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350 :  まほ落語寄席 主任  2007/12/30(日) 19:48:52 ID:???
ハルナ「えぇ、沢山のお運びでありがとうございます。
規制ラッシュで予定がずれ込みましてね、本当は二十四日にお開きだったんですけど、
今日まで予定が延びまして、先ほどコ○ケからとんぼ返りする
スケジュールになってしまいましてねw最後の一席にお付き合い願います。
えぇ、麻帆良と言う街に、左官の千雨と言うのが居まして、
飲む打つ買うの道楽物。この日も遅くに帰ってまいりますと」

351 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:50:45 ID:???
千雨「ったくよぉ、着物まで取らなくても良いじゃねぇか。
帰ったぞ。・・・おい?円?おい?明かりもつけねぇでどうしたんだよ?居ないのか?」
釘宮「居るよ。ここに・・」
千雨「おいおい、居るんだったら明かりをつけねぇと葬式みたいじゃねぇか。」
釘宮「葬式どころじゃないよ。・・・美砂がね、美砂が、今朝から出たきり帰らないんだよ!」
千雨「へぇ。どこか行ったんだ。」
釘宮「帰りが遅いな、どこへ行ったんだろうって思ってるうちに日が暮れて、
方々探しに行ったけど、未だに帰ってこないんだよ・・。」
千雨「なーに、気にすることはねぇよ。年頃の娘だ。男の一人くらい居るだろう。
今頃そいつん家で、あんな事やこんな事・・・してたらどうするんだよ!オイ!
そーゆー悪い男がつかねぇようにするのがお前だろ!気をつけねぇと」
釘宮「自分で勝手に盛り上がって怒るんじゃないよ。大体、美砂がそんな娘じゃない事は
お前さんが良く分かってるじゃないか。・・・こんな貧乏所帯で苦労かけて、バカな父親は
道楽ばかりで借金だらけ・・・。こんな家じゃ先が無いからって出て行ったんだろうね・・・。
そりゃそうさ。この家でボロを着てるより、どこかに奉公してやり直したほうが良いさ。
私はね、器量良しの孝行娘が居たからこそ貧乏所帯でやってけたのさ。美砂が居ないなら出て行くよ。」
千雨「美砂が居なけりゃあコッチも出てくよ。あのさ、私が悪かったから連れて来てくれよ。な?
父ちゃんが悪ぅござんした。もう博打を打たねぇから、帰ってきてくれって。な?
お前らの着物を質に入れたのは謝る。必ず丁半でも、富籤でも何でもして金は作るからって。な?」


352 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:51:39 ID:???
釘宮「嫌だねぇこの人。博打しないって言ってるのに、丁半や富籤なんて・・呆れてものが言えない。」
千雨「も、もちろん仕事にも精を出すって!先のはつい口から出ちまったんだハハハ。
それよりさ、美砂を探しに行こうじゃないか?」
釘宮「探しに行くけどさ、何だいその格好は?美砂の半纏なんか着て?」
千雨「いや、あのさ、向こうで身包み取られちまって、こいつを質に入れてもう一番行こうと思ったら、
そいつ取られたら裸で帰らないといけないから、そいつ着て帰れといわれてさ。」
釘宮「あぁ、もう嫌だ。私は出て行くからね!」

ハルナ「と、してますと。表の戸を叩く者が居まして」

千雨「お、おい。誰か来たぞ。」
釘宮「分かってますよ。・・・はい。どちら様?」
明日菜「えぇ、御免くださいまし。誠にご無沙汰な者で。村上屋の使いで、明日菜でございます。」
千雨「あぁ!すまないねどうも。懐が秋の暮れでさ、ご無沙汰してよぉ。
でもよ、こんな時に来られちゃ困るよどうも。」
明日菜「私もね、いつ入ろうか、次にしようかと悩んだんですけどね、
ウチのおかみさんが千雨さんをすぐに連れてきてと頼まれてまして。」
千雨「いやね、さっきも行った通りに懐が秋の暮れだから。
しかも、今は取り込み中なんだよ。・・何がって、一人娘が帰らねぇんだよ。」
明日菜「お宅の娘さんは、ウチに来てますよ。で、その事について話が」
千雨「えぇ?!美砂がお前のところに?」
釘宮「あぁ良かった。どこへ行ったか心配した。
お前さん、早く迎えに行ってよ。」
千雨「そうだな。・・・でも、着物が無ぇ・・・お前の貸しな。・・・え?私の服は?
じゃあ、この半纏着てな。何、家に居るから平気だろ!」

ハルナ「無理やり女房の着物を借りて出かけ、村上屋って女郎屋に上がります。
馴染みでも、いつもと違って呼び出されてるので硬くしてますと、おかみと美砂が出てきたんで。」


