真名「やれるものならやってみろ、だが色んな体位で楽しめるとヤりがいがあるぞ~(*´Д`*)ハァハァ」
朝倉「それに今日はクリスマスだからマンホールから湯気出しまくりだね~」
さよ「…」
バカなのですか…こんな会話を平然と聞いてしまう私はバカなのでしょうか…
383 : 猫が如く(赤い爺と任侠猫) 2006/12/24(日) 00:51:53 ID:???
釘「……はぁー。クリスマス、クリスマス。世はカップルが愛を謳歌し、あげく雪まで降りました、と」
桜子「ねーねー、つまんないよー。早くカラオケ行こうよー」
釘「はいはい。ほら。美沙行くよ?」
美沙「うっしゃーぃ! お、お、お前りゃににゃにがわかるぅー! ちっくしょー! たくやのアホー! まんこー!!」
釘「ばwwwwwwwあんた何……うっ!? 酒臭ッ!!」
桜子「くんくん……あ、これがお酒じゃない?」
釘「……バ、バカルディ!? 何考えてんのあんた!」
美沙「うっしゃーぃ! びーるにゃんか……小便(ピス)といっしょらー!」
釘「ピスって! あんたはどっかのトゥーハンドかッ!」
美沙「おっねっがいFxxK! FxxK! ここに」
釘「わぁぁぁ!? おち、落ち着きなさい! むっちゃ男の人に見られてるから!!」
桜子「ねーねー美沙ー、釘みーん」
美沙「にゃ?」 釘「何ッ!? あと釘みんゆーな!」
桜子「――十万億度を踏みやがれー♪」(木の棒を高々と掲げて)
美沙「――桜子ォォォォォ……あんた、あんたあたしの銀さんを汚したわッ!! 死ねィ!!」(ドロップキック)
円「なっ!?」
美沙「ゲフッ!?」(墜落) 円「馬鹿! 届く訳ないでしょうが!」
桜子「あはははは☆ 美沙パンツ丸みえー 釘「笑ってないで手伝いなさい!」 えー」
美沙「ヘイボーイズ! チラ見すんな! ホレ!」 釘「やめんか痴女!」
ぶちぶちと文句を言いながらも美沙の痴態を何とかしようとする桜子。
384 : 猫が如く(赤い爺と任侠猫) 2006/12/24(日) 00:52:32 ID:???
――と、レザーのジャケットがにゅっと伸びてきた。
三人が一瞬で固まる。視線の先には茶髪にカラーコンタクトを入れた美青年がいたからだ。
美沙「……ウホッ、いい男!!」 釘(……ゴクリ)
桜子「……あれー?」
美沙「なぁなぁ、兄ちゃん。ウチと一発どないや? ん?」 釘「……はっ!? こらこらこら! 何腰に手を伸ばしてんのよ美沙!」
青年は何も答えない。代わりに……少しだけ潤んだ目で桜子を見つめている。
そして桜子もまた、じっと青年を見つめていた。
美沙「……し、嫉妬……」 釘「い、いけない! 美沙のジュラシッコパークが開園しそうになってる!? ほ、ほーら美沙! うまい棒よ!」
桜子「……なんだろ? おにーさんの事、しってるかも」
青年はやはり何も言わない。ただ、少しだけ彼が微笑んで……そっと右手を差し出した。
なぜか、桜子は自然な感じでその手に自分の手を重ねる。
そして――二人は一度頷くと、雪の降る町へと駆け出していった――
桜子「あははははははは! なんでだろ? なんか走ってるだけでも楽しい!」
本当に楽しそうに笑う桜子を見て、自然と青年の顔からも笑顔がこぼれる。
桜子「あはははははは……はぁ。あー、喉渇いちゃったね? なんか飲も?」
あいも変わらず青年は無口だ。だが、何となくその表情で彼が何を言っているのか、桜子にはわかる気がした。
なぜだろう……そう。その顔が何か、いや、誰かに似ている気がしたのだ。
どこか、身近な誰かに――
二人はそれからずっと一緒にいた。
特に何をする、と言う訳でもない。ただ、一緒に居る。それだけで良かったのだ。
言葉も殆ど無い。けれどもどこか満たされた――そんな距離。
次回、青年視点に
391 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 08:00:14 ID:???
いつだって真名サンタ!