353 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:54:05 ID:???
千雨「えへへ。どうもご無沙汰で、あの、その、えぇ、先ほど明日菜が・・さんがかくかく云々。
おい、美砂!年頃の娘が女郎街に来ちゃあいけねぇぞ!しかもこんな遅くに!馬鹿野郎!」
夏美「あのね、この娘はね、お前さんを心配してきたんだよ。最初は向かいに立ってて、
昼ごろには店の前に、日が暮れてもずぅっと居たから、こんな遅くに何かあればいけないと思って
店に上げて事情を聞いたら、オイオイ泣いて話せなかったんだよ。
それから落ち着いた時分に話を聞けば何だい?親の道楽が止みませんで、飲む打つ買うで
家計は火の車。きっとこちらに来ているだろうと待ってましたが姿も見えず
不安で不安でなりませんなんて聞き捨てなら無いよ。
仕舞いには、ウチに身を売れば親も義理立ててくれて、道楽を止めてくれるだろう。
どうか私を買ってくださいと両の手をつかれたら驚くよ。」
千雨「え?あ?あぁ!ばっ、馬鹿野郎!何恥ずかしい事・・・って身を売るってお前!」
夏美「止めなさい、止めなさい。・・・この世界にはね、訳があって来るのが多いけど、
親の為に身を売るのは居ないんだよ。こんな孝行者に苦労をかけて、この娘が不憫だよ。」
千雨「すまねぇ・・・そんな事になってるなんて思いもしなかった!・・美砂も年頃だから・・
私たちに愛想つかせて・・・出て行ったと・・・・悪かった!手をついて謝る!
今は先行きたたねぇ・・一人娘を女郎にするしかねぇけど、
三年・・いや、二・・・来年、来年きっと・・いや、必ず身請けできる都合をつけるから・・。
この店が良くしてくれるって言うから、ここで奉公してくれ・・。すまねぇ・・すまねぇ!
どうしようもねぇ親父だけど、明日から・・今日、いや、今から博打なんてやらねぇ!
一生懸命働いて、お前を迎えに来るから!それまで・・奉公してくれ・・頼む。」
美砂「お父ちゃん。私は覚悟しての事だから・・・。
それより、身の代もって博打に行っちゃあやだよ。お母ちゃんも、カンシャク持ちだから、
喧嘩になるとご近所さんが止めてくれるけど、医者代はあっても通って貰えるほどじゃないからね。
私が居れば、おかあちゃんを介抱できるけど・・・。お願いだから・・喧嘩だけは・・・」


354 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:55:08 ID:???
千雨「あぁ、しねぇよ・・絶対お母ちゃんとは喧嘩しねぇからな!」
夏美「まったく、感心な娘だねぇ。・・・千雨さん、いくらあれば先行き立つんだい?」
千雨「へぇ。掛けが十、質に入れた着物と商売道具が三十、借金が十と元がいるので、百両ほど・・・。」
夏美「そうかい。じゃあ百両貸すけどね、孝行娘に免じて貸すんだよ。
他所で使い込んだら駄目だよ。この百両、お前が命がけで持っていくんだよ。
この娘を店へは出したくないから、さっき一年で迎えに来ると娘と約束したから
一年は私の身の回りの世話をしてもらうけど、それまでに迎えに来なかったら気の毒だけど、
店に出すからね。一生懸命に働くんだよ。」
千雨「へぇ、助かります・・・ありがとうごぜぇます・・一生懸命かせぎますんで、娘をお願いします。」
夏美「それじゃあ、百両渡すよ。早く家に帰って心を入れ替え働くんだよ。」
美砂「お母ちゃんによく言っておくれよ。」
千雨「すまねぇ・・・すまねぇ!」

ハルナ「その帰りに、図書館島から麻帆良へ戻る橋を渡っておりますと、雪模様にザブザブと波の音。
寒くなりそうだと家路を急ぎます途中に、今にも身を投げそうな者が居ますんで」

千雨「おっ!おい!何してんだよ!」
亜子「わっ!わぁ!・・・死んだらどうするんや!」
千雨「馬鹿っ!お前、身投げしようとしてただろ!」
亜子「身投げや無い!川に飛び込んで死のう思ったんや!」
千雨「それを身投げって言うんだよ!・・ったく。人が帰ろうって時に身投げを見せんな。」
亜子「へぇ、ウチも身を投げる気はないんやけど、どうにもこうにも行かんもんで。
どうぞウチにお構いなく・・・。」
千雨「お構いなくってよぉ~・・目の前で身投げする奴が居るのに、そうですかって訳に行かねぇだろ。
どうしたんだよ。訳を話してみろ。」
亜子「ご親切ありがとうございます。・・・ウチは図書館島の鼈甲問屋の者ですが、
お得意先に百両のお払いを受けた帰り・・・途中で色黒で背の高い奴にぶつかられ・・ハッと
懐を見ると・・お金があらんで・・・金を盗まれて・・旦那様に申し訳が立たんと思い・・・」
千雨「身を投げようとした訳か。しょうがねぇなぁ。誰か相談できる奴は居ないのか?」


355 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:57:02 ID:???
亜子「へぇ・・・上方から奉公に出てるんで、ここら辺には頼りになる人は居らんし。
ここでお金を無くしたと申せばどうなることやら・・・。」
千雨「まいったなぁ・・。どうしても身を・・投げる?・・んだよぉ、上方の人間って適当なのかと思ったら、
江戸っ子並みに頑固じゃねぇか。・・いや、頑固さなら江戸っ子のほうが上だがな。
しかたねぇ・・・金は稼げば取り戻せるが、人の命は取り戻せねぇ。死なねぇようにしてくれよ」
亜子「へぇ。死にまへんから、お構い無しに。」
千雨「そうか。分かれば良いんだ。それじゃあな。」