1/5
彼女たちは騒げればなんでもいいのだろうな、とつくづく思う。
今日はクリスマスイヴだ。寮の広間では夕方からパーティが行われている。
いちおう宗教上の祭日なのだが、うちのクラスの生徒たちにとっては祭りの口実でしかないのだろう。
クリスマスパーティなど巫女をやっている私には関係がないはずだが、今日は参加させてもらっていた。
何故ならば、仕事だからだ。
宴だからといって油断はしない。周囲の状況を把握しつつ、ターゲットは常にマークしている。
今回のターゲットは双子の鳴滝姉妹。いや、ターゲットという表現は正確ではないのだが、今は二人に注意し続けなければいけない。
プレゼント交換などのイベントも終わり、後は好き勝手に飲んで食べて騒ぐだけ。
自然さを装う必要があるため、手持ちのグラスに口をつけた。料理の天才、四葉がつくっただけあって旨いカクテルだ。
もちろん、ノンアルコール……のはずなのだが……
「ねーねー、あんたたちまだサンタクロースなんて信じてるんだってー?」
双子に接近して来た、というか絡んで来たのは柿崎だった。
「なんだよー、いるに決まってるだろー」
「そーですよー、毎年プレゼントもらってるですー」
「ふふっネタバレしちゃおうかな?それはねー……」
私は密かに銃を手に取る。柿崎、それ以上を言ったら明日一日眠っていてもらうことになるぞ。
「なにやってんの美砂……ってあんた、酔ってない?」
そこへ釘宮が来て、柿崎を双子から離す。よし、いいぞ釘宮。
「い~やいや、酔ってないっすよ~円さん」
「もー……どっちでもいいけど、子どもの夢壊しちゃだめじゃない」
子どもの夢、という言い方も滑稽だな。双子も同い年だろうに。
「ね~たつみ~、サンタさんっているんだよね?」
風香と目が合ってしまった。尋ねられてしまう。
「ああ、いるだろうな」
この答えも仕事のうちだ。そう、今回の私の仕事は「子どもの夢を守ること」なのだ。
392 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 08:00:48 ID:???
2/5
宴が終わり、全員部屋に戻った。
夜が更けた。同室の刹那はまだ帰っていない。今日は近衛のところに行っているのだろう。
「さて……」
仕事を始めることにしよう。
私は用意しておいた衣装を引っ張り出す。刹那にバレないように隠しておいたものだ。いくらなんでも恥ずかしいからな。
それを着て鏡の前に立つ。肌は黒いが服は見事に赤と白。柔らかいファー、帽子の先や服の前に並んでついたポンポンが特徴的だ。
そう、いわゆるサンタ服なのだ。今回はあえて男性用のものとした。サイズがなかったんだよ……
だが、嘆く必要はない。いっそのことと思い、ヒゲもつけて徹底してみた。
「これでトナカイがいたら完璧だな……」
誰にも見られてはならないのだからここまでする必要もないが、私は仕事に対して妥協する気はない。
今回の仕事、それは「サンタクロースとなって鳴滝姉妹にプレゼントを届けること」。
この馬鹿馬鹿しい仕事の依頼主は楓。ご苦労なことに、あいつは毎年イヴの夜にプレゼントを双子の枕元へ置いていたらしい。
今年は実家に帰らなければいけないということで、代わりとして私に依頼してきたのだった。
もちろん、報酬は弾んでもらった……と言いたいところだが、所詮は女子中学生。今回はサービス価格だ。
プレゼントの選択も任されていて、参考として楓は二人それぞれの好きな物を伝えようとしたが、無駄なことだ。
双子なんだからペアルックに決まってるじゃないか……!!!!!
冗談はさておき、今回選んだのはレッサーパンダの着ぐるみパジャマを二つ。この動物を選んだ理由は伏せておこう。
ちなみにプレゼント代は経費で落とす。サンタ服は自腹だ。
では、行くことにしよう。
見上げると鳴滝姉妹と楓の部屋の窓が見える。寮の他の窓と同じように明かりは消えて、寝静まっている。
サンタである以上、部屋のドアから入るなど論外だ。窓から入らせてもらうことにする。
「む?なんだアレは」
空中に影が浮いて見える。人のようだ。
なるほど……
私はためらわずに消音機能付きの銃でそれを撃ち落とした。
393 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 08:01:21 ID:???