ハルナ「スタスタと歩いていきますが、気にかかるんで振り返りますと、
先ほどのが身を投げようとしてますんで」

千雨「こ、こらっ!馬鹿!止めろ!・・・ったくよぉ!
二度と飛び込むなんて事をするなよ!」
亜子「へぇ、ご親切ありがとうございます。」
千雨「じゃあな。」

ハルナ「また、振り返りますと、飛び込もうとしてますんで」

千雨「こらっ!だから止めろって言ってるだろうがよ!
っあ~!冗談じゃねぇや。・・・どうしても必要なのか?」
亜子「ウチだっでじに゛どぉな゛い゛げど、にっちもさっちもいかんから・・・お構いなく」
千雨「お構いなくったってほっとけるか!・・しょうがねぇな!この金やるよ!
良いか?ここに百両ある。これはな、私みたいなろくでなしな親を持った孝行娘が貧乏所帯の為に
村上屋行って、親父がどうにもならず、借金まみれでどうにもなりません。私を買ってくださいと
女郎屋に身を売ったんだ。私んとこの娘は別に死ぬわけじゃねぇけど、お前がここから飛び込んだら
死んじまうからこれをやるんだ。私は仕事をして何年かかるか分からねぇけど、百両こさえて
娘を迎えに行く。その代わりに、お前は村上屋に居る美砂って娘が親父が迎えに行くまで
達者で暮らせますようにって、信心する世界樹様でも何でも一生懸命祈ってくれよ。あばよっ!」
亜子「痛っ!・・・ったく。乱暴なやっちゃなぁ。石ころぶつけよってからに。畜生めぇ」


356 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:58:10 ID:???
ハルナ「と、物を拾って開けて見ますと確かに百両入ってるんで、急いで後を追いかけ」

亜子「おーい!待って~!おーい!・・・ハァハァ・・足の速い人や・・・。
ありがとうございます。このご恩は忘れへん・・・さっきの悪口雑言は許してぇな~」

ハルナ「生き返った心持で、急いで帰ります」

亜子「戻りました。」
裕奈「遅いよぉ。何時だと思ってるのさ?・・・ここに座りなさい。
えぇ、雪広さんのとこで良くしてもらうのは構わないが、こんなに遅くなると困りますよ。」
亜子「へぇ。以後気をつけます。では、お払いを受けました百両を・・・」
裕奈「え?何だそれは?」
亜子「ですから、雪広様のお払いの百両を」
裕奈「どうも駄目だね。まぁ、その抜けている所がまた良いだにゃーでは済まされないよ。
雪広さんが、お宅の使いが百両置き忘れていたからと先ほど金子を届けてくれたから百両ここにある。
亜子、その百両はどこから持ってきたの?」
亜子「えっ・・・それは大変なことになってしもうた!」
裕奈「大変なことに?何だい?大変ってのは?」
亜子「盗られたんやなかったんかいな・・・」
裕奈「話が判らないな。端から終いまで話してみろ。」
亜子「へぇ・・実は、雪広様からのお払いを確かに懐に入れたと思いまして、その途中にある橋で
怪しい奴がウチにぶつかりながら懐に手を入れたんで、盗られたに違いないと思い・・
旦那様に申し訳ないと、川に身を投げようとした時に、通りかかりの人に助けられたんや。
何で死ぬんだと尋ねましたんで、実はかくかく云々と申すと、じゃあこの金をやる!この金は
一人娘が私の為に身を売って作った金だ、これをやるから死ぬんじゃねぇ!と立ち去ったんで。
もちろん、頂くわけに参りませんので後を追ったんやけど、追いつかんかったんでこうなりました。」
裕奈「何だね、どうも・・・。呆れちゃうよ。その人が通らなかったら、勘違いで死んでしまうとこだった。
うん、お前を助けた人は命の恩人。立派な人だ。で、その人はどこのどなただ?」


357 :  まほ落語寄席  2007/12/30(日) 19:59:14 ID:???
亜子「えぇ・・どこの誰かは分かりまへん。」
裕奈「呆れたねぇ~。それじゃあお礼のし様も無いじゃないか。」
亜子「へぇ。ぶつける様に渡されて、ハヤテのごとく!どこかへ行きました。」
裕奈「そんなに足が速いのか?しかしね、そう言われると、百両じゃなくて、
一億五千六百八十万四千円渡された気分だ。・・むむむ・・・そうだ、娘を売った金だと言ったな?」
亜子「へぇ。」
裕奈「その娘と売った店の名は分からないか?」
亜子「えっと・・う~ん・・・確か、美砂と言う名前で、村上屋と言う店に。
この金やる代わりに、世界樹様に願掛けするなり不動様をこしらえるなり」
裕奈「気が早いって・・・。うん、村上屋と言うのは女郎屋だ。そこで美砂という娘が身を売ったかと
聞けば早いが、私は一度も女郎街に行った事がないからどこにあるやら・・・おい、番頭さん。」
夕映「はい。」
裕奈「番頭さん、村上屋という女郎屋をと聞いても、お前のような堅物は知らんだろうな。」
夕映「村上屋と言えば、麻帆良のはずれにある女郎屋でその手では一番の・・・あ。」
裕奈「あぁあぁ、良い良い。硬すぎるのも良くないぞ。」

ハルナ「翌朝になりますと、主人は番頭に言付けをしましてから、亜子を供に世界樹様へ参詣し、
図書館島へと渡る橋を眺めまして」

裕奈「昨夜はそこから勘違いで身投げする所だったのか。」
亜子「あそこから飛ぼうとしたと思うとゾッとするわぁ。」
裕奈「えぇと、確かこのあたりだったと・・・亜子、そこの酒屋さんで、このあたりに大工の
千雨さんと言う人がいるか聞いてきなさい。」
亜子「へぇ・・・御免ください。このあたりに大工の千雨さんという方は居ますか?」
朝倉「大工の千雨?あぁ、ちうさんね。あそこに八百屋千鶴があるでしょ、
その裏に入って掃き溜めの手前、一番奥の家ですよ。」
裕奈「ありがとうございます。それから、酒樽を一つ頂きたい。樽はこちらで持っていきますんで。
亜子、御代を差し上げなさい。」


358 :  まほ落語寄席 2007/12/30(日) 20:01:31 ID:???
ハルナ「御代を払いまして、八百屋の路地へ入り、千雨の家の前に来ますと昨夜からの騒ぎで」

釘宮「どうすんだい!どこにお金をやったのさ!!」
千雨「どこえって言われても・・知らねぇ奴だよ!」
釘宮「そんなこと言って、本当は博打の元手にしようと誰かに預けたんだろ!」
千雨「預けてねぇよ!やっちまったんだよ!・・・ったく、夜通し同じこと聞きやがる。
言いか、もう一度しか言わねぇからな!橋から身投げしようとした奴にやったんだ!
人助けだよ!命に代えられねぇから金やったんだ!」
釘宮「フンッ!アンタが人を助けるような人かい?アンタは煽るか投げ落とすかのような人だろ!」
千雨「この野郎!夫を何だと思ってるんだ!」
釘宮「何が夫だい!夫の後に、どっこいって付けてみな!」
千雨「おっとどっこい・・・。・・てめぇ!」
裕奈「・・・参ったね・・入り辛いよ・・・あの、御免くださいな。」
千雨「あっ、おっ、ちょ、ちょっと待った!今、客がなんか言ったから静かにして!
客が来たぞ、おい、そんな形で居たら見っとも無いから押入れに入ってな。
      • えぇ、どうぞ、お上がりなすって。」
裕奈「御免ください。千雨さんとおっしゃる棟梁さんは?」
千雨「千雨は私だけど、棟梁でも何でも・・・アンタは?」
裕奈「私はここからちょいと離れたとこにあります、明石屋の裕奈と申す詰まらん鼈甲屋でして、
本日伺ったのは、この者に見覚えが・・ほら、亜子、こちらのお方のお顔を見なさい。」
亜子「へぇ、へい。・・・あっ!このお方や!昨晩はありがとう存じます!
旦那様、このお方がウチの命の恩人です!」
千雨「あっ!お前は!まぁ良かった。うん。これで博打の元手に他所に預けたんじゃないと証拠ができた。
ところで、今日は何のようで?」


359 :  まほ落語寄席 2007/12/30(日) 20:02:12 ID:???
裕奈「昨晩は、この者が詰まらんことで貴方にご迷惑をおかけしまして、どうも申し訳ありませんでした。
えぇ、この者が泥棒に取られたのではなく、ご贔屓のお屋敷へ忘れただけでございました。
この者が帰り着く前に、金子はこちらに届けられてたので、この百両どうしたのかと聞いてみますと
金を取られた事を死んで詫びようとする所へ貴方様がお助けになったと聞きまして、御礼に参りました。
私どもも大火事でもありますと、数百ほど出しますが、一軒に一分そこらしか渡らぬところ、
百両もの大金を知らん者に渡すお志に感服しきりでございます。
      • では、金子がでたのでこれはそっくりお返し致します。」
千雨「へえ~、金子が出た。勘違い?それは良かったな。
だが一度、懐から飛び出した銭だ、これは返すぜ。」
裕奈「いえいえ困ります。どうぞお受け取り下さい。」
千雨「冗談言っちゃあいけねぇぜ。江戸っ子は宵越し銭は持たねぇぜ!」
釘宮「何が江戸っ子だい!あんたは生まれも育ちも麻帆良っ子だろ!」
裕奈「わわわ!・・・奥様で・・。」
千雨「馬鹿っ!出てくんなって・・・分かった分かった貰う!貰うよぉ!・・頂きます。」
裕奈「いやぁこれで一安心。あのぉ、ついでと言っては何ですが、この亜子と申すものは、
身寄りがなくて私の所へ上方から奉公に参った者で、大変素直な人間で店を持たせたいんですが
後見人が見つからなかったんです。そこで、良かったらこの者の親代わりになって下さい。」
千雨「え?こいつを?私に?いやぁ、良いの?こんな貧乏で道楽もんの親父で?苦労するよ?」
亜子「え?・・・あっ、あのっ、ふふふ不束もんですがおねおね、お願いしますっ」
裕奈「本人もこう申してます。どうぞ一つ。」
千雨「子供じゃなくて嫁を貰うみてぇだなw」
裕奈「今度は私から一つ。見ず知らずの者に百両渡すなんて商人にはできません。
そのようなお方とは是非に親戚付き合いをさせて頂きく思います。どうかこのご縁と言うことで。」
千雨「えっ?良いの?親戚なんていったら、私はのべつ金借りに行くよ?良いの?・・良い。」
裕奈「では、親子親戚固めの杯を・・・亜子、先ほどのお酒を。
本日はお宅でございますが、固めの杯と宴を開かせて頂きたく」