3/5
仕事の邪魔になりそうなものはただちに排除する。それが鉄則だ。
撃ち落とした、といっても撃ったのはそれが乗っていたホウキ。
「ひゃあぁぁぁぁ~!!!!!」
そいつはバランスを崩して落下する過程で木に突っ込むという、お約束なことをやってくれた。
「いたたたた……もう、なんなんスか~」
「こんな時間に何をしている?」
地面に座って情けない声を出しているそいつに私は声をかけた。
それは愚問かもしれなかった。そいつもまた、サンタの格好をしていたのである。私と違ってツーピースの女性用を着ているが。
「あ、あなたは……もしかして……」
はっ、と気づく。そうだ、私のこの姿を見られるわけにはいかないのだ。
「む、わ、私はー……そう、謎のサンタクロースだ!!」
「はぁ?人の芸風とらないで下さいよ。それにヒゲまでつけて、なんてカッコしてるんスか、たつみ」
「うるさい、黙れ」
銃を向ければさすがにおとなしくなる。
彼女が落としたプレゼントを手渡してから、尋問を始めることにする。
「え~っと……あなたに「謎のサンタクロース」をとられちゃったから、私は「謎のサンタ2号」ってことでいいっスか?」
「……いいだろう。それで、目的はなんだ?」
「いや~教会の方でも簡単なパーティ開いたんだよね、それでこの格好でプレゼント配ったんだけどさ」
「なるほど、プレゼントが余ったから双子に届けてやろうとしたわけか?」
「おー!さすが分かってる!そう、朝起きたらサプライズってね!たつみ……謎のサンタさんもそんな感じ?」
「うむ。私も似たような理由だ。それで、プレゼントはなんなんだ?」
「あーそうそう!ちょうど残ったのがペアのコートでさ!だから双子にいいかな~って。ちょっと安直かな?」
「いや!それでこそ!」
と、言いそうになるのを辛うじて堪えた。
どうやら仕事の邪魔にはならず、目的が同じであるならば話は早い。しかも案外気が合うかもしれない。
私と2号は共に双子の部屋へ忍びこむことにした。窓の鍵を外から外すと、2号が小さく感嘆の声を出す。
「スゴイ、さすが百戦練磨!見習いサンタの出る幕じゃないね、こりゃ」
そういう問題か?
394 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 08:01:54 ID:???
4/5
部屋に入ると風香と史伽は同じベッドで向き合って眠っていた。
前情報によれば、たまにこうやって眠るらしい。どちらかが、または両方が楓と一緒に眠ることもあるらしい。
羨ましくなどないぞ……!!!!
「おー、仲いいねー。ふふっ、かわいい」
2号がベッドを覗き込んで笑っている。確かに、無垢そのものといった寝顔はまるで、「天使のようだな」。
「は?」
しまった、どうやら口に出してしまったらしい。
「うん。そうだねー」
嗤われるかと思ったが、同意されてしまった。
それもまた、恥ずかしいといったら恥ずかしいのだがな。
「ほら、見て。くつ下。ちっちゃーい」
ベッドから吊るされているくつ下は、赤ん坊のものかと一瞬思ってしまったほど小さく、愛らしいものだった。
何年ぐらい前だろう?私がこのサイズを履けたのは。
「こんな大きさじゃ何も入らないな……」
プレゼントを枕元に置き、2号と顔を見合わせて共犯者の笑顔。
『メリークリスマス』
二人で囁く。
朝起きたらどんな顔をするだろう。想像するだけで楽しくなってくる。
仕事をして幸せな気分になるのは久しぶり……いや、初めてかもしれない。
「楓には感謝しなければな」
私は用意しておいたもう一つのプレゼントを、楓の机の上に置いておいた。
よっぽどカエルグッズにしてやろうかと思ったが、妥当なところで首飾りにしておいた。もちろん、これは経費ではない。
「では、去るとするか」
「うぃっス」
年内の仕事はこれで終了。
最後の最後でいい仕事だったな。
395 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 08:02:27 ID:???