360 :  まほ落語寄席 2007/12/30(日) 20:04:10 ID:???
千雨「宴?宴会?お足が無いんだよ、勘弁してくんねぇ」
裕奈「いえいえ、こちらが無理を頼んだこと、全てこちらが持ちますんで一つ」
千雨「そっちもち?ただ酒?それを早く言ってくれよ。って宴会にしては肴がねぇな。
おい、円。何か肴になりそうなのはねぇか?」
裕奈「いえいえ、肴はもうそろそろ届いた頃でしょうから。」

ハルナ「と言いながら戸をあけますと、四つ手駕籠の駕籠屋が参りまして、あおりを上げますと
中から出てきたのは美砂でございます。昨日とは変わり、立派な出で立ちでございまして。」

美砂「お父ちゃん・・帰ってきたよ。」
千雨「みっ、美砂・・・どうして・・・」
美砂「ここにいらっしゃる鼈甲屋の旦那様に請け出されて帰って来れたんだよ」
釘宮「美砂っ!?帰って来たのかい」

ハルナ「親子抱き合いまして家に入りますと、親子親戚の固めの杯を交わします。
これが縁で亜子と美砂は夫婦となりまして、主人から暖簾を分けを受けまして、
麻帆良へ元結の店を開いたと言う、亜子元結【文七元結】と申します
おめでたい一席で失礼をさせていただきます。」


363 : マロン名無しさん 2007/12/31(月) 15:23:31 ID:???
千雨「なあザジ」
ザジ「なにちう?」
千雨「最近私たちのネタが投下されてない気がするんだが」
ザジ「そういえばそうだね」
千雨「今年もあと少しだってのにちょっと寂しいと思わないか?」
ザジ「ちうと一緒に居られれば投下なんてどうでもいいよ」
千雨「ザジ……///」

てなわけで……

ざじちう「「2008年もザジちうスレをよろしく!」」


364 : 新年の姫始め 2008/01/01(火) 00:01:34 ID:???
5...4...3...2...1...
千鶴「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いね♪(ペコリ」
小太郎「明けましておめでとな ちづ姉。今年もよろしゅうな♪(ペコリ」
_ ,.、,、
, '  ,ノハヽ   
/ ノノノ ハリ   J 
ノ )リ ゚ ヮ゚ソ| <  演劇部の人たちと初詣だって
|\ ̄旦 ̄―{}@{}@{}- ̄ 旦.\
./..\\    ―{}@{}@{}-     \
/   \|======================|
\    ノ         |`ゞ'⌒`く!   \
\  /.        从ノリl从ノリヾ   \
.ノ _______ ,ハノ_リ_゚ -゚リ、____ &lt;  あれ?夏美姉ちゃんは?

千鶴「ねえ小太郎くん……“姫始め”って知ってる?」
小太郎「何やそれ?」
千鶴「新年に初めてを行なう日の事なの。洗濯とか縫い物とか…」
小太郎「へえー」
千鶴「それと……男の人と…女の人が―――する事とかも…////」
小太郎「へえー………って!!?」
千鶴「ねえ、小太郎くん……/////」(ドキドキ
小太郎「ち…ちづ姉……/////」(ドキドキ

Chu♪

キスより先はもう少し大人になってからね♪(抱きっ)…あ、ああ////
どうか今年も一緒に過ごせますように……  by千鶴


366 : 真名 仔犬詣で 2008/01/01(火) 08:41:42 ID:???
真名 仔犬詣で


一月一日、それは初詣の日。そして我が龍宮神社には他の神社と異なる初詣がある
それが仔犬詣でだ
去年も一昨年もやっている

仔犬好きの私の提案で数年前から始めたものだ。だから単にわがままだという声もある
だがそれがいい
仔犬詣でが出来る基準はただ一つ、昨年度生まれた仔犬なら品種は問わない
出生証明書が無くても可愛ければそれでいい。私のわがままだからだ
ちなみに仔犬好きなら人のほうも巫女さんとして参加できる
今回はアキラとザジが参加する事になっている

さて、私たちは身を清めて絣袴を着て千早を羽織る。そして午前9時、いよいよ仔犬詣での始まりだ
仔犬詣で自体は口コミのものなので参加者自体はそんなに多くはない
しかし、現在はネットというものがあるのでだんだんと参加者は増えてきているのも事実だ
さて、今年はどんな仔犬ちゃんが来るのかな・・・

真名 「なっ・・・!!」

それはポメラニアンの大群だった。大きなワゴン車が鳥居の側に横付けされたかと思うと、車のドアが開かれる
そして中から出てきたのは十匹以上のポメラニアンの子供達
ああ、この光景は何処かで見たことがある。確かニ●ニコ動画で”ポメラニアンが”と検索したら・・・
ポメラニアンたちは好奇心旺盛なのか、ちょこちょこ動きながら尻尾をふりふりであたりを動き回っている
アキラ 「あのポメ達の中で死ねたらいいね。ていうかあの中に行ったらたぶん死ぬ。もふもふって」
ザジ (こくん)
真名 「私はもう駄目かもしれない。ホント、あの中で死ねたらいいな・・・もふもふって」

実はわたしの羽織っている千早にだけビーフジャーキーエキスが染みこませてあるのは私だけの秘密だ



367 : ザジと不思議な帽子 2008/01/01(火) 11:53:57 ID:???
どうもザジの奇術事件の作者です。初めての人は初めまして。あけましておめでとうございます。
※タイトル変えました。
とりあえず投下

ザジ「ちう!ちう!」
千雨「どうしたザジ」
ザジ「初夢がとにかくめでたかったの\(≧∀≦)/」
千雨「へぇ、どんなんだったんだ?」
ザジ「ちょっと待っててね(`・ω・´)/【帽子】サッ」シルクハットを取り出すと千雨が消えた。
千雨「へ?うわぁ!?」
シルクハットの中は背景が富士山で鷹が飛んでる絵でナスビ持って歌ってる自分が居た。歌い終わった後暑くなって扇で仰ぎながら一服してるとザジに抱きつかれた。がそのザジが桜子でまわりには
「ザトウ!ザトウ!ザトウ!(正拳づき)」
↑こんな感じの覇王様がたくさん居た。
そしてよくみるとザジが混ざっていた。

千雨「はっ!?夢か……」
ザジ「こんな感じになってる千雨を見てた夢だよ\(≧∀≦)/」
千雨「これはむしろ悪夢じゃ……」
ザジ「1富士2鷹3ナスビ4扇5タバコ6ザトウだったからめでたいから良いよ」
千雨「最後のザトウが適当じゃねえか!」
ザジ「作者の都ご(ryとにかく夢にちうが出るだけで十分だよ!」
千雨「ザジ///」
キスをする二人
とりあえず今年もラブラブだった。


369 : 三国志な、ま! 2008/01/01(火) 20:01:36 ID:???
三分後投下~

ちょっと人物紹介


曹操(明日菜)孟徳[そうそう もうとく]
立直、一発、清一色。24000点ね

呂布(千鶴)奉先[りょふ ほうせん]
国士無双13面待ち、よ。もう逃げられない

陳宮(夏美)公台[ちんきゅう こうだい]
平和。のみか

張遼(夕映)文遠[ちょうりょう ぶんえん]
立直、自摸、七対子、ドラ2、裏2です

劉備(桜子)玄徳[りゅうび げんとく]
海底、ドラ12。ゴメンね、それ最後の一枚だからもう無いって思ったんだけどね

関羽(円)雲長[かんう うんちょう]
一気通貫、平和、ドラ2。8000よ

張飛(美砂)翼德 [ちょうひ よくとく]
タンヤオ、白、中・・・8000点?

袁術(史伽)公路
ふえ?どうして私が裸単騎の時に三人リーチがかかるですか!?私まだ役がないのに・・・


370 : 三国志な、ま! 2008/01/01(火) 20:04:42 ID:???
三国志な、ま!


1/3
帝という切り札を手に入れた曹操は、自由に勅命という帝の命令を使えるようになりました
これによって各地の英雄達を動かすことが出来るようになったのです
各地の英雄達は何となく嫌な感じです

さて、天下を狙う曹操にとって敵は多くいました。ですからなるだけ早く排除しようと考えます
そこでまず狙ったのは・・・劉備と呂布でした
摩訶不思議な人望で民衆の心を掴み、勝手に大きな勢力となってゆく劉備
人外とも思える武力で敵を蹴散らしてしまう呂布
曹操は今、くっついているその二人を引き離し、お互いに喧嘩させるようにし向けたのでした

まず劉備には勅命として、最近寿春という地方で曹操に対して敵意を抱いている袁術を討つように命令しました
それと同時に袁術にも劉備を討つように勅命を下したのです
こうしてに勢力がぶつかるようにし向けました
そこで呂布の出番です。劉備が徐州を留守にすればどうなるか?野望多き狼さんは・・・

桜子 「ねえ、史ちゃん。美化委員で栽培しているお花畑で取れた蜂蜜分けてよ」
史伽 「ふぇ?どうしてですか?」
桜子 「はちみつレモン作るの。ラクロス部で飲むの」
史伽 「いいですけど・・・あんまりたくさんは分けてあげられないです」
桜子 「お願いね~」

千鶴 (天然蜂蜜・・・高級食材ね・・・頂いちゃおうかしら?)