5/5
部屋に戻ると、刹那が眠っていた。
ヒゲを外し、サンタ服を脱ぎ、寝巻きに着替えて、ふと自分のベッドを見ると、紙袋が置いてある。
中を開けると、小さな箱とカードが出てきた。
カードには見覚えのある字でこう書かれていた。
「メリークリスマスでござるよ真名 お仕事ご苦労さまでござる
三太より ニンニン♪」
なるほど……
おそらく、これを置いたのは楓に頼まれた刹那だろう。
つまり、今回の仕事を依頼したのは、私のいない時間をつくり、私を驚かしたかったからでもあったのだ。
薬でも飲ませない限り、私の枕元に立つなど簡単なことではないからな。
箱の中に入っていたのは砂時計。回すと、サラサラと砂が落ちる。
それだけなのだが、悪くない。なんといっても、待つのは私の得意分野だ。
たしかに驚かされたよ、楓。
それにしても正直、「三太」が本気なのか冗談なのか分からないのだがな。
おまけ
それからしばらく双子の姿が眩しくてしかたなかった。
なにせ、日中は謎のサンタ2号のプレゼントしたペアのコートを羽織り、夜に見かければレッサーパンダだ。
くるくるとはしゃぎ回る二人を春日と共に見ていた。
「あー、やっぱり安直だったかなー」
「いや、春日。お前は間違っていない。だがもっと、甘めというか、ロリ趣味を押し出したほうが良かっ」
……言い過ぎた。
「たつみーって、案外オモシロイ人かも……とゆーか怪しい趣味が……?」
「そ、そんなことはない!断じてないぞ!」
ああ、鼻血出そうだ。
402 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 18:18:18 ID:???
ハッピーハッピークリスマス最終話 1/3
クリスマスイブの朝、教会の厨房では慌しく料理をする美空たちがいた
もちろん、夜のパーティーの準備だ
シャークティはローストチキンを作り、美空とココネはケーキの飾りつけ
「ねぇ、ミソラ」
「ん、どしたのココネ」
「マドカ、来ないの?」
その言葉に美空とシャークティは寂しそうになる、仕方ないとは言えやはり気になる
「ココネ、円にも事情があるのです」
「でも・・・、みんないっしょでパーティしたかった」
ココネは残念そうにケーキの飾りつけに戻る
美空もシャークティも残念だ、それは円も同じなのだ
程なく全て完成し、その日の最大の仕事クリスマスミサの準備の仕上げに入った
麻帆良市街のライブハウスではでこぴんロケットが練習していた
円も無論その中に居た、いささか乗らない様子の円に美砂が声を掛ける
「ノリ悪いわね、繰り上げたの不満?」
「違うわよ・・・」
「まあまあ、ケンカせんと。せっかくのライブやさかいな」
亜子が間に入って何とか練習再開、だが円の心は集中できなかった
403 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 18:19:33 ID:???
2/3
夕方になり、教会には人が集まりだした
美空は先日包んだお菓子を子供達に配り、ココネは聖歌隊の準備
シャークティも諸々の仕上げをしていた
無理をして笑顔な美空、ため息のシャークティ
同じ頃円もライブハウスで複雑な思い
だが各々の想いと裏腹に、クリスマスイブは過ぎていった
教会のミサは聖歌隊の素晴らしい合唱と共に幕を開け、聖なる日の前夜祭を祝う雰囲気を盛り上げた
そして厳かに祈りの時が過ぎる
一方ライブハウスでは盛大なライブ
若い熱気が溢れる
そして
404 : マロン名無しさん 2006/12/24(日) 18:20:37 ID:???
3/3
「お疲れ様でした、さあ」
「うん・・・」
シャークティ達は仕事を終え、パーティーの席についていたが
「マドカ・・・待とう・・・」
ココネが席を立った、他の二人も頷いて教会の入り口に向かった
円はライブの後美砂たちに連れられカラオケに来ていた
うまく行けば間に合うかもしれないと言う思惑は外れていた、でも諦め切れなかった
数時間後、ふと美砂が気付く
「あれ、円は?」
「そう言えば、ちょっと前から見いひんなあ」
「そーだねー」
もう日付が変わるというのに円が居ない
美砂は心当たりがあったが、仕方ないと苦笑した
円は教会に向かっていた、もう間に合わないかもしれない
(でも、もしかして・・・)
教会が見える、そしてその入り口を見て言葉を失う
美空、ココネ、シャークティ
三人が待っている、円を見ると駆け寄ってくる。そして
みんな抱きしめあった、少し涙ぐみながら
「待ってて・・・くれたんだ」
「ココネがどうしてもっていうからさ、でもホントは・・・」
その時、空から雪が降ってきた
「こんな私たちにも神が贈り物をくれたみたいですね」
「みんな・・・行こう・・・」
そして、降る雪を窓の外に眺めながら楽しいパーティーが始まった
終わり
最終更新:2008年10月26日 23:07