371 : 三国志な、ま! 2008/01/01(火) 20:06:02 ID:???
2/3
さて、勅命と聞いては逆らうことが出来ないのが漢王朝命の劉備です
争いはしたくありませんが渋々兵を出したのです
しかし徐州を留守にすれば呂布が何をするのかわかりません
そこで誰かを留守役にしようと考えたのです

桜子 「今から史ちゃんのとこ行くけど二人とも行く?」
円 「私は遠慮するわ。まつ屋に行きたいし」
美砂 「わ、私も遠慮するわ・・・ちょっと行きたいトコあるし」
桜子 「つれないな~。で、美砂は何処行くの?」
美砂 「ちょっと、ね」

千鶴 「あら?他の二人は来なかったのかしら?」



美砂 「そ、そうなのよ。ちょっと用があるって・・・」
千鶴 「いいわ、いっぱい作るから食べて飲んでね」
美砂 「や、やったぁ!!」

知勇兼備の関羽は袁術討伐についてきて欲しい
しかし張飛だけ残していけば酒ぐせの悪い張飛は何をするかわからない
劉備は悩みました。で、悩んだ結果張飛を残して袁術討伐へと向かうのでした

千鶴 「いっぱい食べてね。いっぱい・・・うふふ」


372 : 三国志な、ま! 2008/01/01(火) 20:07:08 ID:???
3/3
袁術の兵力は劉備の三倍はありました。しかし劉備は上手く闘い争いは互角でした
そんな戦いを続けている中、劉備の陣営にわずかの兵を引き連れた張飛が現れたのでした

円 「ちょ!!どうしたの美砂!!なんで簀巻き姿なの?服はどうしたの!!」
桜子 「まるで身ぐるみ剥がされた博打の負け犬みたいだね。どうしたの?」
美砂 「それが・・・千鶴さんのところでいっぱいご飯食べたりおしゃけ飲んだりしたの」
円 「で、何でその姿なの?」
美砂 「千鶴さんのお部屋ね。ぼったくり居酒屋だったの。食べた後とんでもないお金を請求されて・・・」
桜子 「まあ仕方ないよね。ぼったくられて身ぐるみ剥がされただけならいい方じゃない?」
美砂 「違うの・・・あのね・・・」
円 「部室とか部屋にある道具全部差し押さえられたぁ!!」
桜子 「それは大変だねぇ」
円 「落ち着いてる場合じゃないでしょ!!どうするのよ!!」
美砂 「と、とりあえず飲んで落ち着こうよ。ね?」

円 「飲んでる場合かぁ!!」


徐州に残った張飛は、初めは真面目に徐州の警護に励んでいました
しかしたった一杯お酒を飲んだ事が大事になってしまったのです
そう、一杯のつもりが二杯、二杯が三杯。後は雪だるま式に飲む量が増えていったのです
そうなると張飛様、酒乱全開です。酔っぱらって徐州の警護をおろそかにしてしまったのです

そうやって酔っぱらった隙を突かれ呂布に徐州を奪われてしまったのでした
残念ながら劉備、再び宿無しになってしまったのでした

夏美 「ちづ姉どうしたのこの服とか道具?」
千鶴 「お金が払えないって言うんだから仕方が無いじゃない。ね?」
夕映 「本はないですか・・・洋裁の本?まあいいでしょう」


375 :  まほ落語寄席  2008/01/02(水) 21:31:24 ID:???
美砂「えぇ、明けましておめでとうございます。本年もまほ落語寄席に
宜しくお付き合い願います。・・それにしても、えー、よく来たねぇ。
どこから来るのか知らねえけど、よく遊んでられるなあ。
よっぽど外にいられない事情があるんだろうなぁ。お帰りよ!
    • 嘘だよ。ひでえこと言っちゃったね、どうも。
えぇ、男女の出会いってのは不思議なもので、まるで合わない性格なのに一緒になっちまったり、
お似合いなのにすぐ別れちまう。
まぁ、このスレに来てる人は女のオの字、男のオの字も無いような人たちでしょうから
言っても解らないのでは?って楽屋でハルナ師匠が言ってました。
え~、そろそろ落語に入らせていただきます。
麻帆良ってとこに一軒の大店がありまして、ここの若旦那が凝り性で、
出た先でコスプレの話しが出ると長居をしちまう。しますと、帰りが遅くなる。
それが何日も続きますと」


376 :  まほ落語寄席  2008/01/02(水) 21:32:26 ID:???
千雨「あぁ参いちまったなぁ~。また遅くなっちまったよ。おとっつぁんにドヤされるな、これ。
大体よぉ、相手も相手だよな、少し負けてくれって言ったら、やだね!だもん。
      • 着いた着いた。あれ?明かりを消してやがらぁ。・・・おとっつぁん。おとっつぁん?
居ないんですか?・・・居ねぇのか?・・番頭さん!誰か居ないのか?
畜生、締め出しか。こりゃ、おとっつぁんが番頭たちに、出るなよ!って言ったな?
仕方ねぇ、図書館島の叔父さんとこに泊まるかな。」

美砂「と、後ろから」

ネギ「そこに居るのはちうさんですか?」
千雨「ん?えっと、あんたはネギさんだっけ?
どうしたんだ?今はガキがお外に出て良い時間じゃねぇぞ。」
ネギ「実は僕もちうさんと一緒で、締め出し食べちゃったんです。」
千雨「え?食べちゃったんです?」
ネギ「喰らったじゃ乱暴ですから。」
千雨「そこは乱暴でいいんだよ。」
ネギ「そうですか?締め出されて、これからどうしようかとちうさんに相談しようとしたら、
ちうさんも締め出しで」
千雨「そうか。悪かったな。・・・私はこれから図書館島の叔父さんの所に行こうかと」
ネギ「じゃあ僕も連れてってください!」
千雨「えぇ?困りますよ。何って、叔父さんは飲み込みの裕奈と言われるくらいの
早合点屋のお喋り屋なんですから。狭い町内で噂になりますと困るでしょ?」
ネギ「いえ、僕は気になりませんですから。」
千雨「私が気にするんです。それじゃあ、アンタはアンタでどこか探しな。」
ネギ「ちうさ~ん!待ってくださいよ~!!」
千雨「ちょ!追ってくるな!・・あと、ちうちう言うな!」

美砂「タタタッとかけて行きますと、図書館島の叔父さんの家へ」


377 :  まほ落語寄席  2008/01/02(水) 21:33:58 ID:???
千雨「ごめんくださ~い。千雨です~。」
千鶴「はいはい。あいてますよ。」
千雨「おじゃまします。」
裕奈「おう、千雨か?よく来たな。・・・ん?連れか?
おや?おやおや?千雨!よくやった!全部任せろ!全部飲み込んだ!」
ネギ「夜分遅くすみません。」
裕奈「いやいやいや、こう言う事は遅くが良いんですよッ!」
ネギ「僕が千雨さんに無理を言って頼んで」
裕奈「ほほう。見かけによらず積極的ですねぇ~。」
千雨「おい!いつの間に追いついて・・叔父さんも違いますって!」
裕奈「違うって何だい!お前が連れてきたんだろ?
早く二階に案内しなよ・・まてまて、布団を用意しないと。おい、布団を用意してやんな。」
千鶴「はいはい。布団は一組で良いかしら?」
千雨「 二 組 で !」
裕奈「悪いな千雨。布団は元から一組しか無いんだ。
      • お連れさん、ちょいと・・・二階には誰も居ませんからごゆっくりw」
千雨「何を言ってるんですか!もう!」
裕奈「大丈夫!任せとけ!全部飲み込んでやるから!
明日はお前の家の親父さんと全部決めてやるからさっさと二階に上がっちまえー」

美砂「乱暴に二階に上げて、梯子を外しちまう。こうなると厄介なもので」

千雨「どうすんだよ!こんな事にしやがって!」
ネギ「ごめんなさい。」
千雨「良いよぉ!なっちまった事は!・・明日、叔父さんの誤解を解くから早く寝ろ!
      • 私?朝まで起きてるから、ガキは早く寝ろ!」
ネギ「えぇ?それじゃあ千雨さんに悪いですよ。
夜更かしはお肌の敵と言いますから、千雨さんの方こそ早くお休みに」
千雨「お前こそ」
ネギ「千雨さんこそ」


378 :  まほ落語寄席  2008/01/02(水) 21:35:25 ID:???
千雨「しょうがねぇな・・良いか、ここに帯がある。これを布団の中心に・・・。
ここからこっち側は私、そっちがアンタ。良いか、この帯を超えちゃいけないからな。」
ネギ「え?」
千雨「いきなり超えるな!良いか!こっちが学生寮!そっちが教員寮!だから入るな!分かった?!」

美砂「上は大騒ぎですが、下の奴らは気楽なもんで」

裕奈「おい、聞いたか?学生寮云々だとよ。夫婦になった後の引越し先かね?」
千鶴「大仕事だから、お手伝いをたくさん呼ばないと。」

美砂「その内に、パラパラと雨が降り始め、雷が遠くで鳴る。
遠くでコロコロと鳴っているうちは宜しいんですが、ゴロゴロと鳴り出す。
段々と近づいてきて近くで、ピカッ!!ゴロゴロゴロッ!思わずネギくんが千雨の懐に飛び込む!
雷の光でネギくんの白い肌がスッー・・これには堪らず先生ッ!と言ってマウントポジションを取る」

ネギ「ふぇぇ・・千雨さ~ん、何をするんですかぁ~、目が怖いですぅ~」
千雨「ハァハァ・・・大丈夫大丈夫、天井のシミを数えてるうちに終わるからッ」

美砂「ッてんでガバリと着物を脱がせまして・・

あっ、ここから先は別料金となっております『宮戸川』の一席。」

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最終更新:2009年01月25日 02:38